子供が言うことを聞かないから困る…話を聞く子供にするための方法

コメント2
2018/02/01

子供の話を聞いている親

「子供が言うことを聞かなくて困る。」といった話はママの間でよく聞きますね。

赤ちゃんの頃はそんなことはありませんが、イヤイヤ期を迎えて自己主張をおぼえれば子供はすぐに親に反抗するようになります。

親から見れば厄介でも、見方を変えれば本人の成長と受け取れます。自己主張は子供が社会性を身につける上で欠かせないものだからです。

さらに、親のいうことを聞かないのは好奇心旺盛な証拠で、そういった子供は将来的に有望であるともいわれます。

子供の“言うことを聞かない”を制圧したり否定したりするのではなく、認めたうえでの提案が必要です。上手な言い回しの具体例とともに親が心掛けるべきポイントを示します。

言い方で子供は変わる!間違った言い方を正しい言い方に直そう

自身の過去を振り返っていえるのは、子供に「○○しなさい。」「ダメでしょ。」を多用し過ぎていたということ。

子育てママは皆忙しく、いろんな意味で余裕を持てない時期でもあります。

気づけば朝から子供に「早くしなさい。」しか言っていないということはありませんか。そう言いたくなる気持ちはよく理解できますが、今日から少しだけ言い方を変えてみましょう。

語尾を変えるだけで、印象は変わる

語尾や表現の仕方をほんの少し変えるだけで、子供はママの声にはたと耳を傾けます。それにより、ママ自身にも余裕が生まれて一石二鳥であること間違いなしです。

「早くしなさい。」→「なるべく急いでやろうね。」
(支度が遅い時などに怒って)「何してるの?」→「あれ?遅くなっちゃうぞ。」

急いでいたり忙しかったりする時はとくに「遅い。」だの「早くしなさい。」と怒鳴りつけてしまいがちですが、実はそれは逆効果。子供は萎縮したり、はたまた反発したりするだけで、一向に効果はありません。

一緒に頑張ろうと促す「○○しようね。」は子供と同じ目線に立った物言いであるため、すんなり子供に入ってきやすいです。

なおかつ「あれ?」「うん?」などの感嘆符が入るような言葉を発することで注目度はさらにアップします。

子供の感情を逆なでするような表現は避けることと、注意を引きやすい表現を言葉の頭に持ってくることを心がけましょう。

この表現の仕方は、朝の支度や夕方の極度に忙しい時に使うことをおすすめしたいです。

「あっ!」と大きめの声をあげて子供の注意を惹いた後に、「○○しよっか?」と伝えたいことを言います。子供に伝えるには理由付けや具体例を多用する方が良いとはいうものの、そんな時間さえない日もあります。

手早く趣旨を伝えたい時は、“感嘆符がつく言葉+○○しよう。”です。

「どうしてやらなければいけないか」の理由付けが必須

「ダメでしょ。」→「○○すると、○○だから良くないね。」

「ダメでしょ。」はママが良く使う言葉の一つですが、「ダメでしょう。」が文字通りダメなのは、子供にやってはいけない理由が伝わらないからです。

おそらく、前につく言葉は「危ないから」や「人に迷惑をかけるから」といったことで、大人なら言わなくてもわかるような理由だと思います。ママがそれを言わないのはわかって当たり前と思ってしまうからでしょう。

当然とも思える理由であっても子供に伝える際は、しつこいくらいの理由付けがある方が伝わりやすいです。

「ダメでしょう。」といった後に、「じゃあ、何でダメなのか一緒に考えようか。」との声掛けをするのも良いですね。理由がきちんと理解できれば子供は、ダメな行為をしなくなります。

ダメな理由が何となくしか把握できていなかったり、全く理解できていなかったりするから、子供はまた同じことをやって怒られるという悪循環に陥るのです。

この方法は、例えば交通ルールを守れなくて危うく命の危険にさらされそうになった時やお友達に手をあげてしまった時など、重要な場面で必ず守って欲しいことを伝える時に使用します。

落ち着いて大事な話をしたい時は“理由付け”です。

命令NG!一人称多様が良い

「○○しなさい。」→「○○してくれるとママは嬉しいな。」

子供にやって欲しいことを伝える際は、一人称を用いるのが基本です。命令形の言葉がけはなるべく避ける方が良いのは、指示を出さなければ動けない子供になってしまうことがあるからです。

子供は親の言い方を恐ろしいほど真似るもので、ママに命令口調で言われている子はお友達にも命令形を使いがちです。

命令されたお友達は当然良い気持ちはしません。言ったその子に悪気はなくとも友人関係を構築していくのに、言葉が与える影響は大きいもの。

円滑な人間関係を形成できる子に育てるためにも命令による指示は避けましょう。

一人称以外にも、「○○しよう。」とのLet’s形や断定、「○○します。」もしくは「○○したかな?」といった疑問形を使用する方法があります。

どの形が子供にあっているかをママは探ってみることです。

具体性重視で曖昧さを廃そう!

「ちゃんとして。」「きちんとして。」「良い子でいて。」→具体的な指示を出そう!

大人の世界では“ちゃんと”や“きちんと”の意味が暗黙で理解し合えるところがありますが、子供達はそうはいきません。“ちゃんと”の中身を逐一説明する必要があるのです。

例えば、「おもちゃをおもちゃ箱の中に入れてくれる?」「もじもじ動いているとカッコ悪いから、背中をピーンとのばしてごらん。」といった具体的な指示です。

曖昧表現やあうんの呼吸は日本語の妙かもしれませんが、子供には通用しません。簡潔かつわかりやすい表現を選び、事象をなるべく的確に説明する技術を身に付けましょう。

こちらの話を聞いて欲しいなら3つのことを心がけよう!

子供に話を聞いてもらうには、親も努力しなければなりません。

子供の話に耳を傾ける

子供に話を聞いて欲しいと願うなら、まずは親の方が子供の話に耳を傾けましょう。

子供を見ていると、こちらが相槌を打つ間もなく話し続けてくるようなことはありませんか?人は誰でも話を聞いてもらいたいと願うものですが、幼い時は特にその傾向が顕著です。

大概の子供は話したがりで聞いてもらいたがりなのだと思っておいて間違いないと思います。

子供の話をじっくり聞いた後に、「○○ちゃんの考えていることはよ~く伝わりました。今度は、ママが伝えたいことをお話しするから聞いてくれる?」と話をふります。

こうすることで子供は話しを聞いてもらって、相手の話も聞くというサイクルを身に付けます。

とは言え、例えば朝の忙しい時間帯や夕飯の支度をしている最中は、子供の話に耳を傾ける暇などあるはずもありません。

その際は、「今はご飯をつくっていてとても忙しいよ。終わってから寝る時に聞くね。」と伝えましょう。

「後で聞く」という曖昧な表現よりも、「○○時から聞く。」や「お風呂の時に聞く。」など具体的に示した方が子供は安心します。

手間だと思っても詳しく説明すること

子供の「何で?」「どうして?」に頭を抱えるママも多いようです。

忙しく動き回るママに容赦なく浴びせかけられる質問には「うるさい。」と一言、放ってしまいそうにもなりますね。そこはぐっと我慢で、とにかく説明してあげることです。

論理的な説明をする際によく引き合いに出されるのが三段論法で、その内容は簡単にいえば大前提・小前提・結論という説明の仕方です。

例えば、「何で挨拶をしなくちゃいけないの?」に対して

「挨拶は、皆がやっていることで、あいさつをされる人もする人も気持ちよくなれる。」→「○○ちゃんもみんなと一緒の人間だから、同じように挨拶すれば気持ちいいし、○○ちゃんにあいさつされた人も気持ちがいいと感じる。」→「だから、挨拶をしよう。」

ということになります。必ずこの方法による必要もありませんが、知っておくと役に立ちます。

言葉で説明するよりも、紙に書く方が伝わりやすい場合もあります。複雑な事象を説明する際は、言葉だけでは伝えきれないので、紙と鉛筆で根気強く子供と向き合いましょう。

子供の気分を盛り上げることを意識する

子供の気分を盛り上げることは、子育ての中で重要なキーワードです。

「子供は褒めて育てろ」とよくいわれたりしますが、子供の気持ちを前向きにしてあげることが大事ということを意味しているのだと思います。もっと言えば、あえて調子に載せるということです。

多少大袈裟でも「すごいね~!できたね。じゃあ、次はお片付けやっちゃおうか。」などの子供の気分を盛り上げる声掛けが効果的です。

子供の成長には成功体験を積ませてあげることが不可欠。できた経験が重なることで自信を持ち次に挑戦する気持ちが湧くからです。

やれば逆効果、やってはいけないNG行動

  • 叱る
  • 怒鳴る
  • イライラした態度を示す

子供も大人と一緒で、怒鳴られたり叱られたりすると益々やる気をなくしてしまいます。

イライラした態度も同じこと。「また、ママが怒ってる。」「イライラしているみたい。」との気持ちはその子の心のストレスとなります。

怒鳴られて萎縮してしまえば、出来ることも出来なくなってしまい、再び怒られるという悪循環に陥ってしまいます。

“どうせダメ”や“出来ない”といった自己否定の感情は、本来その子が持つ可能性をつぶしてしまうこともあるのです。

強制的に言うことを聞かせるのは、子供を指示待ち人間にしているのと同じことです。指示がでなければ行動できない、強制されなければ何も出来ない人になっては困りますね。

子供の意見を尊重したうえで、あらたな提案をするスタンスを保つことです。

子の心に寄り添える信頼関係は大前提

これまで、ずっとママパパ側に立った言い方、伝え方の話をしてきましたが、子育ては対人である以上、こちらがどんなに工夫してもうまく行かない時もあります。

例えば、子供の気持ちが不安定なら何をどう伝えても、相手の心には届きづらいかもしれません。頑なに心を閉ざしていることもあるでしょう。

そんな時は、伝える伝えない云々よりもまず、親が子の心に寄り添うことが必要です。

ただじっと黙って隣に座る。もしくは後ろからそっと抱きしめてみる、そっと肩に手を置くでも良いかもしれません。社会の風の冷たさに耐えかねたら、一時休める場所は親かそれに代わる人のそばです。

「あなたにはそんな場所があります。」とわからせるのは大事なこと。それが親子間の信頼関係の基礎です。

前半で紹介したいくつかの伝え方は、強固な信頼関係があってこそ成立するものです。

障害を持ったお子さんへの接し方について

近年、子供の発達障害に対する認知度が急速に高まっています。ADHDやアスペルガー症候群の言葉を知っている人は多いはずです。

障害とはいうものの、脳の作りの問題であって考え方の癖のようなもので、例えば言葉で伝えるよりも写真や絵で示すと理解が格段にはやい子供が多く見られます。

言葉の理解より図形や絵の理解が早いお子さんの場合のアドバイスとしては、聞いてもらいたいことを絵に描いて示したり図式化してみたりすることです。その子によって理解や能力の成長は様々です。

ADHDの子供は、注意がそれやすく目が合わないことも多々ありますので、必ず目をあわせてから落ち着いた低めの声で話しかける方が効果的です。

アスペルガー症候群の子は言葉の裏を読み取ることが苦手な傾向があるので、「お風呂を見てきて。」と言えばお風呂の水があふれ出てもじっと見ていることがあります。

「お風呂を見てきて」の真意が「お風呂の水がいっぱいになったら止めて。」であるのは伝わりません。アスペルガーの子には具体的な内容を伝えることと的確な指示が必要です。

とはいえ、子供は三者三様。両者が混ざっている子もいれば、同じADHDでも全く異なる性格の子もいます。

医者でさえも診断が難しいと言われている子供の発達障害の一番の理解者は、やはりいつもそばにいる人なのではないでしょうか。

医学的な知識がなくとも、いつも接している感覚から「この方法がいい。」と判断できるのはその子のそばにいる家族です。

その子にあったベストな伝え方を模索しよう!

本来子供は意志を持つ自由な存在であることを今一度、確認しましょう。そのうえで、子供に納得させたり、気持ちを盛り上げたりする言葉を用いながら言い聞かせることです。

障害を持っていてもそうでなくても、、その子にはその子の光り輝く個性があります。繰り返しになりますが、大事なのは個性を尊重したうえでの“提案”なのです。

知識とテクニック、さらには経験を積み重ねることで、その子にあった接し方を模索していきましょう。

みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    ありがとうございますとっても役に立ちました ‼

  • みーさん

    大切だという事は念頭に置いて、ただ、簡単ではないですよね。

あなたの一言もどうぞ