里帰り出産が出来ない…夫の寂しい気持ちを思いやれる夫婦出産もいいですよ!

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2016/01/04

出産を迎える夫婦
出産が近くなると、少し前に里帰りして産後しばらくは実家でゆっくり過ごす里帰り出産か、里帰りせずに夫婦で出産を迎えるかどちらにするか悩んでしまいますよね。

最近増えてきた「夫婦で出産」を選択した場合のメリットについて考えてみましょう。

里帰り出産は、産後クライシスを引き起こす原因にもなりうる…

妊娠中はお腹の赤ちゃんを想像して早く会いたいなと、ワクワクしますよね。でも予定日が近くなってきたら、今度はいつ陣痛が来るかとソワソワするものです。

陣痛が始まりいよいよ入院という時に一人だと不安ですよね。そんな心配をしないで済むように、里帰り出産で実家の助けを借りる方法もあります。

里帰り出産の場合、退院後も家事全般は実家に任せて、ゆっくり産後の養生ができることがメリットです。

でも実家が遠距離な場合、夫が頻繁に来れません。妻や赤ちゃんとあまり会えないことで、これから自宅で始まる夫婦の子育てに大きな温度差が生じる可能性が出てきます。

この温度差が「産後クライシス」を引き起こす理由の1つとなる可能性も…。産後クライシスとは産後、夫婦仲に亀裂が入る現象のことを言います。

また近年の晩婚化によって高齢出産が増え、実家で出産しても両親が体力的に娘や孫の世話が出来ないということもあるようです。

里帰り出産できない状況であれば、夫婦で出産を乗り越えてみて!

実家に帰って里帰り出産ではなく夫婦で出産を迎えるのであれば、やはり心の準備や退院後の家事全般の打ち合わせが必要になってきます。

産後の体を考えて、できることなら実母や義母に2、3日ずつでも来てもらえないかお願いしてみましょう。買い物や洗濯、掃除などを頼めますし、夫も安心して仕事ができますよね。

しかし、遠方であったり体の調子が今一つという場合はお願いするの自体むずかしいですよね…。しかし誰にもお願いできなくても大丈夫!夫婦でなんとかなりますよ。

少々家事ができなくても問題ありません。赤ちゃんのお世話ができればそれでOKです。

夫を頼ろう!出産・育児は夫婦の共同作業という気持ちが大切!

妊娠中から赤ちゃんと一体感のあるママと違い、男性はどうしてもパパになるという実感が湧きにくいものです。

出産に向けて夫婦で赤ちゃんのことを話したり、ベビー用品を買い揃えたり、名前について考えたりなど意識していろんなことを共有することが大切です。

「夫婦で赤ちゃんを迎えるんだ」という夫婦二人の心構えが必要です。

「不安だからできるだけ一緒にいてね。」と甘えてみましょう。「私も頑張るから、あなたも一緒に頑張ってね。」と夫を頼りすることもとても良いと思います。

そして、産後しばらくは、出来るだけ早めに帰宅してもらい、買い物や洗濯などを手伝ってもらったり、赤ちゃんのオムツ換えにも挑戦してもらいましょう。沐浴などはパパの大きな手の方が赤ちゃんも安心できると思いますよ。

ただし、仕事の都合がつかないパパの場合は、ママがワンオペ育児になってしまう可能性も…。

そういった場合は、里帰り出産をしなくても乗り切れるコツについて知っておく必要があります。

▼里帰り出産をしない場合の乗り切り方についてはコチラも参考にしてみて!

また、かたくなに里帰り出産をしないという選択ではなく、里帰り出産も視野に入れる必要がありますね。里帰り出産はメリット部分(助けてもらえるという部分)に目が行きがちですが、里帰りしないという選択肢と同様デメリットもあります。

▼里帰り出産のメリットデメリットについてはコチラも参考にしてみて!

出産のドキドキ感や、痛みを夫婦で共感!

まもなく陣痛か、そろそろ入院か、いよいよ分娩室かとママは自分のことで精一杯です。ですので、パパにはできるだけ自分の側についていて欲しいものです。

陣痛が始まると本人は動きが取れなくなりますので、飲み物や食べ物など周りが気をかけてあげてくださいね。

私の経験からですが、陣痛の痛みに耐える姿を夫に見てもらっておくことをおすすめします。そうすることで後々の私へのいたわり度が絶大となりました。

私の苦しむ様子をそばで見ながら何もできない辛さから、まるで罪滅しのように私や我が子のお世話にフィードバックされたようです。

しかし、これはあくまでも私の経験上の話です。最近では、立会出産をしたことが原因で離婚…という話も聞きますので、まずは夫婦でしっかりと出産はどうするかを話し合われた方がいいですね。

知っておきたい働く女性の出産・育児事情

女性の場合、会社勤めで妊娠とわかったらマタニティハラスメントを受けたという話を聞きますよね。上司から退社を勧められたり、体力的に無理がきかないことで嫌味を言われたり、これは女性に対する人権侵害だと言われています。

少子化問題を抱える社会でありながら、妊娠、出産に対する理解がなかなか進まないのが悲しい現実なのです。

しかし、働く女性が産休を取ることは労働基準法で認められていますのでご紹介しておきます。

産前休業

出産予定日の6週間前(双子以上の場合は14週間前から)から、請求すれば取得できます。

産後休業

出産の翌日から8週間は、就業することができません。ただし、産後6週間を経過後に、本人が請求し、医師が認めた場合は就業できます。

雇用制限

産前・産後休業の期間及びその後30日間の解雇は禁止されています。

育児休業についても、1歳に満たない子を養育する労働者は、男女を問わず、希望する期間子どもを養育するために休業することができます。(育児・介護休業法)

ただし、いくつか要件をクリアしていないと申請できませんので会社での確認が必要です。

働く女性にとって当たり前の権利とはいえ、職場に迷惑をかけないよう引継ぎなどしっかり済ませ安心して出産を迎えたいものです。

男性も育児休業を使って、ママを全面的にサポート

育児休業は男女問わず利用できる制度です。しかし、育児休業が取れるかどうかはその企業風土にもよりますし、無理をして不当な扱いを受けてしまうようなら元も子もありません。

申請前にあらかじめできる準備や、スムーズに職場復帰するためのポイントを押さえておきましょう。

男性の育児休業取得の現実は厳しい

育児休業を取得しパパは産後のママをサポートしたいのは山々ですが、日本社会ではわざわざ休みを取って男性が育児することに根強い抵抗があります。

厚生労働省の発表によると、2014年に育児休業をとった男性の割合は2.3パーセントしかありません。「夫婦で出産、子育て」のハードルはまだまだ高いままです。

しかし男性の3割は育児をしたいと考えていますので、社会も徐々に変わってくるのではないかと思われます。

男性がもっと自然に子育てに関われるよう、男性の育児休業取得がが当たり前になって欲しいものですね。

「育休」について職場の理解と協力を得るためのコツ

  • 社内で既に育休を利用した先輩がいれば、相談にのってもらうのがいいでしょう。人事部や労働組合に相談するのもひとつの方法です。
  • どのくらいの期間休むかにもよりますが、職場の仲間に仕事のしわ寄せが行くのは間違いありませんので、仕事内容を職場で共有し引き継ぎマニュアルのようなものを作るといいかもしれません。
  • 仕事の成果を上げることも大切ですが、日頃から自分の仕事だけでなく職場の仲間を助けたり気遣う姿勢、人徳が理解につながりやすくなります。

スムーズな職場復帰のためにやっておきたいこと

  • 定期的に職場に連絡を入れ仕事の状況や変化を知っておく。また、自分にしかわからないことなどは、いつでも自宅に連絡して欲しいと伝え、職場仲間とのコミュニケーションを大切にする。
  • 復帰後、短時間勤務制度を利用するなら早めに連絡をしておいたほうが良いでしょう。

産後の体を休めながら、子育ては神経質にならず夫婦で関わる

自宅で昼夜なく、おっぱいやミルク、オムツ換え。赤ちゃんは泣くのが仕事とわかっていてもホルモンバランスも乱れているし、体もまだ本調子じゃない。

慣れない赤ちゃんの世話で時にはイライラすることも出てきますよね。

しっかり睡眠!時には育児をサボってもかまわない

ママにとって睡眠はとても大切です。母乳の出にも響いてきます。眠れない日が続いているのであれば、赤ちゃんが寝ている間に自分も昼寝をしておきましょう。

完全母乳にこだわらなくてもミルクの日があってもいいと思います。

パパが休みの日の前夜に赤ちゃんを任せて、ママは別室で十分睡眠をとらせてもらってはいかがですか?

ママが精神的に辛いのは、赤ちゃんにも夫婦にも一番よくありません。あまり神経質にならずにおおらかな気持ちで過ごしましょう。

気分転換もいいですよ。美容院に行ったりショッピングに出かけたり、少し子供を預けて息抜きをしてくださいね。子供から離れることは決して悪いことではありません。

パパが育児をすることで、子供は分け隔てなく両親を頼ることができる

パパが日頃から自然と育児に関わることで、子供はママだけでなくパパにも母性を感じることができます。

なにかして欲しい時や助けて欲しい時に、ママだけに偏ることなく両親を頼ることができるわけです。

例えばママが職場復帰するという時も、突然不慣れなパパの育児ということではなく夫婦分担育児になっても自然なパパの育児ができるので、子供に精神的な負担をかけるということが少なくなります。

夫婦で苦楽をともにする時間が絆を深める

子供が生まれた途端に、「妻」は影を潜め「母」が大きく割合を占めてきます。がしかしちょっと立ち止まって思い出してみてください。

慣れないながらも夫が家事を手伝ってくれたり、体をいたわり見守ってくれたことを。一人で出産したわけではなく夫婦で迎えた出産、夫婦で迎えた子供でしたよね。

子育てには悩みや迷い、イライラや涙はつきものです。しかしこの全てが、子供の成長に繋がり夫婦二人の成長に繋がり、いつしか夫婦の思い出となります。

夫婦の絆は子育てとともに強くかけがえのないものになっていきます。

子育ては夫婦二人でするものです。お互いの信頼と感謝があり、家族としての絆が生まれれば、5年、10年、20年と歴史を作っていけると思いますよ。

長い夫婦生活を円満に続けるには、夫婦で出産を乗り越え一緒に子育てを経験することがとても大切です。

みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    役に立たない記事でした
    里帰りしない事をすすめる理由が『実家が遠距離な場合、夫が頻繁に来れません。』なのに、
    『産後の体を考えて、できることなら実母や義母に2、3日ずつでも来てもらえないかお願いしてみましょう。』
    ものすごい矛盾…何も考えずに記事を書いてるんだなぁ……

  • 無記名さんさん

    誰でも、夫婦で育児できるならしたいんですよ。
    でも、仕事社会はそんなに優しくない。
    有給すら取ったら居づらくなる空気が仕事社会に蔓延しているのです。
    理想論が聞きたいんじゃなくて、こういう記事読むのは、理想論ができない人のみなんですよ。
    理想論ができているなら、こんなの検索しない。。。
    産後クライシスとやらは、自分より旦那はやっぱり圧倒的に仕事を選ぶんだなぁ、こんな命がけでも、後回しにされ、かつ、旦那側の大変ばっかり聞かされてウンザリするところからはじまるのだと実感します。
    一人暮らし分の家事くらいマトモにしてくれ。これ以上部屋を荒らさないで。
    帰れないのは、私のせいじゃないよね??と、いいたくなってしまうのです。
    そのくせ図々しく父親ヅラして、腹が立ってしょうがないのです。
    綺麗事ばっかりじゃリアルは変えられない。
    しかし若輩ままはどんな手があるのかわからない。
    そして、わからないまま、助けてくれる実家にいく。
    里帰り反対記事なら、具体的に現実的なアイディアを。

    里帰りしない、ないし、短くする方法の模索に役立つ文献をどうかお願いします。

  • 無記名さんさん

    不安を煽られるだけの記事でした。
    里帰りをあまりしたくなくても、遠方に転勤中で夫以外頼れる人が周りにいなかったら、、その夫もいざという時一緒にいてあげられない仕事環境だったら、、離れるのは辛いけど里帰りするしかないのです。
    遠方過ぎて、実母や義理母等に相次いで来てもらうことすら申し訳ない場合はどうすればいいのでしょうか。
    誰でも車や新幹線でササッと帰れるわけではないので、里帰り出産を否定し、産後クライシスを煽るような内容であれば、色んな多方面からの具体案と解決策をお願いします。

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