双子の出産・育児の準備で2つ必要なもの&1つで足りるもの
双子が生まれる…嬉しい反面、「何をどれだけ準備すればいいの?」と不安に思うことも多いですよね。
双子といっても、すべて2つそろえる必要はありません。1つで足りるものもあれば、1.5倍あれば済むものもあります。
では、何が2つ必要で、何が1つでも足りるのでしょうか。買うべきもの、買わなくても済むものなど、詳しく見てみましょう。
双子の出産準備
双子妊娠がわかったら、パパもママも喜びよりもまず驚きのほうが大きいのではないでしょうか。何を、いつ、どれくらい準備すればよいのでしょう。
出産準備は7ヶ月から8ヶ月頃がベスト!
妊娠に気付き、順調にお腹が大きくなってきたら、次は出産準備が気になりますよね。たいていの場合、安定期ころから何が必要になるかリサーチし始めるママが多いでしょう。
また身軽に動ける7ヶ月くらいから、妊娠後期に入る8ヶ月くらいに準備を始めるママが多いでしょう。
しかし、双子の妊娠にはさまざまなリスクがともないます。つわりも単胎のママより重いことが多いそうです。
また、切迫早産などのリスクも高くなる傾向にあると言われています。ママの体への負担も大きくなりますよね。
実際に、私が双子を妊娠した時、つわりは単胎の時よりもはるかに重く、長く続きました。もともとつわりが重い体質でしたが、双子妊娠時は3ヶ月ほど続きました。
最初の1ヶ月はもっとも重く、入院して点滴を受けました。体力が低下しすぎて全身が痛み、寝返りを打つことすらつらい状態でした。
普通に外出できるようになったのは、安定期に入ってしばらく経ったころです。それまでは、日常生活も厳しい体調でした。
また、切迫早産になり、妊娠9ヶ月に入ったばかりの時に緊急入院してしまいました。ベッド上安静が続いたので、結局お産まで1度も家には帰れませんでした。
入院前は自由に動けていたかというと、そうではありません。大きくなった子宮が胃を圧迫してあまり食べられなくなり、体力はみるみる落ちて行きました。
さらに血行も悪くなり、午後になると歩くこともつらいほど疲れ、デパートめぐりができる状態ではなくなっていました。
すべての双子ママがこうした状態におちいるわけではありません。しかし、つわりも体力低下も入院も、私の場合は前触れなく突然やってきました。
ハイリスクな双子妊娠の場合、急激に買い物もできない状態になる可能性もあります。準備は計画的に、できるだけ早めに進めておくと安心ですね。
出産から退院までに必要な物
赤ちゃんを出産するために入院する時から、退院までには、どんなものがどれだけ必要になるのでしょうか。
利用したいサービス
現在は、実際に出かけることなく買い物ができる時代です。いろいろなサービスを利用して、体に無理をかけずに出産準備をスタートしましょう。
まず、利用したいのがネット通販ですね。赤すぐネットなど、赤ちゃん用品を扱う通販サイトもいろいろあります。
また妊娠・出産情報誌でも通販を利用することができます。双子を妊娠したら、できるだけ早めに必要なものをチェックしておきましょう。
また、購入する必要がないものもあります。実は赤ちゃん用品は、いろいろなものがレンタルできるんですよ。
ナイスベビーというサイトでは、通販とレンタル両方が利用できます。またレンタルできるものは、徹底的に洗浄・殺菌しています。
公式サイトで、どのように清潔が保たれているのかも紹介されています。これなら、新生児用のアイテムも安心して借りることができますよね。
出産までに用意するもの
- 母子健康手帳
- へその緒ケース
- ベビードレス(小さめも考慮して)
- 肌着・おむつ
- アフガン(寒い季節は厚手のもの・暑い季節は薄手をクーラー対策に)
- チャイルドシート
- 抱っこ紐
- ベビーカー(シングルタイプを選んだ場合)
- ベビーカー用汗取りシート(シングル・双子用いずれも)
- 爪切り
- ベビーカー(双子用を選んだ場合)
では、どういったものが2つ必要で、何が1つで足りるのでしょうか。まずは出産準備として一般的に何がどれほど必要なのか考えてみましょう。
ママの入院に必要なものは、単胎の場合も多胎の場合も変わりません。病院でもお産が近付くと指示されるので、その内容に合わせて用意しましょう。
出産入院中、病院では基本的に赤ちゃんに関するものは貸し出してくれます。入院中に着るベビー服や肌着などは必要ないことがほとんどです。
入院中に実際に必要と思ったもの
母子健康手帳
1人の子どもに対して1冊配布されます。双子の場合は2冊になるので、ママの健康保険証とともに忘れずに持って行きましょう。
へその緒ケース
経験上意外だったものが「へその緒ケース」でした。個人病院で1人目を出産した時は、病院がへその緒ケースを用意してくれました。
しかし、双子を産んだ大学病院では、基本的にへその緒は廃棄されることになっており、へその緒ケースを持参しなければへその緒が手に入らない状態でした。
こうした事態はまれかもしれませんが、サービスがあまり重視されない病院もあります。特に双子出産は大病院が主流。
退院後に実際に使ったもの
妊婦健診で、赤ちゃんの大きさはある程度わかります。3キロ前後で退院する一般の赤ちゃんと比べて、2400g前後の赤ちゃんはかなり小さく、市販のベビードレスは大きいでしょう。
我が家では、冬の初めに生まれましたが赤ちゃんが小さすぎたため、慌てて半そでのドレスを買いに行きました。
おむつも新生児用では大きいこともあります。小さく産まれた赤ちゃん用のおむつを購入すると良いですね。
赤ちゃんの肌着は1枚ずつ必要になります。新生児用のガーゼ素材肌着を用意し、ママの体調が良いうちに水を通しておきましょう。寒い季節はアフガンも必要です。
赤ちゃんが同時に退院する時、マイカーで帰宅するならチャイルドシートが必要です。慌てずに済むように、事前にパパと使用方法を確認し、車に装着しておくとよいでしょう。
ベビーカーは、シングルタイプであれば2台必要になります。双子用なら1台でOKです。我が家は双子用1台を使用しましたが、特に困ることはありませんでした。
双子用ベビーカーにはタテ型とヨコ型がありますが、オススメはヨコ型です。タテ型は後ろの子に熱がこもりやすく、成長してくると外の景色が見えないためぐずりがちになります。
ヨコ型は幅があるのですが、意外といろいろな場所で活用できました。どうしても通れない場所は抱っこやおんぶでしのげるので、1台で充分でした。
双子用ベビーカーを1台だけ用意した場合も、ベビーカーの汗取りシートやサンシェードなどは2つあった方が良いので、それぞれ用意するとよいでしょう
抱っこで帰宅する場合、抱っこ紐を使用するなら2つ用意します。新生児から使えるものを選びましょう。
ベビーカーやチャイルドシートは、レンタルも可能です。里帰り出産で、実家ではほとんど使わない場合などは、その時だけレンタルしても良いですね。
入退院時、赤ちゃんに関するもので1つあれば足りるものはなんでしょうか。意外と入院中に使うことになるのがベビー用爪切りです。
赤ちゃんは爪が伸びた状態で産まれることも多く、産後はどんどん伸びて顔を傷付けることもあります。入院中に切ってあげることも多いので、用意しておきましょう。1つあればOKです。
スタイや靴下・ミトンなどは入退院時まで用意しなくても大丈夫です。帽子も寒い季節でなければあまり必要ありません。その後の生活に合わせて購入しても間に合います。
新生児のお世話
退院して家に帰って来ると、新生児との生活がスタートします。実際に日々の暮らしが始まってみなければわからない必要・不要品について考えてみましょう。
新生児の衣類
日々のお世話で必要になる衣類をピックアップしてみましょう。
- 短肌着
- コンビ肌着
- カバーオール等ベビー服
- セレモニー用ベビードレス
- 帽子
- スタイ
- くつした
などです。
ベビー服はどんどん成長して着られなくなるので、あまりたくさん用意する必要はありません。夏場はちょっと可愛いコンビ肌着だけで過ごす日も多いくらいです。
短肌着も、洗い替えを考えて1人あたり3~4枚、双子で6~7枚あれば良いでしょう。夏場コンビ肌着だけで過ごしてしまうようなら、おそろいで3、4枚ずつあると可愛く着こなせます。
セレモニードレスだけはどうしても2枚必要ですね。お手頃価格で購入できるドレスもありますし、私は手作りしました。
新生児期は外出も少ないため、帽子はほとんど必要ありません。ただし成長とともに帽子嫌いになる子もいるので、お散歩のたびに帽子をかぶせると帽子嫌いを予防できます。
帽子は、とりあえず生後半年くらいまで使用できるものをおそろいで1つずつ購入するとよいでしょう。あとは成長に合わせて準備します。
よだれがどんどん出てくるのはもう少し成長してからですが、小さな赤ちゃんはゲップが上手に出ないため吐き戻しも多いものです。
スタイを用意したい場合は、とりあえず1枚ずつあれば十分です。タオルやガーゼでも代用できますし、必要に応じてそろえていきましょう。
肌着などは、赤ちゃんの汚す頻度によって2人分用意する必要がないことも多いので、最初だけ少し多めに準備し、あとは必要に応じて用意していくとムダになりません。
外出が少ない新生児期、あまり使用しないのが靴下です。赤ちゃんは、足の裏からびっくりするほど汗をかきます。
特に寝ている時はたくさん汗をかくので、家では靴下をはかせずに生活した方が健康的です。睡眠時ははかせないようにしましょう。
外出時に使用するものが1セットずつあれば十分ですし、生まれた月によっては、夏場でまったく使わずに終わってしまうこともあります。
- 短肌着(1人3、4枚、2人で6、7枚)
- コンビ肌着
- セレモニードレス
- 外出用ベビー服(50、60サイズは少なめに)
- 帽子(1つずつから)
- スタイ(1枚ずつから)
- 特になし。ただし、新生児期の肌着類は基本1.5人分ほどで足りることも。
日常生活で必要なもの
生活用品を見てみましょう。
- ベビー布団一式
- ベビーベッド
- ベビーラック
- 防水シーツ
- スリーパー
- ベビーバス
- ベビーバスローブ
- バスチェア
- バンボ
- ガーゼ・汗取りガーゼ
- おむつ用ゴミ箱
ベビーベッドは、上に兄姉がいたりペットを飼っているといった環境になく、パパやママが布団で寝ているのであれば必要ありません。生活スタイルに合わせて考えましょう。
我が家では、普通の布団に防水シーツを敷き、横向きに双子を並べて寝かせていました。場所もとらず、双子同士の体温で温かく、また様子も見やすくて便利でした。
里帰り出産時だけ必要、新生児期だけ不安だから使いたい、などの場合はレンタルも利用できます。
逆にベビーラックは2台あると大変便利です。昼間ちょこまか走り回る上の子がいても、新生児期から生後半年くらいまでは、赤ちゃんにつまずくなどの事故を防いでくれました。
ベビー用のタオルケットを用意しなくても、大判のバスタオルで充分活用できます。掛布団よりもダウン製のスリーパーを着せた方が、お腹も出ないのでママは安眠できます。
ベビーバスはもちろん1つで大丈夫です。レンタルもあるので活用しましょう。ベビー用のバスチェアやバスローブは、赤ちゃんが自宅お風呂デビューしてから役立ちます。
ママがひとりで双子をお風呂に入れなければならない場合、バスチェアやタミータブがあれば安心です。
またお風呂上りはまず1人目にベビーバスローブを着せ、ママもバスタオルを巻くかバスローブを羽織ります。それから2人目を普通のバスタオルで拭いて着替えさせます。
その後、バスローブを着せておいた子を拭き、着替えさせます。脱衣所を温めておくか、温かい居間などで着替えさせれば風邪をひくこともありません。
バンボは、我が家では大変重宝しました。ただし新生児期から必要になるわけではありません。離乳食スタートにあわせて用意しても良いですね。
ガーゼは、単胎の赤ちゃんでもたくさん用意すると思います。双子も同数あればだいたい大丈夫です。
- バスタオル(タオルケットの代用)
- ベビーラック
- スリーパー
- バスチェア
- バンボ
- 大人用の布団(ベビー布団の代用)
- 防水シーツ
- ベビーバス
- ベビーバスローブ
- ガーゼ(赤ちゃん1人に使用する数10枚程度×1セット)
- おむつ用ゴミ箱
授乳や離乳食
授乳・離乳食に関するものはどうでしょうか。
- 哺乳瓶
- 哺乳瓶ケース
- 調乳ポット
- 哺乳瓶洗い一式
- ボトルケース(外出用)
- 授乳クッション
- 離乳食用スプーン
- 離乳食用食器
などが挙げられます。
哺乳瓶は、ママのおっぱい量をみながら退院に向けて用意してもよいでしょう。ただし双子なので、よほどの分泌量がなければ完母育児はかなり大変です。
双子の場合、授乳時間をずらす方法もあるようですが、全くおすすめできません。授乳時間がずれれば、ママはひっきりなしに授乳しなければならなくなり、休む間がなくなります。
授乳時間は赤ちゃんが泣いた時間で決めるのではなく、「4時間おき」「朝~時、昼~時」というように時間で決め、双子同時に授乳したほうが楽です。
ママが寝不足や貧血で倒れてしまっては大変なので、無理をせずにミルクを足しても大丈夫ではないでしょうか。
ミルクの比重が大きいようなら、調乳ポットは常に満タンになっているように気をつけておきましょう。たくさん飲み始めると足りなくなってしまいます。
同時に大泣きされたときは、片方の子におっぱいを吸わせ、もう片方の子は授乳クッションとベビーラックで上手に上体を起こさせ、同時にミルクを飲ませていました。
終わったらミルクを飲んだ方の子にもう片方のおっぱいを吸ってもらい、おっぱいを飲んだ子にはミルクを飲ませます。人工乳だけの時は、左右の手で同時にミルクを飲ませていました。
「授乳は絶対に抱っこして」「目と目をあわせて授乳しよう」と言われますが、双子をママひとりで育てるならある程度の割り切りは必要です。我が家では、これでも良い子に育っています。
哺乳瓶は、ミルクの比重が大きい、もしくは完全人工乳であれば、大2本は確実に必要です。それにもう1本足して、3本あればこまめに消毒することで回せます。
外出が多いようなら、4本用意しておくと安心ですね。哺乳瓶消毒ケースは、瓶の本数に合わせて用意しましょう。
我が家では、授乳スタイルの関係上、授乳クッションが2つ必要でした。完母で育てるなら1つで充分ですが、ミルクで育てるなら2つあると便利ですよ。
- 哺乳瓶(人工乳育児の場合)
- 授乳クッション(ママ1人で授乳する場合)
- ボトルケース(外出用)
- 離乳食用スプーン
- 離乳食用食器
- 哺乳瓶ケース
- 調乳ポット
- 哺乳瓶洗い一式
お出かけしよう
赤ちゃんが成長してくると、お散歩などお出かけの機会も増えてきます。お出かけの必需品は、いくつ準備すればよいのでしょうか。
赤ちゃんの外出に必要なもの
お出かけの必需品といえば、どんなものがあるでしょうか。
- チャイルドシート
- ベビーカー
- 抱っこ紐・スリング
- マザーズバッグ・母子手帳ケース
などが必要になります。
チャイルドシートについては先程説明したとおり、マイカーでの移動が基本という家庭では必需品です。
帰省時やレンタカーを借りる時など、一時的に車に乗らなければならないこともありますよね。そういった場合は、レンタルが便利です。
ベビーカーに乗せにくい環境に住んでいると、抱っこ紐が活躍します。電車やバスなど、大型のベビーカー移動が難しい時は、やはり便利ですよね。
我が家は基本マイカー&双子用ベビーカー移動でしたが、靴を脱がなければならない病院での診察や、幼稚園の行事などでは抱っこ紐を使いました。
私の場合は、1人で抱っこする場合、ひとりをおんぶ使用OKの抱っこ紐で背負い、ひとりを抱っこ紐で前に抱いて運んでいました。
双子のうち1人だけ受診する場合は、受診する方の子を前に抱き、受診しない子は負ぶいます。健診などは保健センターで行うので、ベビーカーOKのことが多いでしょう。
普通に抱いていてもいいのですが、待ち時間が長いと抱っこ紐がある方が楽です。おんぶしていると、ママは座れないことも多いからです。
エルゴやベビービョルンなど、機能的なベビーキャリアを前用にしておくと、取り外しが簡単でおすすめです。
知人は、ベビースリングを使用していました。ふたつのスリングを袈裟がけにし、1人ずつ左右に抱っこしていました。
2人を同時に抱っこ&おんぶするため、どちらのケースも腰や肩にはかなりの負担がかかります。腰痛などが起こらないように、充分気をつけて使用してくださいね。
普段使いのマザーズバッグは1つで大丈夫です。しかし荷物は確実に増えるので、大き目を選ぶとよいでしょう。
母子手帳ケースは、2つあると良いですね。健康保険証や子どもの医療費受給者証など、個別に配布される証明書、病院の診察券などもあります。
ひとりひとり、分けておいた方が混乱しません。あまり大きすぎるとかさばるので、コンパクトでいろいろカードが入るタイプの母子手帳ケースを選ぶとよいでしょう。
出生後1年間は、立て続けに予防接種や健診が入ります。どれも母子手帳必携で、忘れると受けられないため、普段から持ち歩いておきたいですね。
- チャイルドシート
- スリング・抱っこ紐
- 母子手帳ケース
- ベビーカー(シングルタイプを選んだ場合)
- マザーズバッグ
- ベビーカー(双子用を選んだ場合)
安産祈願とお宮参り
妊娠5ヶ月の戌の日には、腹帯をお祓いしてもらって初めて巻く安産祈願という行事があります。無事出産を済ませると、お宮参りが待っています。
安産祈願では
安産祈願は、神社やお寺にお参りして腹帯をお祓いしてもらいます。特別に祈祷をお願いする場合、祈祷料が必要になります。
双子の場合は、社務所や寺務所の受付で「双子です」と伝えましょう。社寺によって、金額が変わる場合と変わらない場合があります。
金額が変わる場合は、祈祷後にいただく授与品が変わります。腹帯は1本で充分ですし、双子の場合は骨盤への負担も大きいので、機能性の高いベルトがおススメです。
お宮参りでは
お宮参りの場合は、赤ちゃん1人1人に対して祈祷を受けます。双子の場合は双子であることを受付で伝え、それぞれの名前も記入しましょう。
神社やお寺では、祈祷料の金額が決まっていないことがあります。お気持ちで、と言われた場合は、双子の場合、相場の2倍包むとよいでしょう。
お宮参りは、だいたい5千円から1万円という神社仏閣が多いようです。安産祈願も同じですが、お宮参りの方が若干高めです。
お宮参りは7千円以上、1万円以上と決まっている社寺も少なくありません。逆に双子の場合は2倍ではなく1.5倍程度の金額で構わない、という社寺もあります。
お宮参りで祈祷を受けると、神札やお守りのほかにお食い初めで使う歯固めの石や離乳食用食器のセットなどが授与されます。
お宮参りでは、服装も重要になります。赤ちゃんを抱っこした人が、赤ちゃんの上から祝い着と呼ばれる着物をかけることが一般的です。
祝い着は掛け着などとも呼ばれています。双子の場合は2枚必要になりますが、いろいろな方法があります。
まずはレンタルです。記念写真を撮るためのフォトスタジオでレンタルできる場合もあれば、神社によっては貸し出してくれることもあります。事前に調べておくと安心ですね。
ふたつ目は購入です。我が家の場合も購入しました。上のきょうだいのものが1枚あったので、その色柄に合わせてもう1枚購入しました。
購入する際は、その後仕立て直して七五三で着用できるようにすることもひとつの方法です。我が家は男の子ですが、お宮参り・3歳・5歳と3度しっかり使いました。
- お宮参り用の祈祷料(のし袋)
- お宮参り用セレモニードレス
- 祝い着
- 安産祈願用の祈祷料(のし袋)
- 腹帯
預かりを利用する
ママの用事や病気などで、預かりを利用することもあります。赤ちゃん時期の預かり利用は不安も多いですよね。
双子でもそれぞれ準備を
ママやパパの両親など、普段赤ちゃんたちのお世話を手伝いなれている人に預ける場合は、そんなに心配ないでしょう。
しかし、外部の施設を利用する場合は、いろいろなものが必要になります。施設によって持ってくるものが決まっているので、一覧を参考に準備しましょう。
外部施設では、双子でも1人につき1セット必要です。ひとつのバッグに入れるのではなく、赤ちゃん1人につき1バッグを用意しましょう。すべてに記名しておくことが大切です。
着替えは、肌着から1セットすべてそろえておきましょう。着替えやすいシンプルなものがおすすめです。
おむつや処理用のビニールも家で取り替えているより1、2枚多めに入れておきます。ヨダレが多い子や吐き戻す子は、スタイの替えも入れておくと良いでしょう。
- 着替え
- おむつ・おしり拭き・使用済みおむつ用ビニール
- ミルク・離乳食
- おやつ
- タオル
- 健康保険証のコピー(必要に応じて)
- 緊急連絡先
節句のお祝い
双子にはとまどうこともたくさんありますが、特に節句のお祝いはわからないことが多いですよね。
初節句に必要なもの
初節句とは、赤ちゃんが生まれて最初に訪れる節句です。男の子なら端午の節句、女の子なら桃の節句を祝います。
生まれて1ヶ月前後で節句がやってくる場合は、翌年にまわしても大丈夫ですよ。家族で話しあって決めるとよいでしょう。
節句といえば、必要になるのが節句飾りです。男の子なら鎧兜や武者人形、女の子はひな人形を飾ります。
双子といっても、きょうだいには変わりありません。普通のきょうだいと同じように準備をすれば大丈夫です。
男女であれば、やはりそれぞれ祝ってあげたいですよね。節句自体2ヶ月ずれるので、両家の両親と相談して節句人形を用意し、それぞれの日にささやかにお祝いしましょう。
男の子同士、女の子同士の場合は、
- それぞれに買う
- きょうだいで1つ買う
に分かれます。
地域・家庭の風習によって異なりますが、それぞれに買うべきという意識が強い土地柄・家柄であれば、収納と飾る場所に困らないサイズのものを2セット用意しましょう。
きょうだいで1つ買うという場合は、女の子ならひな人形本体とは別に、初正月に飾る羽子板や、浮世人形、つるし雛などをそれぞれに用意する方法もあります。
男の子の場合は、鍾馗様などを描いた掛け軸やのぼり旗を立てることがあります。それを2本用意し、それぞれに名前を入れてもらうという方法もあります。
- 兜飾りや武者人形(男の子)
- 羽子板や浮世人形・つるし雛(女の子)
- 名入りののぼり旗(男女)
賢くそろえて可愛く残そう
双子が生まれても、すべてのアイテムを2つずつそろえる必要はありません。賢く使いまわしたりレンタルを利用することで、かなり経済的になります。
写真など映像化する場合に、おそろいにこだわるだけでも可愛いシーンをたくさん残すことができます。双子は育児関連の補助も2倍。上手にそろえれば乗り切ることができますよ。
また、大切なのはそろえるタイミングです。帽子やスタイなど、最初にたくさんそろえない方が良いものもあります。
赤ちゃんの成長はとても早く、使わずに終わってしまうものも少なくありません。赤ちゃんの発達を見ながら、少しずつそろえていきましょう。
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