無認可保育園は危険!と決めつけないで。利用条件を知り賢く利用しよう

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2019/01/15

無認可保育園とは、都道府県の認可を受けていない保育施設全般を指して呼びます。

保活中のママさんたちには、無認可というだけで、選択肢から除外する方も多いようですが、認可の基準や無認可保育施設の実態を知ってからでも遅くはないかもしれません。

無認可保育所を事故の報道などばかりで知る方やチェーン展開する託児施設のイメージ等が強い方が多いのかもしれません。

認可外保育施設にも色々な種類があります。

都道府県独自の基準を満たしている園は「認証保育園」等と呼ばれていますが、位置づけは認可外保育施設です。

認証保育園を含む、無認可保育園とはどのような場所でどのような保育がされているのか、メリットと利用の仕方をお伝えします。

認可保育園との違い

保育所の設置基準は、厚生労働省が定めており、保育施設の広さや設備、保育士の資格や人数等があります。

認可保育園は、そのすべてをクリアしている、都道府県から認可された園ということになります。

認可保育園には公的な補助が出るため、実際に認可保育園の方が保護者の負担する保育料が低額になり、保育内容がより充実するといえます。

都道府県による認証保育園は、厚生労働省の基準には満たなくても、自治体独自の基準を満たしている園で、公的補助が出ている場合が多いです。

認可保育園、認証保育園、無認可保育施設の順に基準が和らぐと考えてよいでしょう。

認可条件に満たない例として以下のようなものがあります。

  • 給食室がない
  • 園庭がない
  • 保育室が狭い
  • 保育士の数が足りない
  • 非常階段がない

園児の年齢、人数によって変わりますが、他に看護師などの有資格者等を置く必要があり、満たない園は認可外、無認可となります。

設備面でも、園児の安全を守るために災害なども考慮して定められているので、特に都会の狭い敷地ではなかなか基準を満たすことができません。認可条件は、待機児童問題等もあって厚生労働省が引き下げており、避難経路などの基準が緩和されています。

無認可保育園の種類とメリット

認可外保育所にも色々な種類があり、それぞれの特徴と利用者に助かるメリットがあります。

無認可保育施設の種類
  • ベビーホテル
  • 事業所内託児所
  • 病院内保育所
  • 病児保育施設

認可保育園で保育ができない夜間、保育をしてほしい時に預けられるのがベビーホテルなどと呼ばれる保育施設です。

発熱や感染症で保育園幼稚園に預けられない時には、一日から病児保育施設の利用もできます。

小児科が経営している病児保育施設等は、事前登録が必要な場合と急な預かりの受け入れがあるところがあります。
子どもは突然発病するものですが、事前登録をしておくと慌てずお仕事にも大きな影響が出ずに済むかもしれませんね。
無認可保育施設のメリット
  • 自治体の認定がいらない
  • 保護者の仕事の内容を問わない
  • 通所期間や時間帯が自由
  • 認可保育園の点数に加算される

認可外保育所には、認可保育所のように市町村への申請や就労等の入所条件はありません。

時間の制限も園独自で定められており、ワーママさんや激戦区のママさんたちにはおすすめです。

料金は、補助金が出ていない分高額になることが多く、時間や月極など様々です。基本的に、収入や納税額による差はありません。

認可保育園に受かる条件として、認可外保育園に通っていることでポイントになるので、短期的な利用の仕方もあります。

お仕事をしていないママの利用も、幅広く受け付けているので、ご家庭の実態に合わせて選ぶと良いかと思います。

それぞれのメリットを知ることで、実は認可外施設を利用した方が良い場合もあるようです。

認証保育園のように、自治体独自の基準を満たしている園は、ママたちにとって一つの安心材料になるでしょう。

チェーン展開をしている託児施設もあるので、数時間から試してみることもおすすめです。

無認可保育園は実際良いのか悪いのか?報道と保育内容

無認可保育園での事故等の報道で「無認可保育園は危険」というイメージを持っている方も多いと思いますが、無認可が事故に直結するわけではありません。

実際に、保育士も保育内容も素晴らしい園が、建物の基準で無認可となる場合もありますし、経営というとらえ方で展開している保育施設もあります。

一概に「無認可だから悪い」ということはなく、働く保育士は認可保育園の保育士と同じ資格を持っています。

報道の中で「無認可園で」と言われると、認可がない園だから事故が起きたようにとらえてしまいますが、子どもを預かる中での事故は、無認可園に限ったものではありません。

園バスや熱中症、SIDSなど、事故等の危険性は、認可の有無だけでは測れません。

無認可だからといって保育内容等に問題があるわけではありません。しっかり園を見学して検討して決めることが大切です。

無認可保育園のメリットをよく知って賢く利用を

認可がないのは、保育の質が悪いから等ではなく、認可条件に満たないというのが一番の理由です。

それぞれの認可外施設のメリットをよく知り、しっかり見学して、ご家庭に合った利用の仕方を考えてみると、保活や職場復帰がスムーズにいくかもしれません。

短期間利用もできるので、毛嫌いせずに検討してみることも良いのではないでしょうか。

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