子供の自己肯定感を高める、子供に自信を持たせる子育て法!

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2016/04/23

子供の事を信じ認め見守る親

子どもに自信を持ってほしい。親ならばそう思うかもしれません。ではなぜ自信は大切なのでしょうか。

勉強、運動、人間関係などで壁にぶつかった時、自信がある人は困難に立ち向かっていくことができます。しかし自信がなければ、人生の中で壁にぶつかった時に挫折してしまい、自分のやりたいことを諦めてしまうこともあります。

では、子供に自信を持たせるためにはどうしたらいいのでしょうか。

子供の自信は、主に幼児期に育まれます。自己肯定感を高められ、自分には価値があると思うことで自信を持つようになるのです。

ではどうやって自己肯定感を高めるのか?子供に自信を持たせることができる子育て法について、詳しく紹介していきます。

自信がないと子供にはどんな心配事が?

自信がないと、子供は自分で考え、行動することができなくなります。

自分の考えが正しいのかいつも不安になり、親や先生など大人の顔色を伺って自分の行動を決めてしまったり、周りの意見に流されたりするようになります。

そうなることで自分の考えを元に成功した体験が少なくなり、更に自信がなくなる、といった悪循環に陥ってしまいます。これは勉強、運動、人間関係などどの分
野にも当てはまります。

ではどうやって子供は自信を持っていくのでしょうか?それは、自己肯定感を高めることが必要です。

自信をもつための自己肯定感を高める3つの方法!

子供の自己肯定感を高めるためには、パパやママが子供たちの存在意義を認め、可能性を信じることが大切です。

ここでは、子供が存在を認められていると感じるポイントや具体的な言葉掛けについて3つの方法をお伝えしていきます。

  1. 子供のありのままを認める
  2. いつも味方でいることを伝え、安心させる
  3. 子供がもつ力を信じて勇気づける

1つずつ詳細を説明していきますね。

1.子供のありのままを認める

自己肯定感、というのは、自分には価値がある、と感じる力のことを言います。子供が自己肯定感を感じるためには、親からの存在の承認が不可欠です。

親は子供の一番身近にいる存在であり、幼い子供にとっては絶対的な存在だからです。親は子供に大きな影響を与えます。

子供を叱るときに、「あなたはいつも~なんだから!」というように存在や人格自体を否定してしまうと、子供は自分の存在自体に自信がなくなり、自己肯定感が低下してしまいます。

否定を繰り返され、心が傷ついた子供は、大人になってもその傷を抱え続けることがあります。

これはインナーチャイルドと呼ばれ、アダルトチルドレンになるきっかけにもなります。

逆に、「あなたがいてくれて嬉しいよ」「あなたが幸せだと、ママもパパも幸せだよ」といった言葉掛けは、子供がありのままでいることを認め、喜んでいるため、子供は自分の存在に自信を持つことができるのです。

これは自己肯定感の向上に繋がります。

2.いつも味方でいることを伝え、安心させる

初めてのことをするときは、とても緊張します。そんなときに心強い味方がいれば、自分を奮い立たせ、「頑張ろう!」と思えませんか?

子供にとっての「心強い味方」というのは、一番身近にいる両親です。

子供が何かに挑戦した時、それがうまくいかなかったり、一見失敗したように見えたりしたときに頭ごなしに否定すると、子供は上手くいかないことに恐怖心を抱きます。

また否定されることを怖がるあまり、挑戦すること自体をやめてしまいます。そうすると、成功体験をする機会が減り、自信の低下に繋がります。

逆に失敗しても、「そうしてみようと思ったんだね」「やってみてどうだった?」と、一度子供の行動を受け止め、子供の気持ちを聞いたり、話を聞いてあげることで子供は安心します。

安心した状態であれば、「うまくいかなかったと思ったけど、実はこうだった」「今回はこれが原因で失敗してしまったけど、次はどうしたらいいんだろう?」と自分の力で考える余裕が生まれます。

自分には何があっても受け止めてくれる、パパとママという味方がいるんだ!という安心感は子供にとって何よりも強い力になります。

3.子供がもつ力を信じて勇気づける

勇気づけはアドラー心理学の中の一つの項目で、褒めることとは少し違います。

アドラー心理学では、教えず勇気づけとしての前向きなアドバイスで相手の考えを引き出すというものです。

嫌われる勇気」というアドラー心理学の本がベストセラーになって久しい。そこで書かれていることは、ほめてはいけない、叱ってはいけない、教えてはいけない、と今までの教育・育成の常識と違っている。
“教えていけない”とは上司が指示するのではなく、求められたときにはじめて応じればよく、小さな失敗なら体験させればいい。「あなたなら、きっとやり遂げられる」と信頼し続ければ、やがて、部下がそれに応えようと努力を始める、という考え方である。教えていけないというものの、「勇気づけ」として前向きのアドバイスをし、「質問」や「誘い水」で、相手の考えを引き出す、まさに“コーチング”の「教え方」を推奨している。

褒めるというのは「すごいね」と称賛することです。そして勇気づけとは、「あなたはそれができて嬉しかったんだね。あなたが嬉しくてママも嬉しいよ」と、子供の気持ちに共感し一緒に喜ぶことです。

勇気づけをすることで、子供は自分の気持ちを受け止めてもらえるという経験をすることができます。

また、自分が嬉しいことを喜んでくれる人がいるんだ、と思うことで自分の存在価値を感じ、自分自身が大切な存在なんだと感じることができるのです。

自己肯定感が高まると良いことがたくさんある!

では、自己肯定感が高まると具体的にどんな良いことがあるのでしょうか?自己肯定感が高まると、幼少期だけでなく成人してからも沢山のメリットが生まれます。

幼少期から大人になっても、良い人間関係を築きやすい

自分の存在自体に自信を持っていると、他者との関わりの中でもありのままの自分を出すことができます。

また、幼少期に自分が大切にされているという体験があるため、相手のことも大切にすることができます。

友達と接する時も自信をもって接することができ、人と比べてしまったり、人を羨んだり、ということも少ないため、良い人間関係を築きやすいとされています。

物事に対して前向きになり、人生の困難にも立ち向かうことができるようになる

失敗してもそれを受け止めてもらった経験があると、失敗を過度に恐れることがなくなります。

もしもうまくいかなくても、次に活かせるという自信があるため、物事に対し前向きに取り組むことができるようになります。

大人になり社会に出た後も、状況に合わせて対応する力がつき、人生の困難にも立ち向かうことができるようになります。

運動、勉強でも力を発揮しやすく、社会に出てからも良い成績を出すことができる

失敗を恐れることなく挑戦し、物事に前向きに取り組むことができると、自分の力をのびのびと発揮することができるようになります。

その結果、運動や勉強でも自分の力を最大限に発揮することができ、良い成績を残しやすくなります。

また、チャンスを活かすことができるため、社会に出てからも良い成績を残しやすくなります。

情緒が安定し、大人になってからも幸せを感じやすくなる

幼少期に自分の存在を認められ、愛情あふれる家庭で育った子供は、情緒が安定します。

自分には価値があるんだという安心感があるため、他人の評価に左右されず幸せの軸を自分の中に持つことができるようになります。

その結果、自己肯定感が低い人に比べ、大人になってからも幸せを感じやすくなります。

子供は親に認められることで、自信がつく!

子供は自分一人の力で生きていくことができません。

子供が親に認めてもらいたい!という欲求は人間としての本能なのです。

子供の自己肯定感を最も高めることができる人は、子供の一番近くにいる両親です。

パパやママが子供のありのままを認め、言葉にして励ますことで、子供は誰に認められるよりも自信を持つことができるのです。

幼少期に子供のありのままを認め、自己肯定感を高めることは、子供の人生において大きな支えになります。

毎日の育児の中で子供に送ることのできる、最高のプレゼントになるのです。

みんなのコメント
  • ちくらこさん

    子供が、友達との関係で不安になることが増えました。何かされるというより、理解されていないと感じるようで…。
    でも、その裏には、母の仕事の忙しさと、過度すぎる期待や要求があったのかもしれません。
    親が焦ってはだめですよね。自分だって、今の今まで長い時間をかけて生きてきたのだから、10年ぐらいの子が、自分の思い描いた子に仕上がるはずがないし、それを要求してはだめですね。要求ではなく、一緒に、もしくは尊重ですね。
    一緒に…
    を心がけます。

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