間に合わず1人で自宅出産に!やっておきたい準備と対処法

コメントを見る0
2018/08/12

助産師さんが家にきて出産を手伝ってくれる自宅出産とは違い、お産の進みが早く、病院に行く前に赤ちゃんが産まれてしまう自宅出産は、妊婦さんなら誰でも起こりうることです。

緊急で自宅出産になった場合、パパがいれば安心ですが1人のときに自宅出産になることもあり得ます。

そんな万が一に備えて、自宅出産してしまった時の対処方法をお伝えします。

間に合わず自宅出産してしまった時の対処方法

お産のスピードが速く、間に合わなかった場合は自宅出産をすることになります。対処の仕方によっては赤ちゃんの命に関わることもあるので、処置の流れを確認しておきましょう。

1.産院に電話する

産院に「もうすぐ生まれる」ことを伝えておきます。その際に、病院から指示があれば聞いておきます。

救急車を呼べる余裕があれば一緒に連絡しておくと安心ですが、無理な場合は出産後になります。

お産で救急車を出動させるのは抵抗があるママもいますが、緊急なのでそれどころではありません。救急車も出動してくれますので電話をかけてください。家の鍵を開けておくことも忘れずに。

2.部屋の温度・敷物の準備

赤ちゃんのために部屋は暖かくしておきます。

冬場は特に冷えるので、浴室で出産するのは控えます。

破水などで部屋が汚れてしまうので、新聞紙や大きめのレジャーシートを敷いてその上にバスタオルを何枚か敷きます。

バスタオルは赤ちゃんが生まれたときも必要なので、たくさん用意しておくと良いでしょう。バスタオルは洗濯してあるものであれば大丈夫です。

3.産むときの姿勢

産むときの姿勢は、赤ちゃんが落ちて床に頭をぶつけない姿勢です。

赤ちゃんをパパが取り上げてくれるなら大丈夫ですが、1人で出産する場合は横向きかひざまずいて産みます。

赤ちゃんが落ちるときに、床とお尻の距離が近ければ頭をぶつける可能性は低くなりますが、産んだ後に赤ちゃんを踏まないように注意します。

4.赤ちゃんが出てきたら

会陰裂傷を起こさないように、焦らずにゆっくり呼吸を整えて産んでいきます。呼吸法を学んでいたら、ゆっくり鼻から吸って口から長い息を吐ききりましょう。

この時に大事なのが、しっかり赤ちゃんに酸素を送り届けることです。焦っていきみすぎたり、呼吸を止めたりすると赤ちゃんに酸素が送り込まれず低酸素状態になり危険です。

頭が出てきたら、手で押さえるように支えてあげます。この時に引っ張らないように、いきみながら上半身が出るのを待ちます。上半身が出たら下半身はするりと出てくるはずです。

5.赤ちゃんの鼻、口を拭き産声を確認

被膜児(卵膜に包まれたまま袋ごと生まれる)だった場合、膜を破って赤ちゃんを取り出してあげましょう。

生まれた直前に、呼吸するために備えていた口と肺に入っていた羊水を吐き出します。吐いた羊水は拭いてあげましょう。そうすると、空気が肺の中に入って産声を確認できます。

産声を確認できなかったら、大人が口をつけて肺の羊水を吸い上げます。赤ちゃんの命や呼吸に関わることです。

6.赤ちゃんを保温する

赤ちゃんの産声を確認したら、出血量を抑えるためにママは仰向けに寝て赤ちゃんの顔が横向きになるようにうつ伏せの状態で、胸の上に寝かせてあげます。

この時に赤ちゃんの上にタオルをかけてあげてあげましょう。ママの肌と赤ちゃんの肌が直接触れると体温で体が温まります。

赤ちゃんの状態やママの出血量もまだ心配です。胎盤の中にある血液が赤ちゃんに流れこんでしまうのを防ぐために、胎盤が赤ちゃんより低い位置にあるようにします。このままの状態で救急車の到着を待ちます。

7.へその緒は切らない

胎盤は出産後軽くいきんだり、しばらくするとスルッと出てきます。無理やり引っ張ることは避けましょう。

へその緒は自分で切らないようにします。へその緒はきちんと消毒したもので切らないと感染を起こす可能性があるので、必ず産院で切ってもらいましょう。

へその緒はすぐに切らなくても問題はないので、そのままにしておきます。

8.寝ころんだまま救急車を待ち病院へ

救急車を待つ間は絶対に立ち上がらないようにします。この時に救急車を呼ぶ場合も、赤ちゃんを抱いたままで座った状態で電話のある場所へ移動します。

救急隊員の人が来たら赤ちゃんの処置をしてくれますので、そのまま指示に従いましょう。病院についたら赤ちゃんの状態を見てLRDへ移動します。

ママは産後の処置をして退院まで赤ちゃんと過ごします。

知っておきたい自宅出産のリスク

出産は医療機の整った病院で専門の助産師が介助することが一般的ですが、自宅出産ができる妊婦さんは超安産であり、リスクが低いことも挙げられます。

しかし、日本ではきちんとした調査が行われていませんが欧米数ヶ国の合同調査で行った自宅出産の死亡率は病院出産と比べて3倍という数値が出ています。

この数値は、

  • お産時に必ず2名の助産師がいること
  • 自宅出産ができるのはリスクの低い妊婦のみ
  • 緊急の場合も病院に搬送が可能であること
  • 新生児に対する蘇生準備があること

が条件で、準備万端な状況下での数値になります。

助産師の介助人がいても自宅出産の死亡率の危険性が高いという結果から、1人で出産すること、または自分たちだけで出産することがいかにリスクが高いことか分かります。

自宅出産にならないために

臨月に入ったら、陣痛の間隔が10分を切ったら「陣痛開始」と考えて産院に電話をします。しかし、陣痛の進みが早くわずか4、5回の陣痛で出産したケースもあります。

このママは3人目出産で、経産婦さんでした。初産婦さんより、経産婦さんは出産ペースが速くなりやすい傾向があります。

お産の進み具合によっては予測がつかないこともありますが、妊娠中に少しでも「あれ?」と感じたら早めの連絡が安心です。
  • 妊婦健診は必ず行く
  • 医師や助産師に言われた入院タイミングを守る
  • 我慢をしないこと
  • 気になる症状はすぐに産院へ連絡する

それでも間に合わず1人で自宅出産になった場合でも、ママは子供を守るために覚悟を決めてしっかり赤ちゃんを産むことができます。

自宅出産は出生届の受理が遅くなり妊娠・出産の証明が必要

出生届は出産後14日以内にお住いの市区町村に手続きを行うことが義務づけられています。しかし、自宅出産の場合は、出生届が受理されるまで時間がかかります。

出生証明書は医師のサインが必要

自宅出産の場合は出生届の受理が遅くなる、または出生届を受け付けてくれない可能性もあります。出生証明書は出生した子供が間違いなく届け出の両親から生まれたことを証明するものです。

医師や助産師が立ち会った場合は記載することができますが、旦那さんが出生証明書を書いても、自宅出産(プライベート出産)は認めてもらえないことが多いようです。

妊娠・出産の証拠書類の提出

出生届が受理できない場合、出生届に妊娠・出産の証拠を証明する資料を提出するように言われます。しかし、書類を提出したとしても、すぐに受理してくれる地域もあれば調査をして受理が長引くこともあります。

証拠書類は決まった形式があるわけでなく、妊娠・出産を証明するもので下記のものが一般的だと言われます。

  • 妊婦健診のエコー写真
  • 出産経緯を説明した文章(現認書)
  • 妊婦時の写真
  • 母子手帳
  • 医師の診断書
  • 出生時の赤ちゃんとママの写真

などです。

調査員の自宅訪問

役所へ書類提出が終わると、調査員が自宅へ来て聞き取り調査があります。調査の目的は、他人の赤ちゃんを自分の子と偽って届け出るのを防ぐため、虐待の可能性を確認するためでもあります。

聞き取り調査では、

  • 病院で出産しなかった理由
  • 当日の陣痛から出産までの経緯や詳細
  • 出産準備物の詳細
  • 出産の感想
  • へその緒の写真

などです。また、旦那さんが出産を手伝った場合は、分娩時の様子や準備したものなど出産当日の詳細を聞かれるようです。

間に合わず自宅出産でも母は強し!いざとなっても冷静に

病院で産む予定だったのに、お産のスピードが速く結果的に自宅で出産するママは不安でいっぱいになります。とくに、1人で出産したらなおさらでしょう。

お産は自分の意志でコントロールができません。間に合わずたった1人で出産しているママは誰も責めることはできません。

病院が遠くて間に合わない、経産婦であればお産が速くなり誰もが自宅出産は起こりうることです。

そんな状況がある妊婦さんは、自宅で産気づいたときのことを自身はもちろんのこと、家族のみんなにも対処法を知ってほしいと思います。

みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ


マーチについて

MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪

マーチの人気記事だよ

まだデータがありません。