今覚えとけば間違いない!子どもが恥をかかないための食事マナー

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2014/12/28

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子どもとの食事は楽しいだけでなく、お母さんにとっては大変手のかかる面倒な作業だったりします。小さな子は、すぐに食べることから気が反れますし、時間もかかりますよね。こちらの言うことなんて聞きやしません。

しかし、食事におけるマナーは、「小さなことからコツコツと」が大切です。子どもが将来恥をかかないために、今から身につけておきたい習慣をまとめてみました。

テレビはつけない!

まずは、食事に集中できる環境を整えましょう。テレビはその大きな妨げとなります。映像や音の魅力は、子どもたちの視線を食卓から反らしてしまうからです。

いくら大人が「テレビばかり見てないで、ちゃんと食べて!」と声をかけても、ついている限りはそちらをどうしても見てしまいます。

食事の際は、“テレビを消す”のが一番の対策です。今集中すべきは何なのかを明確にしてあげましょう。

同様におもちゃも目の届かないところにしまってから、食事にとりかかるようにしましょう。

食器をきちんと使えるようにしよう!

赤ちゃんは、最初は何でも手で口に運び、その素材の感覚を舌で確かめます。それは、物を認識するのに必要な作業です。

けれども、離乳食が始まったら、フォークやスプーンを持たせることが大切だといいます。

上手に使えなくてもいいのです。まずはお母さんも一緒にスプーンで食べて、その姿を見せることで、「ああ、食べる時は道具が必要なんだな」とわかってもらいましょう。

5歳ころを目安に、箸も使えるようにしていきます。上の子がいたりすると、3~4歳でもそれなりに使いこなすようになります。ただ、思い通り動かせるようになるまでは時間がかかります。

「なんでフォークじゃだめなの?」といわれても、お母さんは簡単にフォークを渡してはいけません。忍耐強く、練習してもらうしか上手に使える道はないのです。

姿勢を正そう!

今すぐやめさせたい姿勢は次の3つです。

  • 背中を丸めた猫背の姿勢
  • テーブルに肘をつく
  • 膝を立てて座る

これらの姿勢は、胃腸が圧迫された状態になり、消化吸収がうまくできなくなってしまいます。なによりも、見た目がよくありません。

お茶碗はきちんと持ち、背筋を伸ばした状態で食べさせてあげましょう。

清潔さを感じさせる食べ方をしよう!

きれいな食べ方は一緒に食べても気持ちがよく、お料理の味も美味しくなるような気がしますね。逆に、相手に不快な思いをさせてしまうのは、こんな食べ方です。

  • 噛むときに口をあけたままで、クチャクチャと音をたてる
  • 口に運ぶ際に、食べ物がボロボロとよくこぼれる

食べ物を口に入れたら、閉じたままでよく噛み、ゴクンと飲み込んでからおしゃべりをしましょう。

そして、食器からお口までこぼさずに一度で運べる量はどれくらいなのか、お母さんがチェックしてあげましょう。

マナーを教える際のポイント

上記のようなことを言い聞かせても、決してすぐできるようにはなりません。マナーが身につくためには、どのように取り組んでいけばよいのでしょうか。

・お手本を見せる!
小さい子は言われただけでは、それがどんな食べ方かわかりません。お母さんやお家の人が食べる姿を真似してもらうのが、1番の近道です。

そのためには、まずお母さんが自分の食べ方を客観的に見直してみましょう。お世話に追われてないがしろになっていると、いつまでも正しい食べ方が子どもに伝わりません。

・疑問にはプラス言葉で返そう!
子どもの得意技「なんで?」「どうして?」には、プラス思考の言葉を選んで答えましょう。

「いいからやって!」「かっこ悪いよ!」などのマイナス言葉だと、なかなかやる気に火が付きません。

「こんな風に食べられるなんて、カッコいいね!」「友達とか先生に『スゴイ』って言われるんじゃない?」などの言葉で褒めて、気分を盛り上げましょう。

・めげずに根気よく!
いつできるようになるかは、個人差があります。何回言い聞かせても変わらないから…と途中で声掛けをあきらめないでください。

逆に身についてしまえば、何十年経とうと変わることがありませんから、小さい時の数年、数か月なんてやすいものです。根気強く、正していきましょう。

こんなとこにも気をつけよう!

正しいマナーを言葉で教えるだけでなく、次のような点も注意してみましょう。

椅子とテーブル

足がブラブラと安定しない状態だと、姿勢を保つのも難しく、しっかり噛むこともできないのだとか。子どもの座る椅子が高すぎないか、テーブルとの距離が離れすぎていないか確認してみてください。

高すぎる場合には、足元に踏み台などを置いて、足を踏ん張れる場所を作ってあげましょう。

そして、椅子の背もたれに背中をぴったりとつけるようにします。遠い場合は、クッションをはさむとよいでしょう。

テーブルとの適正な距離は、お腹から子どもの握りこぶし2個分といわれています。この距離を守ると、自然と立てひざはつきにくくなります。

お腹の空き具合

食事から意識が離れやすいのは、お腹が空いていないときです。直前におやつを食べていたり、あまり体を動かさずに過ごしていたのであれば、集中して食べるのが難しくなるでしょう。

充分にお腹が空いていれば、食べ物への興味もわきますし、何より美味しく頂けます。空腹は最良の調味料になることを覚えておきたいですね。

誰と食べているか

前述したように、マナーを教えるには実際目にするのが一番です。でも、ひとりで食べていたのでは、見本を見ることができません。忙しい中でも、一緒に食卓に座る時間を意識してとってあげましょう。

食べ方はその人となりを表す!

一度食事を一緒にするだけで、「この人はこういう人かな…」となんとなく見えるときってありませんか。それは、その人の体に染み込んだものが動作になって現れるから。

動き一つで、好感が持てたり、風格が上がったりします。

人は“一緒に食事をする”ことでも、コミュニケーションをとっているのです。ただ、お腹を満たすためだけではないのですね。

言葉にしなくても、性格やどんな教育を受けてきたのかなどが伝わってしまう…そんな食事の際のマナーは、大人になってから身につけたのでは遅すぎます。

早速、今夜からでもマナーを意識した食事を始めていきましょう。

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