子供のやる気がないと習い事は続かない!多すぎ・親の押し付けはNG
ママは子どもの習い事に気をもむもの。
「ピアノが一番よさそうだから習わせたい!」そんな親の意向もあり小さい頃から習い事
に通わせている親御さんも多いと思います。
そんな我が子がある日突然「行きたくない…」とつぶやいたり、行きたくなさそうにしていたら、ママは戸惑ってしまいますよね。
子どもの習い事は子どものための習い事の為、本人の意思がないと続かないものです。やめるか続けるか悩んだ時は即決せずに、まずは子どもの様子を親が見守りましょう。
どのようにして見守っていくのが良いのか、その対処法を会得しましょう。
この記事の目次
なぜ習い事に行きたくないと言い出してしまうのか?
なぜ習い事を行きたくないと言い出してしまうのでしょうか?行きたくない理由は次の5つが考えられます。
- 疲れている
- レベルが上がり、自分が出来ていない
- 気の合うお友達がいない
- 先生と合わない
- 目標が設定されていなくて、何となくダラダラ~
疲れている場合は、無理せずお休みさせましょう
疲れている場合、幼稚園や保育所で思いっきり体力を使い、習い事に行く気力が残ってないのかもしれません。
おなかがすいている…風邪気味で体調が悪い…なども考えられます。
- おなかがすいている場合
-
ご飯を食べさせ手から習い事に行くようにしてみてはいかかでしょうか?
- 疲れている場合や体調がよくない場合
-
無理をして行かせずお休みにしましょう。次の教室の時間で、前回の分を行うなど調節が出来るところもあると思います。
時間の変更が可能ならば、土曜日など学校のない日に変えてみるのもよいでしょう。
レベルが上がり、自分が出来ていない
集団で取り組む習い事は、レベルに合わせてクラスやカリキュラムが組まれていて、徐々にレベルアップしていきます。
レベルアップするにつれて、一生懸命取り組んでもなかなか成果が出ない…ということも出てきます。
周りから一人だけ取り残されたり、挫折感で気が滅入ってきたりしてくると「辞めたい」という気持ちが出てくる可能性があります。
この時に絶対に言ってはいけない言葉が「もっと頑張りなさい」です。子供は十分頑張っているのにできない…だから「辞めたい」と言っているのです。
「頑張れ」親は励ましているつもりでも、子供にはかなりの重荷ですし「どうやって?」と感じるでしょう。
「頑張れ」の代わりになる言葉が「頑張っているね」です。
子供が精一杯頑張っていることを”認めて”あげましょう。
また、「前はここができなかったけど、前よりできてきているよ!」と成果が出ていることを認めてあげることも大事です。
気の合うお友達がいない…仲良しの子を誘うなど解決策は一緒に考える
知ってるお友達がいない…お友達がやめてしまって寂しい…ということもあるかもしれません。
習い事は、幼稚園や学校などと違って学区や地域が違う子たちもいるので、顔見知りだけではないところも多いのではないでしょうか。
そこでお友達になれなかったり、コミュニケーションが上手く取れなかったりすると居心地が悪くなってしまいますよね。
ここで「じゃあ、頑張って自分から話しかけてみれば?」と解決策をすぐ言ってしまうことは避けましょう。
「辞めたい」という気持ちに共感し、それから一緒に解決策を出していくようにに心がけましょう。どうなったら、上手くいくかなー?と一緒に悩んであげましょう。
友達と一緒に習い事が出来るから子どもは行きたくなる!ことも多いので、仲の良い友達を誘ってみるのは?などの提案してみたりしてみましょう。
学校の先生のような対応はあまり期待しないほうがいいですね。
習い事の先生に相談してみるのもいいですが、習い事の先生は学校の先生と異なり、「習い事=スキルを教える」ことが専門という方針だと思います。
習い事の先生に伝えるポイントとしては、我が子が他の子達とうちとけるためには、どこをどうして欲しいと伝えることが肝心です。
また騒いでいる子、うるさい子が気になって行きたくない場合は、先生に相談して集中できるように考慮してもらいましょう。
先生と合わない場合は相談して対策を練ろう!
先生の指導方針が厳しいと子供と合わない場合もあるでしょう。その場合、教室の本部に相談するのもよいでしょう。
他にも、教室やスポーツのチームにお友達がいる場合はママさんに相談してみて、その教室やチームに変更して続けていく。など検討してもよいかもしれません。
目標設定がなく何となくダラダラ~実は既に目標は達成しているかも!
得意分野を伸ばしたいのか、苦手分野を少しでも克服したいのか、目的に合わせてゴールを設定してから習い事を決めることも大事です。
ある程度ゴール(目標)決めておくことで、辞め時が分からず何となくだらだらと続けてしまうということを防ぐことができます。
例えばサッカーを習う目的は、プロのサッカー選手になることだけではありません。集団競技で協調性を学ぶ!コミュニケーション能力UPを目指す!などもあります。
消極的な性格だった我が子が、少しずつ前に出られるようになった!試合の最後まで走れる体力がついた!公園で知らない子達ともサッカーができるようになった!これらは全て習い事の目標に向かってその子が出している成果で、大きな成長の証です。
パパやママはついつい分かりやすい結果を求めがちですが、既に当初の目標は達成できているかもしれませんよ!
習い事を続けていくと、理想も期待も大きくなってしまうので、親も「そろそろ辞めていいよ」とはなかなか言えません。
逆に、子供たちが嫌がっても「諦めず投げ出さずもう少し頑張ってみて!」と続けさせてしまいます。
でも泣きながら嫌々続けさせていると、実は違うところに、「その子が本当にやりたいこと」が隠れてしまっているかもしれないのです。
自分の思いばかり押し付けて、その子の持ついろいろな可能性やチャンスを見過ごしてしまってはもともこもありません。
習い事に行きたくない!と言い出さないための習い事との付き合い方
習い事に行きたくない!と言い出さないために習い事との付き合い方を見ていきましょう。
- どの習い事にするかの決め方
- 習い事の数
このポイントで見ていきます。
子どもが興味を持ったものを習い事にする
お子さんは何に興味を持っていますか?
子供が興味を持ったものであれば習い事もさせやすく、また続けていきやすいと思います。
- 音楽に合わせて自己流で踊るのが楽しそう→ダンス
- 絵をかくのが好き→絵画教室
- 歌うのが好き→ピアノ
普段の生活の中から習い事に結び付きそうなものがないか探してみましょう。
親が習い事をさせたいと考える背景
親が習い事をさせたいと考える背景には、次のようなことが考えられます。
- 自分が子供の頃にやらせてもらえなかったことへの憧れから
- 自分がやっておけばよかったという後悔から
- 小さいうちからやればあとで有利になるからという将来を考えて
- 得意なことをのばしてやりたい
- 苦手なことを本人が困らないようにしてやりたい
親の後悔と、子供への希望・期待が織り交ざっています。でもこれを押し付けてしまっても良いのでしょうか?
親の価値観を基準に決めてしまうと子どもは窮屈
親自身が「今の時代には英語が必要だ!」と意気込んでしまい、子供の意思を確認しないまま親の価値観を基準に習い事を決めてしまっていませんか?
絶対に英会話にして!などと親が勝手に決めてしまうと、子供は窮屈な思いをしてしまいます。
親が習わせたいものと子供が習いたいものは、違う場合もあります。
「英会話を習ってみたい?」と聞いてみて「やりたい」と言わなかったりしたら今無理してすぐ習う必要はないのかもしれません。
「英会話を習ってみない?」と促してみても遅くありません。押し付けになってしまっていないか今一度確認してみましょう。
全ては子どもが経験すること!子どもの意思に任せ、親は見守ろう
習い事をするのは親ではなくお子さんですよ!!
得意分野を伸ばしたいのか、苦手分野を少しでも克服したいのか。何を目標にして習い事をするのかは親が決めるのではなく「子供が決めてよい」のです。
子供を信頼し子供の意思に任せて、親は見守っていきましょう。
子どもの本心は?習い事が多いのは子どもにとって幸せか不幸か
1つの習い事だけでなく3つ、4つと習い事を掛け持ちしているお子さんも多いのではないでしょうか。
「自分は通えなかったけど、プールを習える子供は幸せなのだろう」と決め込んだりするのはよくありません。
「習字で入賞してほしい」「ピアノで有名になってもらいたい」など親の期待を押し付けてしまうと、子供の本心が隠れてしまいます。
「習いたいから、掛け持ちしても大変でもやりたい!」と子供自身が思わなければ、苦痛になってしまいます。
たくさん習わせていることに満足せずに、今の習い事の数が子供の許容量を超えていないか、子供の本心を確認してみましょう。
「今の習い事の数でやっていける?」と聞いてみて、子供が「大変」「全部は好きじゃない。」と言ったら、子供と相談の上、習い事を絞ってあげたほうがよいでしょう。
習い事の成果を親が期待しすぎないで!子どもの精神負担が大きくなる
習い事を続けていくと、親はどこまで出来るようになったのだろうか?と期待しがちです。
親の期待が子供のやる気に繋がるのならば期待してよいですが、あまりにも成果を期待しす ぎると、子供にとって精神的に負担が大きくなってしまいます。
子供のペースに任せて成果を見届けましょう。
本人は習い事が好きなのにつまづくこともある
習い事を続けていくうちに、今まで順調に進んで出来たことが急にできなくなりつまづいてしまう事も出てきます。
段階も進み難易度が高くなって、つまづいていることも考えられます。
なぜつまずいてしまったのか、その原因を子供と一緒に考えてみてください。一人で悩ませず一緒に悩んで解決へと導いてあげましょう。
「行きたくない…」と言い出したら、理由を見極め対処しよう!
「行きたくない!」と言い出したら行きたくない理由を見極めましょう。
親のプレッシャーか、本人のつまずきかで対処法が違う
親のプレッシャーの場合、親は期待しすぎていないか見直しましょう。
「1つできることが増えたから、次の難しい段階に進むんだよ。○○ちゃんは頑張っているから出来るようになるよ。大丈夫!」と成果よりも経過を大切に見ていくようにしましょう。
親の期待に応えるために無理矢理習わせてしまうと、嫌々習い事をしていた記憶が大人になっても残ります。
本人のつまづきの場合、つまづいている原因が分かるとやる気を取り戻します。
原因を一緒に考え、ペースダウンしたり、本やインターネットでつまづいた時の克服の仕方を調べたりしてその子に合った解決法を導いてあげると子供も心強いものです。
やめる前にまず休ませてみて!
やめる選択をする前に休むのもよい選択です。
続けなければいけないプレッシャーから離れると、またやる気になる時期が来るかもしれませんよ。
休んでもいい。やめたくなる時は必ず来るもの
習い事は続けていればやめたい時期は必ず来ます。
やめたいからすぐやめるのではなく、今後も子供に続けていく気持ちがあるのかがを見極めポイントになります。
行くたびに嫌だと言って泣きわめいてしまうなら、思い切ってやめてもいいかもしれません。
逆に、嫌だと言いながらも教室では楽しそうにしているのを見たら、まだ続けてもよいと思います。
つらい時期を乗り越えるのも大切な経験
楽しい時期だけではなく、つらい時期を乗り越えるのも大切な経験です。つらい時期を乗り越えた経験は、子供に自信をつけていきます。
自分の力で乗り越えた経験を積んで行くと、「やり方を変えて工夫してみよう!」「もう少し頑張ったらできるようになる!」と子供自身が思えるようになります。
もし辛そうにしてたら「今はつらい時期だけど、もう少し頑張って続けてみると出来るようになるんじゃないかな?」と後押しするように、親の方から声掛けするのも効果があります。
先述したように”目標”を設定して、「その目標を達成してから辞めること」にすることをおすすめします。目標達成は、確実に子供の自信に繋がっていきます。
子どものやる気を親が理解し見守ることで、習い事は継続出来る
楽しくてもつらくても、子供がやりたい、続けたい!と、子供のやる気があるのなら習い事は継続出来ます。
親は期待しすぎないで、子供のやる気に理解を示し、応援しましょう。
実際、英会話を続けていくと中学校で英語のテストで高い点数が取れることもあるようです。
点数が取れることを親は喜ぶのではなく、子供が頑張って習い事を続けてきた 子供の姿を誇りに思うのはよいと思います。
子供が楽しい時は応援し、つらい時は励まし、子供のやる気を理解しながら見届けていけたらいいですね。
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