生後9ヶ月の赤ちゃん!ハイハイが始まる頃の遊び方やおもちゃ

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2017/02/10

生後9ヶ月の赤ちゃんは、パパママと遊ぶことが大好きです。反応が返ってくるので、パパやママも嬉しくなりますよね。

赤ちゃんとの関わり方・遊び方を工夫すれば、赤ちゃんとの暮らしはもっと楽しくなりますよ。また、生活リズム付けにも役立ち、ラクにもなってきます。

生後9ヶ月の赤ちゃんの成長をサポートし、発達をうながす関わり方や遊び方、ひとり遊びを楽しく続けてくれるオススメおもちゃの選び方などをチェックしてみましょう。

生後9か月の赤ちゃんの身体と心の発達をチェックしましょう

生後9ヶ月の赤ちゃんの成長を、体と心の両面から見てみましょう。新生児期と比べると、驚くほど大きくなりましたね。

生後9ヶ月の平均体重・身長…7キロ前後・70cm前後に育つ

まずは生後9ヶ月の赤ちゃんの平均体重と平均身長を、男の子・女の子それぞれ見てみましょう。

生後9ヶ月の赤ちゃんの平均体重と平均身長
  • 男の子…体重7.1~10キロくらい・身長67~76cm程度
  • 女の子…体重6.7~9.8キロくらい・身長65~74cm程度

パッと見てもわかるように、男女ともに小さな子と大きな子でかなりの差が出ます。

この範疇内に入っていなくても、成長曲線のカーブに沿うような成長を見せていれば大丈夫です。

生後9ヶ月の体の発達…ハイハイも上達・つかまり立ちも

生後9ヶ月の赤ちゃんは、ハイハイをする子が増えてそろそろつかまり立ちに発展する子も出てくるのが特徴です。

  • ハイハイが上手になり、スピードも出てくる
  • つかまり立ちができるようになる子もいる
  • おすわりはますますしっかりして、両手でものを持って遊べる
  • 指先で小さなものをつまめるようになる
  • 手の力も強くなる
  • 歯が生えてくる

行動範囲がぐんぐん広がり、これまでは考えられなかった場所まで行ってしまったり、手が届くようになります。

手先も器用になり、力も強くなるので、これまでは持てなかったものや引っ張り出せなかったものを取り出してしまうこともありますよ。

▼ハイハイを練習させるコツについてはコチラも参考にしてみて!

生後9ヶ月の赤ちゃんの心や知能の発達…記憶力も伸びる

次に生後9ヶ月の赤ちゃんの心や知能の発達を見てみましょう。体の発達とならんで目覚ましく成長します。

生後9ヶ月の赤ちゃんの心や知能の発達
  • 短時間なら記憶できるようになる
  • ママの顔を覚える
  • 自分の名前を認識する
  • 好奇心旺盛になる
  • 感情が豊かに複雑になってくる
  • 後追いを始める
この時期の赤ちゃんは、短時間の記憶力がついてきます。いないいないばあでワクワクドキドキして喜ぶのも、そのためです。

ママの顔を覚え、一番愛着を強く覚えるようになります。困ってしまう「後追い」ですが、それもまた発達のひとつなのです。

また、そろそろ要求を泣くことだけでなく、喃語や身振り手振りなどさまざまな方法で伝えてくれるそぶりが見え始める子も出てきますね。

生後9ヶ月の赤ちゃんが興味をしめすおもちゃ・アイテム

生後9ヶ月の赤ちゃんが興味を示してくれるおもちゃや、喜んで遊んでくれるアイテムなどをご紹介します。

本物…やっぱり本物が一番面白い!イタズラ防止にも役立つ

赤ちゃんは携帯電話やリモコンなどに興味をしめします。このころからイタズラされることも増えますよね。

そこで、本物を玩具代わりに与えてみましょう。

携帯電話
携帯電話は現役ではないものを渡してあげましょう。ガラケーならボタンを押す遊びができます。

スマホの場合は充電だけして渡してあげてもいいですね。現役のものは渡さないようにしましょう。

リモコン
リモコンは使っていない物から電池を抜いて与えましょう。万一の際、電池を飲み込んでしまう恐れがあります。
大きなマグネット
冷蔵庫などにくっつくマグネットも赤ちゃんは大好きです。マグネットを与える場合は、必ず大きなものにしましょう。

ママの親指と人差し指で輪を作り、それよりも小さなものは誤飲の危険があります。与えないようにしましょう。

キッチン用品
おたまや泡だて器・プラスティック製のボウルなど、危険のないキッチン用品を手渡してみましょう。

キッチン用品同士をぶつけて音を出してみたり、赤ちゃんはいろいろな遊び方を編み出しますよ。

ティッシュケース
ティッシュの中身を全部出されてしまうイタズラは、どのお家でも一度はやられるのではないでしょうか。

ハンカチやビニール袋などを数枚結んでつなげたものを空のティッシュケースに詰め込み、何度も出し入れできるようにしたものを与えてあげましょう。

空のペットボトル
空のペットボトルにビーズやビー玉などを入れ、フタに接着剤を付けてしっかり留めます。外からテープを巻いてもいいでしょう。

空のペットボトルを振るとラトルやマラカスのようにカラコロ音が鳴り、中身も見えるので赤ちゃんも喜びますよ。

空の食品容器
空になったヨーグルトやプリンなどの容器・プラコップなどを洗って乾かしておきます。重ねたり積み重ねるなど、いろいろ遊べます。
おもちゃとして販売されているものより、ママやパパが日ごろ使っているもののほうが赤ちゃんの興味を引くケースは多いものです。

赤ちゃんが手を伸ばしそうなものは、安全を確認してからおもちゃとして与えてみましょう。

絵本…赤ちゃんにとって身近なおもちゃ!たくさん触れさせよう

そろそろ赤ちゃんは自分でも絵本に興味を持ち始める時期です。厚紙製の絵本や布絵本を与えてあげましょう。

赤ちゃんはひとり遊びを楽しくできる時期に入ってきます。ママが近くにいるとわかって安心している時なら、ひとりでいろいろなオモチャを使って遊ぶようになりますよ。

厚紙絵本や仕掛け絵本・布絵本は、赤ちゃんにとって安心して遊べるおもちゃのひとつです。いろいろ読んであげて、お気に入りを探してみましょう。

絵本は、ママとの遊びの時間を豊かにしてくれるアイテムでもあります。また赤ちゃんの言葉や感受性を伸ばすためにも役立ちます。

赤ちゃんへの話しかけが苦手なママや、何で遊んであげればいいのかわからないママにもおすすめです。

  • 病院の待合室
  • 公共交通機関に乗っている時
  • レストランなど

こういった場所でも絵本・布絵本は役立ちます。

知育玩具や知育ゲーム…ルール通り使えなくても大丈夫

知育おもちゃや知育ゲームなど、対象月齢にあったものを与えてあげましょう。指先でものをつまむ練習にもなります。

ただ、知育おもちゃを本来のルールや意図とは違う形で遊ぶ赤ちゃんもいます。ママとしては、ちゃんとルールにのっとって遊んでほしいですよね。

それでも大丈夫です。赤ちゃんはまだルールや使い方を理解できる段階ではありません。ルール通り遊べなくても、知能の発達に遅れや障害があるわけではありません。

赤ちゃんなりに面白い「ツボ」が見つかり、楽しんで遊んでくれれば充分知能の発達に役立っていますよ。

知育おもちゃの良いところは、赤ちゃんが成長するにつれていろいろな楽しみ方を再発見していけるところです。

文字や絵がかいてある積み木や、グラグラゲームができる積み木など、対象月齢に達したら出してあげましょう。

また、この時期の赤ちゃんにとって、すべてのおもちゃは知育につながります。音の出るおもちゃやカラフルな色のものなど、好奇心をくすぐるおもちゃで遊んであげましょう。

テレビやDVD…ひとり遊びのお供&ママと一緒に楽しむコツ

テレビやDVDは、現代のママにとって無くてはならない子育てツールのひとつです。どんどん活用していきたいですね。

テレビやDVDに子守をさせている、と批判する人もいます。でも、テレビは音楽や自然の映像など、豊かな感受性を育てる情報も与えてくれます。

ママが赤ちゃんと関わる時間が無くテレビばかり見せているのでは問題がありますが、そうでないのであれば大丈夫でしょう。

大切なのはどう見せるかということです。

ひとりで見せる時
ママが家事をしている時など、ひとりで見せる時は時間を決め、1時間以上ダラダラ見せ続けないようにしましょう。

また赤ちゃんはどんどんテレビに近寄って見てしまう傾向にあります。テレビに近づきすぎないよう、工夫したいですね。

ママやパパと一緒に見る時
ママやパパと一緒に見るときは、テレビに合わせて歌ってあげたり、「お花さん綺麗ね」など声をかけるなどして、コミュニケーションツールに役立てましょう

テレビやDVDを上手に生活に取り入れることで、赤ちゃんの知的好奇心をくすぐるだけでなく、ママの家事がスムーズに進められるようにもなりますよ。

スマホやタブレット…ママが必ず管理して!寝る前には控えよう

スマホやタブレットは、基本的に赤ちゃんの自由にはさせないよう、手の届かない場所に置いておきましょう。

スマホやタブレットは赤ちゃんにとってとても魅力的で刺激が強いものです。特にゲームなどは、音も光も激しいのでまだ見せない方が安心かもしれません。

病院で思いがけず待たされた時など、赤ちゃんに静かにしていてほしい時に一時的に使う、など、できるだけ短時間の使用にとどめておきましょう。

子供は刺激の強い物に惹かれます。刺激が強いものに慣れてしまえば、絵本や手を使った遊びなどでは満足してくれなくなる恐れもあります。

また、スマホやタブレットのブルーライトは、赤ちゃんや子供の寝つきを悪くすると言われています。

就寝前は特に使用を控えるようにしましょう。どうしても使わなければならない場合は、ブルーライトカットモードを使うと良いですね。

生後9ヶ月の赤ちゃんとの遊び方&関わり方をチェック!

生後9ヶ月の赤ちゃんと楽しく遊ぶには、どうすれば良いのでしょうか。時間を持て余してしまうというママにぜひ知ってほしい遊び方・関わり方をご紹介します。

外遊び…お散歩など外遊びの時間はできるだけ毎日の習慣に!

赤ちゃんには積極的に外遊びをさせてあげましょう。まだ歩けないうちも、ベビーカーでお散歩するだけで充分運動になります。

お散歩は毎日の生活リズムの中に組み込んで日課にしたい習慣です。

またお散歩の際は赤ちゃんの頃から帽子と靴をはかせておくと、本当に必要になってからも嫌がらずに身に着けてくれますよ。

梅雨の時期や冬など、外遊びに向かない時期もあります。そんなときはこういった場所でも遊ばせてみましょう。

  • ショッピングモール
  • 児童館
  • 子育て支援センター
我が家は豪雪地帯にあるので、冬の間は外をお散歩するのが難しい環境です。

そんな時は毎日のようにホームセンターのペットショップに通い、動物を見せていました。とても喜んでみていましたよ。

児童館や子育て支援センターなど、他の子と触れ合う場所では病気を貰うこともあります。でも、生後半年を過ぎるとどの子もさまざまな病気を経験します。

感染すると危険な病気は予防接種を受けて防ぎ、あとはあまり神経質になりすぎずに赤ちゃんを伸び伸び遊ばせてあげましょう。

会話・コミュニケーション…赤ちゃんの声に返事をしましょう

生後9ヶ月の赤ちゃんは、喃語がますます発達してそろそろ言葉らしきものが芽生え始める子も出てきます。

舌と唇を上手に使って「マ」行や「バ」行などの音も出すようになります。またママやパパが自分の喃語に反応してくれると喜びます。

赤ちゃんが喃語で一生懸命話しかけているように見えたら、返事をしてあげましょう。
  • 「なあに?」「どうしたの?」と声をかける
  • 「ブーブだね」「チュンチュンいたね」など、代弁してあげる
  • 「可愛いね」「あったかいね」など話しかける

赤ちゃんが話せるようになるタイミングは個人差が大きく、1歳前から単語が出始める子もいれば、3歳過ぎまで喋らない子もいます。

言葉の発達は1歳半健診などでチェックされます。この時期はあまりあせらず、喃語との会話コミュニケーションを楽しみながら赤ちゃんの中の言葉の芽を育てましょう。

一人遊び…ママの時間を作るためにもひとり遊びをさせて

生後9ヶ月になると、お座りが安定して手先も器用に動かせるようになるため、ひとり遊びがますます上手になります。

赤ちゃんが一人遊びをしている時間は、ママは構ってあげる必要はありません。静かに見守りましょう。

もしもそっと離れても大丈夫なら、その間に家事をしてしまうと楽ですね。

ひとり遊びをしている間は、邪魔をしないように静かに様子を見ながら遊ばせましょう。

赤ちゃんがひとり遊びしやすいよう、触られると困るものはすべて立ったママの目線よりも高い場所に、目につかないよう収納しておきましょう。

またフローリングで赤ちゃんが転ぶと危ない場合などは、チャイルドマットやラグを敷くなどして、転倒した時に備えておきましょう。

  • ボールなどお気に入りのおもちゃを適当に出す
  • 好きな絵本を並べておく
  • ベビージムを近場に置く

赤ちゃんの目につく場所におもちゃを置いておけば、多少の時間はひとりで遊んでくれるようになりますよ。

ひとり遊びが上手になり、じっくり遊ぶ時間を作ってあげることで赤ちゃんの集中力を養うことにもつながります。

ママとの遊び…時間がつぶせる遊び方・関わり方のコツ

赤ちゃんが一人遊びに飽きてしまったら、ママも一緒に遊んであげましょう。構うほど喜ぶようになる可愛い時期ですよ。

ダンス・歌
音楽をかけたりテレビの画像に合わせて、赤ちゃんを抱っこしながら踊ってみましょう。歌を歌ってもいいですね。

赤ちゃんは音楽が大好き。音楽はクラシックや童謡だけでなく、ママの好きなポップスや洋楽でも構いません。ママがノリノリになれば赤ちゃんも楽しくなります。

いないいないばあっ!
短期の記憶力がついてきた赤ちゃんは、ちょっと先の出来事を予測してワクワクするようになります。

いないいないばあ!も、ママが出てくることを楽しめるように。カーテンのかげに隠れて出てくる、などもしてみましょう。

おなかコチョコチョ
おむつ替えや着替えの時など、お腹に張りやしこりがないかチェックしながらコチョコチョしてあげます。

この時期は離乳食も進んで便秘になりがちな赤ちゃんもいます。マッサージのようにくすぐりながら、赤ちゃんの体調もチェックしましょう。

ハイハイまてまて
ハイハイで逃げる赤ちゃんを「待て待て~」と言いながら追いかけます。捕まえたら抱っこしたり、くすぐったり、飛行機ブーンをしてあげましょう。

赤ちゃんは追いかけられると一生懸命逃げようとハイハイします。胸や背中・腕の筋肉などが鍛えられますし、運動になりますよ。

風船ヘディング
風船をふくらまし、座ったりハイハイスタイルしている赤ちゃんの頭をめがけてそっと投げます。

ポヨンと跳ね返ったら、ママがキャッチしてまた投げます。「上手だね~」と声をかけてあげましょう。

天気がすぐれない時期は、お家遊びが中心になりますよね。そんな時も絵本読みなどと組み合わせながら、いろいろな室内遊びをしてみましょう。

パパと赤ちゃんの関わり方…たっぷり遊んで仲良くなりましょう

普段はお仕事で忙しいパパ。人見知りやママへの執着が強まると、泣かれてしまったりすることもありますよね。

そんなパパが赤ちゃんと仲良くなれる、そしてママも笑顔になれる関わり方をご紹介します。

パパの本領発揮!体を使ったダイナミックな遊びにチャレンジ

パパの得意技は、女性であるママには難しいダイナミックな遊びですよね。いつもとは違う遊びで赤ちゃんの心をゲットしましょう!

高い高い
赤ちゃんの両脇に手を入れて、まずはパパの目線まで抱き上げます。

赤ちゃんが慣れたら、パパの両手をできるだけ高くかざして高い高いをしてあげましょう。下す時は振り下ろさず、静かにおろしてあげます。

高い高いからのおっとっと
高い高いをしたあと、「おっとっと~」と言いながらゆらゆらおろします。コツは、高い高いのあとに一瞬タメをつくることです。

赤ちゃんは最初驚きますが、すぐにそのあとのゆらゆらの面白さを覚えてワクワクするようになりますよ。ゆさぶりすぎないのが注意点です。

ぶんぶんどーん
赤ちゃんをうつぶせた状態で胸と下腹部(腰回り)を支え、抱っこします。「飛行機ぶーん」と言いながらゆっくり体の周囲で動かします。

そのあと「どーん」と言いながら赤ちゃんを抱きかかえパパがゆっくりしゃがみます。落差と視界の変化が面白い遊びです。

ウルトラマン
パパが寝転んで脚を曲げながらあげます。ひざ下が水平になるように調整し、赤ちゃんを乗せます。

赤ちゃんの両脇を支えながら、脚を上げ下げしてあげましょう。空を飛んでいるような気分になりますよ。

ママとの遊びで紹介したコチョコチョ遊びやハイハイまてまても、パパがしてあげると迫力が違います。

パパはぜひ体を思い切り使って、赤ちゃんとダイナミックに遊んであげてくださいね。

生活リズムを整えるために知っておいてほしいパパの関わり方

パパの関わり方は、生活リズムにも影響を与えます。生活リズムを上手に整える関わり方を考えてみましょう。

パパの帰りが夜9時を回る場合、毎日帰宅後に思い切り触れ合っていると、赤ちゃんの就寝時間が遅くなってしまいます。

赤ちゃんはそろそろ生活リズムがしっかり整ってくる時期です。できれば9時までにはお布団に入れてあげたいですね。

そんな場合は、赤ちゃんとの触れ合いタイムを朝に回してみましょう。パパの朝食タイムに離乳食を食べさせたり、パパと少し遊んだりしてみましょう。

午前中なら、どんなに興奮する遊びをしても大丈夫です。パパの帰宅が就寝前1時間以内の場合は、あまり興奮させすぎないよう注意してあげましょう。

パパと赤ちゃんが思いっきり触れ合って遊べる時間は、休日にしか取れなくても大丈夫です。

そのかわり、休日はパパが率先して赤ちゃんのお世話を担当するようにしてみましょう。

  • おむつ替え
  • 離乳食を食べさせる
  • ベビーカーをおす
  • 着替え
  • 遊び時間の相手
  • お昼寝・夜の寝かしつけ
  • お風呂

これらはすべてパパでもできることです。休日の赤ちゃん担当者はパパが受け持てば、ママは自分の時間を作ったり、日ごろ手が回らない家事をできるようになります。

「仕事で疲れているんだ」というパパは、赤ちゃんを寝かしつけるついでに自分もお昼寝してしまいましょう!

睡眠も確保できますし、ママの最大のイライラ要因を取り除けます。さらに自分が寝ずに寝かしつけることがいかに大変かも理解できるようになります。

ママは自分が家事と育児でいっぱいいっぱいになっている時に、パパがぼーっとしている姿に怒りを覚えます。

「今日の赤ちゃんのお世話は僕に任せて。ママは他にしたいことをしてね」と言えば、パパの株はどーんと上がりますよ!

ママの話・悩みを聞いてあげることも、育児サポートのひとつ

生後9ヶ月の赤ちゃんは可愛いけれど、育児に悩みは尽きません。そんな悩みを聞いてあげることは、パパにできる大きなサポートのひとつです。

  • なかなか寝てくれない
  • 離乳食を食べてくれない
  • 夜泣きでフラフラする
  • 両家の両親と意見が合わない
  • ママ友とうまく付き合えない

ママには、他にもさまざまな悩みがあります。パパは話を聞き、「そうか、大変だったね、お疲れ様」と声をかけてあげましょう。

「そんなこと俺に相談されても…」と困ったり、「赤ちゃんと遊んでいるだけなんて楽な生活だろう」と思うことがあるかもしれません。

でも、赤ちゃん育児は24時間営業のお仕事です。ママには気を抜ける瞬間などありません。

授乳していればお酒・コーヒーなどの嗜好品も楽しめませんし、体調が悪くても薬も飲めず、横になって休むこともできません。

また、まだしゃべれない赤ちゃんとふたりきりの生活は、パパが思っている以上に孤独なものです。

パパはその点を忘れず、ママのよき理解者・話し相手として寄り添ってあげてくださいね。

生後9ヶ月の赤ちゃんの困り事を解決しよう!対策を紹介

生後9ヶ月の赤ちゃんは活発に動き回るようになってくるので、ママには困り事も増えます。そんな困り事の解決策を探ってみましょう。

後追いされて何もできない…家事の時間を上手に作るコツ

この時期、赤ちゃんは後追いがスタートすることがあります。ママに執着し、姿が少しでも見えないと不安で大泣きする子もいます。

後追いは、ママを認識できるようになった成長の証です。程度には個人差があり、あまり後追いされないママもいます。

赤ちゃんの性格や家の構造にもよるようですので、後追いをあまりしない赤ちゃんも「愛情不足かしら…」と悩む必要はありません。不安な場合は健診で相談しましょう。

後追いがひどい場合は、こうして家事や用事を乗り切りましょう。

昼寝の間に家事を済ませる
赤ちゃんがお昼寝をしている間に、できるだけ家事を済ませてしまうという方法はスタンダードです。
ひとり遊びの間に家事をする
赤ちゃんが夢中になってひとり遊びを始めたら、こっそり抜け出してトイレにいったり、洗濯物を取り込んだりします。
バウンサーを活用する
料理中はキッチンにバウンサーを設置し、赤ちゃんを乗せて常に姿が見えるように工夫します。

洗濯物を干したり取り込んだりするときも、ベランダが見える場所にバウンサーを置いてあげましょう。

ベビーゲートやベビーサークルを活用する
ベビーゲートやベビーサークルを使って、赤ちゃんの安全を確保しながら家事をしましょう。
おんぶ・抱っこをする
別の部屋に掃除機をかけたいのにかけさせてくれない…などの場合は、おんぶや抱っこで乗り切る方法もあります。
しばらく泣かせておく
トイレなどほんの少しの時間で済む場合は、「すぐに帰ってくるからね!」と声をかけてさっと済ませます。

その間赤ちゃんは大泣きしますが、それも運動のうち。戻ったら思いっきり抱きしめて「もういるよ、大丈夫よ」と声をかけてあげましょう。

自分の時間が全然ない…家族・自治体・民間サポートを頼ろう

毎日赤ちゃんのお世話に追われ、自分自身の時間がまったく無い、というママもたくさんいます。

同居している家族がいれば少しの時間赤ちゃんを見ていてもらえますが、核家族だとそうもいきません。

そんな時はこういった工夫で乗り切りましょう。

パパに協力してもらう
パパの休みの日に赤ちゃんをしばらく見ていてもらい、ママの時間を作りましょう。身支度を整えひとりで出かけるだけで、気分も変わります。
託児を利用する
街中にはショッピングセンターやスーパーなど、さまざまな場所に託児所があります。

そういった託児所を活用してみる方法もあります。一度中を見学しておくと安心して預けられます。

ベビーシッターを利用する
役所に相談すると、ベビーシッターを紹介してもらえる自治体もあります。

ベビーシッターに赤ちゃんを預かってもらい、ママは美容院や買い物に行きましょう。

託児やベビーシッターは、赤ちゃんの兄弟やパパママの親族が急病の時などにも役立ちます。

急用ができてから利用するのではなく、なんでもない時に利用しておくともしもの場合も慌てずに済みますよ。

ひっくり返ってオムツを替えさせてくれない…パンツに移行を

生後9ヶ月の赤ちゃんは、コロコロよく体勢を変えて遊びます。おむつ替えの時もじっとしていてくれません。

おむつをパンツタイプにする
パンツタイプのオムツは、簡単にはかせることができます。これまでテープタイプだった赤ちゃんは、この機会にパンツタイプにしてみましょう。
テレビなどで気を引いているうちに替える
テレビをつけて赤ちゃんがそちらに気を取られているうちにさっと取り換えてしまいましょう。
立っちさせて替える
つかまり立ちができるようになったら、赤ちゃんが立っちしている間にさっと取り換えます。
パンツタイプのおむつを取り替えるには手順とコツがあります。覚えてササッとおむつ替えができるようにしましょう。
  1. 新しいおむつとお尻拭きを用意する
  2. うんちをしていないか確認する
  3. 新しいおむつを手でよく広げてギャザーを立てる
  4. 赤ちゃんを仰向けにするか立たせる
  5. 赤ちゃんの足首に新しいおむつを通す
  6. 古いおむつの両脇を切って素早く脱がせる
  7. うんちの場合や女の子はお尻拭きで手早く拭く
  8. 足首の新しいおむつをサッと引き上げる

夜泣き・寝付きが悪い…生活リズムや入眠儀式を見直そう

この時期も、夜泣きが残ってしまう赤ちゃんもいます。またこの時期から夜泣きを始める子どももいます。

夜泣きも個人差があり、長く続く子供とまったくない子供・短期間で終わる子どもとさまざまです。

まずは夜泣きの主な原因と、その対処法をチェックしてみましょう。

生活リズムが乱れている
朝いつまでも寝かせている・夜寝かしつける時間がバラバラなど、生活リズムが整っていないと夜泣きの原因になります。

まずは朝決まった時間に早起きさせることからスタートし、夜も毎日同じ時間に寝かしつけましょう。

昼間の運動が足りない
昼間たっぷり遊んだり、お散歩をしなかったりで運動不足になると、赤ちゃんも大人と同様寝つきが悪くなったり、睡眠リズムが乱れます。

昼間はしっかり遊んだり、買い物に行ったりお散歩をしたりと、運動不足解消を目指しましょう。

昼寝をしすぎている・タイミングが遅い
昼寝をしすぎたり、タイミングが遅くなってしまうと夜の睡眠にひびきます。

昼寝は長くなりすぎないように起こしましょう。

添い乳や抱っこで寝かしつけている
添い乳や抱っこで寝かしつけていると、夜中に目覚めたときにおっぱいや抱っこを求めて泣くことがあります。

添い乳や抱っこの寝かしつけをやめ、別の入眠儀式(指しゃぶり・ママの腕をもむなど)を見つけましょう

近年では、夜泣きの原因が乳児疝痛というお腹の痛みという説も出てきました。ロイテリ菌という乳酸菌の一種に効果があると言われています。

夜泣きが酷く、何をしてもおさまらない場合は健診で相談し、乳児疝痛を疑ってみるのも方法のひとつです。

育児の疑問や悩み事を解消!ママの疑問や不安に答えます

悩み事はあっても相談する人がいない、どこに相談すればいいのかわからない…そんなママはいませんか。

どこで訊ねればいいのかわからない、そんなお悩みにお答えします。また相談すべき場所もご紹介しますよ。

しつけはいつからすればいいの…今からしても早くありません

「しつけっていつから始めればいいの?」とお悩みのママ、しつけは生まれたその日からスタートできるんですよ!

目覚めた時に「おはよう」、授乳のときに「いただきます」と声掛けをすることも、大切なしつけの一環です。

生後9ヶ月の赤ちゃんは、ママのことを熱心に観察しています。そのうちにママやパパの真似をするようになりますよ。

その時に困らないよう、パパもママも挨拶をしっかり交わしたり、服をきちんとたたむ・ものを片付けるなどの習慣をつけておきたいですね。

いたずらやおっぱいに噛みつくなどの困った行動には「ノーゴー反応」と呼ばれるしつけが効果的です。

ノーゴー反応(ノーゴー行動)とは、自主的に行動しないようにそれ以上自主的に行動しないようにさせることです。
  1. 赤ちゃんがやってはいけないことをしたら手で遮り押さえる
  2. 赤ちゃんの目を見て「ダメ」ときっぱり言う
  3. 赤ちゃんがやめたらたっぷり誉めてスキンシップする

ここのポイントは、ふたつです。

  • やってはいけないことをやったらすぐに押さえる
  • 優しい声ではなく、厳しい声で短く「ダメ!」ということ

後になって叱っても、赤ちゃんにはいつのことかわかりません。また優しい声で言い聞かせても、赤ちゃんには理解できません。

目を見てきっぱりとダメよ、と告げ、そこでやめられたらたっぷり誉めてあげるというギャップで、赤ちゃんは次第に「ダメと言われたらダメなんだ」と学んでいきます。

赤ちゃんの病気が心配…予防接種を受け、成長を待とう

赤ちゃんの病気はとても不安ですよね。受けられる予防接種はきちんと受けることが、第一の予防になります。予防接種は欠かさず受けましょう

ロタウイルス感染症やインフルエンザなど、任意接種も重要です。予防接種を受けずに感染すると、脳炎など重症化する恐れもあるからです。

風邪や突発性発疹などの病気は、ある程度感染するのは仕方がないことです。

子供は病気を繰り返して免疫力をつけ、強くなっていきます。

母乳を飲ませて育てた子も、ミルクで育った子も、病気を貰ってくる時はもらってきます。保育園や幼稚園に入園すると、初年度は病気ばかり…ということもよくあります。

そういった幼児期をみんな過ごすことで、小学校に入学する頃には体もかなり丈夫になってくるものです。

病気になることを不安がるのではなく、病気になったときにいち早く気付き、重症化させないよう、普段から体調変化に注意するようにしましょう。

おもちゃや食器などの安全性と赤ちゃんの健康が気になるママも多いですよね。おもちゃは木製、食器は陶器とこだわっているママもいると思います。

この時期の赤ちゃんはなんでも舐めてしまうので、やはり国産のもの・安全性が確認されているものが安心ですね。

赤ちゃんの事故が心配…家の中に潜む危険をチェックして

近年、赤ちゃんや小さな子どもの転落事故などが目立っていますね。家庭内にも、赤ちゃんにとって危険なことがたくさんあります。

寝返りやハイハイができるようになったら、赤ちゃんの行動範囲は無限大です。思わぬことから大事故につながる恐れもあります。

赤ちゃんが生まれたら、その日から事故を防ぐ意識を持ちたいですね。特に活発に動く生後9ヶ月の赤ちゃんは危険です。

誤飲・誤食事故を防ぐ
ママの人差し指と親指で輪を作り、その中を通るものは赤ちゃんが飲み込む危険があります。

コイン・タバコ・薬・文房具・洗剤・カギなど、危険なものは赤ちゃんの目に触れない場所に収納しましょう。ベビーロックも有効です。

窒息事故を防ぐ
柔らかい布団で寝かせたり、顔の周りにヒモがある環境は非常に危険です。

リボンやヒモなどは収納し、携帯電話などのコード類も放置しないようにしましょう。

落下事故を防ぐ
ベビーベッドの乗り越えに要注意です。ベビーベッドに寝かせたまま目を離すことはそろそろやめましょう。

階段や玄関にはベビーゲートを設置したり、ソファには寝かせないなどの注意を徹底したいですね。

溺れを防ぐ
お風呂や洗面器・バケツなどに水を張りっぱなしにしておくと、思わぬ事故の原因になります。

お風呂の水は必ず抜くようにし、赤ちゃんから目を離す時は水を放置しないようにしましょう。

やけどを防ぐ
アイロンやドライヤーの放置はやめましょう。暖房器具には触らないようにサークルを取り付けるなどしましょう。

キッチンに入ったり、食卓に手を伸ばすとやけどの原因になります。お味噌汁やお茶などはテーブルの中央に置くなど心がけましょう。

衝突を防ぐ
テーブルの角や脚には、衝突防止の緩衝材を貼りましょう。フローリングの床にはシートやラグを敷いて、頭を強く打ち付けないよう工夫しましょう。

こちらのMARCH内の記事も参考にしてみてくださいね!
【動き出したら絶対に注意!!赤ちゃんの誤飲防止の対策まとめ】
http://kosodate-march.jp/wp/akachan-goinboushi55412/

孤独感に耐えられない…赤ちゃんと一緒に外に出てみて

赤ちゃんの子育ては意外と孤独を感じるものです。ママが大人と話す機会が減ってしまうことで、孤独感はより強くなりますよね。

そんな時は、子育て支援センターや児童館で遊んだり、子育てサークルを紹介してもらいましょう。同じ月齢の赤ちゃんがいるママ達や先輩ママと知り合えるチャンスです。

同じような環境のママ友達を作り、ネットでつながったり赤ちゃん連れで遊んだりすることで、だいぶ孤独感は解消されます。

保育園や幼稚園の中には、保育士さんや先生方が中心になって赤ちゃんのための集会を開いている場所もあります。

また街中にも、託児を行いながらママたちの集会の場所を提供しているサポートセンターがある場合もあります。

まずはお住いの自治体の役場や保健センター・子育て支援センター・児童館などに電話をして、赤ちゃんと遊べる環境を探してみましょう。

落ち込み・体調不良が続く…早めに産婦人科に相談しましょう

気分の落ち込みや体調不良が続くときは、ママに育児疲れが溜まっている場合があります。

そんな時は無理をせず、産婦人科に相談しましょう。母乳育児を終えているママは、心療内科などでも対応してくれます。
  • 夜しっかり眠れない
  • 朝の目覚めが悪い
  • 疲れが取り切れない
  • 気分が落ち込む
  • イライラ・ストレスが強い
  • 食欲がない
  • パパとの触れ合いに嫌悪感をおぼえる

こういった傾向があったら、専門医に相談してみてくださいね。

育児の相談・手助けが得られない…事前に窓口をチェック

赤ちゃんが急病になったり、育児に不安があったり、ママの具合が悪くなっても相談に乗ってくれる人がいなかったり、助けの手がないととても困りますよね。

そんな時のために、あらかじめ自治体の役所や保健センター・子育て支援センターなどに問い合わせておきましょう。

ママの具合が悪い時に赤ちゃんを一時預かりしてくれるところや、育児の相談ができる窓口について調べておくと安心です。

私自身、育児の手助けを得られずに3人の子を育てました。そのため、託児ができるサービスを探して、あらかじめ登録しておきました。

実際使うことは無くても、登録してあるという安心感に気持ちが救われることもありますよ。

育児に疲れてしまった…手をあげる前に話を聞いてもらおう

赤ちゃん育児中のママには、しなければならないことが次々と押し寄せます。パパも理解がなく、相談できる人もいない環境では疲れ果ててしまうこともありますよね。

  • 赤ちゃんが可愛いと思えない
  • イライラして手をあげてしまいそうになる
  • どこかに逃げ出したくなる

こんな気持ちになったら、母親としてもつらいですよね。そう感じてしまうのは、ママが悪いわけではありません。

追い詰められていると感じた時には、子育て支援センターなどに相談してみましょう。

子供の虐待防止【オレンジリボン運動】のサイトでは、全国の相談窓口を紹介しています。
http://www.orangeribbon.jp/counter/

「虐待しちゃうかもしれない」と気付いたときは、ひとりで抱え込まずとりあえず誰かに話を聞いてもらいましょう。

話をするだけで気持ちが軽くなったり、ママ自身のせいではないことがわかることもあります。

赤ちゃん育児は苦労が多く、責任も重いもの。ストレスもたまり、瀬戸際でギリギリ虐待せずに踏ん張っているママはたくさんいます。

悩んでいる母親は自分だけではないのだと思うだけでも、気持ちは楽になるのではないでしょうか。

生後9ヶ月の赤ちゃんとコミュニケーションをたっぷりとろう

生後9ヶ月の赤ちゃんは、お父さんお母さんとコミュニケーションをたくさんとることで刺激になり、どんどん知能が発達していきます。

立って歩き、おしゃべりをするようになるまであと少しという子も出てきます。たくさん話しかけ、遊んで育てましょう。

とはいえ、赤ちゃんの発達には個人差があります。ハイハイや立っち、喃語の出方がほかの子と比べ遅めでも、その子なりに育っていれば大丈夫です。

赤ちゃんの安全や健康を守るために気を付けてあげたい事も、赤ちゃんの行動範囲とともに増えてきます。

またママの悩みも多様になり、そろそろ育児に疲れてしまうママも出てきます。そんな時はひとりで悩みを抱え込む必要はありません。

国や自治体も、虐待や育児のしづらさに対する対策をスタートしています。どんどん外へ目を向けて、仲間やサポーターを見つけてくださいね。
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