双子妊娠中に多いトラブル7つ!出産前からリスクを回避
双胎妊娠は二人の赤ちゃんがお腹の中で育つため、妊婦さんや赤ちゃんにかかる負担も大きくなります。
双胎妊娠に安定期はないと言われますが、無事に出産を迎えるまでは気が抜けない日々が続き、更にどのように体が変化していくのかわからず、不安になってしまうものです。
そこで、双胎妊娠中の生活で気をつけることを、起こりうる妊娠トラブルごとに紹介していくので参考にしましょう。
この記事の目次
妊娠初期に起こりやすいトラブル&気をつけたいこと
双子妊娠の妊娠初期のトラブルでは、重くなりやすいつわりや赤ちゃんの一人が突然亡くなってしまうバニシングツインが挙げられます。
また、初期は切迫流産を引き起こしやすいので無理しないように、体調管理に努めましょう。
重くなりやすいつわりへの対策
- 無理しないで食べられる物を食べる
- 嘔吐しすぎると脱水になるので水分補給はしっかり行う
- 水分も取れず体がきつい場合は我慢しないで病院で点滴を受ける
バニシングツインを経験してしまったら…
なかなか最初は難しいと思いますが、気持ちを強く持ち、もう一人の赤ちゃんを出産することに専念しましょう。
重いつわり、バニシングツインについてもう少し詳しく説明をしていきます。
1.「つわり」が重い…ホルモン分泌量と異物拒否反応が高いためです
つわりのメカニズムははっきりとはわかっていませんが、体が胎児を異物だと感じ排除しようとして起こる拒否反応だと言われています。
つわりは、妊娠による女性ホルモンの分泌量の増加が関係しているとされています。
双胎妊娠は単胎に比べると異物拒否反応が強く出やすく、またホルモンの分泌量も多くなります。
つわりの程度は個人差があるので、単胎妊娠でもひどかったり、逆に双胎妊娠でも軽い場合もあるので一概には言えません。
しかし、一般的に重くなる場合がほとんどなので、吐き気や倦怠感、頭痛などの症状に悩まされます。
無理しないで食べられる物を&水分補給をしよう
今まで普通に食べれていたものも、つわりが始まった途端受けつけなくなってしまいます。
人によって食べられるものも違いますが、サラダやゼリー、フルーツといったさっぱりとした口当たりのよいものがおすすめです。
また、この時期は3食バランスよく食べることは無理です。その時に沢山食べられなくても、この時ばかりは致し方ありません。
それよりも、妊婦さん自身が気分よく過ごすことを考えて、まずは食べられるものだけを食べていきましょう。
ただ、葉酸や足りていない栄養素をサプリや食べられる他の物で補うなどの工夫もひつようです。
嘔吐が頻繁にあると水分不足になって余計気分が悪くなったり、脱水症状に陥る可能性があり、赤ちゃんに悪影響が出るといけないので、水分補給だけはしっかりとしておきましょう。
水分さえ取れないほど重症化する人も!我慢せず病院にかかろう
双胎妊娠のつわりは本当にきつく、重症化すると水分さえも受けつけないという人もいます。
すると、更に気分が悪くなるという悪循環に陥ります。そんな時は病院で診察を受け、点滴で水分と栄養補給をしてもらいましょう。
必要となれば入院するケースもあります。でもつわりで病院に行くのは、気が引けるという妊婦さんもいますよね。
しかし、つわりも悪化すると重症妊娠悪阻という病名がつくので、病院を受診しても問題ないし、医師も適切な処置をしてくれます。
また、入院すれば家事や仕事からも開放され、ゆっくり体を休めることができるし、安心感からつわりの症状が和らぐという人もいます。
我慢しないで、限界だと感じる前にかかりつけの医師に相談してみましょう。
2.赤ちゃんの一人が突然亡くなってしまう「バニシングツイン」
妊娠初期の段階で、突然お腹の中で赤ちゃんの一人が亡くなってしまう、流産することをバニシングツインと言います。
片方の赤ちゃんの心音が聞こえなくなり、そのまま胎嚢が母体に吸収されていくので、特別な処置は必要なく、母体やもう片方の赤ちゃんにも影響はありません。
その後、もう一人の赤ちゃんが成長して出産に至ります。バニシングツインは双胎妊娠の約1割の確率で、大体妊娠10週目位までに起こるとされています。
妊娠の初期には一児死亡が起きる頻度も高く、妊娠の初期に胎嚢が2つ認められたあとで胎嚢が1つ消失したものを、特にバニシング・ツイン (vanishing:消える)と呼び、双胎の10~15%に見られる。しかし、妊娠の初期にバニシング・ツインとなったものは、中期以降の1児死亡に比べ、生存している児に与える影響は非常に少なく、児の予後は良好である。
気持ちを強く持って、もう一人の赤ちゃんを出産する事に専念しよう
バニシングツインは明確な原因はわからず、予防対策も残念ながら今のところありません。
しかし双子妊娠が判明したら、バニシングツインの知識だけは頭に入れておくことをおすすめします。万一バニシングツインが起きたら辛く悲しい思いが残り、我が子を失った喪失感で一杯になります。でも原因が分からない以上、誰も悪くないのです。
自分を責めて落ち込むと、気持ちも暗くなってもう一人も無事に育つか不安に苛まれるでしょう。
でも、お腹の中でもう一人の赤ちゃんは元気に育とうと必死に頑張っています。
時間はかかりますが、出産に向けて気持ちを少しずつ前向きにし、もう一人の赤ちゃんを無事に出産することをまず考えましょう。
妊娠中期から後期にかけてのトラブル&気をつけたいこと
妊娠中期から後期にかけては、双胎妊娠では切迫早産になる可能性が高くなります。
また赤ちゃんを二人もお腹の中で育てているので母体への負担もかなり大きく、妊娠高血圧症候群や貧血、むくみなどのトラブルも起こりやすいものです。
切迫早産にならないために注意したいこと
- 長時間の立ちっぱなしや無理な姿勢は禁物
- 買い物などで重たい荷物を持たないようにする
- 体への負担が大きいので、1日中の外出やレジャーも控える
- ストレスを溜め込まないように、うまく発散してリラックスタイムを作る
- いつもとは違う頻繁なお腹の張りや出血があればすぐ病院へ
妊娠高血圧症候群にならないための対策
- 急激に体重を増やさないよう、食べ過ぎと脂肪分の摂り過ぎに注意する
- 血圧を上昇させる塩分は控えめにする
- ストレスを溜めないように気分転換をする
貧血対策
- 鉄分や鉄分の吸収を促すビタミンCを多く含む食品を食事に取り入れる
むくみ解消を心がけて
- 寝ている間も血流を促す着圧ソックスを履いておこう
- 足の付け根からつま先にかけて、血流を促すマッサージをしよう
- 足湯をしたり、蒸しタオルで手足や首元を温めよう
妊娠線が出ないようにできるケア
- 早めに専用クリームを使ってマッサージケアを始める
- 肌に弾力をもたらすコラーゲンを多く含む食品を食べる
出産までは体への負担が大きくならないように、またゆったりとした気持ちで過ごせるように心がけましょう。
3.赤ちゃん二人分でお腹も大きく張りやすいので「切迫早産」になる事も
切迫早産は一人分の容量の子宮内に二人の赤ちゃんがいるので、早い時期からお腹が大きくなり、子宮内が狭くなってお腹が張ったり、子宮口が開きやすくなり起こります。
産まれてきても大丈夫な正産期となる妊娠37週よりも前に、出産の徴候が見られるケースが多いとされています。
早産になると赤ちゃんが未熟児で産まれて、肺などの体の機能が未発達のままで新生児治療室で長期間治療が必要になります。
また最悪の場合は命に関わることもあるので、正産期になるまではお腹の中で育ててあげることが大事です。
長時間立ちっぱなしや無理な姿勢、重いものを持つのを控える
仕事や家事などで立ったままで作業を続けると、お腹に力が入り負担がかかって張りやすくなります。
休憩を挟んでストレッチして体をほぐしながらゆっくり作業したり、適度に姿勢を変えましょう。
また、体調がよくても1日中買い物をしたり、温泉やレジャー施設などにいくのも控えましょう。
ドライブであっても、座ったまま同じ姿勢を取り続けると体には負担がかかるものです。
疲れたかな、体が痛いなと感じたら無理をしないことが大事です。
更に、台に乗ったり背伸びして高いところのものを取る際は、バランスを崩して転倒したり、上から物が落ちてくる危険もあります。
また、掃除や買い物などで重たいものを持つと、つい踏ん張ってお腹に力が入り、お腹が張りやすくなります。
妊娠中期以降は、重たいものの買い物は家族に頼むか宅配サービスを利用するなどしましょう。
こちらのサービスの記事も参考にしてみてくださいね。
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ストレスや精神的な疲れも切迫早産につながりやすいので要注意
人間関係などで悩んでストレスが溜まったり、精神的に落ち込んだりすると子宮収縮が頻繁に起こり、お腹が張りやすくなって切迫早産を引き起こすことがあります。
辛くなる前に自分の好きなことで気分転換をしたり、身近な人に話を聞いてもらうなどしてできるだけストレスを抱え込まないように心がけましょう。
双胎妊娠の場合は、早い段階から体も辛くなるので体の負担の少ない仕事にしてもらったり、時短勤務にしてもらうなど早めに上司に相談しておきましょう。
お腹の張りや出血など体調の異変を感じたらすぐ病院へ
お腹が頻繁に張る、腹痛が続く、出血があるなどいつもとは違う異変を感じたら、迷わず病院にかかりましょう。
ちょっと休めば大丈夫かなのんびり構えていると、お腹の赤ちゃんが危険にさらされることにもなりかねません。
心配な場合は、まず病院に連絡して症状を話し、医師の指示を仰ぎましょう。
破水したり、出血したなどの急変時にはすぐに受診したほうがよいでしょう。
4.母体や胎児を危険にさらす「妊娠高血圧症候群」を発症しやすい
妊娠高血圧症候群は、単胎妊娠でも心臓などに持病がある人や35歳以上の初産婦さん、ハードな仕事に就いている場合などで発症する人もいます。
ただ双胎妊娠は母体の子宮や内臓などへの負担もかなり大きくなるので、年齢などの条件をクリアしていて健康体であっても、単胎児の約6倍もの割合で発症しやすいとされています。
規定の血圧値を超えるほどの高血圧であり、かつ尿に蛋白が出ている場合に妊娠高血圧症候群と診断されます。
妊娠高血圧症候群を発症すると、血管に相当強い圧力が常にかかっていることになります。そのため、病気に起因しない痙攣が起こる子癇が起こることもあります。
更に、血液中の赤血球を破壊され、血小板が少なくなって血液が固まりにくくなり、臓器が傷つくHELLP症候群になる可能性や、また、赤ちゃんが産まれる前に胎盤が剥がれる常位胎盤早期剥離などの病気を引き起こしやすくなります。
高血圧により子宮や胎盤内の血流が悪くなるので赤ちゃんが十分な栄養や酸素を吸収できなくなって発育が悪くなるケースもあります。
更に、臓器や四肢、脳に影響が出たり、最悪お腹の中で亡くなる場合もあります。また母体も大量出血を起こしたり、ショック状態に陥って最悪命を落とす場合もあります。
不安面ばかりを書いてしまい不安を煽ってしまいましたが、それだけこの病気が出産時のリスクを高めてしまう…ということをまずは頭に入れておいていただきたいです。
体重増加は血圧上昇につながる!脂肪分を控えめにした食事を
体重をあまり増やしすぎないことが、妊娠高血圧症候群予防にもつながるのでまず食事面を見直すことが大事です。
双胎妊娠はつわりが重く、妊娠初期はほとんど食べられないという人も多いでしょう。
ただその反動で、つわりが終わったら空腹感が襲って、2人ぶんしっかり食べて赤ちゃんを大きくしなければと思い、つい食べ過ぎて体重が急増することもあります。
肉や魚は脂肪分のできるだけ少ない赤身を選んだり、野菜や大豆製品、海藻類などもバランスよく食事に取り入れるようにしましょう。
間食も食べ過ぎを防ぐために、するめやドライフルーツなどヘルシーで噛みごたえがあって、満足感の得られるものにしましょう。
血液量を増やして高血圧を招く塩分は1日10gまでに抑えよう
塩分を取りすぎて体内の塩分濃度が上がると、塩分を薄めようとして水分を取り込もうと作用するので血液量が増えます。
すると、血管などに負荷がかかりすぎて血圧があがります。
また、腎臓からも塩分を体外に出すための、そして血圧を上げる作用のあるホルモンが分泌されます。この2つの作用が引き金となって高血圧を招きます。
高血圧予防には、体に取り込む塩分を減らす必要があります。塩分は大体1日10グラム以内が望ましいとされています。
ちくわやハムなどの加工品やうどんなどの麺類も塩分が多いとされています。
昆布やかつおぶしなど旨みのでる食材や香辛料、レモンや酢などの酸味で味付けをしたり、減塩タイプの調味料をつかうなど工夫してみましょう。
ストレスは高血圧を引き起こす!リラックスタイムを設けよう
ストレスを感じていると血圧が上がりやすいというデータもあり、ストレスは高血圧を引き起こす要因の一つとされています。
体が辛くて思うように動けず、家事や仕事、育児などでもストレスが溜まりやすいですよね。
音楽を聴いたり、手芸など自分が好きなことをしてストレスを解消できるようにしましょう。
また、双胎妊娠はリスクが高いので、無事に出産できるか不安だという妊婦さんも多いですよね。
マイナスの感情も体にはストレスとなるので、先のことを考えすぎず出産までをできるだけゆったりとした気持ちで過ごせるようにしましょう。
5.赤ちゃんに必要な血液量も通常の2倍だから「貧血」になりやすい
赤ちゃんに流れる血液量が双子だと通常の2倍の量必要となるので、血液量が多くなります。ただ、血液の8割は水分なので血液中の水分が増えて血が薄まります。
また、赤ちゃんには通常の2倍の鉄分量が必要となるため、貧血を起こしやすく重症化する場合もあります。貧血は単胎妊娠と比べると2倍の発生率があります。
貧血になると、赤ちゃんに送られる栄養分や酸素が減ることになるので、赤ちゃんの発育は悪くなって未熟児で生まれる場合もあります。
また、産後母体の回復が遅れたり、母乳の出が悪くなるといった影響を及ぼします。
鉄分を多く含む食品を食べて貧血予防を!
貧血対策には、やはり食事に鉄分を多く含む物を食べるのが効果的です。できるだけバランスよく食事に取り入れていきましょう。
鉄には動物性のヘム鉄と植物性の非ヘム鉄の2種類あり、ヘム鉄のほうが非ヘム鉄に比べると、体内吸収率が数倍高いとされています。
ただ、ヘム鉄を含むものばかりを摂取しすぎると栄養バランスが偏るので、バランスよく食べるようにしましょう。
非ヘム鉄を含む食品でも、ビタミンCを一緒に摂取すると鉄の吸収率が高まるのでおすすめです。
ヘム鉄を多く含む食品
- 赤身肉やレバー(鶏や豚)
- 卵黄
- しらすなどの小魚
- しじみやあさりなどの貝の佃煮
非ヘム鉄を多く含む食品
- ひじきやわかめなどの海藻類
- 小松菜やほうれん草
- ごまやきなこ、納豆などの大豆製品
- 鉄剤の処方がなされることも
ビタミンCを多く含む食品
- ブロッコリーやレンコン、パセリ
- いちごやオレンジ、キウイ
6.象のような足になることも!血流悪化による「むくみ」
子宮が通常よりも早いスピードで大きくなるため、お腹がせり出して足の付け根などの静脈を圧迫します。
そのため、血の流れが悪くなって本来は心臓に戻る汚れた血液が足に滞留しやすくなり、ふくらはぎからつま先にかけてのむくみがひどくなります。
ひどいと足がパンパンに腫れて、象の足のように太くなってしまいいつも履けていた靴や靴下も入らなくなります。
また血管がパンパンに膨れるのでちょっと触れるだけで痛みを感じることもあります。
血流を促すための着圧ソックスを身に付けよう
普段から血液の流れに沿って圧力がかかる着圧ソックスを着用すれば、マッサージしていない時間でも自然に血流を促してくれるので、むくみが和らぎます。
着圧ソックスには膝上や足首まで、太もも用、タイツタイプなど色んな種類があります。また、昼間用や就寝用など使う時間帯によっても種類が分かれています。
昼間履くのが気になるなら就寝中のみにしたり、太ももまで覆うのはきついならせめて膝まで覆うものにするなど、自分で使いやすいものを選んで身につけましょう。
マッサージをして血流をよくする
血流を促すためには、掌を使ったマッサージも効果的です。その際はボディクリームを使うと、滑りもよくなってマッサージしやすのでおすすめです。
マッサージの手順 (足の裏や甲→足首からふくらはぎ、太ももにかけて)
- 両手で右足を両手で掴んで、足首から指先に向かって掌でゆっくりとさする
- 次に骨の間に親指を入れて、ゆっくりと指先までさする
- 足の指は一本ずつ親指と人差し指、中指をつかって軽く押し揉む
- 右手の足首をつかみ、左手をグーにして足の裏の押し当てていく
- 右足の足首を両手の掌で挟むようにして、ふくらはぎにそって膝まで押上げる
- 更に右足の膝から足の付け根に向かって、両手の掌をゆっくりおしあげる
- 左足も同じようにマッサージする。
回数は各5~10回程度は行うようにしますが、あまり強くすると痛いので気をつけましょう。
お腹が大きくなって足に手が届きにくくなったら、足を横に開くとやりやすいでしょう。無理をしないで、辛い時は家族にお願いしましょう。
足湯&蒸しタオルで手足、首元を温めて血流を促そう
体が冷えてくると血液の流れも悪くなり、むくみが出やすくなるので体を温める生活が大事です。とくに冷えやすい足や足の先、腰周りや首元を温めましょう。
電子レンジでチンして温かい蒸しタオルを作り、首の後ろにあてるととても気持ちいいし、体も温まります。
更に足湯も洗面器にお湯をはるだけで、手軽にできます。もう一つ洗面器にお湯を張って、手もつけると同時に手先もあったまります。
7.お腹が大きくなるスピードは単胎児の倍以上!妊娠線が出やすい
妊娠週数が進むにつれお腹が大きくなると、皮膚が急に引っ張られます。
肌表面の表皮は伸びやすいですが、その奥の真皮や皮下組織は性質上伸びにくいので、強く急激に引っ張られると皮膚組織が壊れ、ひび割れのような痕の妊娠線ができます。
双胎妊娠はお腹がかなり大きく膨らむので、単胎妊娠よりも妊娠線が濃く、そして数本から数十本もできやすいとされています。
また、お腹以外にも乳房や太もも、お尻や二の腕などの場所にも出ることがあります。
早いうちから保湿クリームを塗って皮膚を柔らかくしよう
妊娠線は、お腹が大きくなり始める妊娠後期からできやすいと言われていますが。
しかし、お腹が大きくなってからケアを始めても、元々硬い皮膚が既に少しずつ引っられた状態になっているので皮下組織は断裂しているため間に合いません。
特に双胎妊娠の場合は気づいた頃には一気にお腹が大きくなってしまっているので、妊娠初期からケアを始めることをおすすめします。
急に引っ張られても、伸びるように皮膚にたっぷり水分と油分を与えて、柔らかくしておくことが大事です。
ケアには、より効果の高い妊娠線専用のクリームを使ったほうがよいでしょう。
妊娠線は産後赤茶色から白色になって、だんだん薄くなりますが、1度できてしまうと永遠に消えません。
産後も綺麗な肌を保つためにもお腹や太ももなどを優しくマッサージしながら、クリームをつけましょう。
特に空気が乾燥しやすい時期は肌もかさつきやすいので、1日数回念入りにお手入れをしましょう。
急激な体重増加を防ぎ、コラーゲンを含む食べ物を取り入れよう
双胎妊娠では、ただでさえお腹に赤ちゃんが二人分なのでお腹が大きくなるスピードも早くなります。
特につわりが終わって食欲が出てきて、食べる量が増えると太ってくるので、それに伴いお腹も急激に膨らんできて妊娠線が出やすくなります。
急激に体重を増やさないように、食事には気をつけましょう。また、妊娠線は皮下組織の主成分であるコラーゲンが引っ張られて傷つくことによりできます。
そのため、皮下組織を強くするコラーゲンを多く含む食品を食事に取り入れましょう。
コラーゲンを多く含む食品
- 鶏皮や手羽元、手羽先
- 牛すじ
- うなぎ
- カニ
- エビ
- フルーツゼリー
ただ、脂肪分が多くカロリーが高い食品もあるので、食べ過ぎには気をつけましょう。
できるだけ体を休めて、ゆったりとした気持ちで過ごそう
双胎妊娠のマタニティライフは、単胎妊娠と比べると体の負担が大きくて辛いものです。
確かに単胎妊娠よりもリスクが高いので、日常生活でも体調管理に十分気をつける必要があります。
更に無事に産まれるか不安で一杯になったり、なぜ双子なんだろうと自問自答することもあるでしょう。
でも双子の妊婦さんは、二人の赤ちゃんを同時に育てられると認められて双子のママとして選ばれたんだと思います。
双子の赤ちゃんは二人共かけがえのない、大切な我が子です。 自分に自信をもって、無事に出産することを考えながら、ゆったりとした気持ちで過ごすようにしましょう。
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スミス エマさん
アメリカ ニューヨーク出身のスミス エマです!!日本・アメリカ・イラクのハーフです。私は来月双子を生みます。亞望由(あのゆ)と明良楽(ありら)です。長女亜美音(あみね)4歳 次女 堊芽歌(あめう)2歳は嬉しそうです♪私もこれから、頑張ります!!
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マタママさん
レバーやうなぎ等オススメしてますが、普段と同じ位の量でも簡単に基準オーバーになる食材ですし危険と言われています。
摂取量の注意喚起も合わせて行うべきです。
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