引っ越しが子供に与えるストレスとは?笑顔を保つためのケア方法

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2015/07/05

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環境ががらりと変わる引っ越しは、大人にとってもストレスが大きいもの。もちろん子供にとっても影響は大きく、生活環境もお友達も、年齢によっては幼稚園・保育園も変わります。子供にとっては生活のほとんどが変わる体験と言って良いでしょう。

大きな変化の中で、不安定になってしまう子供もいます。そんな子供の心をどうケアしてあげたら良いのでしょうか。私たち親がしてあげられることを考えてみましょう。

引っ越しは子供の「環境」「人間関係」「生活スタイル」を変化させる

子供にとっての「引っ越しに伴う環境変化」は様々な側面があります。

  • 環境の変化
  • 人間関係の変化
  • 生活スタイルの変化

まずは住む場所が変わり、通っていた公園や遊び場、お店などが変わります。そして、すでに通園・通学している子供なら、保育園・幼稚園・小学校が変わります。

そして、人間関係も変わります。今までよく遊んでいたお友達や先生との別れは、子供にとっても大きな出来事。場合によっては、祖父母と離れるなど、親しい人との別れを経験する子もいるでしょう。

引っ越しの前後では、しばらく保育園が待機状態になったり、家が変わったことで過ごし方が変わったりと、生活スタイルが変わる場合もあります。

そもそも、引っ越し準備中は親自身がバタバタしているので、「いつもと違う」空気の中、子供は過ごすことになります。

大人にとってもそうですが、子供にとってもこれらは大きな変化です。

変化に伴い、子供はストレスを表すことも!

さて、そんな環境の変化やストレスは、子供にどんな影響を及ぼすのでしょう。影響がどんな風に表れるのか、そのサインは、それぞれの子によって大きく異なります。

変化なくケロリとしている子もいれば、ふさぎ込みがちになってしまう子も。寂しいと毎夜泣く子もいれば、じんましんや下痢など体調に変化が表れる子も、これまで出来ていたことができなくなってしまう子もいます。一時的に反抗的になる子もいるでしょう。

こうしたストレスの表れ方は、その子によって全く違ってきます。分かりやすく言葉で表現してくれる子もいますが、子供自身すら気づかずにストレスをためている場合も。口では言わないけれど体に不調として表れてしまうこともあります。

引っ越し前後、様々な手続きや引っ越し準備で大人は忙しくなります。ですが、そんな忙しい日々の中でも、子供の心に負担がかかっていないか、子供のサインをしっかりキャッチしてあげるようにしたいですね。

絶対してあげて!親が子供にしてあげられるおすすめケア4つ

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では具体的に、親が子供にしてあげられるケアには、どんな方法があるのでしょうか。意識しておきたいポイントをご紹介したいと思います。

1.子供のことをよく見てあげる

子供のケア方法として絶対的なものはありませんが、やはり「その子をよく見てあげる」ことに尽きるのではないでしょうか。

お友達との関わり方、表情、生活リズム、体調など、引っ越し前後の期間は、いつもより子供をしっかり見てあげるようにしてください。

忙しいときだからこそ「意識して見る」ことで、子供が無理をしているサインを早めにキャッチすることができます。そして、子供が呼びかけたときはなるべく時間を割いてあげて。それが、子供の安心感にもつながります。

子供とたくさん話をする

子供は、ふとしたときにぽろっと本音をこぼすこともあります。また、幼稚園や保育園に通っているなら、子供から話を聞くことで、元気に過ごせているかどうか、なんとなく分かるもの。

特段「引っ越しで寂しくない?」などの質問をする必要はありません。普段より、ちょっとだけ会話を増やして、子供がいつでも話せる環境をつくるのがオススメです。

引越し先での「新たな楽しみ」を作ってあげる

子供は、単純なようで複雑…でもやっぱり、単純です。引っ越し先での新しい楽しみを作ることで、新生活への弾みをつけてあげてください。

たとえば、「新しいお家の近くにはこんな公園があるよ!」と教えてあげるのでも良いですし、「新しいお家に行ったらベッドで寝よう」「新しい幼稚園ではこのハンカチを使おう」など、なんだって構いません。

新しい場所への期待が膨らむように、「お楽しみ」を用意してあげると、それだけで「引っ越すのが楽しみ!」という気持ちを大きくしてあげられます。

なるべく「普段通り」の環境を作ってあげる

子供に、可能な限り「普段通り」の環境を用意してあげてください。特に、引っ越し前後は親がバタバタしてしまい、普段の生活が崩れがち。忙しいと気持ちの余裕もなくなってしまいがちです。

ですが、子供にとっては、いつも通り相手をしてくれるママとパパがいることが、何よりの精神安定剤。

普段通りの食事、普段通りの生活、そして普段通りの家族。生活のベースがしっかりしていればいるほど、新しい環境にも適応しやすいものです。

親自身が心がけて!引っ越しを「プラス」にとらえる

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最後に、親自身が持っておきたい心構えをご紹介します。それは、「引っ越しをプラスにとらえる」ことではないでしょうか。

こんな話を聞いたことはありませんか?子供に「ごめんね」と言い続けると、子供自身が「自分はかわいそうな子なんだ」と思ってしまう。引っ越しに際しても、「寂しいね、ごめんね」と言い続けると、子供自身がその暗示にかかってしまいます。

引っ越しにはプラスの面が数多くあります。幼いころから環境の変化を体験することで、慣れない場所での順応の仕方を体得していくことでしょう。変化に強い人間になることは、子供の人生において大きなプラスになるはず。

親自身が引っ越しを肯定的にとらえ、環境の変化を楽しむことが、何より子供のケアとなるのかもしれません。

みんなのコメント
  • れみあさん

    私もこれから引っ越すんだー…泣きそう、、、小学校なのですけど、仲良くなれた友達に、少し気になる人が出来た直後何ですよねー、(´・ω・`)

  • かじょさん

    引っ越して数日、校区は変わりませんが前の家に行きたい、と突然ポツリと言われると子供に与える影響はあるのかな‥と切なくなります。

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