子供用PCメガネ!スマホやゲームのブルーライトカット効果

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2016/04/12

PCメガネを掛けた子供
今や、未就学児のスマホやゲームといったネットとの関わりは、4割にもなります。さすがネット社会と言わざるを得ません。これからも増加するだろうと思われます。

ただ画面を見ているだけでも問題なのが、「ブルーライト」です。眼にあまりよくないことはご存知の方も多いでしょう。エコなLED電球からもブルーライトが出ています。

このブルーライト、実は眼だけでなく体にも影響があることがわかっています。どういった影響が出るのか詳しく知り、子供の眼を守るためにブルーライトカットメガネを使おうと決めた場合、どう選べばいいのかや何に注意すればよいのかについてお伝えします。

ブルーライトの予防は社会的な課題

ブルーライトの眼や体への影響はまだまだ研究段階ではありますが、ブルーライトの性質上、まず眼を保護することが良いとされています。

ブルーライトがどのような光かを知り、アイケアを習慣づけよう

そもそもブルーライトとは私たちが見ることのできる光の中でも、もっとも波長が短く紫外線の次に強いエネルギーを持つ青色光のことです。

LED照明やスマホ、パソコンに多く含まれています。怖いことに角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達してしまうそうです。

ブルーライトとは、波長が380~500nm(ナノメートル)の青色光のこと。ヒトの目で見ることのできる光=可視光線の中でも、もっとも波長が短く、強いエネルギーを持っており、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。

パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイやLED照明には、このブルーライトが多く含まれています。

一般に私たちが「光」と呼んでいるものは、電磁波のうち、ヒトの目で見ることのできる可視光線のことです。可視光線の波長は、およそ400~800nm(ナノメートル)で、ブルーライトは380~500nm。400nmより短くなると紫外線、700nmより波長が長くなると赤外線と呼ばれます。

私たちの目の角膜や水晶体は、およそ350nm~800nmの波長を透過させますが、それより外側の電磁波(光)は透過できません。つまり、網膜に到達する光の中で、紫外線にもっとも近い強いエネルギーを持つ光が、ブルーライトというわけです。

ブルーライトの強さで言うと、強い順にスマホ、ゲーム、パソコン、液晶テレビとなります。また、子供のデジタル機器の利用については、きょうだいで上の子が使っていると、下の子も使い始めが早いことがわかっています。

日常の中のブルーライトの影響

【ブルーライトの放出量グラフ】
参考URL  http://blue-light.biz/about_bluelight/img/img_1-2.jpg

気になる乳幼児のスマホやゲームなどの利用実態ですが、0歳児の1割が何らかの利用があるようです。スマホなどで映像画面などを見せることで子供が大人しくなる、泣き止むなどの理由で使う場合も多いと聞きます。

利用の割合は年齢とともに上昇します。2、3歳児は30%台、4、5、6歳児は40%台、小学校に上がると50パーセントを超えます。きょうだいがいる0歳児は、21%が利用しているということです。

では、どの程度浴びれば健康に影響が出るのかということですが、まだ、はっきりした指針が出ているわけでなく調査中といったところのようです。

厚生労働省のガイドラインでは、今のところ「1時間のVDT(デジタルディスプレイ機器)作業を行った際には、15分程度の休憩を取る」ことが推奨されていますが、今後さらに変更になる可能性も考えられます。

ブルーライトの最も怖い影響は「体内時計」を狂わせること

最近子供の寝つきが悪いとか、平気で遅くまで起きるようになったとか感じていませんか?夕食前後にゲームをしたり寝る前に画面を見続けることが多くないかチェックしてみてください。

夜にブルーライトを浴びる時間が長いと体内時計が狂って、軽い時差ぼけ状態になってしまいます。

眠れなかったり熟睡できなかったり、子供の発達に大切な睡眠の質が悪くなってしまいます。次に上げるように他にも体への様々な影響が心配されています。

ブルーライトがもたらす影響

網膜・角膜への影響

ブルーライトを浴び続けると、網膜の中心部にある「黄斑」がダメージを受け、高齢者によく聞かれる眼病「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」の原因になる場合があるそうです。

加齢黄斑変性症の症状

加齢黄斑変性は、近年日本でも急速に増加しつつあるようです。スマホやパソコンなどのブルーライトに触れるアメリカでは65歳以上の失明原因の第1位と他人ごとではないのです。

たとえば、「太陽の光を直接見てはいけない」と言われるのは、強烈な光によって網膜がダメージを受けてしまうから。また、たとえわずかでも、紫外線やブルーライトを浴び続けると、網膜の中心部にある「黄斑」がダメージを受け、加齢とともに増える眼病「加齢黄斑変性」の原因になる場合があります。
加齢黄斑変性は、アメリカでは65歳以上の失明原因の第1位。日本でも近年急速に増加しつつあり、パソコンなどのLEDディスプレイによって暴露するブルーライト増加の影響が指摘されています。

眼からブルーライトが入ることで、生体リズムや生理的調整機能にも影響を与えます。子供が「目がしんどい」とか、「肩や首が痛い」などと訴えることはありませんか?

体内時計が乱れると肥満にもなりやすい

ブルーライトのせいで体内時計(サーカディアンリズムと言います)が乱れると、睡眠の質の低下はもちろん、体温調節が上手く出来なくなったり、成長に大切なホルモンのバランスが崩れたりします。

子供の肥満のリスクを高めます。

子供が大人の成人病を患うことが珍しくなくなってきています。食生活はもちろんですが、この体内時計の乱れによる影響も大きいと思われます。乳幼児期にメタボの予備軍にならないようブルーライトを避けたいものです。

サーカディアンリズムが乱れると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きが低下し、糖尿病のリスクを高めることはよく知られています。また、朝、太陽の光を浴びて副交感神経が高まると血圧が上昇し、夜になると血圧が低下するといった、血圧のリズムにも乱れが生じます。

このように、サーカディアンリズムの乱れは睡眠の質を低下させるだけでなく、体温や心拍、血圧、血糖値、ホルモンなどといった生理機能の変動リズムに影響し、糖尿病や高血圧、心筋梗塞といったメタボリックシンドロームのリスクを高めます。

そのため、ブルーライトを多く浴びる生活をするだけでも、サーカディアンリズムの乱れによってメタボリックシンドロームになりやすいことが数多くの研究でわかってきました。

無防備なネット生活は大人も子供もガンのリスクが増加

ネット社会が主流になったのはここ数年のことですよね。私たち大人は、十数年前からブルーライトを浴びていますが、子供たちは生まれてからすぐ浴び続けているわけです。

今や二人に一人はガンに犯される時代です。様々な研究から体内時計が狂うことで発ガン率が上がることがわかっているようですからデジタル機器の使用には子供だけでなく大人も注意が必要です。

夜間勤務の多い看護師や国際線の乗務員のように、サーカディアンリズムが乱れやすい職場で働く女性の場合、乳がんの発生率が非常に高いことがわかっています。(Naturwissenschaften 95: 367-382, 2008)
また、別の研究で、交代制勤務の仕事に3年以上就いた50歳以上の女性は、乳がんの発生リスクが4.3倍になるというデータも報告されています。他にも、サーカディアンリズムの乱れと癌発生の関連性を示すデータは数多く発表されており、2007年には、ついに世界保健機関(WHO)も「深夜に及ぶシフトワーカーにとって、おそらく発がん要因である」と宣言しています。

強い光の影響で、精神的にも不安定になります

朝の太陽の光を浴びて夜には暗く静かに心身を休めることが、健康的な営みと言えます。しかし、夜中でもスイッチ一つでまぶしい位の明かりで生活できてしまうことが子供にも大人にも問題なわけです。

ブルーライトのような明るく強い光は、医学的、科学的にも精神を左右するホルモンへの影響が実験からもわかっているようです。

太陽から降り注がれる光エネルギーを受けて生きてきた私たちにとって、光は生きるエネルギーのもとです。朝の光を浴びたり、青空を見ると何となく晴れやかで気分になり、曇った空を見るとなんとなく憂うつな気分になる、といった心の変動も、太古から私たちの脳に刻まれてきた生体反応のひとつと言えるでしょう。

特にブルーライトのような明るく強い光のシグナルは、網膜から脳へとダイレクトに届けられ、アドレナリンはセロトニン、コルチゾールといった心の状態に影響するさまざまなホルモンを刺激します。

ブルーライトの出ている画面を見ているだけで、知らない間に体に異変をもたらすなんてとても怖いことです。最近子供がイライラしたり落ち込んだりしている様子はありませんか?

無防備なネット生活は大人も子供もガンのリスクが増加

ブルーライトを50%カット!PCメガネで眼と体を守ろう

実は私自身ここ数ヶ月パソコン作業が急激に増えたことで、パッタリ眠れなくなり、夜中も何度も目が覚めぐっすり眠ることが難しくなったんです。

眼もショボショボし調子が悪くなりましたので、ブルーライト50%カットのPC用メガネを購入しました。すると、びっくりするほど効果てきめんでメガネをかけたその夜からぐっすり眠れるようになったんです!

試着が大事!子供用PCメガネの選び方

小さな子供がゲームをする姿はよく見る光景です。一体何時間くらい画面を見ているんだろうか…自分と重ね合わせて眼のことがとても心配になります。

ブルーライトカットのメガネは、千円前後からネット購入もできるようになっていますね。少し色がついていてサングラスのような感じです。

メガネは直接顔に接触するものですから、できればメガネショップの店頭で、店員さんにサイズや鼻のあたり具合、耳の掛かり具合などを見てもらうことをお勧めします。

幅がきついとか鼻に上手く乗らなかったりすると痛みが出たり、そのせいでイライラしたりしますので掛け心地は大切です。ソフトタイプの鼻パッドもありますのでお店に相談するといいですね。

もし子供がPCメガネを嫌がったら?とにかく褒めちぎろう!

メガネをかけた男の子のイラスト

もし子供がメガネを嫌がったらとにかく褒めちぎることです。「とても似合ってる」とか「カッコイイ」「天才に見える」「コナン君みたい」「可愛い」などなど。その気にさせてメガネを習慣づけさせましょう。

そして肝心のレンズですが、ブルーライト30数%カットから最高65%カットまであります。少し色がついている分、掛けているだけで不思議と気分が落ち着きます。

もしも度付きレンズが必要でしたら、少し金額がプラスアルファになったりする店もありますが対応レンズはありますのでご安心ください。

PCメガネ専門ショップはもちろん、今時はどこのメガネ屋さんでもブルーライトカットレンズは取り扱っていると思います。ただ、取り扱いレンズのカット率やカラーが店によって違いますのでご注意ください。

有名な子供用PCメガネ取扱店を参考までに挙げておきます。
Zoff http://www.zoff.co.jp/  
JINS http://www.jins-jp.com/

ブルーライト対策として「PCメガネ」を早速取り入れよう

ブルーライトの影響は人類史上始まったばかりといっていいでしょう。まだまだ、これからも調査がされるでしょうし、人体に影響しないようなデジタル機器の開発も進むと思います。

でも、子供たちのブルーライトとの付き合いは将来私たち大人より明らかに長くなります。せめてメガネで防げることなら親がちゃんと準備してあげたいですね。

私はブルーライトを50%カットしたメガネで、かなりの効果があることを身を持って体験しました。これからも子供達とネット社会の密着した関係は避けられません。子供の安全な成長のためにもPCメガネを是非一度検討されてはいかがでしょうか。

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