一時保育を上手く活用してパート勤め!多数のメリットと注意点
認可保育園への入園を希望していても、激戦区等ではなかなか入園できないケースが多いです。フルタイム勤務のママでも陥るこの悩みは、パート勤務のママはなおさら痛感されていることでしょう。
しかし、入園は難しくとも、週3日程度預かってもらえるという“一時保育”という制度があるのをご存知でしょうか?パート勤務のママは、一時保育を活用しながら仕事に復帰するというのも一つの選択肢です。
パート勤務のママが認可保育園の一時保育を活用するたくさんのメリットと、利用を考える上で知っておきたい注意点について紹介します。
この記事の目次
一時保育は朝~夕方まで安心して子供を預けることが可能!利用料も良心的!
これは、勤務時間が短く認可保育園に入れなかった場合に、利用料が高額になりがちな認可外保育園やベビーシッター等外部サービスの利用を検討せざるを得なくなったママが陥りがちな悩みです。
もちろん、それらの中にも安価なサービスはありますが、やはり「安ければ安いなりの不安」がつきまとうようです。
しかし、認可保育園の一時保育では、外部サービスのような高額な利用料を請求されることはありません!
自治体によりますが、0歳児でも一日3000円前後、子供の年齢が上がるにつれて1000~3000円程度といった、比較的良心的な利用料金で朝から夕方まで子供を預けることが可能なのです。
有職ママは優先される!パートでも利用しやすいシステム
保育園の入園の際には、いわゆる“点数化”で不利になってしまうパート勤務。
一時保育も有職だと預けやすい
一時保育は、仕事の他にも、就職活動やリフレッシュ等でも利用することができる制度です。もちろん、すべてのママが利用するチャンスはありますし、多くのママの希望に沿おうと施設側も努力をされています。
しかし、やはりその中でも優先順位があるようです。公にしている自治体や施設は多くはないですが、やはり“仕事”で預けたい方が優先される傾向にあるようです。
逆に、フルタイム勤務のママだと、一時保育は日数や時間が足りないケースが多く、認可保育園の待機児童となってしまったら一時保育ではなく他サービスを頼るケースが多いです。
利用日数・時間に規制あり!ライフスタイルに合うかの確認を
ただし、仕事等で“非定型保育”という利用方法で一時保育を利用する場合には、基本的には日中一日8時間・週3日以内の利用が定められているケースがほとんどです。
時間を超える場合には延長保育実施の有無、別途料金の確認も必要となりますので、9:00~17:00枠を中心とした各園の保育時間帯の中での送迎が可能かどうかを確認してみてくださいね。
関連記事:認可保育園の一時保育が利用できるか知りたい!利用条件や料金
これから仕事を始める際にも、一時保育とパートの組合せは負担が少ない!
また、現在育児に専念し仕事を持っていない場合には、社会復帰においてさまざまな悩みが出てくるでしょう。
- 就職活動をするにも、子供の預け先が無い
- 仕事が決まっても、子供の預け先が無いとスタートできない
- 育児をしながらの社会復帰に、ママ自身も両立が不安
ママの社会復帰への不安にも寄り添ってくれる支援
一時保育は、地域の子育て支援事業です。
まずは一度一時保育のお試しも兼ねて私用で子供を預け、その日にハローワーク等に行くこともできますね。
また、面接や仕事が決まった際にも、一時保育に枠があればという前提にはなりますが、子どもを預けて安心して向かうことができるでしょう。
また、就業予定先にも、一時保育の時間や事情を予め伝えることで、無理なく今の生活に合った働き方をすることができます。
仕事が決まるとコンスタントな利用に移行できる
仕事が決まると、先述のように一時保育を優先的に利用しやすくなります。
一時保育をうまく活用することで、これからパートを始めたいママも無理なく少しずつ社会とのつながりを確保していくことができるのです!
子供も多くの経験を積む!家庭・園生活のバランスがとりやすい!
また、短時間パート等で、もしかしたら保育料が給料を上回ったり±0というケースに悩まれることもあるかもしれません。
それが負担であったり、メリットを感じない場合には一時保育以外の良い方法を考えたり、パートを辞める等も一つの方法ではあります。
しかし、経済的にはプラスとならなくとも、子供にとっては園生活がプラスになっていることも多いのですよ!
集団生活だからできること、身につく力も多い!
ママと過ごすのが子供にとって一番の幸せであり、ママが一生懸命家庭で子供と向き合っているというのはもちろん変わらぬ事実です。
しかし、たくさんの人がいて専用のスペースや物等保育に特化した環境のある保育園だからこそできる経験も、子供にとっては必ず刺激となっています。
- 家庭外でも安心できる環境があると知る、人見知りが落ち着く
- 集団生活の中で協調性・良い意味での競争心が芽生えたり、我慢できる場面が増える
- 遊びや歌等の幅が広がる、できることが増える
- さまざまな体験を通して創造力、感性が豊かになる
- いつかは迎える本格的な集団生活に適合しやすくなる
負担の少ないスタートを切れる!メリット面にも目を向けて
これらの子供の成長は、もちろん本格的に保育園や幼稚園に入園をしてからでも感じていくことができます。
しかし、週数回・短時間から始める一時保育だからこそ、子供も少しずつ無理なく慣れていくことができるメリットがあるのではないでしょうか。
「一時保育が最良」というわけではありませんが、「何のために一時保育に預けてまでパートを…」と悩んだ際には、ぜひ子供の成長や集団生活の面にも目を向けて考えてみてくださいね。
一時保育とパート勤務、注意点も知っておきたい!
これまで、子供を一時保育に預けてパート勤務をするメリットを紹介しました。
考え方によってはメリットと相反する事項もありますが、ここからは一時保育とパート勤務を考える際の注意点を紹介します。
すべての状況において、一時保育が最良であるわけではありません。パパ・ママの考え方やご家庭の状況に応じて、子供の預け先を選んでみてくださいね。
1.認可外保育園のコースを組んだ方が経済的・状況に合う場合もある
「保育料が良心的」・「経済的にプラスにならなくとも子供の経験になる」とメリット面で述べましたが、やはり生活をしていく上で経済的な負担は極力抑えたいという場合もありますよね。
働き方や施設によっては「週3日コース」・「一日4時間コース」等、フレキシブルなコース対応が可能な認可外保育園に頼った方が、費用を抑えられる場合もあります。
また、早朝や夕方以降等は認可保育園の一時保育では対応機関が少ない時間帯です。このような時間にまたいで勤務となる場合にも、認可外保育園や外部サービスの方が融通がきくのは事実です。
2.一時保育は生活リズムやメンバーが安定しない!
一時保育では、日々登園する子供が変わります。曜日ごとにある程度メンバーが固定される等はありますが、常に新しい子供が入っている状態です。
もちろん慣れない子に保育士さんの手は取られますので、「今日は○○先生と遊べなかった」・「何人も泣いていて十分にお昼寝できなかった」等ということが起こり得ます。
仕方がないことではありますが、子供にとって安定しない環境がいつまでも続くという懸念はあります。
また、一時保育は異年齢混合保育の場合がほとんどです。
3.認可保育園申し込みの加点を狙う際にも不利
認可保育園に入れなかった際に、別の保育サービスを利用しながら空きを待つのはよくある話です。
この際、しばらく別のサービスを利用していた場合、保活において“加点対象”となる自治体もあるのをご存知の方は多いかと思います。
しかし、そこには一時保育は含まれないケースが大半ですので、注意が必要です。
また、一時保育で長く通った園の本園の先生方と顔見知りになれる可能性はありますが、これが保活に有利になることもありません。
一時保育に預けながら保活に力を入れていくのであれば、「一時保育に預けながら仕事をする時間を増やす」・「他サービスを併用する」等別の工夫が必要です。
パートと育児の両立にありがたい一時保育!注意点も視野に入れてよく考えて
一時保育を利用しながら3歳になったら幼稚園入園を考えるとのか、少しでも早く認可保育園入園を狙うのか。また、しばらくすると下の子出産等でまた自宅保育が可能になるのか。
家庭の状況やパパ・ママの考え方によって、一時保育に感じられるメリットや活用法も変わってくることでしょう。
大切なことは、ママ自身が「ここなら安心して我が子を預けて働ける」と思う場所に出会えることです。
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