赤ちゃんに日光浴をさせたい!時間帯や効果、黄疸との関連性

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2018/08/09

赤ちゃんを外に出してあげる日光浴は文字通り、皮膚に日光を浴びることで、近年では外気浴とも言われています。

以前は母子手帳にも赤ちゃんの日光浴の必要性をすすめる記述がありましたが、近年では紫外線の影響により日光浴の記述が無くなりました。

日光浴を適度に取り入れることは、赤ちゃんの成長にはかかせない必要な栄養素をとることができるんですよ。

赤ちゃんの日光浴の効果や始める時期、黄疸との関連性、また日光浴不足になるとどうなるのかについてもお話します。

赤ちゃんの日光浴は効果が沢山!骨が丈夫になり抵抗力がアップ

赤ちゃんの日光浴は成長するために必要なビタミンDをつくり、細菌に打ち勝つための免疫力を強化し、カルシウムの吸収を助け骨が丈夫になります。

また、外気からの細菌による抵抗力をアップさせ風邪や熱に強い体になります。

赤ちゃんの日光浴のメリット18191

生活面では、日光浴をすることで朝夜の生活リズムが整いやすくなるので夜もぐっすりと質の良い睡眠をとることができます。

日光浴をしたり、散歩をすることはママにとっても気分転換ができるので、赤ちゃんだけでなくママにもたくさんのメリットがあります。

赤ちゃんの日光浴は室内から外へ!少しずつ時間を増やすのがコツ

赤ちゃんの日光浴は生後2~3週間頃から始めることができます。

まずは室内で直射日光を避けながら、部屋の窓を開けてカーテン越しに外の空気を触れさせたり、窓越しに光が射す部屋で日光浴をさせてあげましょう。

赤ちゃんの日光浴18192

1ヶ月を過ぎた頃、ママが赤ちゃんを抱っこをしながらベランダに出たり、家の周りを散歩したりすることで十分日光浴ができます。

1ヶ月を過ぎた頃からベランダに出られる18193

首がすわり始めたら、5分から10分と時間を増やしていき、1日に1~2回繰り返します。月齢が進んで慣れてきたら、晴れた日に抱っこ紐やベビーカーで散歩してみましょう。

赤ちゃんの日光浴は長時間する必要はなく、長くても30分を目安として考えていきます。

30分程度外に出してあげよう18194

外出するときは直射日光が当たらないように、帽子やシェイドで日よけをしてあげると紫外線予防になりますよ。

日光浴の注意点!紫外線が強くない時間帯を選ぶのがおすすめ

赤ちゃんの日光浴は日差しが強くない午前9時~11時頃か夕方がおすすめです。

紫外線がもっとも高くなる夏場の12時~14時の時間帯は、肌が弱い赤ちゃんにとって日光浴に適していない時間帯なので注意が必要です。

夏場の日光浴に注意18195

冬場の日光浴は、日中の温かい12時~14時頃で天気が良い日にさせてあげましょう。

冬場の日光浴は12時ごろから18196

赤ちゃんの体調や天気によって生後3ヶ月頃からは30分程度なら外出させても問題ありません。

お散歩をするときは帽子やベビー用の日焼け止めを塗って日よけ対策をしてあげると安心です。

赤ちゃんに湿疹が!日光浴は室内の短時間でも効果アリ

赤ちゃんに日光浴をさせたくても湿疹があると酷くならないか心配になってしまいます。

日光浴をすることで、湿疹が悪化してしまうのを避けるためにも、まずは湿疹を治すことを優先しましょう。

湿疹の症状が良くなるまでは、長時間の日光浴は避ける必要がありますが、湿疹の症状が引いて、赤ちゃんの機嫌がよい時に室内のカーテン越しで5分程日光浴をしましょう。

湿疹が引いたら室内のカーテン越しで5分程日光浴18197

その時も、湿疹が悪化していないか確認し、問題なく過ごせたら、少しづつ時間を増やしていきましょう。室内でも毎日、5分~10分日常に取り入れるだけでも違いますよ。

日光浴と黄疸の関連性は?症状が軽くなる理由について

生まれたときに多くの赤ちゃんは黄疸の症状が出ます。

黄疸の症状は1~2週間程で引いていきますが出方によっては引くのが遅かったり強かったり個人差があります。

黄疸の症状に日光浴が良いと言われている理由は、海外で黄疸を発症させている赤ちゃんに日光浴をさせたことで症状が軽くなったということからです。

黄疸の出ている赤ちゃんには、たくさんの日光を当てるというより日当たりの良い部屋のレースカーテンで、足や手、肌を少し出す程度に毎日、日光浴をしてあげましょう。

足や手、肌を少し出す程度の日光浴を18198

夏場は紫外線が強いこともありますので、午前中9時~10時にすると良いでしょう。

日光浴不足が原因で「くる病」が近年増加傾向に!

温暖化の影響で紫外線が強くなり、日焼けをさせないために過度の紫外線対策をしたことで足の骨が変形し、ビタミンD欠乏性によって歩行しずらくなる「くる病」が近年乳幼児の間で増加傾向にあります。

ビタミンDはカルシウムやミネラルを含み、骨の成長には欠かせない栄養分で、卵や魚にも多く含まれています。

天気の良い日に10~15分程、日陰では30分程度、顔や手足に日光が当たるだけで、血液中にビタミンDがつくられることが分かっています。

赤ちゃんの月齢に合わせながら少しずつ日光浴を始めよう!

紫外線が強い近年では、長時間の日光浴も注意を呼びかける時代となりました。過去の病気と言われていた「くる病」も再び増え始めているのは紫外線の影響を心配して全く日光浴をしない原因もあります。

全く日光浴をしないことは、骨が育たず身長が伸びなかったりと、赤ちゃんが成長するうえで必要な栄養素が不足することになります。

日光浴は生後2~3週間から家の中でも始めることができるので、まずは窓やカーテン越しに日光浴をさせてあげて、少しずつ時間を延ばしていきましょう。

慣れてきたらベランダに出たり、抱っこで散歩をしたり時間を延ばしていきます。

首が座ったら、ベビーカーで近所や公園を散歩するのもママの気分転換になるので良いですね。

赤ちゃんの日光浴の仕方18199

日光浴はたくさんのメリットがあります。

  • ビタミンDをつくり、カルシウムの吸収を助け骨が強くなる
  • 外気からの細菌に打ち勝ち、免疫力を強化し抵抗力をアップさせる
  • 朝夜の生活リズムが整い、夜もぐっすりと質の良い睡眠がとれる
  • 新生児黄疸の症状が軽くなり、予防ができる
  • くる病の予防に繋がる
  • ママの気分転換ができる

赤ちゃんの健やかな成長のためにも、紫外線対策をしながら適度に日光浴をさせてあげましょう。

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