産後の骨盤のズレを早く戻したい!てっとり早く矯正できるグッズ
産後のママにとって、出産を経験して体の変化に戸惑うというケースは少なくないでしょう。特に若いママは体型が大きく異なってしまうとダメージが大きくなります。お腹が大きくなる分、産後はどうしてもたるみやすくなるのも悲しい現実です。
このような産後の体型の変化には骨盤の問題も含まれます。骨盤はどのようにケアをすれば良いでしょうか。
出産を経験すると骨盤が広がる…これは全員一緒です
出産をすると誰もが骨盤が広がります。帝王切開をした方でも同様です。妊娠後期になると赤ちゃんを出産する準備のため、少しずつ骨盤が広がります。
私自身三度の帝王切開を経験していまして、二度目からは陣痛の経験もしていませんけれど、骨盤はしっかりと開きました。
自分で意識するほど開いたわけではないのですが、産後に妊娠前のズボンを履くと「ああ、骨盤が広がった」と感じました。きっと皆さんの中にも産後、妊娠前の洋服が着られなくなったという経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
広がった骨盤をなぜ元に戻さないといけないのか?
骨盤を広がらないようにしたい、というのは出産のために必要なことを妨げることになります。そして骨盤を広がらないようにする、というのは基本的に不可能です。となれば、産後に広がった骨盤を元に戻すことを重視したいところです。
元に戻らないということは、先程書いたように今まで愛用していたズボンやスカートが着られなくなる可能性が出てきます。「体重が増えたから入らないんじゃないの?」と誤解する方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
産後、体重が減ったにもかかわらずジーンズを履こうとしましたら、明らかに入らなくて焦ったことがあります。腰のところでひっかかるので、やはり骨盤の広がりが原因です。
元に戻さなくてはいけないのは、洋服が着られなくなるからという理由ではありません。骨盤が広がったままになるとそのまま固定されることになります。
骨盤を戻さないと産後には尿漏れ、体調不良などが起きてしまう可能性があります。特に産後太りは実感される方が少なくありません。本来の内臓の場所にしっかりと戻さなければ、むくみや冷えなどのマイナートラブルが生じるかもしれません。
骨盤を戻さないと体型が崩れるだけではなく、体にとってもよくありません。産後の健診が無事に済みましたら、本格的に骨盤を戻す方法をトライしていきましょう。
自分でトライしてみましょう!骨盤を戻せるグッズを紹介
問題は骨盤を戻すことが自分で出来るのか、という点です。私自身の経験では一応は自分で戻しました。
が、一人目出産後少し腰痛があり、一度だけ通った整骨院で「骨盤が広がっていますね」と言われて痛い思いをして戻されたことがあるので、残りの2回が完全自力という感じです。
つまり素人でもちゃんと戻せるのですが、問題は面倒だからとやらない方もたくさんいることでしょう。産後は赤ちゃんのお世話で多忙になりますし、睡眠不足の日々ですからどうしても赤ちゃんのお世話と身の回りの家事で精いっぱい。
「骨盤ベルト」
「時間がなくて」という方にお勧めなのが骨盤ベルトです。私も二度目と三度目の産後にお世話になりました。
何よりこの骨盤ベルト、通っていた産院のスタッフがほぼ全員腰痛を防ぐということで愛用している、とうこともあり、産院の売店でも売られていたほどです。
スタッフが使っていることもあり、使い方の手ほどきも受けたので、とても安心して使えたのはラッキーでした。価格は5000円~8000円ほどです。
骨盤ベルトを使うならばネットを上手に活用して
骨盤ベルトはインターネットで買うのが一般的かなと思います。ベルトには使い方のマニュアルもついているので、初めて見た方でもわかりやすいとは思うのですが、骨盤の位置に巻くのが最初はわかりにくいので、インターネットの画像検索をするといいでしょう。
どの位置で使えばいいのか、明確にわかります。
それから私の場合、ズボンの上から着用していたのですが、これだとトイレへ行くたびにいちいち取らなくてはなりませんし、自宅以外では使えないというデメリットがありました。
しかし洋服の下で使うとベルトの分のボリュームが必要なので現実的ではない気がします。また寝ているときは寝返りがあるからか、ちゃんとした位置をキープできません。
以上のことから、自宅にいて起きている間を基本に数か月ほど使いましたが、気がついたら妊娠前の洋服も問題なく着られるようになっていました。
価格はそう安くはないのですが、ベルトで締めて生活するだけで骨盤が元に戻るので手軽な方法だと思います。
「骨盤矯正ショーツ」
名前のとおり、ショーツで骨盤が矯正されるという便利なものです。ただし骨盤ベルトと異なり、基本的にずっと履き続けるというのと、毎日洗濯しなくてはいけない点を踏まえますと、どうしても1枚だけ買えばいい、というわけにはいません。
その分まとめた枚数を買わなくてはいけないのですが、ベルトなどと比べたら1枚のコストパフォーマンスが良いのも特徴です。最近の矯正用ショーツは見た目がおしゃれで、とても矯正用のものと見えないのもポイントが高いでしょう。
履くだけでOKという手ごろさからしたら、一番のお勧めです。ただしショーツによってはお腹が出てしまうタイプもあり、帝王切開だと傷にあたってしまうから嫌だと思うかもしれません。
素材によってはナイロンがメインなので、肌が弱い方は気をつけて選びましょう。価格は1枚2500~3000円程度です。
「骨盤ガードル」
ショーツと異なり、ガードルはより強力にお腹や骨盤を引き締めてくれる効果があります。ショーツと同様に履くだけでいい、というので楽ちんです。ガードルの良い点は骨盤と同様にお腹もぐっと引き締められる、という部分です。
産後は骨盤と同じくらいお腹の状態もたぷんたぷんになっていますから、引き締めてもらうアイテムは重宝します。1つ購入しておくと良いでしょう。ただし、引き締めすぎると蒸れる、というタイプは要注意です。
使う時間や「今日はつけて明日はお休み」と調整するなどの方法は必要かもしれません。ガードルのお値段は5000円前後くらい、と考えておいてください。
「骨盤矯正スパッツ」
骨盤と太もも、お腹という3点を中心にサポートしてくれるのが骨盤矯正スパッツです。ショーツと同じように、履くだけで簡単に引き締められるというので手軽です。
普段つけて歩いたり家事をしたりするのが前提なのですが、締める効果がかなり強いので人によっては苦手だと思うかもしれません。
窮屈すぎると苦しくなるので、この手のタイプは慎重に選びましょう。
スパッツに関しては、基本は着用して寝るというものではなく、つけて動くが前提です。就寝時には着用しないほうがいいと思います。スパッツの価格はだいたい5000円前後ですが、あまり安いと効果が期待できないかもしれません。
「骨盤クッション」
クッションも座るだけでいい、という点では便利です。出来れば座るだけという比較的リーズナブルのものではなく、マッサージ機能がついている高価なもののほうがより効果を感じるでしょう。
どうせ買うならばそのような高価なものを手に入れる、ということも選択肢にいれてみてくださいね。またクッションは座るだけで確かにお手頃なのですが、実生活でどのくらい座るのかを考えてみましょう。
座る時間が短い方には、あまりお勧め出来ないことがおわかりいただけるでしょう。
価格はマッサージつきでしたら20000円ほどと覚悟をしてください。でも産後すぐだけでなく、しばらく使えることを考えますと決して高くはないかなと思います。ついでにお尻のケアも期待できますよ。
グッズに頼るだけが方法ではない!プロにお願いしてみるのもあり
私の一押しでもある骨盤ベルトですが、装着するだけと言いながらもトイレへ行くたびにやり直さなくてはいけないことから、次第に面倒くさくなるケースもあると思います。他にいい骨盤ケアとしては 他人(プロ)にやってもらう方法があります。
プロでも一回で完結ではありません…地道に通う必要あり
プロに頼めばすぐに完治してしまう、というケースはないと思って間違いありません。もちろん骨盤があまり広がりもなく、軽傷レベルならばすぐに完治する可能性は考えられます。しかしその分のリスクはあるのかは素人からは判断できません。
グッと力を入れて治療すれば元に戻るけれど痛みがある、という可能性はあります。医師は痛みが出ないように、という考えを優先していますので、数回通ってゆっくり元に戻すという流れになっています。
一度で治そうと思わずに、数回かけるのが基本なので通うのが面倒ならば自宅で頑張って骨盤ベルトを使うほうがいいかもしれませんよ。
自宅で骨盤矯正グッズでセルフケアしてみて!きっと効果は出ます
先程ピックアップしたように、骨盤の矯正グッズはたくさん販売されています。大概が「つけるだけ」というもので、自分が動く必要がないために継続しやすいという利点があります。
赤ちゃんがいるとどうしても外出するのが困難ですので、自宅でできるグッズ手っ取り早くて簡単です。またプロに頼むと自分が何もしなくていいのでとても楽ではあるのですが、その分あっという間にお金がなくなります。
1回3000円の手技と1枚3000円のショーツ。どちらが自分の価値観に向いているのかも考えてみてください。通う場合には赤ちゃんの体調や移動手段なども絡んできます。
まずは、矯正グッズを手に入れてコツコツやっていってみてはいかがでしょうか。
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