兄弟の性格が全然違うから難しい!互いの個性を大切に育てるコツ

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2015/11/16

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顔の似ている兄弟もいれば、性格や覆域までそっくりの兄弟もいる中、全く似ていない兄弟のご家庭も多くいます。

「同じお腹から生まれた子だから、上の子と同じように育てたらOK」なんて思っていると、下の子は繊細で思うようにいかなかった、なんて事があるかもしれません。兄弟の個性を大事にし、どう子育てすれば良いでしょうか。

男と男の兄弟、女と女の姉妹の性格は似ない事が多いよう…

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男二人の兄弟。女二人の姉妹。私の知り合いにもそういったパターンのご家庭は少なくありません。そして見渡してみると「子供たち、性格が似ているの」という話とは違い、上の子と下の子の性格が全く違う!と言ってくるママがほとんどです。

我が家は三人兄弟の真ん中が女の子の構成ですが、長男と次男は似ている性格ではあるものの、やはり違う部分も大きく見られます。特に下の子は上の子を見て育っているので、どのご家庭も要領がいいというタイプが多いようです。

【おとなしいタイプさん】我慢させないで!

上の子、下の子のどちらかがおとなしい場合、ぐっと我慢してしまうことが当たり前になってしまっている場合があります。特に最初に生まれた子によく見られます。

「自分の妹や弟がかわいそうだから、自分が本当は欲しいものでも親に悪いから我慢する」という大人びた考え方をするパターンなどです。

上の子が相当やんちゃで親が苦労しているのを見ている場合、下の子がおとなしくなるという事もあります。この手のタイプは甘えるのが苦手、我慢すると親が喜んでくれる、と考えているので自分の気持ちをぐっとこらえてしまいます。

毎回は難しくても、おとなしく我慢している子の意見を優先して「今日はこの子が食べたいというメニューにしましょう」と主体にしてあげると良いと思います。

普段からおとなしい子は気持ちを伝えるのが不得意という事もあります。意識してその子の意見に耳を傾けてあげるととても喜びます。

【やんちゃなタイプさん】多少放置してみて!

やんちゃな男の子の場合、親はいろいろと振り回されて大変な思いをすると思います。

私も上の子がどちらかというとやんちゃで、保育園から小学校低学年くらいまではケンカやら友達とのトラブルなどもよくあり、叩いた・叩かれたなどの報告をいくつも聞いてきました。

毎度毎度、真剣に向き合っていると精神的にこちらがやられて疲れてしまいます。もう一人はおとなしいのに、もう一人はやんちゃで「どうしてこの子だけこんなに手がかかるのか」と思う事もあるでしょう。

6年生になった上の子は未だに我が家内で問題児ではあるのですが、それでもだいぶ友達とのトラブルも減って世間にご迷惑をおかけする回数はぐっと減りました。

今、とにかく大変だと気になるのはわかるのですが、時には放置をして子供が盛大な失敗を犯す事も必要だと思います。ある程度のチェックは必要ですが、ここはぐっと我慢して見て見ぬふりも時にやってみましょう。

【優等生タイプさん】しっかり甘えさせてあげよう

おとなしいタイプに似てくるのですが、優等生の子は普段から親の嫌がる事を意識してしないように心掛けています。

本人がその事に対して気が付いているケースがあるのですが、無意識に我慢している事もよくあり、夜泣きして憂さ晴らしする事もあります。我が家の真ん中の子がこれに該当します。どうしても兄弟がいると一人ひとりに向き合う時間が一人っ子より短くなります。

親に迷惑をかけてしまったら悪い、親を悲しませたくないというタイプですから、面倒な事をお願いしないようになります。ついつい手がかからないので放置してしまいがちですが、それでは優等生タイプの子はますます黙っておとなしくなってしまいます。

毎回ではなくて構いません。兄弟がいない時、寝ている時など二人で向き合う時間を作るようにして、その子をしっかりと見つめてあげましょう。

二人で甘いものを食べに行くというデートもいいと思います。ママが無理ならばパパやおばちゃんでも、優等生タイプの子と二人で出かける時間を作っていきましょう。

【おてんば女子タイプさん】実はしっかり者でもあります

女の子のおてんば…。私の子供時代がまさにこれに該当します。上に兄がいた関係で兄の友達ばかりと遊び、幼稚園に入る前から男の子とばかり過ごしていました。

このおてんばタイプ、スポーツが得意なタイプと重なっている事も多く、じっとしているのが苦手に感じる事もあるでしょう。

しかしやっぱり女子というのは男子と異なり、同じようにハチャメチャな事をしても「ここまでは良くてもこれ以上はダメ」となぜか頭である程度わかっているケースが多いようで、男子よりトラブルは少ないと思います。

しっかり者は親にとって安心ではあるのですが、変に大人の目を意識しているのでストレスがたまっているのかもしれません。そのストレスをおてんばで発散…という可能性も考えられます。

ストレスがたまる前に、親がフォローしてあげると良いでしょう。時に甘えを受け止めてあげると、心がトゲトゲしなくてすみます。

おてんば女子さんは無茶苦茶をやらないケースがほとんどです。しかし比較的手こずらないタイプではありますが、ごくまれに「え?そんな事しちゃう?」という破天荒な事態を引き起こす可能性がゼロではありません。

もちろん悪い事はしっかり注意してあげれば、根は素直な子が多いので繰り返し同じ過ちを起こさないので、悪さをしたら向き合う事は必須です。

異性の兄弟は、相手の性別が絡んで性格に現れる

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男と男という兄弟よりも、男と女という兄弟のほうがより性格が複雑になると思います。

異性がいると異性に対しての気持ちが嫌でもわかってくるのですが、女の子は男らしくなってくる事があるかもしれませんし、男の子に対して少し冷めた目で見るかもしれません。男の子の場合も同様で女の子に対して憧れや夢を抱きにくくなるかもしれません。

【上が男の子】ちょっと強い気質の妹になりやすい。時にゆっくり寛がせよう

上にお兄ちゃんがいる女の子は、私のように兄の友達と過ごす事も多いのが特徴です。お兄ちゃんという存在は自宅でも強い力を持っている事も多く、どうしても妹は泣かされて育つ事があります。

もちろん中にはとても優しい兄がいて、男らしさが加わらないで育つケースもあるでしょう。しかし男子という異性がいると、どうしても男子の遊びに混じって成長していく場合が多く、少し負けず嫌いのタイプになりやすいように思えます。

兄がだらしなくてしっかりしなくては!と思う妹もいます。しっかり者は親としてはとても助かるのですが、子供は子供で何かを我慢している場合が多々あります。

二人で出かける時間を持つとか、字が読めたり書けたりしたら、二人で交換日記をするなどもお勧めです。向き合う時間があると強い気質でずっと居続けなくていいので、子供も気が抜けてのびのびと過ごせるでしょう。

【上が女の子】甘えん坊で世渡り上手な弟も多いけれど、破天荒なタイプも目立つ

上が女の子の場合、比較的女子特有のしっかり具合を見て育っている事から、ついつい姉に甘えてしまう子が多く見られます。

この甘えがポイントで、いろいろと甘えすぎて自分の事があまり出来なくなるタイプになるかもしれませんし、肝心な部分だけ甘えて後は自分でなんとかする要領の良いタイプかもしれません。

全てを上の子にやらせてしまうタイプだとかなり将来が心配となりますが、上手に甘えると世渡り上手になる可能性があります。また身近に姉という異性がいるので、女心に関しての理解もあるため無意識のうちに小さい子でも女性に優しく振る舞える子もいます。

女の子は地道に真面目に生活している子が結構いますので、どこまでやっていいのか悪いのかを教えなくても下の子が見て学んでくれます。すると賢くなり、怒られないやり方を自然と学んでいくので、こちらが注意する回数が減るのかと思いがちです。

しかしそのままで放っておくと、ハチャメチャなタイプに育つ事もあります。上の子に手がかからなくても、同じようにと期待する事なく、むしろそれ以上にチェックしていきましょう。

同性同士ならばと一括りにせず、まずは一人の子として見る

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ついつい同性の兄弟・姉妹ですと似たような性格かもと思い、子育てしてしまいがちです。しかし赤ちゃん時代は似たようなタイプでも、自我が芽生えてくる頃には性格が異なる事がよくあります。

うちの長男と次男も似たようなタイプではありますが、次男のほうがよりやんちゃで長男のほうがより我が道をゆくタイプと若干ずれがあります。顔もそんなに似ているわけではないので、あまり兄弟という雰囲気はないかもしれません。

私自身は子供にあわせて育てるというより、私の育て方をしている、という感じです。このやり方をしますと、否応なくても一人の子として向き合う仕組みです。

3人以上は男・女関係なくポジションを重視して

我が家のように3人兄弟というケースはまた少し変化します。同性だけというケースより、一人は異性が混ざる事が多いと思います。

3人以上兄弟がいる場合には、女であるとか男であるという点より、何番目に生まれた子なのかというポジションに注意する事を忘れないで欲しいと思います。特にキーポイントは2番目の子。真ん中に生まれた子です。

年齢差があまりない場合には、思う存分甘えられないで育っている事もあるでしょう。ここのケアをしてあげるかは、3人兄弟のいる保護者の方の永遠のテーマかもしれません。

うちは真ん中が唯一の女の子なので「かわいい」という言葉をふんだんに使っているのと、女の子が喜ぶちょっとしたヘアケア用品やグッズなどお金がそう必要ないものをプレゼントします。

またどうしても一番下の子が私に甘えるので、夫が娘をたくさん甘えさせています。夫婦で役割分担したり、祖父母にも真ん中の子を意識してもらうようにお願いしたりするのがお勧めです。

そして、我慢が多いであろう一番上の子供にもしっかりと耳を傾けてあげましょう。

それでも困った時には…児童館・子育て施設へ相談を

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子育ては最初に生まれた子と同じだけママ歴が増えていきます。つまり最初はみんな初心者。わからない事がたくさんあって当たり前です。私も一人目の子に関しては未だにわからない事も多く、周りに意見を求めたり質問したりする事がよくあります。

きっと最初の子供が中学生、高校生になっても自分にとって初めての子に関してはいつも心配になるのでしょう。逆に言えば下の子たちは一度経験しているので大らかな気持ちで見ていられるようです。

しかし上の子は違います。わからない事が多々あります。そんな時に頼りになるのはママ友の他に、児童館や子育て施設で勤務している職員の方々です。この方たちは専門の勉強をされていますし、何よりたくさんの子供たちを見ています。

今まで同じようなトラブルを経験された事もあるはずです。自分の知識では足りない部分は、子育て施設で働く職員の方へ是非相談をしてみてください。私もたくさん相談して悩みを解決してきましたし、今でも頼りになる方々だと思っています。

困った事があれば、ぜひ気軽に相談してみましょう。

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