子供の習い事の必要性は?習い事のメリットやデメリット

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2017/11/20

習い事をしている子供

「子供のころに習い事をやっていてよかった。」と感じているパパやママは多くいるでしょう。その経験からも、子供にも習い事を通して色々な経験をさせてあげたいと感じているかもしれません。

しかし実体験では良かったと感じる習い事も、親となってからの目線で見るとそうではない場合もあります。

子供のころから習い事をはじめるメリットとデメリットを紹介します。

習ってよかった!習い事のメリット

習い事はいつからでも始められます。小学校高学年になれば部活もありますし「慌てて始めなくても…」と考えるパパやママもいると思います。

あえて小さいころから習い事に通う事には、子供の可能性を広げる事ができるメリットがあります。

小さなころから様々な訓練や経験を積むことで、将来「〇〇になりたい。」という夢や道を作ることができるかもしれません。

今の時代では家庭や学校だけでは学ぶことができない精神力を育むことができるのも大きなメリットの一つです。

とことん学べる!とことんチャレンジできる

習い事の一番の目的はここです。「できるようになりたい!」「今よりもっと上手になるため。」このために、あえて専門に教えてくれる先生にお願いするのが習い事です。

家庭では教えられない、プロからの目線で指導していただくことで、効率的に子供は確実に上達していきます。

夢中になれる事であれば、先生やコーチはその子に合わせてプログラムを考え伸ばしてくれる手伝いをしてくれます。

とことんチャレンジできる。これも習い事のメリットです。

新しい世界を知ることができる

とことんチャレンジしていくと、見えていたこと以上の事を楽しむことができるようになります。

例えばテニスであれば、球を返せたらいい!と思っていた初めのころ。

徐々に打ち返せるようになると、今度はどんな球で打ち返すと相手が打ち返しにくいのか?そんなことを考え技術を習得していきます。

音楽であれば、楽譜が読めるようになって弾けるようになれば、今度はどうやったら自分の思い描く音楽を表現できるのか?を追求するようになります。

はじめる前には見えなかったことが、プロに教えてもらう事でその魅力がどんどん見えてくるのです。

スポーツの習い事で体が丈夫に

スポーツ系の習い事は、子供の身体を丈夫にすることができます。

整形外科の先生が以前、「今の子供はすぐに骨を折る…。」「けがをしやすい。」と言っていた話を思い出します。

今の子供が怪我をしやすい原因には、文明の発達があるそうです。トイレが様式になったり。水道がひねって水が出るタイプでなくなってしまったこと。

雑巾を絞る事をあまりしない…など、日常で使っていた体の部分を使わなくなってきたから。だそうです。

車での移動が基本になっていたり、昔に比べて外で遊ぶ場所が無かったりと日常生活の中で子供が運動をする時間が大変短くなっています。

身体が成長する時期に体をしっかり動かすことは、運動神経を養ったり、バランス感覚を身に着けるのには重要です。また体力をつける事や丈夫な体に育てるためにも運動は必要不可欠です。

ママの中には、喘息持ちのお子さんがプールを始めたら、喘息が緩和された。と感じている方もいます。

「スポーツを始めてから良く動いて、よく眠るのであまり病気をしなくなった。」と感じている親御さんもいるようです。
スポーツを習う事で、元気な体作りが期待でるのは大きなメリットです。

すぐに効果が現れるわけではありませんが、続ける事で子供を丈夫に育てる事ができるようになります。

効果的に技術の習得が目指せる

子供の時から習い事を始めるメリットは、まだ子供の身体や脳が発達段階にあるからです。

例えば3歳~4歳に子供の耳が発達すると言われています。

この時期に音楽や英語に触れていると、音楽に欠かせない耳の発達や、絶対音感と呼ばれるものが養われます。

絶対音感に関しては、6歳~7歳を過ぎると身に着ける事ができないと言われているので、子供のころからプロに習っていれば、身に着ける事ができる可能性があるのです。

スポーツにおいても体の発達に合わせて習う事で運動神経を飛躍的に伸ばせたり、動きの習得が早かったりと子供の能力を引き出すことができます。

大人になってから趣味で楽しむこともできますが、小さいころから始めるという事は子供の世界を広げ、将来の可能性も広げる事ができるのです。

精神面でも大きく成長。自分に自信が付く

習い事をするメリットは、技術や能力アップだけではありません。小さな子供は家庭や保育園・幼稚園という小さな社会で生きています。

そこでは学ぶことができない、精神面やコミュニケーションが学べるのはとても大きなメリットで、子供の人格形成にも影響してくることです。

挨拶や礼儀。チームであれば応援する力・協調性を学ぶこともできます。また、一生懸命「できるようになりたい!」と頑張る姿勢は集中力を育んだり、忍耐力も学びます。

できないことを頑張ることをできるようになるまで頑張ることは、子供にとって楽しいことばかりではありません。

しかし、それを乗り越えできるようになると「達成感」を感じる事ができます。

「できた!」という成功体験は、自分が頑張った時にしか得られない「感動」です。その感動は「自信」となり、様々な困難を乗り越えるときの勇気となっていくでしょう。

こうやって子供の時に培った感動や気持ちは、大人になった時に子供自身の助けになっていきます。

習い事は、「頑張る」「壁を乗り越える」という経験のできる場を子供に与えてくれる場所でもあります。

習い事をするデメリット

習い事を習う上で知っておきたいことに、「デメリット」があります。デメリットがメリットを上まってしまうと、子供の心に傷が残ってしまう事もあります。

親も精神的に追い詰められてしまう事も…。習い事が原因で、親子関係が不仲になったという話も少なくありません。

「子供のころには見えなかった。」「親だからこそ知っておきたい。」デメリットもあります。

習い事を始めるうえでの判断基準の一つで「デメリット」について知っておきましょう。

遊ぶ時間が減る

習い事へ通う事で子供にとって最も大きなデメリットが遊ぶ時間が減ってしまう事でしょう。

習い事によっては、レッスンが週に何回かある場合もありますし、お家でも練習をしなくてはならない場合もあります。

毎日練習時間を作るために、今までより遊ぶ時間が減ってしまいます。また、教室によっては試合や発表会の近くになると、レッスンが増える教室もあります。

もしも子供が習い事に夢中になって「本気で取り組みたい!」と思った場合、お友達が遊ぼうと誘ってくれても、「練習のために今日は遊べないの…。」とお断りをしなくてはならない。そんな時も出てくるでしょう。

練習を頑張らなくてはならない

練習はできないことをできるようにするための訓練です。練習のほとんどが、一日では成果が表れないような事ばかりです。

毎日練習が必要となる習い事もあります。

小さな子供によっては、毎日遊ぶ時間を削られてしまう事が「苦痛」。できないことを頑張るのを「辛い」と感じてしまう場合もあるでしょう。

自分が怪我をしたり、時には怪我をさせる事も

スポーツを習う事で、怪我が増えてしまう可能性があります。

一生懸命頑張った勲章ではありますが、ひどい場合骨折や病院通いが必要になる事もあります。

時には、お友達とぶつかって怪我をしてしまうこともあるでしょう。またお友達に怪我をさせてしまう事もあるでしょう。

悪意があるわけではなく、一生懸命頑張った結果起こってしまう事故も少なくはありません。

子供がけがをしたときに、焦らず冷静に声がけができるように親は常に、子供の怪我に対する心構えが必要でしょう。

嫌々やらせると、子供の傷にも

親の無理強いでやらせてしまうと、子供によってはトラウマになってしまう事もあります。時には、深い傷となって親子関係が崩れてしまう事も。

親はいつでも、一生懸命です。子供に才能があるかも!と感じたら伸ばしてあげたいと思うものです。

しかし、子供がそれを願っているとは限りません。本当は練習するより、習い事へ通うより遊びたいかもしれません。

親は一生懸命子供の事を思って応援している気持ちは、子供に伝わります。

そんな気持ちを感じ取れる子供の場合は、「ママが喜ぶから頑張らなきゃ。」「パパやママを悲しませたくない。」と辞めたい気持ちを言い出せず、その世界から抜け出せないまま大人になってしまう事も。

気が付いた時には大きな傷を負っているなんて事や、これがきっかけで親子関係が悪くなる事もあります。

子供の生活ペースが乱れることも

習い事の時間によっては、子供のお昼寝時間が取れなくなってしまう事も。

子供がまだ小さく、お昼寝が生活のペースとなっている場合、その時間に習い事をいれてしまうと眠たくて習い事どころではなくなってしまう事が考えられます。

またその時間を何とか乗り切ったとしても、帰宅してから眠くなってしまい、夜眠れなくなってしまうケースもあります。

習い事を始める事で生活ペースが乱れる可能性もありますので、その点を考慮して習い事を考えてあげるとよいでしょう。

親にも時間的負担がかかることがある

小さな子供の習い事は、親の送り迎えが必須です。また、子供の年齢やお教室によっては、親も教室に入ってください。と言われる可能性もあります。

お稽古の日は、少なくとも1時間~2時間は習い事のために時間を空けておく必要がありますし、発表会や試合のために土日に予定が入ることもあります。

クラブやチームによっては、親のお手伝いが必須という可能性もあります。

子供の習い事とはいえ、親も一緒に関わる習い事ですので、先生のみならず教室のママ友のコミュニケーションや気配りが必要になってくることもあるでしょう。

親が精神的負担を背負う事も

ピアノやダンスなど、家で練習をする必要がある習い事に関しては、子供だけの力では練習が難しくなります。

「ピアノの練習をしてない。」という理由で、先生に注意される子供を見れば、もちろん親はあせります。

またダンスの様に、みんなの力で1つの舞台を完成させるような習い事であれば、自分の子だけ踊れないと責任を感じる事もあるでしょう。

そんな状況に、悩むパパやママは珍しくありません。

もしかしたら「やりたい!」と言い出したのはお子さんかもしれません。しかし、多くの習い事場合、家庭での練習については親だよりです。

パパやママも毎日忙しい日々を送っています。その中で、自分がどれだけ子供の練習につきあってあげられるのか?関わってあげる事ができるのか?予め考えておくとよいでしょう。

経済的負担。レッスン料以外のお金がかかることも

習い事によっては、思っている以上にお金がかかることもあります。

練習用の衣類や靴・試合用のユニフォーム。ラッケットやボールなどの道具を購入する事も必須になるでしょう。

またこれらは、成長に合わせて買い替えも必要になってきます。

楽器を習うのであれば、楽器を購入するのに数万円~数百万円。特別な先生のレッスンを受けるようになると、一回のレッスンに数万円かかってくることもあります。

お教室によっては、発表会があるようなバレエや音楽系の習い事の場合、衣装代や参加費が別途かかることもありますし、その都度お礼を渡すケースもあります。

月謝以外にも支払いが発生することも多くあり、経済的に負担がかかることもあります。

あまり無理せず、詰め込みすぎないように

習い事には、メリットもデメリットあります。しかし受け取り方は人によって様々です。

デメリットをやっぱりデメリットだった。と感じる方もいれば、それをよい経験だった。とメリットとしてとらえる方ももいます。

ある程度デメリットは念頭に入れておき、心配しすぎずやってみたい事にチャレンジすることも大切かと思います。

また「あまり詰め込みすぎず。」「無理せず。」という事が肝心です。

「あれもこれもやらせてみたい!」と毎日習い事を入れるようなスケジュールにすれば、遊ぶ時間が全くなくなってしまう事もあります。

親も詰め込みすぎのスケジュールでは、疲れ切ってしまいます。

遊ぶ時間は、子供にとって大切な学びの時間でもあり、心を休める時間でもあります。集中して遊ぶ時間がとれるくらい、ゆとりを持った習い事スケジュールにすると良いでしょう。

また金銭的にも無理は禁物です。本格的にお金がかかってくるのは、高校や大学生です。計画性をもって、子供が本当にやりたい習い事を選ぶようにしましょう。

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