子供の箸の選び方!持ちやすい箸を選ぶコツと使い始める時期

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2016/08/01

子供のお箸

子供がフォークなどを使って上手に食事が食べられるようになると、「そろそろ箸を教えた方がいいのかな」と気になりますね。

お箸は日本の文化の一つです。正しい箸使いで美しく食事ができれば、よい人間関係を築いていくこともできます。

将来のためにも、正しいお箸の持ち方を身につけてもらいたいもの。正しく箸が使えるようになるには、箸の選び方が重要です。

お子様がお箸に興味を持ち始めたら、そろそろどんなお箸を用意するか考え始めましょう。子供が持ちやすい箸を選ぶポイントと、お箸を始める時期の目安をご紹介します。

子供が扱いやすい箸!5つのポイント

子供が正しく箸が使えるようになるには、まず扱いやすい箸を選ぶことが大切!箸が扱いにくいものだと、上手にお箸を使うことができず、変な癖がついてしまうことも。

子供用の箸を選ぶ際に気をつけてほしい、扱いやすい箸の5つのポイントをご紹介します。

  1. 長さは「手の長さ+3㎝」
  2. 「六角」が持ちやすい形
  3. 太さ・重さは細くて軽いものを
  4. 万が一のときにも安心な材質を
  5. 箸先に滑り止めのあるものを

正しい箸使いを身につけるためにも、お子様に合ったお箸を選んであげてくださいね。では、ポイントを1つずつ説明していきましょう。

1.長さは「手の長さ+3㎝」

お箸の長さは、「手の長さ+3㎝」を目安に選びましょう。小さな手に長すぎるお箸では扱いにくいですし、逆のパターンもオススメできません。

まず、手の平の一番下から中指の先までを測ります。その長さに3㎝を足した長さのお箸を選ぶと、その子に合ったお箸の長さになります。

他にも、「足のサイズと同じ長さ」や「身長×0.15」の長さのお箸を選ぶと、持ちやすく使いやすいです。お箸を購入する時に本人がいない場合の参考になりますね。

標準的なお箸の長さとしては、2歳で13㎝、3歳で14㎝と1歳ごとに1㎝ずつ長くなっていき、小学校に上がってからは1・2年生で17㎝、3・4年生は18㎝と2年ごとに長くなっていきます。

子供の成長は早く、気づくと手の大きさも大きくなっています。成長に合わせてお箸を用意するのがポイントです。

2.「六角」が持ちやすい形

おはしの形は六角が持ちやすいです。正しい持ち方をすると、2本のお箸のうち上の箸は親指・人差し指・中指の3本で支えます。

六角形なら、3本の指で押さえる3点が正三角形の形になり、重心が定まりやすいため安定します。六角形のお箸は、ちょうど鉛筆と同じ形をしています。

丸いお箸も3点を等間隔に持つことができますが、滑りやすく安定しにくいです。また、テーブルに置いたときに転がってしまうデメリットもあります。

子供のお箸には、自然に正しく持つことができ、テーブルでも転がりにくい六角形のお箸をオススメします。

3.太さ・重さは細くて軽いものを

小さな子供のお箸には、細くて軽いお箸が適しています。太くて重たいお箸では握力が弱くて小さな手で上手に扱うことができません。

子供用のお箸の中には、重さが20gもするものも!お箸に慣れた小学生なら使いこなせると思いますが、幼児にはまだ早いかも。

軽いお箸だと、重さが6g・直径が6㎜でできているものがあります。お箸を持ち始めたばかりの子には、なるべく軽くて細いものを選んであげましょう。

4.万が一のときにも安心な材質を

「お箸は食べ物」と言われるほど、箸は何度も口に入れるもの。特に子供は箸先を噛んでしまうこともあるため、できるだけ安全なものを選びたいですね。

お子様の箸を選ぶ時には、万が一飲み込んでしまった場合でも危険の少ない原材料のものを選びましょう。産地がはっきりしている天然の素材なら安心です。

竹製のお箸

特に、竹製のお箸は軽いため子供のお箸に適しています。箸先を細く削って仕上げるので食材をつまみやすいです。

ただし、竹はカビやすいという欠点があるので、使用後はすぐに洗って乾かしてください。水に浸けたままにしてはいけません。

プラスチック製のお箸

様々な添加物が使われているものがあり、飲み込んでしまうと体に有害となる場合もあります。

お箸は毎日使うものなので、丈夫で安心・安全なものを選ぶとよいでしょう。

5.箸先に滑り止めのあるものを

箸先の滑り止め加工については賛否両論があります。

  • 「滑り止め加工がないと、正しい持ち方をしているのに上手に食べられない」
  • 「箸に滑り止め加工があると、お箸を扱う力が鈍くなる」

これはママの考え方次第・・・というところもありますが、個人的には幼児のお箸には滑り止め加工があった方がよいのかな、と思います。

まずは「正しい持ち方」と「どこに力を入れればよいか」をきちんと覚えることができれば、どんな箸でも使えるようになるからです。

そして、簡単な力で食べ物がつまめた方が、子供の自信につながると思います。

滑り止め加工には塗装タイプと、溝タイプがあります。箸先に溝がついているものは、うどんやお刺身など滑りやすいものでもしっかりつかむことができます。

ただし、溝があるタイプは汚れが残りやすいので注意が必要です。

はじめてのお箸には矯正箸も便利

子供にはじめてお箸を持たせるときには、ママもどのように持ち方を教えたらよいのか悩むもの。

大人の見よう見まねで、2本のお箸をどんどん使ってくれる子ならよいですが、お箸を使うことを嫌がってしまうと悲しいですね。

子供のはじめてのお箸には矯正箸(しつけ箸)を使うのも便利です。

特にお箸を持つだけでは満足できず、お箸で食べたがる子にはおすすめです。矯正箸にも様々な種類があります。お子様に合わせて使いやすいものを選びましょう。

矯正箸を選ぶときの4つの注意点

子ども用品のお店にいくと、沢山の矯正箸が並んでいます。ネットショップでも様々なタイプの矯正箸が売られているのがわかります。

その中からどのようなタイプを選ぶとよいのでしょうか。矯正箸を選ぶ際に気をつけてほしい、4つの注意点をご紹介します。

年齢に合った長さのものを

幼児用の矯正箸を選ぶ場合、長さは商品により一定のことが多く、分かれていても幼児用か小学生用かということがほとんどです。

しかし、1㎝刻みで選べるタイプの場合は、前述したとおり「手の長さ+3㎝」のお箸を選ぶとよいでしょう。

商品によって対象年齢や選ぶ長さの目安が決まっていますので、それらを参考にして子供の手の大きさに合ったものを購入しましょう。

 

利き手を確認!わからない場合は左右両用タイプを

矯正箸を選ぶ際に重要なのが、利き手。ほとんどのタイプが利き手によって形が異なっていて、右利きなら右利き用を、左利きなら左用を購入しなければなりません。

代表的なのが“エジソンのお箸”です。指を通す穴の位置が利き手によって異なるため、利き手と逆のものを用意してしまうとうまく使うことができません。

お箸を用意する際に利き手がわかっている場合には特に問題ありませんが、利き手がどちらかはっきりしない場合には、“左右両用タイプ”を選びましょう。

左右両用タイプの商品はそれほど多くありませんが、両方の手に持ちかえて使えるので、利き手がはっきりするまでどちらの手でも使うことができます。

 矯正外しがスムーズにできるか

子供に矯正箸を使わせたことがある方ならよくわかると思うのですが、矯正箸が使えたからといって普通のお箸がすぐに使えるようになるわけではありません。

矯正箸はあくまでも普通のお箸への第一歩。矯正箸が使えるようになったら、今度は普通箸への移行というハードルが待っています。

矯正箸のなかには、段階を踏んで少しずつ矯正を外していくことができるようになっているものもあります。

  • 「エジソンのお箸」のkidsやⅡのタイプ:お箸の持ち方に慣れてきたら、中指と薬指を固定していたリングを外して使うことができます。
  • コンビの矯正箸「はじめてサポートおはし」:持つ位置を定めるサポーター、箸先の開閉を促すトレーニングブリッジの2つの矯正部分を1つずつ外していくことができます。

徐々に負担を多くしていくことができるので、少しずつ慣れることができます。そして、すべての矯正を外した後には、2本の普通のお箸として使えるものもあります。

矯正箸からなかなか卒業できず苦労しているママも多いです。矯正箸を持たせる際には、いつか矯正を外すことを見据え、変な癖がつかないように指導しましょう。

意欲が大切!子供が使いたがるか
お箸を使いはじめるためには、子供の意欲が大切です。まずは子供に「使いたい!」と思ってもらえなければ、お箸の練習を始めることは難しいでしょう。

矯正箸の中には、アンパンマンやミッキーマウスなどのキャラクター商品も沢山出ています。

大好きなキャラクターのお箸なら、子供も楽しくお箸の持ち方を身につけられそうですね。

矯正箸の3つのタイプ

矯正箸は形によって大きく3つのタイプに分けることができます。

  • リングタイプ
  • バネタイプ
  • くぼみタイプ

子供がすぐに使えるもの、矯正箸とは気づかれにくいものなどがあります。はじめて選ぶ際には、まだどのタイプが子供が使いやすいかがわからない…というのが事実。

まずはママの好みや教えやすそうなものを選ぶとよいでしょう。

リングタイプ

箸に指を入れるリングが付いているタイプ。リングに指を入れることでお箸を正しく持つことができます。

また、少ない力で開閉できるのもポイント。ママが教える必要がないほど、すぐに使えるようになります。

ただし、普通のお箸とは構造が大きく異なるため、持ち方に間違った癖がついてしまうと矯正箸からの卒業が難しくなってしまうことも。

ママは使い方をよく見てあげて、「変な癖がついていないか」を確認してあげるようにしましょう。

バネタイプ

箸が留め具で連結しており、バネの力で開閉するタイプ。特に指を置く位置が示されているわけではないので、最初はママが持ち方を教えてあげる必要があります。

握力が弱い子供でも箸先を開閉することができるので、子供は工夫しながらお箸で食事をする喜びを感じることができます。

持ち方を覚えるまでは、正しい持ち方を身につけられるように何度も繰り返し持ち方を教えてあげましょう。

 

くぼみタイプ

お箸のくぼみに指を置くことで正しい持ち方を身につけられるタイプ。持ってしまえば矯正箸とはわかりにくいので、持ち方を身につけた後でも使うことができます。

リングやバネタイプの矯正箸から卒業するのに使ったり、普通のお箸の持ち方に変な癖が付いてしまったときに使うと、美しい持ち方ができるようになります。

リングタイプやバネタイプと違って、お箸の開閉をサポートする力はないため、幼児のはじめてのお箸としては難しいかもしれません。

個人差あり!お箸を使わせ始める時期の目安

こどもにお箸を使わせるのはいつからがよいのでしょうか。離乳食が進み、手づかみで食べられる用になり、スプーンとフォークを大体使えるようになると気になるところ。

お箸をはじめる年齢に決まりはありません。ですが、ある程度の成長と本人の意欲がないと、なかなか上手に使えないことが多いです。

「そろそろお箸をはじめようかな」と思っているママは、次の5つのポイントが目安となりますので参考にしていただき、お箸はじめに適した時期かどうかを確認してみてください。

  •  本人が箸を使いたがる
  •  スプーンとフォークで食事ができる
  •  一筆書きの四角が描ける
  •  じゃんけんのチョキができる
  •  保育園・幼稚園に入園する

ただし、これらは2本がバラバラになっているタイプの箸を使い始める時期として考えてください。

リングタイプやバネタイプの矯正箸なら、握力や細かい指の動きがそれほどできなくても使うことができます。“本人のやる気”があれば使わせてあげてもよいでしょう。

本人が箸を使いたがる

お箸を使い始めるうえで一番重要なのが、本人に箸を使いたいという意欲があるかどうかです

お箸には、「つまむ」「切る」「はさむ」「すくう」という沢山の機能があります。スプーンやフォークのようにただ握るだけでは上手に扱うことができません。

本人の気持ちが無いのに無理矢理お箸を使わせると嫌がってしまい、スムーズにお箸の練習をはじめることが難しくなってしまいます。

逆に、本人が「お箸でご飯を食べたい!」という気持ちがあれば、使い方をどんどん身につけて上手に食べられるようになるでしょう。

本人の意欲を確認するときは、まずは何も言わずに子供用のお箸を見せてみて反応を確認してみてください。興味をもって飛びつくようなら、使いたい気持ちがあります。

もしお箸への反応が薄いようなら、そのときはさらっと引いてください。そして、また何ヶ月か後に試してみてください。

子供が興味を示さないのに、「使ってみたくないの?」「やってみようよ」「お友達も使ってるよ」などと押しつけるのは逆効果になってしまいます。

スプーンとフォークで食事ができる

お箸を始める前に、まずは道具で食事が取れるようになっているとよいでしょう。1歳くらいから手づかみ食べをはじめ、段々とスプーンとフォークに興味を持つようになります。

まずはスプーンとフォークの使い方に慣れてから、お箸を始めるのがオススメです。

スプーンとフォークで食事をすることで、食材の固さや大きさ、一口の量など、料理の特徴や食べやすさを感覚で身につけることができます。

お箸を始めるのは、スプーンやフォークを下から握って持つことができるようになってからが目安です。

一筆書きの四角が描ける

ある歯科衛生士さんのお話で、「お箸は、クレヨンの一筆書きで四角が描けるようになった頃がスタートの目安ですよ」と聞いたことがあります。

これは、クレヨンをしっかりと握る力が備わっているかどうか、握った手を思い通りに動かすことができるかどうか、という視点からのお話でした。

確かに、お箸を握る力が弱いと上手に扱うことは難しいです。しっかりとした筆圧でお絵かきができるようになっていたら、お箸を持つ力が備わっているという目安。

さらに、鉛筆やクレヨンの持ち方とお箸の持ち方はほとんど同じなので、思い通りにお絵かきができるようになったら、お箸も上手に扱うことができるようになるはずです。

じゃんけんのチョキができる

お箸を正しく持てるようになるためには、5本の指をバラバラに動かすことができるようになることが必要です。

赤ちゃんの時はグーとパーしか動かせなかった手が、次第に人差し指が動かせるようになり、ピースサイン(チョキ)ができるようになってきます。

ちょうど2歳のお誕生日を過ぎると、「何歳?」の質問に「2歳!」と頑張ってピースサインをしながら答えるようになる子が多いですね。

お箸は、親指と人差し指、中指の3本で動かします。まさに、ピースで起こしている2本の指はお箸を動かす上で、とっても重要な役割を果たすのです。

じゃんけんのチョキができるようになるということは、お箸を正しく扱う上で大切なことなのです。

保育園・幼稚園に入園する

保育園や幼稚園への入園も、お箸を始めるきっかけになります。給食やお弁当を食べるときに使うカラトリーは、おうちから持っていく園がほとんどだと思います。

最初はスプーンやフォークを持って行くことが多いですが、幼稚園用には“お箸を含んだ3点セット”を持たせるとお箸に興味を示しやすくなります。

園によっては、矯正箸はNGというところもあります。いい機会だと思って普通のお箸を持たせてあげてください。子供はなんとか工夫して食べることでしょう。

そのうち、年少クラスでも、何人かは普通のお箸で給食やお弁当を食べる子が出てきます。お友達との競争心が芽生え、「自分もやってみる!」という意欲がわいてきます。

園によっては、保育時間内でお箸のトレーニングをするところもあるようです。おうちでお箸の練習を始めるきっかけにもなりますね。

そのような場合でも、園にお箸の使い方の指導を丸投げするのではなく、家庭と園の両方で教えていくことが大切です。

ママの持ち方は大丈夫?お箸の正しい持ち方と教え方

矯正箸を使うにしても、使わないにしても、「ママが子供に正しいお箸の持ち方を教えてあげられる」ということはとっても重要なことです。

ママがきちんとお箸を扱えなければ、子供は“ママの持ち方が正しいんだ”と思ってしまいます。

子供のためにも、まずはママが正しいお箸の持ち方を身につけ、子供にも教えてあげられるようにしましょう。

改めて確認!正しいお箸の持ち方・動かし方

正しくお箸を持つには、どのようにしたらよいのでしょうか。次の4つをポイントに、持ち方の確認をしてみてください。

  1.  上の箸は、親指・人差し指・中指の三本で軽く持つ
  2.  親指は人差し指の腹に軽く当てる
  3.  下の箸は、親指と人差し指の間に挟み、薬指の爪の横に当てて固定する
  4.  箸先をそろえ、上の箸だけを動かす

お箸を正しく持てないと、箸が上手に動かせません。お箸の機能(すくう、つまむ、挟む、切る)を最大限に生かすために、きちんとした持ち方を心がけましょう。

お箸を持つ指の位置について

まず、お箸を持つ指を正しい位置に置きましょう。骨のあるお魚などをキレイに食べるには、箸先を細かく動かす必要があります。

指の位置が悪いと、箸先の開きが悪くなったり、箸先が閉じなかったりしてキレイに食べることが難しくなります。

お箸の動かし方について

料理を上手に口まで運べないと、食事中の姿勢が悪くなったり、こぼしやすかったりと、美しい食べ方ができません。

たとえば、箸をクロスして動かすと、やはり箸先の動きが大きくなってしまい細かく動かすことができません。

同席している人に不快な思いをさせないためにも、正しい箸の持ち方を身につけ、美しく食事ができるようになりましょう。

適切なアドバイスで子供に自信を持たせましょう

子供にとって初めて体験することは、本人がドキドキするもの。お箸で食べることも、最初は上手にできているのか不安に感じています。

ママが適切にアドバイスをすることで、子供は安心して練習をすることができます。

子供がお箸を使っているときは、「箸を持つ位置」「指を置く場所」「動かし方」の3点をそっと確認してあげましょう。

お箸の持ち方は、下記のポイントをしっかりと見て確認してあげましょう。

  • 箸を持つ位置・・・低すぎないか、高すぎないか、
  • 指を置く場所・・・特に、人差指・中指・薬指の位置を確認
  • 動かし方・・・箸がクロスしていないか、上の箸だけを動かしているか

そして、上手にできているときには“それで合ってるよ”と声をかけて、更に「上手にできるね~」と褒めてあげると自信につながり早く上達します。

また、はじめのうちは、間違った持ち方をしていても叱ったりせず、楽しくお箸の練習できるように工夫しましょう。

遊びに組み込んで楽しくお箸の練習!

お箸に慣れるまでは、食事の際にスプーンやフォークも用意しておき、子供が食べやすい方法で食べられるようにしてあげるとよいでしょう。

食事の時間がお箸の練習時間になってしまうと、楽しく食事が取れなくなってしまうことがあるからです。

できれば、食事の時間以外で練習を始めるとうまくいきます。

遊びにお箸の練習を取り入れる

たとえば、遊びの一部にお箸の練習を取り入れると、子供も嫌がらずにはじめられます。

一口大に切ったスポンジを沢山テーブルに並べて、制限時間内にいくつお皿に運べるか、というようなゲームをすると楽しく練習できます。

スポンジは、つまみやすくて軽いのでお箸の練習には最適です。他には、丸めた粘土でも同じように遊べます。

おもちゃの一つとしてお箸の練習グッズを用意しておくとよいでしょう。ただし、遊び用のお箸と食事用のお箸は、しっかりと色などで区別するようにしてくださいね。

おやつの時間にお箸の練習をする

おやつの時間に練習するのもよいでしょう。大好きなおやつの時間なら、やる気スイッチも入りやすいものです。

お箸で掴みやすい「煮豆」や「小さく丸めたご飯」を少しだけ用意し、お箸で食べてみるように促します。

本人の「お箸を使いたい!」という気持ちを大切にし、練習は短時間からはじめるのがコツです。嫌がるようならしばらく練習をお休みしてもよいでしょう。

適切な箸選びで正しい箸使いを!メリットも沢山

お箸がきちんと使えるようになると、「字が上手に書けるようになる」「姿勢がよくなる」「器用になる」など、メリットが沢山あります。

また脳の発達にも影響があり、箸を使って細かく指先を動かすと脳が大きく発達するといわれています。

脳は、8歳までにほとんどの発達を終えて完成してしまうので、脳の発達のためには子供のうちから細かい箸使いができるようになってもらいたいものですね。

細かい箸使いは、正しい持ち方をすることで可能となります。正しい持ち方でキレイに食べられるようになるためにも、子供が扱いやすい箸を適切に選んであげましょう。

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