赤ちゃんがひきつけを起こしている…対処法としてはいけないこと
赤ちゃんは高熱をだすと急にひきつけを起こすことがあります。突然おこすのでママはどうすれば良いのか分からず、パニックになってしまいがちです。
そうならないために、必ず知っておきたいひきつけを起こしたときの対処法や絶対にしてはいけないことを紹介します。
ひきつけって何?
ひきつけとは、白目をむき、身体のこわばりがおき、意識を失っている状態のこと。
小さな子供は脳の発達がまだ未成熟なため、急な高熱をだすと、神経細胞が活発に反応し、反応に対応できなくなって、失神してしまいます。そういった状態をひきつけといいます。
多くは高熱(38度以上)が原因でおこる熱性けいれんです。乳幼児がはげしく泣いたときの「泣き入りひきつけ」や、「てんかん」でもおこります。
熱性けいれんは生後6ヶ月から6歳ぐらいまでに起こり、成長とともにおこらなくなります。
ひきつけの対処方法
①静かに横向きに寝かす
仰向けに寝ていると嘔吐した場合、嘔吐物で窒息する恐れがあるため静かに横向きに寝かせましょう。
②熱がこもらないよう、衣服のボタンを緩めます
高熱が原因でけいれんが起きている場合が多いため、刺激となる熱を逃がします。
③けいれんが起きた時間を確認し、何分けいれんが持続した記憶しておきましょう。
病院で医師に何分間痙攣していたかを伝える必要があります。
してはいけないこと
布団をかける
熱がこもらないようにしなければいけないので、かけないで様子をよく観察しましょう。
ゆすったり、抱き上げる、声をかける
けいれん中は刺激をいれてはいけません。ママはパニックになり、つい抱き上げたりしてしまいます。
しかし、5分間は冷静に観察しましょう。けいれんの多くは数十秒から5分以内におさまると言われています。
割り箸や、タオルを噛ますこと
ひきつけをおこすと、歯を食いしばることがあります。
舌を噛み切ってしまわないかと口に割り箸やタオルを噛ますというのを効いたことがあるかもしれません。
間違って指を噛まれたり、口の中を傷つけたりしてしまう可能性があるのでやめましょう。
すぐに水分補給しない
またすぐにひきつけを起こすことがあるため、水分補給は病院で診察してもらい、十分にひきつけの症状がおさまってからにしましょう。
ひきつけがおさまったらどうすれば良いか?
体温測定をしましょう
何度の熱でひきつけが起きたのかを把握する必要があります。再度高熱が出た場合、またひきつけを起こす可能性があるので、その際、対策の手がかりとなります。
病院へいきましょう
熱がこもらないよう脇や股関節、頭を冷やし、病院へ向かいます。
5分以内におさまるけいれんは救急車を呼ぶほどではありません。夜間の場合は夜間診療のある病院へ電話をし、病院へむかいます。
ひきつけがおさまったら自宅安静
ひきつけが治まり、病院での診察をし、医師から帰宅許可がおりたら自宅で安静にしましょう。
一見元気でも、十分に身体を休ませ安静にしなくてはいけません。
注意しなくてはいけないこと
①ひきつけが5分以上続く場合
多くは2、3分でけいれんはおさまりますが、5分以上継続する場合はすぐに病院へ向かいましょう。
②熱がないのにひきつけを繰り返す場合
熱が無いのにひきつけを何度も起こす場合、てんかんの可能性があります。すぐに主治医に相談しましょう。
③ひきつけがおきたりおさまったりを繰り返す場合
この場合が見られたら、様子観察ではなく、すぐに病院へ向かいましょう。
④1年に2回以上ひきつけの発作を繰り返す場合
熱性けいれんで1年に2回以上発作を起こす場合、てんかんの可能性もあります。主治医に相談する必要があります。



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