赤ちゃんの1ヶ月健診は何をするの?検査目的と出かける時の準備品

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2018/01/10

生後1ヶ月検診に出かけている親子

赤ちゃんが生まれてから約1ヶ月後に受ける健診を、1ヶ月健診と言います。生後1ヶ月は育児で忙しいですから、久しぶりの外出になるママもいるのでは。

初めての赤ちゃんを産んだお母さんは、1ヶ月健診で何をするのか分からなくて不安ですよね。

健康診査ではどんなことを見るのか、持ち物や費用はどうしたらいいのかについて、解説して行きます。参考にしてください。

1ヶ月健診の目的は赤ちゃんとママの産後のケア

1ヶ月健診の目的は、赤ちゃんが産まれてから順調に成長していっているのか調べる事と、ママの体の回復具合を見ることです。

主に出産した病院で行われます。退院するときに予約できる場合もありますし、他の病院で受けたり、ママと赤ちゃんの健診を別の日に行ったりもします。

赤ちゃんの状態を見ることも大事なのですが、ママの体は出産という大きな仕事でダメージを受けています。

ですので、1ヶ月健診はママの体のケアをする重要な意味を持っています。加えて育児に悩むママの心のケアもしてくれます。

助産師さんがいてくれるので、子育てで不安に思っていることがあったらこの機会にちゃんと話してくださいね。

赤ちゃんの体の検査をします

1ヶ月健診で赤ちゃんがすることは、主に体の成長具合を見ることです。具体的な例です。

  • 身長、体重の測定
  • 頭囲と胸囲の測定
  • ミルクや母乳の飲み具合のチェック
  • 原始反射があるかどうか
  • 臍の緒が取れた後がかわいているか
  • 股関節の可動域の確認(脱臼がないかどうか)
  • K2シロップを飲ませる

K2シロップとは、赤ちゃんに起こりやすい「ビタミンK欠乏性出血症」を予防する目的があります。

ビタミンK欠乏性出血症
血液の凝固に必要なビタミンKが欠乏することによって、吐血や下血を起こす病気です。新生児や乳児によく見られます。

ビタミンKが欠乏する原因は、妊娠中に胎盤を通過しづらいことと、母乳の含有量が少ないことです。

そのため「K2シロップ」を用いて、病気を防ぐビタミンを、人工的に赤ちゃんに補充する処置をとります。

またモロー反射や吸綴反射などの反射などの原始反射が見られない場合は、脳の神経の障害が疑われます。

これは個人差も大きいため、一概には言えませんが、早く処置をとるためにも、健診をちゃんと受けて医師にチェックしてもらいましょう。

▼生後1ヶ月の赤ちゃんの体重の増え方の目標についてはコチラも参考にしてみて!

ママの子宮が回復しているのかを検査します

1ヶ月健診では、ママの体が出産後にどのくらい回復しているのかを内診などで調べます。大きかった子宮が元の大きさに戻ろうとしているのかを診るのです。

子宮の内診の他ママが受ける検査です

  • 身長、体重測定
  • 尿検査、血液検査
  • 悪露の量や状態を調べる
  • おっぱいの状態を調べる(赤ちゃんが飲みやすいかどうか)

身長、体重の測定は、妊娠中体重が増えすぎていないか確認するために行います。尿検査や血液検査は、妊娠中にかかった病気の状態を調べます。

体重測定や内診がありますので、ママの服装はゆったりしたスカートや、体を締め付けない、着替えやすいものがいいでしょう。

また、身体の検査が終わった後には、助産師さんから育児について悩み事をかかえていないかどうかの質問があります。

母乳の出方、ミルクのタイミング、夜なかなか寝ない、など育児が始ると大変なことばかりです。

いい機会ですから、不安に思っていることはどんなことでも相談しましょう。マタニティブルーにならないための対策にもなります。

このように、1ヶ月健診は赤ちゃんとママの異常を発見する目的もありますので、必ず受けるようにしなくてはいけません。

1ヶ月健診に行く場合の持ち物

まだ首の座らない赤ちゃんを抱えての外出は大変ですよね。それに赤ちゃんとママが二人きりで初めて外出する場合もあるでしょう。

そんなときあわてて忘れ物をしないために、事前に持っていくもの、必要な物をリストアップして、病院で困らないようにしておきましょう。

健診の時の持ち物リストです

  • 母子手帳
  • 赤ちゃんの保険証
  • 問診票
  • 健診の無料券
  • 自治体によっては診察料

この他、ミルクやおむつ、おしりふき、着替え、タオルなど赤ちゃんの基本的な生活用具は一揃え持っておきましょう。

受診する病院によっても様々ですが、長い時には待ち時間も合わせて1時間ほどかかってしまうこともあります。

授乳やミルクの準備を忘れていくと、赤ちゃんがぐずって大変なので、必ず荷物の中に入れておいてください。

赤ちゃんの保険証は、出生届を市役所などに提出する際に申請できます。ママは出産直後で体力的に苦しいですから、ぜひパパが行って手続きを行ってください。

自治体によって費用がかかるか変わります

1ヶ月健診は保険適用ではないので、診察料が発生します。費用は大体3000円~5000円ほどですが、検査に内容によっても異なるのである程度現金は持っておきましょう。

また、自治体によっては全額負担、一部助成など、少し公費で出してくれるところもあります。お住まいの役所に問い合わせてみるといいですね。

でも、公費の負担してくれる場合でも、ママや赤ちゃんに投薬の必要が出てきたらそれは実費負担になります。

多い場合は10000円ほどかかることもあるようなので、全額負担の証書を持っている場合でも現金の準備は欠かせません。

ママと赤ちゃんの大切なケアの時間です

1ヶ月健診は、出産の後に赤ちゃんとママに異常が起こっていないか確かめるための大切な健康診査です。

赤ちゃんに先天的な病気がある、または障害の徴候がある場合は、この時に発見されることもあるので必ず受診しましょう。

とはいっても、健診自体は1時間ほどで終わります。決して大げさなことをするわけではないので、不安がらずにリラックスして出かけてください。

最近では産後うつになって育児が辛いママも多くなりました。実家が遠く、相談できる人がいない場合もあるでしょう。

病院の助産師さんは第2のお母さんのような存在です。ちょっとでも気になること、悩んでいることがあったらため込まずに話を聞いてもらうのがいいですよ。

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