赤ちゃん育児中は大変でママはなかなか家事できない…ついで家事で負担減!
育児と家事の両立は想像していたよりもずっと大変です。産後は相当な体力を消耗しているところに慣れない育児と寝不足の生活の中で今まで通りの家事が求められます。
泣いている子どもを放置していいのか、どの時間を利用して家事をすればいいか悩みますよね。
子どもの成長を把握することで、一人遊びやママの言うことがわかる時期を知ることで先が見えない不安が解消されます。
また、平日は最低限のことを無理なくこなす、週末などまとまった時間を有効に活用するなど、毎日の食事の時短のコツなどもご紹介します。
この記事の目次
赤ちゃんはママへの要求がたくさんある
ママは家事をしながら赤ちゃんの要求に応えなくてはいけません。
お腹が空いたらすぐにおっぱい、オムツ替え、ママが見えないことで泣く、ハイハイでの後追い、理由もなく泣く、ママの気を引く行動、この全てはママに向けられています。
家事自体は難しいものではありません、しかし、赤ちゃんの要求に常に応えなければいけない責任を追いながらの家事は実は簡単なものではないのです。
産後の育児と家事の両立は完璧を目指さなくていい
産後は、3時間おきのミルクやおっぱいだけであっという間に一日が終わってしまいます。また、体は思っているよりも疲れていて元の状態に戻るまで3ヶ月~半年程度かかります。
この時期に無理をしてしまうと、体の回復が遅くなったり骨盤が歪んでしまうことにもなりかねません。また、慣れない育児に疲れや寝不足が重なり、産後うつになることもあります。
はじめの3ヶ月は無理せず自分のペースで家事を進めていきましょう。4ヶ月以降は赤ちゃんの睡眠のリズムも整ってくるので、ママの予定も組みやすくなり負担が減ります。
子どもの成長を把握することでママの精神的負担を減らす
生後間もなくは、ホルモンのバランスの崩れや、初めての育児の不安または家事をしなければいけないストレスや子どもがいつ一人遊びをしてくれるかなど先が見えないことでの不安があります。
ある程度成長すれば一人遊びや、意思疎通まではいかなくてもママの言うことを少し理解できるようになるとママの負担もグッと減っていきます。
【一人遊びができるようになる生後4ヶ月~生後5ヶ月】
赤ちゃんの生活リズムも徐々に整っていき、夜寝て朝起きるという生活ができていきます。
また、オモチャにも興味を示すようになり一人遊びも少しずつできるようになり、ママの体と心にもゆとりが出てきます。
また、早い子ではこのくらいの時期にテレビの刺激で少し大人しくしていてもらうという方もいます。私の場合も、生後4ヶ月から時間を30分~1時間程度見せていました。
ですが、興味を持ち始めるのは生後9ヶ月~10ヶ月頃だと言われています。
【ハイハイでママを追うようになる生後6ヶ月~生後9ヶ月】
ハイハイができると興味があるところへ行けるようになるので、ママの近くやおもちゃがある場所へ自分で向かうようになります。
人見知りも始まる頃なので、ママと離れると不安になって泣き出す赤ちゃんもいます。これは成長の過程で起こるものなので、2、3ヶ月すればなくなることが多いです。
離れると泣くこの時期はおんぶや抱っこで乗り切ってもいいかもしれません。
【ママの言うことがある程度理解できるようになる生後10ヶ月~1歳】
おしゃべりはまだ先になりますが、「オモチャちょうだい」「こっちにおいで」などママの言うことには反応してくれるようになります。
私は生後4、5ヶ月くらいから、「洗濯してくるね、すぐ戻るから待っててね」と話しかけて一人で待っていてもらいました。泣くこともありましたが、2分くらいで戻るのであまり気にしていませんでした。
繰り返し行うことで、洗濯の時は待っていればすぐに戻ってきてくれると認識したようで生後10ヶ月頃にはほとんど泣かなくなりました。
家事はおんぶや抱っこにこだわらず安心させる声掛けで乗り切る
家事をする際に泣いている赤ちゃんを放置するのは気が引けます。ですが、腰や体を酷使してまでおんぶや抱っこにこだわる必要はありません。
おんぶや抱っこをしないで家事をしたいという方は、3つのポイントを心がけることで赤ちゃんに不安を与えずに済みます。
- これから洗濯をするから少し待っててね、と今からすることを伝えること。
- 歌をうたったり、声をかけながら家事をすること。
- 終えたらすぐに赤ちゃんの所へ行って「待っていた」ことに対して褒めること。
赤ちゃんも放置されたと感じませんし、続けることで少しづつ理解してくれるようになります。
ですが、泣き声がストレスになる方はおんぶや抱っこの方がいい場合もあります。自分に合ったスタイルで行いましょう。
平日に負担をかけない掃除・洗濯の時短のコツ
育児中のママは何かと忙しくマイペースに家事をする余裕はありません。ですが、家事も時短のコツを掴めばそんなに難しいことではありません。
時短家事に慣れてルーティーンにできれば日々の家事で悩むことがなくなります。
お片付けはまとめて週末に、平日は使ったら戻すだけ!
出来れば週末に家全体の整理や掃除をまとめて行います。全部が難しければ、寝室やリビングなど毎日頻繁に利用する部屋の片付けをすることで、平日は出したものをしまうだけになるので負担がグッと減り生活スペースはキレイを保てます。
案外迷っているうちに時間が過ぎてしまうことも少なくないので、家事をするときは考える時間をなくし集中して行います。
家事は赤ちゃんが一番ご機嫌な朝に済ませる
生後3ヶ月までは睡眠時間が安定しませんが、生後4ヶ月頃になると夜寝て朝起きる生活になっていきます。赤ちゃんはたっぷり睡眠を取った朝が一番ご機嫌です。
ご機嫌な寝起きに1日の掃除・洗濯を済ませてしまうのがママにとっても赤ちゃんにとっても一番負担が少ないでしょう。
日常の動作の「ついで」に掃除・洗濯をすることで時短のコツを掴む
時短のコツを掴んで習慣化することで毎日の家事がグッと楽になります。日常の動作にプラス家事をすることで無理なく家事を済ませることができますよ!
一例を紹介します。
- 起きて顔を洗うついでに洗濯機を回す(30秒)
- 朝洗濯機を回すことで、朝食をとる間に洗濯が終了し、干すだけとなります。
- パパを見送るついでに玄関の掃除とゴミ出し(3分)
- ゴミ出しはパパにお願いするのもいいですね。
- クイックルワイパーで床掃除(5分・床に物を置かないようにすることもポイント)
- 食器を下げるついでに洗い物(3分)
- 食器を下げてすぐ洗うと汚れも落ちやすいし夏場はニオイも気になりません。
- お風呂に入るついでにお風呂掃除(3分)
平日は掃除機ではなくクイックルワイパーを使用することで時短になります。
またお風呂掃除については、赤ちゃんがいるとゆっくりお風呂も入れないところですが、気になるところをサッと洗うだけで充分です。
この他に洗濯物を干す時間は必要になりますが、これだけできれば平日の掃除は十分ですよね。
家事の時間をある程度設定し、時計を見て取り掛かること、でテキパキ行うことができます。無意識に行うよりも早く終えることができるという効果もあります。
お片付けは子どもと一緒にすることで教育効果
家の中で一番部屋が散らかる理由は子どものオモチャです。食事をする前、お出かけの前、寝る前など次のイベントに移る前にササっと定位置に戻します。
一緒にお片付けをするコツは、子どもが使いやすい少し大きめの箱を用意し片付けやすいようにします。
「お片付け~お片付け~」とママが楽しそうに歌いながら片付けると子どもも興味を示すので、はじめはできなくても気にせず、できることからチャレンジさせてあげましょう。
週末の作り置きと下準備で料理を時短する
家事の中で一番時間がかかるのが料理です。作り置き料理と前もって下準備をすることで毎回の料理にかかる負担を減らします。
土曜日の午前中は料理の時間と決めてしまえば、その時間だけパパに子どもを預けて集中してやると効率もよく父子だけの時間も作れていいですね!
数日分の献立を決めてから買い物をする
毎日献立を考えるのも大変ですし、あまりもので料理できればいいですが必要なものを都度買い足しに行くのも大変です。
予め3日分~5日分の献立を決めて必要な食材を買うようにすればスーパーで何を買うか迷う必要がありません。
また、余計なものを買わずに済むというメリットもあります。
週末に作り置きをすることで平日の負担を減らす
夏場は冷蔵で2、3日で消費できるもの、冷凍なら2、3週間程度で食べきるのがいいでしょう。冷蔵と冷凍を組み合わせて作り置きするとレンジで温めるかそのまま食べられるので料理する時間がなくても数日間は食べる物に困ることはありません。
冷蔵できる料理は、春雨サラダ、マリネ、茄子の煮びたし、漬物、人参サラダなど。
レパートリーが少なくても大丈夫。クックパッドや携帯サイトLOCARIで「作り置き レシピ」や「作り置き おかず」で検索するとたくさん出てきます!
数日分の下準備をすることで料理にかかる時間を時短する
下準備をするだけで圧倒的に毎日の負担が減ります。野菜などをあらかじめカットして冷凍や冷蔵に保存したり、お肉に味をつけてあとは焼くだけの状態で保存しておけばあっという間に1品出来上がります。
献立が決まれば野菜やお肉をどのサイズにカットするか決まります。2、3日で使いきれるなら冷蔵、それ以上なら冷凍しておくと便利です。
- 生で冷凍できる野菜:人参、ピーマン、玉ねぎ、さやえんどう、ブロッコリー、かぼちゃ、トマト、小松菜、さつまいも、さやいんげん、大根
- 火を通して冷凍できる野菜:生で冷凍できる野菜全て、ジャガイモ(ペースト状が一番)、ほうれん草
- 冷凍に向かない野菜:葉物、アボカド
- お肉:ジップロックに野菜と一緒に入れて味付けもしておくと後は焼くだけなのでとても便利(冷凍でも冷蔵でもどちらでも保存可能)
更に、料理時短に便利なグッズを使うことで時短に
- ハンドブレンダー(2000円程度から2万、3万のものまで)
- 作り置き用にたくさんの野菜をカットするときに便利、また初期の離乳食を作るときも大活躍します。トロトロになるまで裏ごしをするのは時間も手間もかかりますが、フードプロセッサーならあっという間に出来上がります。
- アルカリ電解水(200、300円程度)
- 水を分解することによってpHをアルカリ性に高めた洗浄水の事です。これがすごく便利!キッチンの油汚れはスプレーしてキッチンペーパーで拭き取って捨てるだけ。成分は水なので安心安全に使えます。
家事そのものに教育という価値がある
家事には教育効果があります。洗濯や洗い物は物を丁寧に扱うこと、料理は創造性や計画性を養い、お片付けは、自立や自主性や集中力を養うことに繋がります。
普段ママが行っている家事は子どもにとっては教育そのものです。そのことを意識するだけで少し面倒な家事も価値のあるものに変わっていきます。
なんで家事出来ないの?パパはママの大変さには気づけない
育児中のママが大変なのは子どもの相手をするからだけではありません。子ども優先の生活で犠牲にする自分の時間や育児を頑張っても認めてもられない孤独や理由のない不安感など精神的なものが大変なんです。
そんなママの辛さはママになった人にしかわかりません。社会に出て仕事をしているパパには理解することができないのです。
ママの大変さを伝える。それでもだめなら体験させる
パパは悪気なく何でできないの?とか言ってきます。そんな時は、まずママが何で悩んでいるのか、何が大変なのか、家事ができない原因は何か説明することが必要です。
わかってもらえない悲しさや諦めの感情が先にきて冷静に伝えるということをしているママさんは少ないかもしれません。
察しが良い方はこの時点で、ママも大変なんだね。ということになります。しかし、それが伝わらないパパもいます。その場合は、子どもとパパだけの時間を過ごしてもらうことで体験してもらうのが一番です。
家事の役割分担でママの負担も減らしましょう
少しでもパパが手伝ってくれればママの負担も少なくなります。
ご飯の後、子どもと遊ぶ担当または食器洗い担当どちらかを選んでもらうなど、パパに選択肢を与えてもいいかもしれません。
お風呂は最後に入った人が洗うようにすればわざわざ日中にやる必要もありません。
自分が少し楽になると思えるように分担を提案してみましょう!
パパの協力も得ながら家事は手間や時間をかけずに行う
完璧な家事をする必要はありません。できることは週末に行い、平日は時短で家事をこなすだけで十分です。コツは何をしようか迷う時間をなくし動作のついでにササっとやること!
家事の最中は赤ちゃんと離れることがあっても、しっかりと声をかけることで放置したことにはならないので安心してください。
また、パパの理解や協力もママにとっては大切です。ママの大変さも理解してもらい負担が偏らないようにしたいですね。
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