子供が拾ってくる大量のどんぐりは工作・遊び・おやつに大活躍!
秋になると公園に遊びに行くたびに子供たちが夢中になるのが「どんぐり拾い」ですよね。子供だけでなく大人もきれいなものや大きなもの、帽子をかぶっているものを見つけるとテンションが上がってついついたくさん拾ってしまいます。
でもその拾ったどんぐり、どうしていますか?持って帰って袋に入れたまま忘れていたら、虫が出てきていた!なんてことも経験があるのでは?
これからは拾って終わり!ではなく子供と一緒にどんぐりを活用して楽しんでみませんか?
まずは下処理を
どんぐりを活用しよう!とは言っても、明らかに割れているもの色が変色しているような古いものは最初から持って帰らないようにするといいですね。
ある程度きれいなものは持ち帰ってきれいなまま長く活用するための下処理をしましょう。下処理といっても難しいことではありません。
2.鍋にどんぐりの5倍ほどの水を沸騰させる
3.沸騰したらどんぐりを入れて2分ほどグラグラとゆでる
4.直射日光の当たらない風通しの良いところ(野菜を干すネットなどが便利)で乾燥させる
水に浮くものは中に虫がいたり古くなって隙間が大きく割れやすかったりしますので、使わないようにします。その後ゆでることでまだ中に虫がいても死滅させることが出来ます。
長くゆですぎると殻が割れてきますので1~2分でOK。ゆで終わったらそのままつけておかずお湯をきっておきましょう。大切なのはそれからしっかりと乾燥させること。ここが甘いとカビが生える原因となってしまいます。
加熱すればいいんでしょ?と電子レンジに入れるのは絶対にやめて!中の実の部分が膨張して破裂してしまい危険です!
工作に活用しよう
下処理が終わったら工作の材料として使ってみましょう。
つまようじと相性抜群
帽子のついているどんぐりなら、可愛く顔を描いてつまようじを手足として刺すだけでとっても可愛いどんぐりくんの完成。
どんぐりといってもいろいろな種類がありますよね。動物の顔になったり胴体になったりと想像を膨らませて作ってみましょう。子供の豊かな発想に驚かされるかも?!
またシンプルにつまようじを一本だけ突き刺してコマにしてもいいですね。上手に回るものを作るのはなかなか難しいですが、失敗を繰り返しながらどんなものを選んでどこにつまようじを刺すか工夫するのは子供にとって大切な体験です。
木の枝や実と組み合わせて
どんぐりだけでなく木の枝や実、つるや紅葉した葉などと組み合わせることでとてもおしゃれな秋の飾りを作ることができます。
ジャムなどの空き瓶にどんぐりや実をいれて好きな布でふたをしてリボンで結べばとっても可愛いですよ。紅葉した葉は瓶の下に敷いたり結んだリボンにはさんでみたりと自由に使ってみて。
クズのつるをぐるぐると輪にしたものに、どんぐりや実、松ぼっくりで飾り付けると素敵なリースの完成。リボンやスズ、モールなどをつけてみてもいいですね!
おもちゃとして使おう
どんぐりはそのままでもとても優秀はおもちゃとして使えますよ!
おままごとに大活躍
子供は何でも見立てて遊ぶことができますよね。おままごとをする時には野菜や果物そっくりのものがなくてもどんぐりを楽しくお料理しますよ!
おままごと用の小さなお鍋やお皿に入れるにもちょうどいいサイズ。お鍋の中でかき混ぜるのも簡単なのでとても使いやすいんです。グルグルとかき混ぜても大きな音がしないところもいいですね。
お店屋さんごっこにも
お店屋さんごっこをする時にはお金として大活躍します。お金を渡すフリをするだけでも子供は満足できるんですが、ちゃんとお金の代わりになるものがあるとよりリアルになりますよね。
小学校に入る前くらいの子なら大きいどんぐりは100円、小さいものは10円と決めることで算数の勉強の準備にもなりますね。
転がして遊ぼう
ラップやキッチンペーパーの芯などをつなげてどんぐりを転がして遊んでみましょう。大人はどうしても凝ったものを作りたくなってしまいますが、ただ芯をつなげただけのシンプルなものでOK。
上から入れたものが芯のトンネルを通って下に転がり出てくるという単純な遊びですが、子供は集中して長い時間遊ぶものです。どんぐりが出てくるところは容器を置いて散らばらないようにしておきましょう。
芯の角度を変えるだけで出てくるスピードが変わるという、大人には当たり前のことも子供には大発見!いろんな角度にして楽しんでみてくださいね。
また玉を転がして遊ぶようなおもちゃを持っている場合には代わりにどんぐりを転がしてみて。ビー玉などと違い優しい音を立てながら面白い動きで転がって行く様子は見飽きることがありません。
美味しいどんぐりもある!
意外と知らない方も多いんですがどんぐりは食用に適したものもあるんです!自然の恵みを味わってみませんか?
食べて美味しい?美味しくない?
食べて美味しいどんぐりと言えば「「スダジイ」と「ツブラジイ」の2種の椎の実。実は帽子をかぶっているのではなく、実全体を覆うような皮があるのが特徴です。
よく見かける丸々と太ったクヌギや帽子をかぶったコナラ、アラカシなどは食べてはいけないものではありませんが、アクが強いため上手に調理しにくいです。
どうやって食べる?
椎の実は生で殻を剥いてそのまま食べられます。うちの子供たちは外で拾ってそのままよく食べていますが、やっぱり不衛生なのでちゃんと洗って食べましょうね。
拾ってきたものは水につけてみましょう。浮くものは中身が硬くなっていたり虫がいたりするので食べないようにします。沈んだものを水をきって加熱します。
フライパンを熱して椎の実を入れ、軽く揺らしながら炒っていくと殻が少し割れてきます。この状態で完成。少し冷ましたら割れたところからむいて食べましょう。
中身は白っぽくて噛むと弾力があります。香ばしくて甘味もあって美味しいですよ!お菓子作りの好きなママは他にも食べ方を考えてみては?
勝手に食べないように
美味しい椎の実はぜひ食べてみてほしいのですが、「どんぐり=食べられる」と思ってしまったお子さんが拾ったどんぐりを何でも食べてしまわないように気をつけましょう。
外に落ちているものですから汚いですし食べて美味しい物かどうかも分かりませんよね。勝手に食べてしまうのが心配なら「お料理しないと食べられないんだよ」と教えておくことで拾ってその場で食べることはありませんよね。
自然の恵み 大活躍!
いかがでしたか?どんぐりを活用してみようかな?という気になっていただけたでしょうか。
どんぐりを探してたくさん拾うことだけでももちろん楽しいのですが、せっかく拾ってきたものですからそれで終わりではもったいない!ぜひ親子でどんぐりを使って存分に楽しんでくださいね!
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