子育てママは上手な時間のやりくりで時間に追われる育児と決別

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2018/10/29

家にいるから時間があると思われてしまいがちな育児期のママですが、決してそんなことはありませんね。朝起きてから寝るまでフル回転という生活スタイルがママの基本です。

仕事をしているママもそうでないママも同じように忙しさを感じているのは、家事と育児はいくら時間があっても終わりがないからです。

終わりが見えず、どこまで進んでいるのかも曖昧な作業との格闘で、イライラする日々を送っている人もいることでしょう。

家族のためにも自分のためにも、ストレス少なく笑顔多く一日を乗り切るためにはスケジュール管理が肝です。

そこで、育児中にどうやって時間のやりくりをすればスムーズに事が進むのか?時間のやりくり術について紹介します。

子育て期のママが時間に追われがちな理由

子どもが小さい時、一日はなんて早く過ぎるものかと夕暮れ時には決まってため息ばかりついていたものです。

一日は24時間と決まっていてもこれほどまでに感じ方に差が出るのはどうしてでしょうか。

自分の時間がないからと、スケジュールを詰め込み過ぎているからなどの理由があげられます。

子どもの都合に合わせているのは、本人に自覚がなくとも、相手に振り回されているのと同じこと。10分でも良いから自分だけの時間をつくることでママの心は救われるはずです。

また、スケジュールをやりくりする方法を知ることで効率よく1日の仕事を回せることと思います。時間管理術と時間のやりくり方法を参考に、余裕のある毎日を送りましょう。

上手に時間管理ができるようになる方法

まずは、時間管理術としての2点を紹介します。子育てママはもちろん、仕事と家事育児を両立する忙しいママも必見です。

やることリストを活用しよう

【画像1-1】やることリスト

やるべきこと 買うもの
手紙投函 おむつ
○○さんにTEL ミルク
クリーニング引き取り ひき肉
宅急便の手配 にんじん
教育費に支払い たまねぎ
幼稚園の係決めの件、○○にTEL トイレットペーパー

やることを目に見える形にしておくのは頭の中が整理できるので、大事なことです。

何となくやることを把握している状態では、人はそのうちのいくつかの用事を忘れがち。
忘れたとしてもまた別の機会にやれば良い用事かもしれません。

それでも、そういったケースが何度も続くと「また、やってしまった。」「また、忘れちゃった。」との思いがストレスにつながっていくのです。

やることリストは市販のものを活用しても構いませんし、ここに示しているものはExcelファイルからダウンロードして活用しています。

毎回表をつくる手間とその都度チェックをつける手間を省きたい人には、台紙にやることを書いた付箋を貼って、終わったものは右側に移動したり、捨てたりする方法がおすすめです。

スケジュールを立てて見える化する

やることリストの要領で一日の行動をも見える化していきましょう。生活スケジュールは仕事のように“○○時~”“○○時○○分~”などとする必要はありません。

子育て期は時間通りに行くことがまず無いので、詳細すぎるタイムスケジュールは逆に害となります。「もう30分過ぎてしまった。」「○○時までにやらなきゃ。」との気持ちがママをより苦しめてしまうからです。

一日を朝・昼・晩の3つに分けましょう。やることリストと見比べながら、朝・昼・晩に割り振るただそれだけです。

もちろん時間が決まっていて、その時にやらなければならないものは時間を記入しておいてください。
【画像1-2】スケジュール

1日(月) 2日(火) 3日(水)
ゴミ出し 説明会 ビン・カン出す
回覧板 シャツアイロンかけ
手紙投函
児童館
買い物 宅配(13時) 買い物
○○さんの家に行く 買い物 ○○迎え(13時)
予防接種 幼児教室(14時)
子供と公園
パパのズボン直し お遊戯会の衣装作り
作り置きの夕食作り
パパ飲み会
名前付け

かなり大まかなスケジューリングですが、こうすることで「今日の朝は3つだけ用事を済ませればいいから、終わったら少しお茶をしよう。」との余裕が持てるのです。

時間の管理を上手くしたとしても、ママがやらなければいけないことは膨大で、まったく突然にアクシデントのごとく降って湧いてくる用事もありますね。

大きいことから小さいことまでを限られた時間でこなすためには、時間のやりくり上手にならなければいけません。

早起きは三文の徳!午前中が有効活用できる!

“早寝早起きをしよう”とは月並みですが、時間の上手なやりくりに必要なことです。ママ業をこなしていくために一番重要なのは午前中の時間です。

午前中を有効活用したか否かで一日の余裕度がガラリと変わってきてしまうのです。

夜寝る時間と朝起きる時間を厳守

朝早く起きるためには就寝時間も早める必要があります。夜の時点でまだやることリストにやることが残っていても、それは明日の朝にまわしましょう。

特に授乳中のママは体力消耗が激しいため無理は禁物。諦めて寝ることも大事なことなのです。

今日で子育ては終わりではなく、明日もそのまた明日も数十年単位で続いていくと、気長に構えておきましょう。

例えば夜○○時には眠くなくても布団に入ると決めてしまうこと、そして朝○○時にはどんなに眠くても布団から出ることが大事です。

夜更かし同様、朝寝も午前中の貴重な時間を潰してしまうもの。どうしても疲れがとれない時には昼寝で調整することです。

早寝早起きは体内時計の調整に役立ち、頭がすっきりするので効率よく一日の仕事をこなせます。

目覚ましには気持ちよく起きられる仕掛けを

目覚ましが鳴っていても無意識に止めていたり、目覚めてもなかなか布団から出られなかったりする朝もあります。目覚ましの音楽にひと工夫してみましょう。

ケンブリッジ大学の研究によれば、科学的検知から気持ちよく目覚められる曲があるといいます。

    ポイントは3つ

  1. 徐々の盛り上がる曲調
  2. 歌詞が前向きであること
  3. BPM100~130のテンポ

BPMとはテンポのことで、1分間に刻む拍をあらわしています。心拍数のBPMは60くらいなので、BPM100~130はアップテンポの曲ということになります。

Cold Play「Viva La Vida」やAvicii「Wake Me Up」などが同研究で目覚めに最適と判断されています。

明るいアップテンポの曲を目覚めに聴くと、気分が前向きになる経験は誰にでもありますね。目覚まし曲や朝食のBGMとして選曲すれば、楽しい朝時間を演出できそうです。

一緒にできることは一緒にやろう!キーワードは“一緒”と“ながら”

例えば、一緒にご飯を食べることや一緒にお風呂に入ることなど、子供と一緒にできる行動は積極的に一緒にやってしまいましょう。

よくよく考えれば子どもと一緒にやったり、何かをしながら他のことも行うのが時短でスキンシップにもなる行為が日常にたくさんあるはずです。

料理をし“ながら”後片付けをする

料理を作る際に出る洗い物は曲者。調理後にフライパンやボウルがたまったシンクには頭を抱えてしまうことも多いのではないでしょうか。

料理と後片付けはセットと考えましょう。煮ている時やオーブンで焼いている時に使った調理器具を洗ってしまいましょう。すぐに洗えるものはその場でササッと片づけるのです。

後からやろうとするから量が多くなるし、そのぶん面倒にも感じます。家事はまとめてはNG。その場でチャチャッと少しずつが肝心です。

お風呂と食事、身支度は子供と“一緒”が良い

お風呂はむしろ一緒に入らないのがもったいないというくらい、子供との大事なスキンシップの時間です。

今日の出来事を話しながら感動を共有しましょう。もちろん時短の効果だってあります。1人ずつ入るより一緒に入れば、単純計算で2分の1の時間で済むはずです。

お風呂を出る際、簡単に床をこする程度のお風呂掃除でかまわないので、やっておくと後々楽になりますよ。本格的な風呂掃除は旦那さんに任せましょう。

食事も同じ要領で、子どもと一緒にすることで時間が短縮できます。身支度はこども自身で行わせることで子どもの自立心を養います。

子どもにやらせるとマイペースでかえって遅くなると考えるママもいます。そうした際には「ママと競争だよ。どっちが早く出来るかな?」と競争心をあおったり、「何秒でできるかな?よーいドン。1、2、3、」とカウント制をとりいれたりすると良いでしょう。

子供の昼寝時間がチャンス!

子供がスヤスヤと寝息を立てて寝入っている時間は、正真正銘誰にも邪魔されることのないママだけの時間です。

子供が寝ている時間をどう使うかはそれぞれ違いがあるようです。

とにかく自分も睡眠をとりたいと思うのは夜泣きの多い新生児期のママで、1歳以上になると自分の仕事や用事を済ませたというママや、只々ゆったりとした時間を楽しみたいというママも多いです。

過ごし方に個人差はあるものの、すべてを通していえることは子供の昼寝はママのチャンスタイムだということです。

朝時間と夕方時間の作業量を減らす工夫

ママが一日の中で極度に忙しい時間帯は、朝と夕方だと思います。朝食の準備と子どもの世話が重なる朝時間と習い事と夕食準備が重なる夕方時間、ママは1人戦闘状態です。

魔の時間帯ともいえる2つの作業量を減らすには、お昼寝の時間を活用しましょう。例えば夕食準備を子供のお昼寝時間でやってしまうことです。

ご飯のタイマーを入れて、材料を切り調味料をあえておけば後は夕食時に炒めるだけです。朝に洗いそびれてしまった食器があれば、洗ってそのまま食器洗い乾燥機へ。

洗濯物を畳んだり洗濯機を仕掛けたりするのも寝ている間にやってしまった方が効率的ですね。

子どもの昼寝時間は、朝やりそびれた仕事と夕方の準備を行う帳尻合わせのような役割と心得ましょう。

ネット活用で効率的な買い物が吉!

子どもが寝ている間は買い物天国と思いましょう。それはネット環境が充実した現代ならではのママの特権です。

瞬時に世界とつながれるネットだからこそ、ワンクリックで日用品からベビー用品、ママのおしゃれ着まで手に入れることができるのです。

スーパーへの往復時間と労力がゼロに抑えられるので、ネットスーパーは最強の時短お助けといっても過言ではありません。

散らかっている部屋の効率的な片づけ方法

子どもが寝ている間に片づけをするママも多いと思います。子供が小さい時は特に、おもちゃや本、着替えやおむつなどのアイテムが多いため部屋が散らかりがちです。

簡単な片づけを考案するには簡単な収納をつくることです。例えばおもちゃ用ボックスとおむつ用ボックス、本ボックス、などそれぞれに大きめの箱を用意しましょう。

収納はそれぞれのアイテムを入れるのみ。簡単な収納は簡単な片づけを生みます。子供でも出来るような片づけを考案することが片づけ上手の秘訣です。

子どもが起きている時には、「おもちゃはこの四角い箱に入れようね。○○はこっちの丸い箱に入れようね。」とおしえてだんだん自分でできるように仕向けます。

箱は子供が覚えやすいように、絵を描いたり形を変えたり、色紙で差別化を図ったりすると良いですね。

出来なくてもいいやという大らかな心が大切

最近の子育てママは真面目だと聞きます。育児書をたくさん読んでネットでも検索して、熱心に勉強するあまり知識の通りにいかないとストレスを抱えがちです。

時間管理ややりくりについても同じようなことが起きています。計画通りにいかなかったストレスや“やりくり”と言いつつ手を抜いているのではないかという罪悪感を持ってしまうのです。

子供を何人も育てなければいけなかった昔の主婦は、かなり適当な育児をしていたとある人から聞いたことがあります。真偽のほどは明らかではありませんが、心身ともに疲弊するママを見てそんな適当さも少しは必要なのかもしれないと感じます。

かくいう私もいわゆる真面目ママの典型ですが、「今日は出来なくてもいいや、明日やろう」との良い意味での諦めを持つことを心がけています。

育児は今日で終わるものではなく、数十年単位で続いていくものなので、数十年の間に帳尻合わせができるのではないかと考えています。

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