子供のお買い物練習!おつかいデビューのタイミングと練習方法

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2017/10/29

おつかいの練習をしている子供

「うちの子そろそろ一人で買い物できるかな…」と、子どもの成長を試してみたくなる時期がありますよね。

でも、一人でお店まで行かせるのは心配…お金を落とさないかしら…ちゃんと商品を持って帰れるかしらなど不安要素が一杯。

子どもが自信をつけてお使いデビューできるよう事前の練習は欠かせません。初めてのお使いが上手にできるよう、親子で少し練習してみましょう。

お使いデビューのタイミングは子どもの成長に合わせる

早いと3歳くらいからでしょうか、お買い物ごっこではなく本物のお買い物をしたがったりします。ママと同じようにレジで「ピッ」としてもらいたいんでしょうね。

自分で買い物をしたい素振りを見せるようならいいタイミングかもしれません。子どもがやる気になっている時にチャレンジさせるのが何より一番です。

ですが、ぶっつけ本番で一人でお使いというわけにはいきません。家からお店までの道のりは安全か、買いたい商品はどこにあるのか、お金の受け渡しは理解できているのかなど、案外簡単そうで子どもには難しいのです。

例えば、おうちでお買い物ごっこをしてよく遊んでいたり、家が商売をしていて見慣れた風景だったりすると、お使いデビューも早いかもしれません。

逆に、買い物に一緒に行くことが少なかったり、お金をあまり触らせたことがないとかだと、まずは買い物に興味を持たせるところからになりますよね。

中には小学校に入ってから初めてお使いに行かせた、といったご家庭も意外に多いかもしれません。

もう保育園・幼稚園行くんだしさせてみようかなとか、金銭教育をバッチリしてからじゃないと…など、あまりこだわる必要はありません。

お使いデビューのタイミングはあまり焦らず、その子にとって早すぎず遅すぎずで個人差があっていいのです。

お子さん一人一人の成長や興味の度合い、お買い物環境(家の近隣道路事情が危険など)に合わせて挑戦させてみましょう。

買い物への興味をひきつける方法

買い物をする機会が少なかったりして興味が薄いお子さんには、買い物する楽しさを体験させてあげるといいですね。

それには遊びの中に取り入れるのが一番の早道です。おままごとでお店屋さんごっこをしたりすると楽しく学べます。

無料知育アプリの中でも、可愛い動物たちが登場する「買い物ごっこ遊び」を利用するといいですね。買い物する感じを体験できます。

お使いの絵本もいろいろあるようです。その名もズバリ「はじめてのおつかい」や「ふたりでおかいもの」「ピヨピヨスーパーマーケット」などはいかがですか?

絵本を読むうち僕もできそう、私もやってみたいと、その気になってくれるかもしれませんよ。

でも、アプリや絵本のキャラクターではリアルさに欠けるのが本当のところです。実際に一人でお使いとなると大人ばかりの中で緊張もしますし、とても不安になります。

日常生活でママと一緒に買い物して場慣れすることが大切です。雰囲気に慣れることで緊張も緩みます。

買い物に興味を持つ、ちょっと背伸びして大人の真似事をしてみたいという気持ちが芽生えたらお使いデビューのタイミングですね。

初めてのお使いを成功させる手順

初めてお使いに出かけて泣いて帰ってくる…なんてことも覚悟しなければいけません。ですがそうならないよう、子どもが自信を持ってお使いできるように練習することが大切です。

一人で無事買い物を済ませた子どもは、ドキドキ・ホッとしながらも「僕にも私にもできた!」と素晴らしい達成感を味わいます。これが本人の大きな自信につながります。

親心としては楽しく上手に買い物をさせてあげたいところです。そのためには何に気をつけてどんな練習をすればいいのでしょうか。

【事前に考えておきたいこと】

  1. どこに買い物に行かせるか
  2. 家から店までの道路事情の確認
  3. 買い物時のルール
  4. 何を何個買わせるか
  5. お金の受け渡し
  6. 荷物の持ち帰り方
  7. 家を出てから帰宅までの時間の予測
  8. パニックになった時の対処の仕方
  9. 無事帰宅した子どもへの言葉かけ

どこに買い物に行かせるか場所を決める

どこにお使いに行かせるかをまず決めましょう。これは家から近いに越したことはありませんが、子どもが安全に行けるかどうかを重要視しましょう。

いくら近くても、大型トラックがガンガン走っている、歩道や信号が無い、見通しが悪く何度も道を曲がるなどでは心配で送り出せませんよね。できるだけ安心して歩いて行ける店を選びたいところです。

できるだけ家族で行き慣れた店がいいですね。いつもの入口、いつものレジ、いつも見かけるお店の人といった「見慣れた風景」は大切です。それだけで安心感が違います。

可能ならば、お店の人、レジの人と挨拶できるような関係、少し話ができるような関係があるとより安心できます。

いつも利用する大型スーパーか、最寄りのコンビニか、おしゃべり好きなお婆さんのいる商店か…なるべく子どもが買い物しやすいお店を選んであげましょう。

家から店までの道路事情の確認

店を決めて「ここが一番安心かな」と思っても、年度末などには道路の掘り返し工事をしていたりするものです。

また、急な電線工事で片道通行になっていたり、いつもと事情が違っていたりすることもままあります。

本番までに子どもと一緒に何度も目的の店に買い物の練習をしに行きましょう。道の歩き方や信号の確認などをあらかじめしておくといいですね。

子どもを送り出す前に店までの周囲の様子を確認しておきましょう。やっぱり心配で子どもの後を尾行したなんてことにならないよう準備をしっかりやりましょう。

買い物時のルールをちゃんと決めておく

一人で買い物する時のルール、約束事をちゃんと話し合って決めておくことも大切です。あまり約束がたくさんになると混乱しますので、最低限のルールでいいと思います。

  • 商品は丁寧に扱う
  • お金を払う前に開封しない
  • レシートは必ず貰う
  • 持たせるお金は少しお釣りが出るくらい

お釣りについては計算できるかどうかでも違いますが、おおよその予想プラスアルファな金額で持たせすぎないようにしましょう。

まさかお店の人が子供だからとお釣りを誤魔化すことはないと思いますが、念のためレシートも持ち帰らせたほうが安心です。

買い物の種類、個数は少なく!

どんな商品を何種類、何個ずつ買わせるかですが、もちろん簡単な方がいいんです。例えば好きなジュースを1個とか、お菓子を2個とかです。

あるいは、商品指定で「牛乳を1本」などでもいいですね。好きなものを買わせるのは値段の予測が難しいので「○○をひとつ」と指定した方が安心です。

その時注意したいのが、子どもにとってよくわからないもの、重い物を指定するのはやめておきましょう。

極端な例を挙げれば「コンソメ」とか。子供はコンソメに馴染みがありません。子どもがよく知っているものにしてあげてください。

あとは重いもの「サラダ油」などは持ち帰り時、バランスを崩して転倒するかもしれません。子どもが持てるサイズや重さを考慮しましょう。

何しろ初めての体験ですから簡単なのが大切です。欲を言えば「家族の役に立っている!」と思えるようなものもいいですよ。

「今晩のカレーに入れるニンジン買ってきてくれる?」といったお使いなら、晩ご飯の時「僕が一人で買ってきた人参!」とパパに自慢でき親子で盛り上がります。

お金の受け渡しは練習させておきましょう

親御さんの支払いがカード払いばかりだと、現金で物を買うことの雰囲気が掴めません。お使いさせる前に現金授受の様子を子どもに見せておいた方がいいですね。

お金を渡したらホッとして何も持たずに帰ってしまった…なんてこともあるあるです。お釣りをもらって、商品を持ってレジを離れることを教えないといけません。

レジの台の高さも見ておいたほうがいいですよ。お金を渡すタイミングやお釣りのもらい方も店によって違います。

大人の私たちでさえ戸惑う時があります。少額のお釣りを手渡しでなくトレーに乗せて返す店員さんもいます。

あの、トレーから硬貨をつまむのが、つまみにくくてイライラすることがあります。読者の皆さんも経験ありませんか?

おうちでお買い物ごっこをしましょう。無料アプリでダウンロード出来るおもちゃのお金もありますね。100均のおもちゃコーナーにも売っていますよ。

個人的には、おもちゃよりも本物のお金で練習することをおすすめしたいです。おもちゃもよくできていますから、子どもが混同してしまう心配があります。

かと言ってバレバレの漫画チックなおもちゃのお金も、これで買い物できると思われても困りますよね。

お使いさせるくらいにもなれば、お金の価値についても教える時期ですね。お釣りの計算は上手くできなくても、お金の呼び名、金額の小さい大きい順くらいは教えておきたいです。

荷物を持ち帰るカバンも用意

やはりエコバッグ持参のほうがいいですね。大人が使うものは大きく引きずりますから、子どもが下げても地面につかない大きさのものか、いっそリュックタイプでもいいですね。

ハンドメイドの得意なママは、子ども専用のお買い物バッグを用意してあげると、張り切って普段も荷物持ちをしてくれるかもしれません。できるだけ軽い素材のものでお願いしますね。開け口は広いほうが楽ですね。

お店のビニール袋派のママは、袋にも数円お金がかかることを教えてあげましょう。コンビニなら袋のことを気にせず気軽に行けます。

ビニール袋を引きずって底が破れて商品が、傷つく、あるいは落としてくるなんてことも考えられます。

親は笑って済ませられますが、子どもは「失敗した」と気にすると思います。そんな事態になっても怒らずにあげてくださいね。

家を出てから帰宅までの時間を予測しておこう

近所の買い物とは言え、子どもの足で往復すると結構時間がかかります。それに店内で商品を選ぶのに時間がかかる、途中で遊んでしまって時間がかかるといったこともあります。

子どもの大好きなお菓子売り場に長時間居続けるなんてことで時間がかかるかもしれませんよね。

ゆっくり普通に買い物出来たらどのくらい時間がかかりそうか、おおよその予測をしておきましょう。

予測以上に時間がかかっていると、不測の事態かもしれません。気になる時は躊躇せず迎えに行きましょう。

道中に公園や友達の家などがあると誘われたりするかもしれませんし、フラフラっとちょっとだけと立ち寄ったつもりがお使いの途中なのをコロッと忘れることも想像されます。

パニックになった時どうすればいいかも教えておく

パニックは大げさかもしれませんが、例えば財布の小銭をばら撒いちゃったとか、会計で手持ちのお金をオーバーしたとか、子どもが「どうしよう!」と泣きたい気持ちの時どうしたらいいかです。

何事も経験とは言え、本人は心臓バクバクものです。とにかく困った時、わからない時は周りの大人が助けてくれるからと安心させましょう。

困った時はお店の人や、周りの女性に(ここは男性より女性の方がいいと思います)「わかりません」「助けてください」とSOSを出すよう教えておきましょう。

おそらく黙っていても助けてくれるとは思いますが、助けて欲しい時に助けてと言えることはとても大切なことです。

万が一、迷子になったりトラブルに巻き込まれたりした時のために、緊急連絡先を持たせておくといいでしょう。

無事帰宅した子どもを一杯褒めて!

お使いを終え、無事帰宅した子どもを玄関で迎えてあげましょう!そして沢山ほめてあげましょう!

「ありがとう!」「よくできたね!」「よく頑張ったね!」と労ってあげましょう。ママのそんな声に、きっと誇らしい気持ちと達成感を味わうでしょう。

落ち着いたら、ゆっくり話を聞いてあげてください。お使いをどんな風にでできたのか、どんな人に会ったのか、それにどんな気持ちかなど感想もしっかり聞きましょう。

きっと、楽しい、ヒヤヒヤものの冒険談を聞かせてくれるでしょう。最初のお使いが上手に出来たら、あまり間を開けずに同じ店にまた行かせるといいですね。

段々と慣れて自信がついてくるでしょう。徐々に品数を増やしたり、また違うお店に挑戦させたりしてみましょう。

買い物を重ねるうちに金銭感覚も自然と身に付きますし、少し教えればお金の計算などもできるようになってきます。

子どものお使いの成功は親の準備次第

「ちょっとそこのお店でお菓子を買わせるだけのことなのに、なんて大層なの!」とゲンナリなさった親御さんもいらっしゃるかもしれませんね。(笑)

たかがお使いですが、子どもにとっては大変な経験です。住んでいる周辺環境によって簡単に体験できたり、かなり慎重に準備しなければならなかったり色々です。

心配性で過保護気味の親御さんなら、一人でお使いに出すのは本当に不安です。少々の失敗は子どもにもいい経験ですが、自転車や車との事故はあってはなりません。

小学生ともなれば親無しで勝手に校区内をウロウロするようになります。家庭がお小遣い制なら一人で買い物もし始めます。そのためのお使いへの挑戦なのです。

事前にどんなことを考えておくべきかご紹介しましたが、おうちで事前に練習が必要な内容のものも結構ありましたね。

この記事ではお使いに出す前の親御さん向けの心構え、お使いへの準備といった内容ですが、さらに具体的な練習方法についてはこちらの記事を参考になさってくださいね。

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