風邪予防!子供がうがいをできるようになる段階を踏んだ上手な教え方

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2017/12/13

うがいの練習をしている子供

虫歯予防などの口腔ケアや風邪の予防に欠かせないうがい。

2012年には「うがいが子どもたちの風邪など発熱性疾患の予防に効果あり」という研究結果を浜松医科大学の研究グループが発表し、話題になりました。

そうなると親はますます子どもたちに「上手にうがいをして欲しい!」と思ってしまいますね。

うがいは大人には簡単な動作でも、幼い子どもたちにとっては難しい行為のひとつです。

子どもたちが上手にうがいできるようになるために、段階を追った教え方を紹介します。

まずは口の中をゆすぐ「ブクブクうがい」からスタート

いざ子どもの口に水を含ませてみても、すぐ飲み込んでしまったりダラダラ洋服を濡らしてしまったり…。教えてもなかなかマスターできずに困っているという声が多いうがい。

うがいには主に2つの種類があります。口の中を洗浄する「ブクブクうがい」と、のどを洗浄する「ガラガラうがい」です。

子どものうがい練習はより簡単なブクブクうがいからスタートします。

ブクブクうがいができるようになると、歯を磨く時に歯磨き粉を使用できるようになります。また外出先での飲食後など「歯磨きするほどではないがちょっと口をゆすいでおきたい」という場面でも役立ちます。

ブクブクうがいは3歳児のおよそ50パーセントができると言われています。ただし個人差が大きいので、家庭で子どもたちの様子に合わせてはじめてみると良いでしょう。

どちらのうがいの練習にも共通する教え方のコツ

  • 慣れるまではお風呂場で練習する
  • 大人がゆっくりお手本を見せる
  • うがいでばい菌が出ていくというイメージを伝える

洗面所などで練習する場合は、安定した踏み台などを使用して高さを調節するところから始めます。

ただし最初は水で洗面台周辺を濡らしてしまうことが多いです。お風呂に入る時にコップを持って行き、お風呂場でトレーニングするのもおすすめです。

また幼い子に言葉だけで説明してもなかなか動作を伝えることはできません。そばで大人がゆっくりお手本を見せると、視覚的に理解することができて子どもにも分かりやすくなります。

水を思わず飲んでしまうというのは子どもによくある失敗ですが、そのような時には「お口の中のばい菌がブクブクしたお水と一緒にお外に出ていくよ」と声掛けしてあげましょう。

イメージできるだけで、子どもが水を口の外に吐き出すという行為をしやすくなります。

ブクブクうがいをマスターする4ステップ

  1. ブクブクうがいのお手本を見せる
  2. 水を口に含みそのまま出す
  3. 口に水を含んだままキープする
  4. 口に含んだ水を動かす

順番に見ていきましょう。

ステップ1 ブクブクうがいのお手本を見せる

まずは大人がゆっくりとブクブクうがいのお手本を見せてあげましょう。

「歯を磨いた後は、やっつけたばい菌をこうやってお口から出すんだよ」など、いつ、どうしてうがいをするのかの説明も分かりやすくしてあげると効果的です。

子どもの成長過程で「真似をする」という行為は大切な要素です。うがいに限らず、日常生活で真似する動作が見られる場合は練習がスムーズに進むことが多いでしょう。

この後に続く練習の中でも、やりにくそうな時はその都度大人がお手本を見せてあげましょう。

ステップ2 水を口に含みそのまま出す

子どもが「うがい」という動作を認識できたら、次は実際にコップと水を使って練習をはじめます。

はじめは少量の水を口に含み、そのまますぐに吐き出す練習をします。水を口の中に溜めておく必要はありません。

この時のよくある失敗は2つです。水を入れた途端口内にキープできずにダラダラと垂れ流してしまうこと。もうひとつはゴクンとお水を飲んでしまうことです。

「水を吐き出す」ことがこのステップの目標なので、意識して水を口から出しているかがポイントになります。口からこぼれるように垂れてしまう場合は、まだ練習が必要です。

子どもが吐き出すタイミングに合わせて、「ペッ!」や「べー」などの声を出してあげると分かりやすいでしょう。真似をしてペッ!と言っている内に水を吐き出せるようになることが多くあります。

ステップ3 口に水を含んだままキープする

意識して吐き出せるようになったら、次は水を口の中に溜めておくトレーニングです。

子どもがコップから水を口に入れたら、「ペーって言うまでお口に水を入れたまま待っててね」と声掛けします。あまり長く待たせる必要はありません。落ち着いて待っていられる様子が見えたら吐き出すように促してあげましょう。

「3つ数えるまで待っててね」と言って、隣で数を数えてあげたりするのもタイミングの目標が分かりやすくなって良いでしょう。

はじめはキープしているうちに飲んでしまったり、我慢できずに吐き出してしまったりしますが、回数を重ねるうちに上手にできるようになります。

少しずつ出来るようになってきたら、口に含める水の量を増やしていってみましょう。

ステップ4 口に含んだ水を動かす

いよいよ最後のステップです。口に水を溜められるようになったら、頬を動かして「ブクブク」という音を立てる練習をします。

「ほっぺを動かして」や「ブクブクして」と説明したくなりますが、このステップでも大人が一度お手本を見せてあげるのが分かりやすいです。

実際にブクブクの音を聞かせてあげると、子どもも一生懸命水でその音を立てようとします。

はじめは両頬を同時に動かしてブクブクしますが、さらに上達したら左右の頬を交互に動かせるようになると完璧です。

これでブクブクうがいのトレーニングは完了です。

ガラガラうがいをマスターする4ステップ

ガラガラうがいは、ブクブクうがいがきちんとできるようになってからはじめましょう。

ブクブクうがいができたからといってすぐにガラガラの練習をはじめてしまうと、子どもが混乱してどちらもできなくなってしまうことがあります。

ブクブクうがいにきちんと慣れるまで様子を見て、少し時間を置いてから次のうがいの練習に入ると効果的です。

ガラガラうがいは4歳児のおよそ50パーセントができると言われています。あまり年齢が低いと上手くいかないことが多く、負担になってしまいます。ブクブクうがいが何の抵抗もなくスムーズにできることをひとつの目安にしてください。

ガラガラうがいをできるようになるためのステップは以下の通りです。

  1. ガラガラうがいのお手本を見せる
  2. 水を口に含んで上を向く
  3. 上を向いたまま口を開けて息を吐く
  4. 吐く息を強めてガラガラという音を出せるようにする

順番に見ていきましょう。

ステップ1 ガラガラうがいのお手本を見せる

ブクブクうがいの時と同様、まずはゆっくり大人がお手本を見せます。興味を持つ子は、見ただけで自発的に練習をはじめたりすることもあります。

ガラガラうがいの場合も「のどのばい菌をお外に出してきれいにするんだよ」など、うがいの目的を分かりやすく説明すると良いでしょう。

ステップ2 水を口に含んで上を向く

次は水を口の中に入れ、そのまま上を向くトレーニングです。最初は少量の水でトライしましょう。それでも難しそうな時は、慣れるまで水なしのイメージトレーニングでやっても構いません。

口に水を入れたまま上を向けるということは、「鼻咽腔(びいんくう:鼻の奥の方)を閉じた状態にできる」ということです。イメージトレーニングの場合は、上向きのまま「あー」と声を出してみると、鼻咽腔閉鎖のコツがつかみやすいです。

口に水を入れたまま上を向くことが出来たら、そのまま数秒間キープし、下を向いて吐き出します。

ステップ3 上を向いたまま口を開けて息を吐く

次のステップでは口に水を含んで上を向き、そのまま息を吐く練習をします。まだ強く吐かなくて構いません。コロコロした軽い音がするくらいで十分です。

声を出した方がやりやすそうな時は「あー」と隣で促してあげても良いでしょう。

完全に真上を向くのに抵抗がありそうな時は、斜め上当たりを向いてコロコロ音を立てる練習をし、徐々に真上を向けるようにしていきましょう。

ステップ4 吐く息を強めてガラガラという音を出せるようにする

ある程度の量の水を口に含んで上を向き、強く息を吐く練習です。改めてそばでお手本を示してあげるのも効果的です。

水を飲みこまずに、喉の奥でガラガラと大きな音が出せるようになったらトレーニング完了です。

うがいの練習は焦らずゆっくりと

うがいは口に水を入れて行う行為のため、早くやらせたいあまりに焦って教えたりするととても危険です。

変に水を飲みこんでしまったり、肺に入ってむせてしまったりするので、十分に注意しながら落ち着いて練習をしましょう。

うがいの上達には、子どもの口腔機能の発達の度合いが大きく関係してきます。呼吸や飲み込み、言葉の発達が促されると自然にうがいもやりやすくなります。

なかなかできない場合は少し時間を置いて様子を見てみるのもひとつの手です。ひとつずつステップを踏みながら親子で楽しくうがいをマスターしましょう。

食事の後の歯磨きや帰宅後の手洗いと共に、家族みんなで習慣化して虫歯や風邪予防の意識を高められるといいですね。

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