子供にひらがなを教えたい!コツを知って効率的な学習を

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2017/09/04

親が子供にひらがなを楽しく教えている様子

約7割の子供が小学校入学時には、既に「ひらがなの読み書き」ができると言われています。

一年生の最初の国語の授業では、ひらがな学習を中心に進んでいきますが、「できる子」が過半数という状況を考えると、やはり早めに習得しておきたいところです。

子どもの早期教育の鍵となるのは、ズバリ親の働きかけ。

「ひらがなを教えたい」「ひらがなを練習して欲しい」親御さんへ、教え方のコツや子供が興味を持てるタイミング、練習用おもちゃなど、『子供のひらがな習得ポイント』についてお伝えします。

いつから?ベストタイミングは「子供が興味を持ったとき」

ひらがなを教える際に、まず頭に入れておきたいのが、そのタイミングについてです。

教えるのにベストな時期とは、ズバリ「子供が興味を持ったとき」。

もちろん子供によって、興味関心を抱く対象、そして時期には違いがあります。だからこそ、まずは子供の様子をよく観察してみてください。

ひらがなに対して「これなんて読むの?」と興味を示したり、「書けたよ!」と嬉しそうに報告してくれるようになったりしたら、それがベストタイミングだと言えます。

年齢でいうと、「3歳」が一つの目安となります。「2歳」までは、読み聞かせやお絵かきで、文字を書くための「基礎力」を伸ばしていきましょう。

「3歳」を迎え、手指を自由に動かす力が発達してきたら、文字学習をスタートするチャンスです。子供が興味・関心を示す事柄から、徐々に学習を進めていきます。

ベストタイミングは子供によって違います。まずは焦らず、じっくりと子供の様子を観察してみましょう。

教える順番なども重要!ひらがなを上手に教えるためのコツ

子供の興味がひらがなに向いた!と思ったら、家で早速教え始めましょう。とはいえ、ただ闇雲に教えても、親子共にイライラするだけ……!ということも考えられます。

まずはしっかり「上手に教えるためのコツ」を頭に入れておきましょう。

教える順番とは?

子供にひらがなを教える順番でベストなのは、「読み」「書き」「書き順」です。

まずはひらがなの「読み」から親しみ、文字の形一つ一つに「音」があることを感覚的に理解させましょう。

その後、「し」や「く」など、一画で書ける文字から「書き」練習をスタートさせます。画数の多い複雑なひらがなへと進んできたら、「書き順」についても意識させてください。

すべてのステップにおいて、重要なのが反復練習です。「読み」「書き」「書き順」が定着するよう、飽きない反復練習法を取り入れてください。

▼子どものひらがなの反復練習方法についてはコチラも参考にしてみて!

効果的な教え方

ひらがなの効果的な教え方とは、「子供の興味に沿った方法で行う」ということです。子供にとって、ひらがなはまだ「勉強」の対象ではありません。

あくまでも「大人の真似をしたい」「読み書きできたらカッコイイ!」といった気持ちの延長なのです。

子供たちにとっては難しいひらがなだからこそ、遊びの中で自然に覚えさせた方が効果的。ママやパパとしては、幼児用のプリントや練習グッズを上手に取り入れながらも、子供と一緒に「遊ぶ」気持ちを忘れないでください。

「机に座って読み書きする」だけが、ひらがな学習の方法ではありません。

「遊び」の延長線上にある「学習」が最も効果的!子供と一緒に、遊びながら教えましょう。

年齢別の声かけ法は?

ひらがなをマスターできるまでの期間、子供のモチベーションにつながるのが、親からの声かけです。子供の年齢に合わせた、効果的な声かけを行いましょう。

2歳 「ママも一緒にやりたいな」と、子供の気持ちに寄り添って
3歳 「すごいね!次は○○ができるかな?」と、競争意識を刺激して
4歳 「やってもいいよ」と、あえて許可を与えてみて
5歳 「○○のここが上手だね!」と、具体的な褒め言葉を伝えて
ひらがな学習をスタートする時期は、精神的にも大きく成長する時期。発達に合った声かけで、子供のやる気をアップさせましょう。

逆効果…子供のやる気が下がってしまう教え方

せっかくひらがなに興味を抱き始めたのに、教え方によっては、モチベーションを下げてしまうケースもあります。

中でも、必要以上に厳しく接したり、子供を責めたりすることは禁物です。

こうした学習を継続すると、ひらがなに対して苦手意識を抱いてしまうことも。イラっとするのもわかりますが、どうか心を落ち着けて、子供と向き合ってみてください。

子供が全く興味を示さない場合には、「まだそのときではない」ということも。勇気を出して、学習を中断、再度タイミングを見極めることも必要かもしれませんね。

厳しければ良いというわけではありません。嫌がる子供をムリヤリ勉強させても、苦手意識を植え付けてしまいます。

▼年齢別ひらがなの教え方についてはコチラも参考にしてみて!

ひらがな学習に欠かせない練習グッズ

ひらがな学習をする上では、いくつか用意しておいた方が良いアイテムもあります。

  • クレヨン
  • 画用紙
  • 絵本や文字入力練習シートなど、練習用おもちゃ
  • 練習用ゲーム(アプリ含む)
  • えんぴつ
  • 文字練習プリント
  • 繰り返し学習用ドリル
  • パソコンやスマホ、タブレットなどの情報端末

練習用おもちゃやゲームは、本当に必要なの?と思われる方もいるかもしれません。

しかし子供の学習が「遊び」と密接に関わっていることを考えると、用意しておいて損はありません。親としても、子供に教えるきっかけをつかみやすくなります。

▼遊びでひらがなを学ぶ方法についてはコチラも参考にしてみて!

えんぴつなど、ツール選びも重要!

ひらがな学習で欠かせないのが、書くためのツールです。中でも「えんぴつ」は、張り切って準備する方も多いことでしょう。

幼児のえんぴつ選びでは、重視したいポイントが二つあります。

  • 書きやすいこと
  • 手で、正しく握りやすいこと

これらの条件をクリアしたえんぴつを購入しましょう。専用のものを準備することで、子供の学習意欲も刺激できます。

ひらがな学習は子供の「興味」に寄り添って!

周りの目もあり、親にとって子供達のひらがな学習は、焦りがちなポイントでもあります。とはいえ、親が焦ったところで、良いことはありません。

無理なく楽しく教えるためには、親も一緒に楽しみながら教えることが大切です。

ひらがな習得のペースには個人差があり、子供の性別やタイプによっても状況は異なります。大切なのは、自分たちに合った学習法を見極めることです。

もし「うちの子は、ひらがなに全く興味を抱いてくれない……」なんて悩みを抱えている場合には、子供がひらがなに興味を抱きやすくなる環境づくりを意識してみてください。

文字の形を認識しやすくなる「お手紙交換」や、運筆訓練にも最適なめいろあそびなど、学習の入り口は無数にあります。

きっかけさえ上手につかめれば、子供の「学びたい」気持ちを刺激できるはずです。

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