子供の喘息の発作を少しでも軽くしてあげられる「7つの方法」
アレルギー体質の子供が増えたことで、喘息になる子供も増えていると言われています。我が子も一番上は喘息体質ということで、小学校に入って間もなくまで投薬治療をしていた時期がありましたし、吸入器も持っています。
末っ子に関してもやはり気管支が弱く、1年くらい前からやはり投薬しています。末っ子のクラスメイトは二人ほど気管支が弱い子がいて、みんな季節の変わり目などを中心に咳が出たり、発作が出やすくなってお休みしたりしています。
ちゃんと治療しないと呼吸困難で亡くなることもある喘息。一度起きてしまった発作はどうやって止めてあげたら良いのでしょうか。そして、発作が起きないようにするには、どう気をつけたらいいのでしょうか。
子供の喘息には、様々な危険因子が関係している!
小児喘息が発症するのには、遺伝と環境が複雑に関係しています。これまでにわかっている遺伝因子、環境因子についての解説です。
1.生体因子
1.アレルギー素因と遺伝子
2.気道過敏性
3.性差
2.環境因子
1.アレルゲン
2.ウイルスなどによる呼吸器感染
3.屋外大気汚染
4.4室内大気汚染
5.受動喫煙
6.食品および食品添加物
7.寄生虫感染
8.運動と過換気
9.気象
10.薬物
11.激しい感情表現とストレス
12.その他
アレルギー検査はどうなの?慎重に判断しましょう
このようにアレルギーと思われるもの、それから大気汚染、食品添加物など、どうしても昔と比べて空気が汚れていることも加わっているからなのか、子供だけでなく大人も喘息になりやすいようです。
詳しくアレルギーの要因を調べるには、血液検査をするというやり方もありますが、血を取るために嫌がる子供もいます。しかも年齢が変わっていくと結果の数値が変化することがあります。
やるかやらないかは、かかりつけの医師と相談して決めたほうがいいと思います。
喘息発作を軽くしてあげたい!7つのポイントを押さえ予防と対策
起きてしまった発作を軽くすることをはじめ、起きないようにすることを合わせた7つのポイントとはどういったものでしょうか。
1 医師から聞いている手順を完璧にこなす
かかりつけの医師がいると思いますので、発作が起きたときにどうすればいいのかを確認していると思います。発作の頻度と度合いによって対処が変わってきます。まずは医師に言われた通りに行います。
2 身体を起こしてあげる
横になっているとどうしても咳が出やすくなります。咳が出始めたら出来るだけ座っている状態のように、身体を起こしてあげると楽になります。
3 お水を飲む
特に小さい子の場合には、痰が切れずに咳がずっと続くことがあります。私のかかりつけ医は「少し水分を摂らせてあげると、痰にも水分が届くので切れやすくなる」と教えてくれました。
寝ているときに咳で起きてしまったときをはじめ、いつもより咳が出ているなと感じた場合にはこまめに水分をあげましょう。
4 発作止めの薬を使う
程度が軽いのでしたら、ホクナリンテープのように気管支拡張をする薬を試してみます。それで次第に落ち着くこともありますが、長引くと感じたら発作止めとしてもらっている薬を飲ませましょう。
親の判断が大切なので「どうしよう」と迷ってしまうこともあるでしょうが、咳をして苦しいのは我が子です。我慢させずに楽になる方法を試しましょう。
5 それでも止まらないならば救急車
夜間などに医師と直接話せるサービスがあれば、そこに問い合わせる方法もありますが、そうではない場合には救急車という選択肢も視野にいれます。自家用車で救急外来に行く、という方法もありです。
ただし子供も親も夜間に外出することになるので、そうなる前に吸入器の購入を検討しておくと良いと思います。
6 普段から掃除には気を配る
布団を干す。カーペットはやめる。掃除機はマメにかける。当たり前のことですが、ハウスダストを減らす方法を行うことで、発作は起きにくくなります。
また、ぬいぐるみも小さい子のお宅には結構あるので、それも思い切って処分するくらいの覚悟は必要でしょう。
7 普段から健康には気をつける
健康でいれば、喘息発作にはなりにくいものです。我が子の場合には、だいたい発熱する前から発熱しているときに咳が出始めていることが多かったので、咳が出始めたら要注意だということがわかっています。
また、どうしても季節の変わり目には咳が出やすいというのもあって、この時期は余計に咳対策をしています。
我が子がどんなタイプの「喘息発作」なのかの特徴を知ろう
我が子がどんなタイプなのかを身近で感じ、どう喘息と付き合っていくのかがわかれば、かなり精神的に楽になります。健康に気をつけつつ、我が子の特徴を知ろうではありませんか。
大きくなったら気管支も太くなり、発作の頻度も落ち着いてきます。ひとまでの目安は小学校入学と言われているので、それまでは上手に喘息と付き合っていきましょう。
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