集中してサッと出来る子供に!ぐずぐず癖を直す指示の出し方
なぜサッと出来ないかには理由があるようなんです。親の指示の出し方を変えるだけでグズグズ癖が治るかもしれませんよ。
子どもが混乱しないようにしてあげるのがポイントのようです。サッとできないぐずぐず癖を直す方法をご紹介します。
この記事の目次
ぐずぐず癖は言われたことに混乱しているから
「うちの子グズでのろまで困っちゃう!」なんてお子さんのことを揶揄したりしていませんか?
実はそのぐずぐず、親のせいかも知れないのです。親の指示の出し方、言い方を変えればぐずぐずが治るかも知れないというお話なんです。
子供の性格は親の遺伝と与えられた環境で変わる
子供の性格が元々のんびり屋さんだからサッとできないと思い込んでいる親御さんが多いように思います。
のんびり屋さんならその性格の半分は親からの遺伝かもしれませんね。でも残り半分は親が与える育児環境でどのようにも変わっていきます。
いかに親が上手な指示を出してあげられるかは大切なことです。子供が理解しやすく、子供の行動に合わせた、タイミングの良い指示の出し方が鍵です。
子供は与えられた環境、すなわち親のやり方次第でサッと出来たりぐずぐずになってしまったりするということなんです。
子供の立場で考えてみれば見えてくる指示出しのミス
「何度言ってもサッとできない。グズグズと行動が前に進まない。どうしてできないんだろう?」これは子供のことしか見ていない場合の言葉ですね。
子供の心の声を聞いてみると…「やろうと思っていたらまた次のことを言われてわからなくなった。」「いっぺんに3つのことを言われてもそんなのできない。」
親の言い分と子供の言い分に随分違いがありますね。親の気持ちはひとまず横に置いといて子供の立場から考えてみましょう。
例えば、「歯を磨きなさい」と言われて子供が洗面所に向かう途中で「明日の用意できてるの」さらに「ハンカチは机の上よ」と合計3つも指示が飛んできています。
これでは混乱してしまいますよね。歯を磨き終わるまで次の言葉はやめておきましょう。一つのことに集中させてあげてください。
これが「ぐずぐず」につながります。歯磨きに集中できずフリーズ状態ですね。しかも出来ないことで「またママに怒られる…」と余計な心配までし始め悪循環です。
毎日のように複数の指示が事あるごとに来て、しかも混乱してうまく出来ないとなると、本人も自信ややる気がなくなりますし、心もイライラとしてきます。
言葉が多過ぎると理解が追いつかない
子供に何かさせる時には、短い言葉で指示を出すのがいいようです。良かれと思ってくどくど説明を足していけばいくほど、子供はぐずぐずにハマってしまいます。
言葉が多過ぎると子供はますます混乱します。理解しようと頑張ってもうまくできない自分に癇癪を起こしたり、わがままやダダをこねるという形に変わったりします。
先に結論を伝えて、後で理由を簡単に説明するといいみたいですよ。まず何をするのか伝えて、理由が必要ならその後に教えてください。
指示の出しすぎには要注意!指示待ち・指示嫌いになるかも
仕事やお出かけの時間に追われるあまり、ついつい子供を急かすように矢継ぎ早に指示を出してはいませんか?
短気な子でしたら指示を出されるたびに、ふてくされたりキレたりするようになるかもしれません。
最終的には自主的に出来るようにならなくてはいけませんので、指示を出すことに合わせて、「自分から行動するのを待つ」ことも大切ですね。
親は指示を出しっぱなしでなく、子供の様子や出来具合を見ながら次の声かけを考えて出しましょう。
ぐずぐず癖を卒業するための4つのポイント
子供は何事も身につくまで時間がかかるものです。「同じこと何回言わせるの~」このセリフは必ず皆さん口にしたことがあると思います。
ぐずぐず癖を卒業するための4つのポイントをご紹介しますので、出来そうなことから試してみませんか?
- 声かけは同じ言葉の方がわかりやすく効果的
- 時計を利用して時間を意識させる
- 動作のゴールをイメージさせて集中させる
- グズグズしているからといって代わりにやってしまわない
声かけは同じ言葉の方がわかりやすく効果的
例えば、「靴をそろえる」という動作を習慣づけたい場合、当然親子一緒に靴が揃えられていないといけません。
玄関の目に見える他の靴も揃っていてこそ、「靴を揃えなさいよ」と言われて子供も自分の靴を揃えることができます。
帰宅して、靴を脱いだその場ですぐ声をかけましょう。カバンを置いてからなど後回しにしないようにしましょう。
「靴を揃えなさい」なら、その動作がちゃんとできるようになるまでこの言葉に決めて同じ言葉を使った方が分かりやすいと思われます。
時計を利用して時間を意識させる
小学校に上がるまでに時計での時間管理もなんとなく理解できているといいですよね。起床・就寝・食事の時間位は時計を意識させて教えるといいですね。
例を挙げれば「8時ちょうどになったらお風呂に入るよ」と少し前に言っておくと時計を気にしてくれるでしょう。
言葉をどう使うかで子どもたちの受け止め方が変わってきますね。声かけの仕方一つで子育ての様々な可能性が見えてきます。
動作のゴールをイメージさせて集中させる
子供の気持ちに立つと、言われたことが出来たあとのイメージが何かあると行動しやすいのではないでしょうか。
「手を洗ったら、おやつですよ」「おもちゃを片付けたらゲームしてもいいよ」など、一つの動作の後のゴールが何か見えていればスムーズに動けそうです。
「手を洗ったらおやつか!」と頭に映像が浮かんだらサッとできそうな気がします。指示を思いつきで次々出すのとは違い、まとまったフレーズで指示を出します。
心理的なものかもしれませんが、イヤ期や反抗期などには言葉の使い方で子供の態度も変わったりするものです。
気分良く自分でできるようになれば自信にもつながります。サッと出来るようになった時には必ず褒めてあげてくださいね。
グズグズしているからといって代わりにやってしまわない
ありがちなことですが、子供のぐずぐずが見ていられなくて代わりにやってしまうお母さんがいます。
子供には子供のペースがありますから、ぐずぐずしててもぐっと我慢して根気よく言葉かけをして、一つずつわかりやすい指示を出してあげましょう。
言われてサッとできるようになれば次のステップへ
わかりやすい短い言葉で一つ指示を出して、それがサッと出来るようになればそれは素晴らしい成長です。ぜひ褒めてあげてくださいね。
次に気をつけたいのが、これまたお母さんが言ってしまうこのセリフ「言われる前にしなさい」(笑)
そうです。言われる前にやってくれたら最高ですよね。でもこれがなかなか子供には難しいみたいですね。言われないとやらない。言われてもサッとやれない…。
でもこれまで参考に上げた解決方法でとにかく言われたらサッと出来るようになったら次のステップです。
「あなたはもう自分で出来るはず」と自信を持たせてあげましょう。また、親の方も信頼して任せて見守りましょう。
「親」という漢字は、「木の上に立って見る」と書きます。心配ばかりして手を出すことは控えて様子を見てあげてください。
親のサポートしだいで自分でサッと出来る子に!
ぐずぐず癖の直し方についてご紹介しましたが、指示を出す側の親の生活リズムがグダグダではいくら子供に声かけをしても直りません。
指示を出すときは感情的にならず穏やかに、笑顔で明るい感じがいいですね。人間はリラックスしている時に集中できると聞きます。
言葉の使い方や指示の出し方を工夫してぐずぐず癖を直しましょう。子供は次々親から言われて頭が混乱しているだけかもしれません。
MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪
まだデータがありません。