子供の箸には六角がオススメ!エジソンのお箸を卒業する方法
矯正箸から卒業できないお子様に悩んでいる方も多いのでは?
エジソンのお箸のような矯正箸は幼い子供でもすぐに上手に使うことができますが、普通の箸に戻すタイミングに悩むこともあります。
矯正箸の卒業には六角の箸がオススメです。こちらでは、六角箸の特徴と矯正箸からの移行方法ついてご紹介します。
矯正箸には様々なタイプがありますが、ここでは年齢の低い幼児が扱いやすい、指を通すリングが付いているものや、バネの力で開閉してくれるタイプと考えてくださいね。
この記事の目次
矯正箸はいつ卒業させるべき?本人の意思を大切に
こどもの初めてのお箸に「矯正箸(しつけ箸)」を選んで、持ち方のトレーニングをスタートさせる方も多いですね。
矯正箸を使いはじめると、どんどん上手に食事が食べられるようになってきます。
でも、長らく使っていると「いつ普通のお箸に戻したらよいのだろう・・・」と疑問がわいてきます。また、矯正箸を使い続けることでデメリットは無いのかも気になるところ。
まずは、矯正箸のメリットとデメリットを取り上げ、矯正箸から普通のおはしへ移行するタイミングをご紹介します。
矯正箸のメリット・デメリット
指を通すリングが付いているものや、バネの力で開閉してくれる矯正箸は、握力が弱くても箸先を開閉することができ、お箸の持ち方を身につけられるようになっています。
これらのタイプのメリットとデメリットを調べてみました。
- 矯正箸のメリット
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- お箸の正しい持ち方を身につけられる
- 低年齢でも比較的短時間で使えるようになるので、トレーニングに負担が少ない
- 箸で食べることに自信がつき、食べることを楽しめる
- 食材の固さなどを覚えられ、つまむ力の強弱を身につけられる
- 矯正箸のデメリット
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- スプーンや他の箸を使うことを嫌がることがあり、外出時でも持っていく必要がある。
- かさばるものが多く、しまうときに場所をとる
- 形が特殊なので、専用のケースが必要になる
- 本人の利き手に合わせて用意する必要がある(左右両用タイプはのぞく)
- 親が箸練習につきあう必要がないので、知らないうちに変な癖がついてしまうことがある
矯正箸の使用については、賛否両論があるようですがご家庭の意向に沿って上手に利用されたらよいと思います。
問題は矯正箸にあるのではなく、矯正箸に任せたら大丈夫だと思いこんでしまうことだと思います。矯正箸は、あくまでも普通のお箸が持てるようになるためのステップなのです。
矯正箸で、ある程度お箸の感覚を身につけたら、タイミングを見計らって普通箸へ移行しましょう。
そのときには、「改めてお箸の持ち方を教える必要がある」ということをくれぐれもお忘れなく!
矯正箸から普通箸へ移行するタイミングと目安
では、矯正箸に慣れたら、どのようなタイミングで普通のお箸に移行したらよいのでしょうか。実は、このタイミングがとっても大切。
ママの働きかけ次第で、スムーズに矯正箸を卒業できるかどうかが決まってきます。
矯正箸の卒業タイミングについて、6つの目安をご紹介します。お子様の成長や反応をみながら、タイミングを逃さないようにしましょう。
- 保育園や幼稚園に入園する
- 子どもが普通の箸に興味を持ち始めた
- 矯正箸を正しく持って食事ができるようになった
- お絵かきで一筆書きの四角が描ける
- ピースサインができる
- スプーンとフォークを下から持って食事ができる
- 保育園や幼稚園に入園する
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保育園や幼稚園への通園は、矯正箸卒業の1つのきっかけになります!
自宅からお弁当や給食用のスプーンやフォークを持って行く場合は、お箸もセットになったものを用意するとよいでしょう。
年中さんくらいになると、お箸が使える子がカッコイイ!というようになり、自然と練習して使えるようになったりもするものです。
もちろん、こどもがどうしても矯正箸でなければ登園を拒否するような場合は、無理強いする必要はありません。園での生活に慣れてから、またタイミングを見つけましょう。
ただし、園によっては、矯正箸の持参を禁止しているところもあります。ほとんどの場合、最初は普通のお箸が使えなかった子も、なんとか工夫して使えるようになります。
- 子どもが普通の箸に興味を持ち始めた
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矯正箸からの卒業に一番大切なのが、「本人のやる気」です!矯正箸よりも普通のお箸の方がカッコイイ!使ってみたい!という気持ちが無ければ、卒業は難しいです。
スプーンとフォークだと使い分ける必要がある麺類や汁物も、矯正箸が上手に使えるようになると、矯正箸一つで食べられるようになり食事の際に困らないんですよね。
そして、こどもは矯正箸でなければ嫌がるようになり、なかなか卒業できなくなってしまいます。
まずは、子供が普通のお箸に興味を持つか確認してみましょう。たとえば、こども用品店のお箸売り場をお子様と一緒に通ってみてください。
そして、ママは何気なく子供用のお箸を手に取ります。「ママ、それ何!?」と興味を示すようなら大チャンス!本人が気に入りそうなものを選んで購入してあげましょう。
最初は食事用としてではなく「おもちゃ」として用意するのも一つの策。おもちゃでお箸に慣れたら、食事用には扱いやすい箸を用意してあげましょう。
- 矯正箸を正しく持って食事ができるようになった
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矯正箸は、お箸の持ち方を身につけられる道具です。矯正箸を使いはじめたのなら、そのメリットを最大限に生かしましょう。
矯正箸を正しく持てないのに、普通のお箸が持てるようになるとは考えられません。
特に、矯正箸の持ち方に変な癖がついてしまうと、思うように普通の箸を扱うことができなくなってしまいます。
矯正箸の使い方はママがきちんと確認し、正しく持って食事ができていたら普通のお箸への移行時期の目安だと考えましょう。
- お絵かきで一筆書きの四角が描ける
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少ない握力でも使える矯正箸とは違い、普通のお箸を使うにはしっかりとした握力が必要です。
目安は一筆書きの四角が描けるかどうか、で判断しましょう。
ある程度の握力と、思い通りに手を動かす力が備わると、クレヨンや鉛筆を握って一筆書きの四角が描けるようになります。
さらに、鉛筆の持ち方とお箸の持ち方には共通点があるので、お絵かきで細かい絵が描けるようになると、お箸も上手に使えるようになります。
- ピースサインができる
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お箸を正しく持つには、指をバラバラに動かせることが必要です。
赤ちゃんのときにはできなかったピースサインができるようになったら、お箸を使いはじめる目安と言われています。
ピースの人差し指と中指の2本の指を動かすことは、お箸で細かい動きをするのにとっても大切なこと。
ピースサインができるようになるのは、大体2歳ころからですが、お箸が上手に扱えるようになるには少し早いかな、というところ。
ぎこちないピースではなく、ピースの指が動かせるくらいになってからの方が矯正箸の卒業には適しているのかもしれませんね。
同じような視点から、矯正箸の卒業は、紙飛行機を親指・人差し指・中指の3本で飛ばせられるようになったら、という説もあります。
- スプーンとフォークを下から持って食事ができる
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個人差はありますが、こどもの食事の食べ方は成長とともに段階を追って変わっていきます。
- 0歳頃・・・ママに食べさせてもらう
- 1歳頃・・・手づかみで食べる、スプーンを上から握って持って食べる
- 2歳頃・・・スプーンを下から握って食べる
さらに3歳近くになると、親指・人差し指・中指の3本でスプーンを支えて使えるようになります。
この持ち方はお箸を使うときの指先の動きに近づいているので、この持ち方ができるようになると矯正箸の卒業もスムーズにできるようになります。
矯正箸からの卒業にオススメ!六角箸の特徴
矯正箸からの卒業を考えるなら、できるだけ使いやすいお箸を用意してあげましょう。
用意した箸が持ちにくいと使いづらく、矯正箸に逆戻りしてしまうことも。矯正箸からの卒業が先送りになってしまいます。
普通のお箸が使えるようになったら、外食先のお箸など、どんなお箸でも使えるようになります。キャラクターなどのお箸はその頃からでも十分かと思います。
矯正箸からの卒業には“六角箸”がオススメです。六角のお箸は手の中で安定するので持ちやすく、自然に正しい持ち方を身につけることができます。
六角箸の代表選手!せいわの「六角知能箸」
六角箸は、お箸メーカーや漆器店で製造販売されています。最も代表的なのは、若狭塗箸専門店「せいわ」の六角知能箸。
200万人のママが「理想のお箸」と認めており、全国約9500の幼稚園や保育園で使われています!(平成28年6月16日調べ)
ここでは、こだわりが沢山詰まった、持ちやすく扱いやすいお箸と言われる「せいわ」の“六角知能箸”の特徴をご紹介します。
六角知能箸〔若狭塗箸専門店【箸匠せいわ】〕
http://www.e-hashiseiwa.com/category/1/
- 細かいサイズ展開
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お箸の長さが手の大きさに合っていないと、とっても使いづらいです。子どものお箸は、手の大きさに合った物を選んであげる必要があります。
選び方の基準は、「手の長さ+3㎝」です。中指の先から手の平の付け根までを計り、3㎝を足した長さのお箸を選ぶとよいでしょう。
せいわの六角知能箸は、13㎝から19㎝まで1㎝刻みのサイズ展開。もちろん大人用の21㎝、22.5㎝も販売されています。
年齢とともにどんどん手の大きさも大きくなっていくので、未就園児なら1年、小学生なら2年を目安に、お箸の長さを確認して買い換えましょう。
価格が一膳540円というのも、買い換えがしやすいお値段です。4つの色から選べるので、兄弟がいる場合などは年齢別に色違いで買い揃えるのもいいですね。
- 持ちやすく、転がりにくい六角型
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なぜ、六角のお箸が使いやすいのでしょうか。これは、箸の持ち方に関係があります。
六角のお箸は鉛筆と同じ形。親指・人差し指・中指で押さえる3点が等間隔になり、お箸が手の中で安定します。
また、六角形ならテーブルの上で転がらないのもメリット。
丸いお箸は手の中で滑りやすく、四角は安定感が悪くなります。矯正箸を卒業してお箸に慣れるまでは、持ちやすい六角のお箸がオススメです。
- 軽くて細い!小さな手でも握りやすい
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せいわの六角知能箸は、重さが6g、軸の太さは直径6㎜です。これは、一般的な子供用のお箸よりも、細くて軽くできています。
子どもの手は小さくて握力もまだ弱いため、太くて重い箸では、しっかり握って動かすことができません。
細くて軽い箸なら、お箸の練習も子どもの負担になりません。
また、お箸のほぼ中心が重心となるように作られており、手の中で安定して食材をつかめるようになっています。
- 材質も安心!国産の自然竹
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食事中に何回も口に入れるので、「お箸は食べ物」ともいわれます。プラスチック製のお箸は、子どもが誤って箸先を噛んでしまった時に心配です。
せいわの六角知能箸は、厳選された国産の孟宗竹でできているので、とっても安全で安心です。塗装に使われているアクリルも食品衛生法に適合しているものです。
また、竹は軽いので、お箸の材質にはぴったり。最近では食洗機対応になって、さらに便利になりました。
- 滑りにくい!箸先に滑り止め加工
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「箸先1寸は箸の命」といわれるように、箸先の加工はとっても大切です。
六角知能箸には滑り止め加工がしてあり、食材がすべらず掴みやすくなっています。
箸先の滑り止め加工には賛否両論がありますが、はじめのうちは簡単な力でつまめると子どもの自信につながります。
お箸嫌いにならないためにも、矯正箸からの卒業には滑り止め加工がしてあるタイプをおすすめします。
漆や蜜蝋仕上げの箸も!その他の六角箸
子供用の六角箸は、せいわ以外からも販売されています。
素材や長さなどの仕様がそれぞれ異なるので、好みのものを見つけられるとよいですね。せいわ以外のお店から販売されている、5つの六角箸をご紹介します。
- 名入れ子供箸(六角箸)〔ユニザック〕
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http://unizak.com/SHOP/HASI0201.html
天然木のうるし塗装仕上げの六角箸。サイズは13㎝、15㎝、17㎝、18㎝の4段階から選ぶことができます。名前を彫ることができるので、特別なお箸になること間違いなし。ギフトにも喜ばれそうなお箸です。
- 子ども用知育箸六角〔よし彦〕
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http://www.urusi.com/kd-8hasi.htm
サイズは13㎝、16㎝、17.5㎝の3種類。木地に漆を何度も摺り込んで仕上げる、すり漆のお箸です。シンプルで飽きのこないデザインは、大人と似たものを好むお子様におすすめです。
- 漆塗り六角箸〔古澤漆器店〕
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http://www.f-shikki.com/hasi20kb/hs054.htm
14.5㎝~19㎝までは1.5㎝刻み、19㎝~24㎝までは1㎝刻みで購入することが可能です。子供から大人まで10サイズから最適な長さのお箸を選ぶことができる、すべりにくい漆仕上げの木製のお箸です。
- rokkaku持ちやすい箸〔kodomono project〕
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お茶碗とお箸のギフトセットで販売されているお箸です。天然の竹で作られた箸を蜜蝋で仕上げた子どもに安心なお箸。長さは18㎝のみです。
- 六角こども箸(ダイソー)
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ご存じ、百円ショップのダイソーにも、子供用の六角箸が販売されていたことがあります。サイズは13㎝から1㎝刻み、材質も竹でできており、せいわの知能箸にそっくりです。
100円で購入できるなら、スペアとして用意しておいてもよいですね。今も販売しているかどうかは不明ですが、見つけることができたらラッキーかもしれません。
まずは短時間から!矯正箸を卒業する5つのポイント
子供がお箸への興味を示し、扱いやすいお箸を用意できたら、いよいよ矯正箸から卒業するためのトレーニング開始です!
せっかくの「お箸を使いたい!」という意欲が消えてしまわないうちに、5つのポイントを押さえて練習を始めましょう!
- 食事の時間以外で練習する
- つまみやすい食材で練習する
- 上手にできたら一緒に喜ぶ
- 嫌がるときはしまっておく
- 矯正箸が壊れたらチャンス!
意欲があれば数時間で普通のお箸を使えるようになる子もいます。タイミングを逃さずにママも一緒に練習に付き合いましょう。
食事の時間以外で練習する
食事の時間は楽しく過ごしたいもの。慣れないお箸で練習しながら食べると、食事の時間が負担になってしまい、楽しく食べることができないことも。
お箸を用意したからといって、すぐに食事で使いはじめるのはオススメできません。
慣れるまではスプーンやフォークも一緒に用意して、本人が好きなものを選べるようにしてあげましょう。
また、最初のうちは長時間使うよりも、短時間集中型で意欲を持続させることが重要。まずは、食事以外の時間で練習を始めてみましょう。
たとえば、おやつの時間に練習してみるのも一つです。キャラメルコーンや卵ボーロなどは、お箸でつまみやすいので子供も楽しみながら練習できるはず。
または、「おもちゃ用」と割り切ってお箸を用意し、切ったポンジや丸めた粘土をつまむゲームでお箸に慣れるのもいいですね。
短時間で楽しみながらお箸トレーニングをすることは、ママの負担も軽くなります。ママも焦らずに、楽しく練習できるように工夫しましょう。
つまみやすい食材で練習する
食材にはつまみやすいものと、つまみにくいものがあります。お箸の練習をするときは、つまみやすい食材を用意するとよいでしょう。
また、食材の切り方によってはお箸が滑ってしまうこともあります。細く小さく切ったものや、薄くスライスされたものなどもお箸でつまみにくいです。
お子様の様子をよく見て、お箸で掴みやすい形に切って用意してあげるとよいでしょう。
- つまみやすい食材
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金時豆、肉団子、冷えたご飯、ハンバーグ、ウインナー、卵焼き、ブロッコリーなど
- つまみにくい食材
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豆腐、刺身こんにゃく、うどん、里芋など
上手にできたら一緒に喜ぶ
お箸が上達するには、本人のやる気はもちろん大切ですが、ママが焦らず優しく見守る姿勢もとっても重要です。
楽しく練習ができる環境を作り、上手にできたら一緒に喜びましょう!たとえば、ママは利き手じゃない方の手でお箸を持ち、一緒に練習するのも盛り上がります!
また、慣れないお箸は、「正しい持ち方ができているのか」本人も不安に思っています。まずは「持ち方」「動かし方」にポイントを絞って、そっとアドバイスをしてあげましょう。
できない点を指摘するよりも、きちんとできている部分を認めてあげて自信をつけさせましょう。
矯正箸から普通のお箸に移行した場合、それほど大きく間違った持ち方はしないはず。まったく違う持ち方をしてしまう場合は、矯正箸の持ち方に問題があることがあります。
なかなか上達できずにママがイライラしてしまうようであれば、まだ矯正箸の卒業には早いのかも。もう一度タイミングを見直してみましょう。
嫌がるときはしまっておく
最初は興味を示して練習を始めたものの、なかなか使いこなせずに本人の意欲が低下してしまうこともあります。そんなときは無理強いしない方がよいでしょう。
「練習しないと使えるようになれないよ!」「お友達はもう使えてるんでしょ!」などと押しつけると前向きな気持ちにはなれません。
しばらくお箸はしまっておき、改めて数ヶ月後にタイミングをはかり、意欲を確認してみましょう。何度か繰り返すうちに、お箸が使えるようになるはずです。
矯正箸が壊れたらチャンス!
矯正箸は長年使うと消耗してきます。また、子供の力が強くなってくるとバネが壊れたり、付属品が外れたりしてしまいます。そんなときこそ、矯正箸卒業のチャンス!
「もうお兄ちゃんだから、こっちのお箸の方が似合ってるってことだね。このお箸とはバイバイしよっか。」といって矯正箸は処分しましょう。
握力なども十分あり、矯正箸の卒業タイミングに達しているのに、新しい矯正箸を購入するのはお勧めできません。
我が家の体験談・・・息子が矯正箸から卒業できるまで
我が家の4歳の息子は左利きです。しかし、私たち夫婦はどちらも右利き。まさか左利きの子が生まれるとは思わず、お箸をはじめるときは悩みました。
2歳からエジソンの箸を使いはじめ、どのように卒業していったかをご紹介します。我が家の経験が、お箸のことで悩んでいるママの参考になれば幸いです。
2歳:お箸はじめ・・・矯正箸
2歳を過ぎた頃、少しお箸に興味を持ち始めたので、サポート力のある矯正箸を用意しようと思いました。
当初、エジソンのお箸にしようと思ったのですが、利き手がわからないため、左右両用できるコンビの商品を購入しました。
左右両用タイプとはいえ、持ち替えるたびに握る部分にある穴の位置を変えなければならないのは不便でした。
なんとか使おうと頑張っている息子でしたが、なかなかうまく使いこなせませんでした。
次第にスプーン、フォーク、クレヨン、ボールなど、すべてを左手で行うようになったので、左利きだと確信し、左利き用のエジソンのお箸を購入しました。
エジソンのお箸の威力はすごく、購入した当日に使えるようになり、以降どこにでも持ち歩く必要があるほど、お気に入りになりました。
3歳:六角知能箸との出会い
正しい持ち方ができるエジソンのお箸で食事を続けることで、キレイに食事をするようになりました。1日三回毎食使い、外食先にも持って行ったので、洗い替えも用意しました。
3歳の春に入園し、特にお箸の規定がなかったので、迷うこと無くエジソンのお箸を幼稚園に持たせました。
しかし、「入園がエジソン卒業のチャンスじゃん!」という友人からの一言で、「そっか、いつか卒業させなければいけないのか」と気づきました。
ちょうどよいタイミングで幼稚園から「せいわ」の“六角知能箸”の斡旋販売があり、息子にチラシを見せたところ、「使ってみる!約束する!」との反応だったので購入してみました。
商品は幼稚園で息子に直接渡され、帰宅早々「使ってみる!!!」とやる気満々。ちょうど金時豆があったので、おやつに練習がてら使わせてみました。
が、ほとんど使うことができず、六角知能箸は戸棚で眠ることに・・・。
4歳:エジソンの箸を卒業!きっかけは・・・
その後2ヶ月ほどエジソンの箸を使った息子ですが、4歳の誕生日を迎えるころに卒業することができました。
きっかけは、エジソンのお箸と一緒に幼稚園に持っていっていたスプーン・フォーク・箸のトリオセットです。
あるとき、トリオセットのお箸に使った形跡があったので、「給食で使ったの?」と聞いたら、「使ってみたけど、滑ってうまくできなかったー」との返事。
それならば!と思い、しまってあった六角知能箸を出して使わせてみたら、すぐに正しい持ち方で使うことができたのです!
以後、エジソンのお箸を卒業し、割り箸や外食先のお箸など、どんなお箸でも使えるようになりました。
やはり「自分からやる気になる」というスイッチが一番大切なのかもしれません。
六角知能箸でお箸デビューをすることも可能なようですね。意欲的に取り組める子なら2歳くらいから使えるようになるかもしれません。
我が家でも息子と一緒に、2歳の娘にも初めてのお箸として用意しましたが、こちらは全く使いこなすこどができませんでした・・・。まだ手の発達が未熟だったようです。
結局、娘にもエジソンのお箸を用意して使わせています。またエジソン卒業のタイミングをみて、六角知能箸のお世話になりたいと思います。
箸使いは「頭の体操」にも!正しい箸使いのメリット
お箸を使うことは頭の体操にもなります。特に、小さいうちから指先を使うことは、脳の発達に大きく影響を与えます。
ここでは、正しくお箸を使うことの4つのメリットを取り上げます。
- 字が上手に書けるようになる
- 食べる姿が美しくなる
- 指先が柔らかく器用に使えるようになる
- 指先を動かすと脳が発達する
字が上手に!箸の持ち方は鉛筆の持ち方に共通する!
箸の持ち方と鉛筆の持ち方は、親指・人差し指・中指の3点で支えるという部分で共通しています。
お箸が正しく持てるようになると、鉛筆の持ち方も安定し字が上手に書けるようになります。
鉛筆は、持ち方が悪いと負担がかかり、手が疲れやすくなってしまいます。字や線を上手に引くことができず、鉛筆やシャープペンシルの芯がすぐに折れてしまうということも。
これでは、上手に計算や板書をすることができず、成績の悪化にもつながってしまいます。
正しい箸使いを身につけることで、鉛筆が正しく持てるようになり、勉強への意欲も高まります。
食べる姿が美しく!姿勢がよくなり勉強にも集中できるように
箸使いが上手になると、食材をしっかりと口に運べるようになるため、肘を張ったり、猫背になったりすることがなく、食事中の姿勢がキレイになります。
食事中の姿勢は、消化にも大きく関係します。猫背になったり肘をついた姿勢で食事をすると、体の曲がっている部分の消化管が圧迫され、消化不良の原因となってしまいます。
また、きちんとした姿勢を続けるということは意外と難しいもの。就職の面接練習で、背筋を伸ばした姿勢を長時間キープするのが難しかった覚えがあります。
食事の姿勢がキレイになるということは、1日3回数十分間は姿勢を正していることになり、自然と普段の姿勢もよくなっていきます。
姿勢を正すと、体や脳に酸素が行き届きやすくなり、集中力が増すと言われています。
集中力は勉強だけでなく、スポーツや芸術にも大切な要素です。ぜひ、こどものうちから正しくお箸を持って、姿勢良く食事をすることを身につけさせてあげましょう。
はさみ、針仕事も上達!指先が器用に使えるようになる
箸を細かく動かせるようになると、親指・人差し指・中指の3本が柔らかく動くようになります。
この3本の指は、ハサミや針などの道具を使うときによく動かす指です。指が柔らかく動くと、道具を細かく動かすことができ器用に使えるようになります。
道具を上手に扱えると手作りすることが楽しくなり、芸術・手芸・料理など興味の幅が広がります。
箸の細かい動きは、脳の発達に良い影響を与える
人間の脳は8歳までにほとんど完成されますが、それまでに指先をよく動かすと脳の発達を促すことができるそうです。
正しい持ち方で箸を使うと、食材を切ったり、つまんだり、挟んだり、寄せたりと、指先を細かく動かすことが多いです。
正しい箸使いをする子ほど、脳がしっかり発達するといわれています。
箸の持ち方を大人になってから直すことも可能ですが、子供の将来の道を広げるためにも、できるだけ早いうちからきちんとお箸を使えるようにしてあげたいですね。
矯正箸からの卒業に大切!ママの判断力と寛大な心
子供に矯正箸ではなく普通のお箸を使ってもらいたい場合、大切なのはママの判断力と寛大な心です。
確かに、本人にやる気がないとうまくいきませんが、ママがその「やる気」を見逃さないことが重要なのです。
また、やる気があっても成長が追いついていなければ、上手に使いこなすことができません。タイミングを見極めることが大切です。
また、すぐに使えるようにならなくても焦らないでください。お箸が持てるようになるまでには、個人差があります。落ち着いて、ゆっくり教えてあげましょう。
重要なのは、「矯正箸の卒業」ではなく「普通のお箸が正しく使えるようになること」なのです。
お子様のペースに合わせて、しっかりと正しい持ち方を教えてあげてください。
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