子供も大好き「果物狩り」!子連れで楽しむ為のポイントと注意点
果物狩りはいろいろな季節に楽しめる、家族で行きたいおすすめレジャーです。果物狩り、というと、どんなイメージがあるでしょうか。実りの秋のイベントという印象が強いかもしれませんね。
日本では北海道から沖縄県まで広く果物が生産されています。北と南では気候もまったく異なり、最近ではさまざまな栽培方法が取り入れられているので、ほぼ年間とおしてどこかで何かの果物が実っています。
お住まいの県内でも、冬から春はいちご、夏から秋はぶどうや梨、冬にかけてはりんごなど、いろいろな果物が栽培されているのではないでしょうか。また、果物狩りができるスポットにもいろいろな特徴があります。
小さな子どもも一緒に果物狩りを楽しむには、どんなポイントに気を付ければよいのでしょうか。持ち物や場所の選び方など、果物狩りのコツをご紹介します。
子供も大人も大好きなフルーツ!もぎたてを味わっちゃおう
果物が美味しい季節といえば秋!でも、果物狩りはいろいろな地方・フルーツで実施されているので、意外と長いシーズン楽しめるんですよ。
果物狩りのススメ!体験できるフルーツにはどんなものがあるの?
果物狩りの醍醐味は、なんといっても「もぎたてを食べられる!」というポイントですよね。でも、十分に楽しむにはコツがあります。
果物狩りといえば、どんなフルーツを思いつきますか。果物狩りが実施されているのは北海道から沖縄まで全国各地にわたり、もいで食べる体験ができるフルーツもたくさんあります。
果物狩りに適しているフルーツにはこんなものがあります。
- りんご
- ぶどう
- いちご
- みかん
- 梨
- 柿
- いちじく
- さくらんぼ
- ブルーベリー
ほかにもまだまだありますよ。めずらしいものではすぐりやあけび、ブラックベリーや桑の実など、あまりお目にかかれない果物狩りができる農園もあります。沖縄など南国ではトロピカルフルーツ狩りができます。
こうしたフルーツの中には、いちごやさくらんぼ、ブルーベリーのようにつんだらそのまま食べられるもの、ぶどうやみかんのように皮が簡単にむけて、子供でもその場で食べられるものもあります。
一方で、りんごや梨・柿のように皮をむかなければ食べられないものもあります。また、栗のように加熱調理が必要なもの、キウイやラ・フランスのように追熟が必要なものもあります。
その場ですぐ食べられると思っていた果物が食べられないとわかれば、子どもはガッカリしますよね。
- 小さな子でももぎたてをすぐ口に入れられる
- りんごの皮をナイフでむくなど、パパやママの手助けが必要
- 家に帰ってから、もしくは数日待たなければ食べられない
こうした点もしっかり注意して、果物を選ぶと良いですね。
果物狩りは、どんなところでできるの?さまざまな果樹園スタイル
果物狩りができる果樹園には、さまざまな種類があります。
- 観光農園
- 果物狩りなど、観光のために果樹を育てている農園
- 農家の農園開放
- 栽培中心の農家が、果物狩りのために農園の一部を開放する
いちごだけ、りんごだけといった一種類の果物のみを栽培している農家もあれば、何種類もの果物を栽培し、年間通して何かのフルーツをもぎとり体験できる農場もあります。
一種類の果物だけを栽培している農場でも、多くはさまざまな品種を栽培していることが多いので、微妙な味の違いやシーズンの違いを楽しむことができますよ。
たくさんの種類の果物を栽培している農場では、さつまいもやじゃがいも、トウモロコシ、夏野菜や花などさまざまな作物も栽培していることがあります。稲刈り体験ができる広大な農場もあり、子どもに農業体験をさせることもできますよ。
中には何軒もの生産農家や農協が協力して運営している観光果樹園もあります。地域の小さな生産農家の情報を自治体で管理し、観光客に向けて発信しているサイトもあるので、まずはお近くの人気果樹園を検索してみましょう。
果樹園によって、果物狩りや食べ放題のシステムも大きく異なります。事前にしっかり把握しておきましょう。
- 時間・場所に制限がある食べ放題の農園
- もぎとりのみで、果樹園内での飲食が禁じられている農園
- 採ってもよい個数が決められている農園
- 採り放題で、もぎとったものはすべて買い取りする農園
また、多くが持ち帰り分は別料金になっています。料金のシステムや時間制限などをしっかり把握して、楽しみたいですね。
果樹園によっては食べ放題分のフルーツが別に用意されている場合や、ジュースなどのふるまいがある場所もあります。また、いちご狩りでは練乳のサービスがあることもありますね。ジュースやアイスなどが食べられたり、BBQができる観光果樹園もあります。
ぶどう園には、ワイナリーが併設されているところも少なくありません。醸造所の見学やワイン・ぶどうジュースの試飲など、パパやママにも嬉しい特典がある場所もあります。
果物栽培が盛んな地域では、自治体の公式サイトで果物狩り情報を公開しています。また、人気の果樹園は地元のフリーペーパーなどでも紹介されます。シーズンになったら、チェックしておくと情報を見逃しません。
果樹園で公式サイトを運営しているところでは、クーポンや割引券情報もゲットできるかもしれません。最近ではFacebookやツイッターで公開している果樹園もあります。果物狩りに行きたいな、と思い付いたら、まずは情報収集からスタートしましょう。
果物狩りに行くときの服装と、持っていくと便利なアイテム
大人だけなら手ぶらでふらりと出かけてもあまり困らないのですが、子ども連れで果物狩りに出かけるなら、整えておきたい服装や持って行ってほしい必需品があります。果物狩りにはどんなものが必要になるのでしょうか。
果物狩りに行くときの服装はこれ!汚れを気にせず楽しんで
果物狩りに行くときは、どんな服装をすればよいのでしょうか。まず、果樹園や畑はかなり虫が多いので、基本は長袖・長ズボンで出かけましょう。夏場は蚊がたくさんいます。
足許も舗装されているわけではありませんし、ぶどう畑など斜面に植えられていることもあります。サンダルよりしっかりしたスニーカーなどがおすすめです。大人も子供も、アウトドアに適した服装なら大丈夫でしょう。
ぶどう狩りやいちご狩り・ブルーベリー狩りなど、非常に汚れます。梨なども果汁がたくさんたれるので、親子共に汚れても良い服装でお出かけしてくださいね。子供が汚れた手で触ったり、果物の皮をむいたりするので、親の服も汚れますよ。
シミがついてしまった場合は、帰宅してすぐにシミを落としましょう。台所用の中性洗剤で軽くもみ洗いをして、落ちない部分には衣類用漂白剤を使用します。最初から汚れても気にならず、洗濯機でガッツリ洗える服を選んで、思いっきり果物狩りを楽しみましょう。
子ども連れで行く果物狩りに、持っていくと便利なアイテム
果物狩りに持っていった方が良いものをリストアップしてみましょう。
- 虫除け
- 虫刺されの薬
- ウェットティッシュ・おしぼり
- タオル
- ビニール袋
- レジャーシート
- 飲み物
- 雨合羽
- 長ぐつ
虫除けと虫刺されの薬はかなりオススメです。虫刺されの薬の場合、蚊ではない虫に刺されることもあるので、ステロイド配合のストロングタイプの方が効果的な場合もあります。虫除けも年齢に合わせたものを選びましょう。
手や口が汚れるので、ウェットティッシュやおしぼりはとても役立ちます。また汗拭きや首回りの保護など、タオルも何本か用意していくと良いですね。汚れものやゴミを入れるビニール袋もおすすめです。
食べるスペースが用意されている果樹園もありますが、ないところもあります。そういった場合は、レジャーシートを用意していくとその場でゆっくり座って食べることができますよ。シートの汚れが気になる場合は、新聞も持っていきましょう。
また、果物は糖分が高いので、ジューシーでも食べ続けているとのどが渇きます。ぶどうや梨・桃などは残暑が厳しい季節に実るものも多いので、お茶やミネラルウォーターなど糖分を含まない飲み物を用意していくと良いですね。
山際の果樹園などの場合、平地よりも天気が変わりやすい場合があります。雨合羽を持っていくと良いですね。また前日までの雨で足元がぬかるんでいることもよくあります。長ぐつを用意しておくと、子供も靴を汚さずに済みますし、転びにくくなりますよ。
以上がどの果樹園にもオススメしたい持ち物です。次に紹介するのは、果樹園によって必要になるものです。
- 軍手
- 剪定はさみ
- 果物ナイフ
- 紙製の深皿
果樹によっては軍手をはめたほうが良いものもあります。また剪定はさみを貸してくれるところがほとんどですが、足りない場合は借りることができないことも。梨やりんごなどは、果樹園でナイフを貸してくれますが、やはり用意がないところもあります。
小さな子供など、食べるときにもたついてしまう場合は、深めの紙皿などを用意していくと食べやすいでしょう。りんごや梨など、皮をむいて食べる果物の場合はとても重宝しますよ。
しっかり楽しむために、果物狩りで注意しておきたいポイントは?
果物狩りには、楽しむために注意しておきたいポイントがあります。せっかく出かけたのに美味しくなかった、トラブルが起きた…ということにならないように、きちんと準備をして出かけましょう。
これだけは忘れずに!果物狩りで押さえておきたいポイント4つ
フルーツは自然のものなので、果物狩りには不測の事態が起きることもあります。また、果樹園や農家によってもシステムが違うので、いろいろな状況を想定しておきましょう。
果物狩りで押さえておきたいポイントは4つあります。
- 1.事前に予約・問い合わせをしておく
- 果物にはシーズンがあり、年によって多少のズレや不作・豊作があります。現在楽しめるくらい実っているのか、事前に電話で確認してから出かけた方が安心です。
- 2.料金や時間制限・持ち帰りのシステムを理解する
- 果樹園によって全く異なります。子どもはその場で食べられるものと思い込んでいるのに、果樹園内での飲食が禁止されていると、ご機嫌が悪くなってしまうかもしれませんよね。
もぎとったら責任を持ってすべて買い取らなければいけない場所もあります。現場では子どもが先走って説明をしっかり聞くことができない場合もあるので、トラブルが発生する前に、あらかじめシステムを確認しておきましょう。
- 3.虫に刺された時の応急処置を学んでおく
- 果樹園には蚊をはじめいろいろな虫がいます。山際だとアブも増えますし、甘い香りにさそわれてハチも飛びます。特にスズメバチには注意しましょう。黒い所を攻撃する習性があるので、ハチが多い果樹園は黒い服を避け、帽子をかぶると良いでしょう。
また、ブルーベリーや柿などの果樹園には毛虫がいることもあります。無農薬に徹している果樹園などは特に注意が必要です。実際に私もイラガの幼虫に刺されたことがあります。電気虫と呼ばれるくらい、とんでもない痛みが走る虫です。
刺されたら、毛が残っていないか確認し、残っている場合はテープで取り除きます。真水でよく洗って指先で毒を絞りだし、ストロングタイプの虫刺されを塗りましょう。対処が早くても、2、3日するとかゆみがぶり返すので、しばらく塗り続けましょう。
- 4.食べ過ぎに注意する
- 果物は意外とお腹にたまります。また水分と一緒に果物を食べすぎるとお腹を壊しやすくなります。特にぶどうやさくらんぼ、梨などは水分も多く、あまり消化がよくないので、要注意です。お腹と相談しつつ、腹八分で切り上げるようにしましょう。
知人のツアーコンダクターさんによれば、「さくらんぼ狩りツアーでは、大人でもお腹を壊す人がよく出る」とのことでした。普段はあまり食べられない高級フルーツとなれば欲張りたくなりますが、気をつけたいですね。
果物狩りは午前中がオススメ!美味しく味わうためのタイミング
果物狩りには、シーズンの他にもおすすめしたい時間帯があります。たとえばいちご狩りは、午前中に行くとよいでしょう。赤い実からどんどん摘まれてしまうからです。
人気の高い果樹園だと、遅い時間には熟した実がほとんど残っていなかったり、時間よりも早く営業終了になってしまうこともあります。予約もできれば午前中にしておくと、確実に美味しいフルーツが食べられます。
事前に問い合わせをする際、早めの時間に行った方が良いかどうかを確認しておくとより安心です。果樹園によっては、訳あり品質の果物を安く提供しているところもあり、人気があるためすぐに売り切れてしまったりします。
また、食べ放題プランを選んだ場合、昼食の直後ではあまり食べられなくなってしまいます。果樹園内で果物が食べられる場所なら、お腹が空いているタイミングに果物狩りを行いましょう。
果樹園内でバーベキューができる観光農園も多いですよね。バーベキューを果物狩りの後にできるところ、前にできるところなどシステムもいろいろです。子どものお腹と相談して、1日のプランを立てましょう。
ちょっとした準備で安心度アップ!小さな子供も楽しめる果物狩り
子連れで果物狩りに行くためのコツをいろいろご紹介しました。果物にはたくさんの食物繊維やビタミン、酵素などが含まれています。旬のフルーツは美味しいだけでなく、栄養も満点。子どもにたくさん食べて欲しいですよね。
果物狩りには、果物がどうやって生るのか、農家の人々がどんな苦労をして育てているのかといった学びもたくさんあります。虫など自然の生き物とのふれあい体験もできますね。
子どもが小さいほど整えておきたい準備はたくさんありますが、ちょっとしたコツをつかめば家族で1日楽しむことができます。行楽シーズンは、子どもと一緒に美味しい果物狩りを体験してみませんか。
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