旦那をイクメンにしたい!育児に積極的に参加してくれるコツ
イクメンと言う言葉は世の中に広まっていますが、具体的にはどんな人のこと?と聞かれたら、イメージがわかない人も多いのではないでしょうか。
イクメンとは「育児をするメンズ(男性)」の略語で、厚生労働相が「イクメンプロジェクト」を立ち上げたことから認知が高まりました。
自分の夫にも育児に積極的に参加してほしい、あるいは、「自称イクメンの夫を改善したい!」と思っているママに、イクメン成長計画について解説します。
この記事の目次
イクメンの陰で増えている「自称イクメン」
子育てに積極的に参加する父親、および家族の男性を主にイクメンと言います。子どものことを思って、ママの助けになることを考えて自発的に動ける人です。
その一方、「イクメン」という言葉だけが一人歩きしてしまって、イクメンの定義は今非常にあいまいになっています。
ママ本人ですら、夫に求める「イクメン度」にかなり個人差があるのです。一例です。
- おしめを替えてくれたらイクメン
- おしめを替えるだけではダメ、着替えや後片付けもできたらイクメン
- 頼んだことをしてくれたらイクメン
- 頼まれなくてもするのがイクメン
このように家庭によってパパに求めていることはさまざま。その陰で、「自称イクメン」の夫に悩んでいるママが増えているのです。
なにもしてないのに「やった顔」の自称イクメン
イクメンという言葉の認知度が上がったために、育児に関心を持つ男性が多くなりました。しかし、「関心を持っただけ」のパパも増えています。
それが自称イクメンです。自称イクメンの特徴です。
- ミルクを飲ませる、おしめを替える、などちょっと手伝っただけで育児した気になる
- 出来ることだけをやればいいと思っている
- 子どもと遊んでいればいい父親だと思っている
- 自分は育児をしている、と満足してママの気持ちを考えない
こんな自称イクメンに、ママは余計いらいらを募らせます。できれば、自分の夫には「自称」ではなく本当のイクメンになってほしいものですね。
そのために効果の高い方法を具体的に見て行きましょう。うまくいけば子育てがぐっと楽になりますからね。
自分にとっての「イクメン」のビジョンを決める
先に述べたように、ママの中でもパパにどんなイクメンになってほしいのか、明確なビジョンが固まっていないことがあります。
そういうときは、自分はパートナーである夫に本当は「何をしてほしいのか」をよく考えてみましょう。
そうでないと、いきなりなんでもかんでもやってもらおうとしても、パパだって慣れない家事や育児ですから、上手くいかなくてお互いがいらいらする原因に。
先ずは自分をサポートしてくれるイクメンを目指しましょう
例えば赤ちゃんのお世話をしていたらどんな事が一番つらいですか?私の場合夜泣きが酷く、寝不足で精神的に追い詰められていました。
だから泣いている時に、自分の代わりにあやしたり外に連れ出したりして欲しかったですね。実際にはあまり代わってもらえませんでしたが。
夜泣きだけでなくても、ご飯を作っている時におしめ交換を頼みたかったり、お風呂に入れてほしかったりなど要望はいろいろあると思います。
自分が理想とするイクメンがイメージ出来たら、それをどうやって実現するのか考えましょう。
夜泣きの時の例です。
- 赤ちゃんが毎晩夜泣きして寝不足だと言うことを訴える
- 「昼間寝たら」と言われたら、昼間は家事がある、あるいは昼寝もしてくれないと伝える(我が家の長男がそうでした)
- 「ちょっとだけでも寝られたら助かるの」とお願いしてみる、押し付けないように
- 休日や、仕事が早く終わったときなど、お願い出来る時間を把握しておく
- 短時間でもあやしを変わってもらえたら、その後でお礼をちゃんと言う
このように、「パパにこんなことをしてほしい」というリストを作りましょう。そして最初は簡単なところからやり方を教えていくのです。
育児のやり方は「教える」よりは「説明する」感覚で伝える
男性は理論武装しがちで、理屈っぽ事が得意です。パパにやってもらいことが決まったら、それを伝えるのに、「解説」というイメージを持つと伝わりやすいですよ。
赤ちゃんのおむつ交換を頼んだときに、おしりの拭きかたが雑だったとします。そこでママは、おしりが拭けてない!と怒ってはいけません。
- おしりは皮膚が薄くデリケートな部分だと伝える
- おしっこやうんちの汚れが残ると、かぶれることがある
- かぶれがひどくなると、病院にかからなくてはならなくなる。
- そうすると、余計な費用が掛かる
こんな風に順を追って説明していくと、パパも飲みこみやすいようです。普段技術的な仕事をしている男性ですから、マニュアルがあった方が分かりやすいのですね。
あくまで説明であり、「教え込み」にならないように注意
子育てのやり方を教える時に注意したいことは、ママのやり方の押し付けになってしまわないことです。
あくまで、ママがどういう理由でその方法を選んでいるのか伝わるようにしましょう。上の例なら、病院に行く出費を抑えたいから、でもいいですね。
するとパパも納得してくれて、次から丁寧に拭こうと思うようになるでしょう。あるいは良い素材のおしりふきを探してくれたりするかもしれません
おしりふきのしまい場所なども、機能性に拘っているママは、どうすれば取り出しやすく、しまいやすいのか説明するといいですね。
その流れの中で、ママも自分の子育てを振り返る事が出来ます。夫婦でもっと効率のよい育児の仕方を話し合えるようになるかもしれません。
やり方が中途半端でも文句を言わない
皿洗いやミルクの時間をパパに頼むと、汚れがちゃんと落ちていなかったり、使ったあとの出しっぱなしにするなど、何かと中途半端な事があります。
そんな時、あまりぐちぐちと文句を言わないようにしましょう。せっかくパパがやる気を出して子育てをしようとしているのです。ブレーキをかけたくないですね。
余計な手間が…と思ってしまうかもしれませんが、この山を乗り越えて家事が身に着けば解決します。くじけずに取り組みましょう。
やり直してほしいときの頼み方
お茶椀にご飯粒が着いていたり、お皿に油が残っていたりしたら、すぐに指摘せずに、次に食事で同じ食器を使う時に指摘しましょう。
- 最初に家事を手伝ってくれたことをねぎらう
- 助かったから、もうちょっとおねがいしてもいいかな?と優しく打診する
- 了解してもらえたら、また同じことをおねがいする
- そのとき、家事のコツを教える
- 「ご飯粒が取れなかったらしばらく水につけるといいよ」「油が取れたかどうかは触ってみると分かるよ」など
ポイントは、「いい方法があるから聞かない?」というスタンスで話をすることです。文句と捉えられてしまうと、パパはむっとしますからね。
御皿洗い難しかったみたいだね、大変だったのにありがとう。こんな風に、パパも一生懸命だったということを理解してあげましょう。
やってくれたことは、とにかく褒める!
経験している方はお分かりだと思いますが、パパが育児や家事を代わりにやってくれると、本当に助かります。
ちょっと疲れた時に代わりにだっこしてくれるだだけでも気持ちが休まりますし、皿洗いをしてキッチンがきれいになっていると「あー、楽だー」と思えます。
そこで、パパがしてくれたことにはとにかく褒めましょう。できたことは素直に褒める。これが一番のコツです。
最初は完璧にはいきません。それでも、100%自分でやっていたことに比べたら、何割かでも自分の負担が減ります。その間休憩したり自分の時間が取れます。
これは本当に嬉しい事です。なのでその気持ちを素直に伝えましょう。「お皿洗ってくれて助かった!ありがとう」という言葉掛けが重要です。
これを繰り返していくことで、パパの家庭での自分の役割意識が変わって来ます。徐々に、自分が家族に対して持っている責任が、働くだけじゃないと気付くのです。
パパを信頼しているから任せたいという姿勢でいる
大切な赤ちゃんや家庭の仕事ですから、ママだって出来る人にお願いしたいのが本音です。そこを、未熟なパパに任せるのだから最初はびくびくですね。
でも、家庭では一番頼りにしたいのがパパです。信頼できるパートナーに成長してほしいのがママの願いなのです。
そこで、「大切な赤ちゃんだからあなたに任せるのよ」という言葉掛け、ボディーランゲージなどを工夫しましょう。
「あなたは力があるから抱っこしてくれると安心だわ」など、パパのポテンシャルを信用していることをアピールするのです。
「パパって頼りになるわ!」大げさでなくても、こんな声掛けができるといいですね。ちょっと持ち上げるくらいで男性は充分やる気を出せるのです。
普段から夫婦仲を良くしておく
なんとなくギクシャクしている夫婦関係では、いざという時に物が頼みにくいですし、頼んでもパパが聞いてくれません。
子育てを分業制にするには、夫婦関係を良好にしておくことが不可欠です。そのためには、会話を絶やさないことが一番大切です。
私は仕事で忙しい夫が家にいる時をみて、最近あったことや、子ども達の学校の様子や、トラブルがあればそれを話すようにしています。
会話は人間関係の基本です。もちろん、パパが何か話しかけてきたらママもちゃんと聞くように心がけましょう。
何でも相談できる二人でいる努力をする
子どもを育てていくと言うことは、苦労や困難の連続です。それを乗り越えるためには、会話力を付けて、なんでも相談できるようにしておくことです。
お互いになんでも相談し合えると言うのは夫婦の理想です。悩んでいる時に話をちゃんと聞いてくれるのはまさにイクメンの鏡ですね。
そんな関係を築いていくために、イクメン教育中でも「私がしっかりサポートするから大丈夫!」という態度を見せておきましょう。
ママも相談ごとが出来るし、パパもママに出来ないことを相談できる。そんな関係を作っていくと、子育ての考え方も変わって来ます。
完璧を求めずに、ある程度で諦める
イクメン教育法をいろいろと紹介してきましたが、最後に大事なのは「完璧を求めない」です。ある程度の所であきらめましょう。
自分なりのイクメンのビジョンが決まって、これだけをしてくれたら助かる!という目標が出来れば、それに向かって特訓の開始です。
ですが、どんなに教えてもママの理想通りに完璧に子育てをこなしてくれるパパは多くないかもしれません。
そういうときはママも神経質になりすぎないことが大事ですよ。「ちょっとおしりが綺麗じゃなくてもすぐに病気にならないし」と寛容でいましょう。
女性でもそうですが、子育てや家事の向き不向きはあるのです。パパの特性が分かってきたら、あまり過剰な期待はしないことですね。
イクメンになってもらうには、何をしてほしいのかを明確にする
一人暮らしの経験があるパパは、ある程度の家事や料理は自分で出来ます。普段何もしないのではなく、チャンスがなかっただけかもしれません。
パパの能力を発揮してもらうために、ママがパパにやってほしいことを明確にし、それに合わせてパパ育てをしていくのです。
男性だからといって、不器用だったり育児の才能がないわけではありません。丁寧に説明して行けば、むしろ女性よりも適正を発揮できる分野はあります。
特に抱っこはパパの方が力がありますから、ママより安定して、しかも長く抱いていることが出来ます。赤ちゃんも眠りやすいかもしれませんよ。
そして、出来るようになったこがあったら率直に褒める!多少大げさでも褒める。褒めてのばすを基本に、夫をイクメンに改造していきましょう。
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きょうママさん
旦那をイクメンに育てるとかあるけど、何故そこまでしないとできない旦那が多いのか。あとあと楽になるとはいえ、こちらも育児家事仕事介護で手一杯、助けてといっても助けてもらえず、旦那は好きなことをしている…なのにイクメンに育てなければいけない。それは旦那の根幹からの教育が問題なのだろうな、と思う。どこまで女性は負担しなければいけないのだろうか。
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ChangNaoさん
検証ありがとうございました
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