赤ちゃんの見え方は段階的!色の認識や好きな色について

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2017/11/13

赤ちゃんが見ている様子

赤ちゃんの目には物や人がどんな風に見えているのか気になりませんか。

赤ちゃんは、きょろきょろと首を動かして色々な方を見たり、時にはじっと一点を見つめたりしますが、物が見えているのでしょうか。

目があっているような気がするけれど、本当にママやパパの顔が見えているのか、区別は付いているのかよくわからないという方も多いと思います。

赤ちゃんが好きな色はどんな色なのでしょうか。もし好きな色があるのなら、おもちゃや服にぜひ取り入れたいですよね。

赤ちゃんの視力がどのくらいなのか、どんな色をいつ認識できるようになるのかについてお伝えします。赤ちゃんの視力と色の認識について知り、赤ちゃんのために家庭でもできることをやってみましょう。

新生児期のものの見え方!

生まれたばかりの赤ちゃんは、どのくらいの視力でどんなふうに見えているのでしょうか。

生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01~0.02くらいです!

生まれたばかりの赤ちゃんは、すでに光に反応しますが、これは反射的な反応だと考えられています。

この頃の赤ちゃんは、まだ物の形も色もよくわからず、ぼんやりとしか見ることができません。

これは、真っ暗なお腹の中から急に明るいところに出てきて、その強い光の刺激から目と脳を守るためだと言われています。視力にすると0.01~0.02程度です。

焦点が合うのも15㎝~25㎝ほどの範囲に限られていますので、赤ちゃんに話しかけたリ笑いかけたりするときには、なるべく顔を近づけてコミュニケーションを取ると良いでしょう。

生まれたばかりの赤ちゃんが認識できる色は、黒、白、グレーのモノクロのみです。

視力もかなり低く、明暗とモノクロの色調しかわからないので、シルエットだけがぼんやりわかるような状態です。

生後1週間から少しずつ色を認識します

モノクロしか認識できなかった赤ちゃんも、生後1週間くらいから少しずつ色を認識できるようになっていきます。

最初に認識できる色は赤。それから、黄や緑なども認識できるようになり、区別もできるようになります。

この頃の赤ちゃんは、まだ左右の目を連動させることが難しいので、黒目がやや外側を向いていたり、じっと見つめることができずに常に目を動かしていたりします。

これは、月齢を重ねて視力が発達するとともに少しずつ改善されますので、心配はいりません。

生後3か月頃から、あらゆる色を認識できるようになります

生後3か月頃になると、赤ちゃんの視力は0.04~0.08くらいまでに上がっています。左右の目を連動させて焦点を合わせ、物を追うことができるようになっているでしょう。

おもちゃなど、はっきりとした色のものを近づけて、ゆっくりと動かしてみてください。赤ちゃんが目で追っていれば、追視できるようになった証拠です。

この頃の赤ちゃんは、様々な色を識別できるようになっています。人が笑っているかどうかの表情も判別できるようになりますので、カラフルなおもちゃで遊びながら、たくさん笑いかけてあげてください。

奥行もわかるようになってきて、目に合わせて手も発達する時期です。ひとつの物を凝視することもできるようになるので、ママの顔や気になるものをじっと見つめることもあるはずです。

生後6か月頃からの見え方

生後6か月の頃になると、さらに立体感や遠近感をつかめるようになり、視力も0.1程度まであがっています。

この頃から人見知りがはじまる赤ちゃんも多いですがそれは、ママ・パパと他の人との顔の区別がはっきりつくようになってくるからです。

お座りもできるようになってくるので、寝ていたときとは違って広い視野でものを見れるようになります。そのことが刺激となって視力はさらに上がっていきます。

大人と同じように見えるようになるのは3歳頃

個人差はありますが、大人と同じように0.5~1.0程度の視力になるのは3歳頃です。

赤ちゃんの視力は6歳頃まで発達し続けますが、3歳頃には色の認識や距離感などは、ほぼ大人と同じくらい見えていると考えられます。

赤ちゃんが好きな色は明るい色

赤ちゃんが好きな色は何色でしょうか。もちろん個人差はありますし、まだ話せない赤ちゃんに「何色が好き?」と聞くことはできませんが、赤ちゃんの好きな色にも傾向があるようです。

色の認識の順番と好きな色

一般的に赤ちゃんはまず「明度」が先に発達します。

明度

色の明るさ・暗さの度合いのことで、明度が最も高い色は白で、最も低い色が黒です。ですから、生まれたばかりの頃は、白と黒、グレーしか区別ができないんですね。

明度の次に「色相」が発達します。

色相

赤や青・黄といった、その色の持つ色味のことです。モノクロの次に認識できる色は赤だと言われています。

この色の認識の順番も関係して、赤ちゃんは明るい・明度の高い色を好むようです。

明度の高い色は黄色やパステルカラーです。また、赤をはじめ、青・緑などの、はっきりとした原色も、見えやすいので、適度な刺激となって赤ちゃんは喜びます。

また、寒色系よりも暖色系を好む傾向にあります。暖色系の色とは、赤や黄色、オレンジなどの、暖かさを感じる色です。

おっぱいを飲むときや、抱っこしてもらっているときに感じるママの肌色に似た色が、赤ちゃんが安心する色のようです。

白と黒には注意が必要

赤ちゃんが最初に認識できる白と黒色ですが、赤ちゃんにとっては好きな色というわけではないので注意が必要です。

白ばかりの殺風景な部屋で育てると、赤ちゃんの視覚に刺激が与えられず、発達が遅れてしまうと言われています。また、黒は威圧感を与える色なので、身につけすぎないように注意しましょう。

早いうちからはっきり識別できる黒ですが、黒を多用しすぎることは、赤ちゃんの心の健康にとって悪影響を及ぼしかねません。

なるべく明るく、優しい色合いのものを選ぶようにしてあげてください。

赤ちゃんの好きな色を身に着けて

赤ちゃんは優しいパステルカラーで安心し、明るくはっきりとした色合いのものに注意を引かれやすいので、ママやパパの着る服、おもちゃ、インテリアなどに取り入れると良いでしょう。

ママやパパの好みだけではなく、赤ちゃんの視覚の発達と心の安定のためにも、ものを選ぶ際の基準にしてみてはいかがでしょうか。

普段から赤ちゃんの「見え」を気にしておこう!

話しかけたり、笑いかけたりするときは、できるだけ赤ちゃんの顔の近くで。赤ちゃんの興味をひくような、カラフルなものをつかって赤ちゃんといっぱい遊びましょう。

また、赤ちゃんの好む明るい色をお部屋や洋服に取り入れて、赤ちゃんを安心させてあげると良いでしょう。

赤ちゃんの目の様子が少しでもおかしいなと不安に感じたら、小児科や眼科で相談してみましょう。

赤ちゃんの目の発達のため、また問題があったときになるべく早く対処するため、普段から赤ちゃんの目の動きや見え方に気を付けてあげたいですね。
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