子供に人気の習い事の選び方!子供のやる気・お金・目的に着目して
周りに習い事をしている子がいると「うちも何かさせたほうがいいのかしら?」と何となく焦りを感じることがあると思います。
けれども、実際に習い事を探すと多種多様な習い事があるのでどれを習わせようか結局悩んでしまうことも。
もちろん、子どものやる気や意思を尊重することも大切ですが、習い事事情が気になる親御さんも多いと思います。
そんな親御さんに人気の習い事ランキングとともに、習い事を始めるにあたっての選び方等、習い事事情についてご紹介します。
この記事の目次
習い事人気ランキングはこちら!
2016年5月にリサーチしてみた最新の習い事の人気ランキングが次のようなものです。男の子と女の子別々のランキングトップ10を紹介します。
男の子・女の子別習い事ランキングトップ10
順位 | 男の子 | 女の子 |
---|---|---|
1 | スイミング | ピアノ |
2 | サッカー | 英会話 |
3 | 英会話 | スイミング |
4 | 武道 | 書道 |
5 | 書道 | バレエ |
6 | 体操 | ダンス |
7 | 野球 | 絵画 |
8 | テニス | 体操 |
9 | バスケットボール | そろばん |
10 | そろばん | テニス |
『育脳comoキッズ』p.68 (主婦の友社)調べ
幼児期にできる習い事はスポーツ系や芸術系など多種多様にあります
「習い事」と一言に言ってもスイミングやフットサルなどのスポーツ系、ピアノや絵画教室などの芸術系、通信教育や幼児教室などの学習系など色々あります。
スポーツ系習い事、不動の人気1位はスイミング!
スポーツ系の習い事で男女共に1位に輝いた習い事がスイミングです。水慣れコースから始めるので、幼少期でも始めやすいという理由から人気があるようです。
水泳の技術が身につくだけではなく、他にも様々なメリットが有ります。
- 喘息の改善
- 持久力などの体力や集中力が身つく
- 小学校に入った時に体育の授業で困らない
- 先生に一目置かれる
- 挨拶などの礼儀作法が身につく
これらも人気を博している理由です。
「親が子供にスイミングを習わせなかったことを後悔したのも1位」(産経新聞より)という新聞記事も出ており、不動の人気を誇っていることがわかります。
スイミングに続いて、体操教室やサッカー・フットサルが上位に入ってきています。特にサッカーやフットサルは、人気が急上昇している習い事の1つです。
あとは男の子には、空手や柔道などの武道も礼儀作法も習えるという理由で習っている子もいます。
また、スポーツ系の習い事は5歳~小学生から始める子がぐっと増えます。5歳ともなると先生やコーチの話を聞いて理解できるようになってくる頃という理由が挙げられます。
芸術系は男の子よりも女の子ほうが多い
芸術系ではピアノやバレエが上位にランクイン。男の子よりも女の子のほうが習っている率が高く、「女の子だからピアノぐらいはできるように」という親の思いが反映されています。
その他はリトミックや音楽教室などの体を使った幼児教室も人気があります。
リトミックとは、スイスの作曲家・音楽教育家のエミール・ジャック=ダルクローズという人が作った音楽教育法の1つです。音楽を通じて身体・感覚・知的の3つを育てていく教育法です。まだ言葉が上手く話せない、伝わらないという小さい子でも音楽を通して教育を行なうというもの。
将来的に優秀な人材になる保証はもちろんありませんが、スポーツ系の習い事の技術的なものを習得するという目的とは異なって、情緒豊かな人格形成が目的という感じです。
また、ダンスも近年のブームに乗って人気が高まっている習い事の1つです。ヒップホップに限らず、モダンダンス、日本舞踊とジャンル豊富で子供に合ったジャンルを選択できるというメリットがあります。
英会話教室や通信教育は3歳以下から始めている人も多数
英会話スクールや通信教育などは0歳の赤ちゃんからでも歓迎!と謳っている所もあるためスポーツ系や芸術系に比べて始めやすいと言えます。
特に英語は、早々に通わせている家庭が多いです。
小学校の英語教育の必修化を見込んだり、英語が話せないなど、英語力にコンプレックスを抱いている親御さんや世界で通用する子になってほしいという願いが強いためです。
それから、習字・書道やそろばんなど従来の定番習い事もまだまだ人気があるようです。学習塾や公文式などに通うというケースも少なからずあります。小学生から通う子は増える傾向にあります。
幼児期にはまだ早いかもしれませんが、小学生の間でジワジワと人気が上がっているのが理科系の習い事です。低学年でも参加可能です。
理科実験教室やプログラミング教室など、これからの時代に必要になるかもしれないスキルを早くから学ばせている家庭もあるようです。
習い事は何よりも「やる気」が大切!
習い事を選ぶ際のポイントは大きく分けると3つあります。
- 子供のやる気
- かかるお金
- 習い事をする目的
そのうちで最も大切なのが子供自身の「やる気」です。
子供のやる気度合いの見極め方
子供のやる気度合いの見極め方は、やはり子供から「やりたい!」「やってみたい!」という言葉が自然と出てくるのが1番です。
ただし、何も良く考えもせずに興味本位な気持ちだけで「やりたい」と言い出す子もよくいるので、見極めるのは結構難しいものです。
そんなときは「どうしてやってみたいの?」と子供に質問してみましょう。本当にやる気があるなら「上手になりたい」、「あんなふうになりたい」などと子供ながらにはっきり真剣に答えてくれます。
しかし、「何となく」や「友達がやっているから」と曖昧な返答をする場合は少し様子を見た方がいいでしょう。
「友達がやっているから」というのは、習い事を始めるのには珍しくない理由ですが、「じゃあ、もしそのお友達がやめたらあなたも辞めるの?」という疑問がわいてきます。
子供のやる気があるのかどうか見極めるのはなかなか難しいですが、子供の「やりたい!」という言葉だけではなく、子供とじっくり相談しながら習い事に通うかどうか検討しましょう。
子供の習い事を応援する親の覚悟も必要です
習い事を始めるにあたって子供本人のやる気はもちろん1番大切ですが、それに付き合う親の覚悟も必要です。
習い事を始めた以上、期間限定や年齢制限がないのであれば、数か月ですぐに辞めるという発想はNG。年単位やある程度のレベルまで続けていくことになります。
近場ならまだしも、自宅から車で15分など毎週の送り迎えは想像以上に大変なもの。それに習い事先は託児所ではないので「あとは先生にお任せで~」というわけではありません。
それから、応援することはもちろんのこと、どんなことをしているのかを一緒に学び、子供のモチベーションを保つように工夫するという姿勢がとても大切。
また、習い事に行くと、他の親御さんがいてつい話し込んでしまいますが、それはグッと堪えて、お子さんが取り組んでいる姿を見てあげて下さい。
子どもたちも、案外親のほうが見えていたりします。そこで、自分のことを見ていてくれていると分かると、安心して習い事にも身が入るようです。
つまり、親が興味を持って子供の習い事に付き合うと長続きしやすくなります。
例えば、英会話教室に通い始めた場合、自宅でも一緒にテキストを眺めたり、英語で会話してみたり、どんなことを習ってきたのか話を聞いてあげることが長続きするコツです。
逆に熱が入りすぎて「どうしてこんな事もできないの!?」や「あの子よりできないのはなんで!?」と責め立てたリ、他のお友達を陥れるような言動はもっともタブー。
送り迎えの物理的なことや、子供のやる気が下がったときも、上手くいかないときなどの精神的なことに対しても、一緒にやっていく覚悟が親にも重要です。
初期投資と先々の「お金」のことについてよく調べて考えましょう
習い事には当然月謝やユニフォーム代などお金がかかります。習い事の費用が家計の負担に重くのしかかりすぎないかよく調べて考えておきましょう。
月謝以外にも別に「お金」がかかることがあるので要チェック!
習い事には当然毎月の月謝がかかります。週に何回通うのかによっても費用が変わるので、先々のことまでよく確認し考えましょう。
習い事への初期投資がいくらかかるのかも結構重要です。1位のスイミングを例に挙げると、スクールごとに差はありますが、水着などの道具のほかに、入会金などがある、週2回と1回では月1000円程月謝の差があるなど、必ず確認しておきましょう。
また、習い事によってはレベルに応じて月謝がUPすることがあります。始める前に必ず確認しておいたほうがいいでしょう。
それぐらいのペースでUPするのか、最終的には月謝がいくらになるのかなど知らないまま始めてしまうとあとで“寝耳に水“状態になってしまいます。
月謝や道具代だけじゃなくて、諸々の細かい出費ももちろんあります
保険代やテキスト代や冷暖房費代、大会登録料、発表会への出演料は別など「月謝以外」にも別途費用がかかることがあります。
細かい所は口コミや先輩ママさんに情報を聞くのが1番手っ取り早いですが、周りに知り合いがいない場合は、習い事先に納得がいくまで質問してもOKです。
親切丁寧に受け答えしてくれるところはいい所でしょうし、誤魔化したり嫌な顔をしたりするはちょっとおすすめできない所かも…という見分ける1つのポイントにもなります。
習い事をやる「目的」をよく考えてから始めましょう
さて、ここでちょっと真面目な質問です。習い事は何のためにやるのでしょうか?
- 子供の才能や可能性を広げるため
- 周りから遅れをとらないため
- 他の子と差を付けるため
親の考えは色々あると思いますが、まずは子供がどう思っているのかが大事です。
子供の気持ちに寄り添うことが必要!
それぞれご家庭で目的は違うと思いますが、消極的な理由から始めると長続きしないことが多いです。
- お友達が通っていて仲間はずれが怖い
- ママ友に誘われて仕方がなく
- 自分が昔できなかったから何が何でもどうしても習わせたい
- 周りから抜きんでたい、遅れを取りたくない
このように、子供の気持ちに全く寄り添っていないような状態で始めてもまず長続きしないでしょう。
「子ども才能や能力、可能性を広げるため」という理由には一理あると思いますが、朝から晩まで平日も休日も関係なく、いつも何か習い事が入っているという状況では、どれも中途半端になってしまい長続きしません。
親の気持ちを押し付けていない?
「昔子供の頃自分が習いたかったけど、習わせてもらえなかったから自分の子供には!」と考えて習わせている方もいます。
しかし、これも親の気持ちも押し付けているだけで子供の気持ちに寄り添っていません。
「ママやパパは昔できなかったけど、あなたは恵まれた環境にいるのだから頑張りなさい!」と恩着せがましい発言はご法度です。
そうではなく、「ママやパパは昔できなかったけど、あなたはやってみる?」と聞いてみることをおすすめします。
自分がやりたかったこと、逆に自分が習っておいて良かったことが、我が子に必ずしも合っているとは限りません。
「自分は自分、この子はこの子」と、いずれも親の気持ちを押し付け過ぎないことが肝心です。
【目的別】おすすめの習い事
とはいえ、最初は及び腰だった子供も親の薦めで初めてみたら面白くなってドンドン上達する子もいますよね。
親御さん自身が昔できなかったことを、子供にさせるのは悪いことではありません。
肝心なのは、どうしてその習い事を選んだのか、どうしてその習い事をして欲しいのか信念を貫く姿勢が大切です。
基本的に子供のやる気や自主性を優先させて、最後に親御さんが習い事をさせるにあたってこれだけは外せないという項目を設けてみます。
その「ご自分の願望的なもの」は最後の最後の項目にして下さい。
例えばの例を挙げますね。
- 自分が経験者でよかったから同じように習わせたい
- 字がきれいになってほしいから習字だけは外せない
- 集団行動に慣れさせたい
- 家でママと2人っきりで過ごすよりも他のお友達を関わらせたい
これらが親の願望にあたります。これは習い事を決めるにあたっては最後の項目とし、まずは小子供の気持ちを聞いてあげるようにしましょう。
百聞は一見に如かず!体験教室や見学に行きましょう
これを習いたいな!と子供と決めたら、いきなり習い事を始めるよりはまずは、体験レッスンや短期教室などを受けたほうがいいでしょう。
近くに複数教室がある場合は、体験レッスンをすることで教室選びに役立ちます。
見るべきポイント
- 子供が興味を持って先生やコーチの話を聞いているか
- 子供が楽しそうにしているか
この2点が重要です。やる気や興味がないと上の空だったり不機嫌な顔になったりします。子供の表情をよく観察してみて下さい。
習い事の雰囲気や子供と先生やコーチとの相性、どんな指導方法を行なっているのかは、やはり実際に行ってみないとわからないもの。
見学のみでもOKなところも多いので、是非足を運んでみて下さい。
1回ではなかなかわからないこともあると思うので、1か月分無料や3回分無料体験、有料だけど4日間の短期教室などがある場合は、そういった制度をフル活用しましょう。
習い事を始めてからは想定外な事も起こることを覚悟して
「体験教室もしたし、大丈夫!」と最初は意気揚々と始めた習い事でも、想定外な事は必ず起こります。
脅すわけではありませんが、こういうこともあるかもしれないと頭の片隅に置いていただければと思います。
ママ友とのトラブルもあるかもしれないので、言動には注意を!
子供を習い事に通わせていると、どうしても親のほうも熱が入ってしまい、それが原因でトラブルになることも実際にあります。
輪から外れないようにママ友のグループに無理矢理入ったり、逆に関わったりしないようにして下さい!と言いたいわけではありません。
「トラブルがあるかもしれない」と構えるか構えないかでは大きく違うということが言いたいのです。
意識するかしないかで言動が変わってきます。
習い事は子供たちの世界の話なのに、そこに大人の険悪な世界が入り込むのは、本来あってはならないことですが、残念ながら実際に起こりうることです。
一緒になってできる子を僻んだり、先生やコーチの悪口、他の家庭の噂話などを言ったりするのは気を付けるようにしましょう。子供は聞いていないようで必ず聞いています。
「辞めたい」などネガティブ発言をした時の対応法が大事
習い事をしていると早かれ遅かれ挫折は付きものです。
お子さんが「辞めたい」と言い出した時、「イヤイヤ続けさせるのも…」と続けるか辞めるか悩みますよね。
周りに遅れをとって自分だけできないから、など甘えからきている「辞めたい」は、辞めさせないほうがいいでしょう。ここで辞めたら「つらくなったらすぐ逃げればいい」という発想のもとになりかねません。
ただ、「そんなことで辞めたいって言うなんてダメでしょ!」と叱ってもいけません。「そうだね。つらいね」と、一旦気持ちを受け止めてあげてから続けるよう説得しましょう。
「じゃあ、25m泳げるようになったらね」や「どこまでなら頑張れそう?」と子供自身に区切りとなる目標をつけさせると、逃げたことにはなりません。
逆にその目標を達成することによって「やっぱり続ける!」と言い出すかもしれません。
良い事が沢山ある習い事!だけど、長期的にお金がかかるので家族で相談
習い事はお子さんも親御さんも世界が広がるいい機会でもあります。新しいお友達ができたり、自立心や諦めない気持ちなど子供が成長できる場でもあります。
賛否両論色々な意見がありますが、幼稚園や保育園または学校でも教えてくれないようなことを専門的にじっくり教えてくれるのが習い事の強みです。
しかし、習い事は長い期間お金がかかる投資的なもの。本当に続けていけるのか、家計の負担になりすぎないか、ご家族でじっくり話し合って決めて下さいね。
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ルナルナさん
ピアノなど、音楽をはじめました。それがとても楽しいのでもっと好きになれました。
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Rio・Kano・Umi・Remo・Sumi・Moa・Kei・Kio・yuo・Eno・Kuraの母さん
子供には夢を沢山持ってほしいので、色々習い事をやらせてます。本人達も楽しそうなので・・・これっていいでしょうか?
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