靴がきつい…妊婦の足がむくみやすい原因とむくみ解消の対策5つ

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2018/03/06

足にむくみがある妊婦

妊娠したら、今まで足のむくみをあまり感じなかったというママも、靴がなんだかきつい…などと感じる方が多いようです。

妊娠中はよりむくみを感じやすいのですが、なぜなのでしょうか?

その理由を紐解くとともに、むくみで靴がきついと感じずに快適に過ごせる”むくみ解消”ができる具体的な対策を紹介します。

早めにケアすれば、ある程度むくみを予防することも可能ですよ!

妊婦の足がむくみやすい原因

妊娠中は妊娠していない時期には感じなかった足のむくみ…なぜなのでしょうか?

足のむくみは妊娠中のマイナートラブル!何も特別な事をしないのに、夕方ふくらはぎを押すと戻りが悪いとか明らかに足が太くなっている…特に妊娠後期に感じる妊婦さんが多いです。

血液中の水分量の増加が関係!

むくみやすい原因の1つに、胎児に沢山血を分けてあげられるようにと血液中の水分が多くなることが挙げられます。

妊娠すると、母体から胎盤を通じて赤ちゃんに水分や栄養分をたっぷり送るために、体内の血液量が妊娠後期までに妊娠前の1.5倍もの量まで増えます。

ただ、血液自体が増えるのではなく、血液中に含まれる9割以上が水から成る血漿という成分のみが増えるので、血液が水が薄まったような状態になります。

血液が水分不足でドロドロになって詰まってしまうと、赤ちゃんへ栄養分が届きにくくなるので、サラサラの状態を保つために、妊娠すると血液量が自然に増えるようになります。

そして、増えすぎた血液から水分が漏れ出して溜まってしまうことにより、むくみが発生します。

特に、お腹の重みで太ももの血管を圧迫するので足の血流が滞りやすくなるため、足がむくみやすくなるという訳です。

出産したらむくみがなくなる、という訳でもなく産後に急激に足がむくむケースもあります。

体重の増加は、妊娠高血圧症候群の疑いを持つきっかけにもなる

妊娠しているから足がむくんでいる!という理由だけではない可能性もあります。

先述したように血液中の水分量が多くなって体がむくみやすくなっているのは事実なのですが、時に病気が原因でむくんでいる事もあるのです。

体重がどのくらい増加しているかでも判断できます。

体重の増加がなだらかな場合はあまり心配はいらないのですが、1週間で急に1kg増えたなど明らかに体重が急に増えている場合には要注意です。

妊娠高血圧症候群が原因のむくみかもしれません!体重の増加と共に、「血圧が高い」「尿に蛋白が出る」という症状が加わっている場合はこの可能性が高いと思われます。

妊娠高血圧症候群は出来るだけ早く治療したほうがよい病気です。悪化すれば母子共に危険な状態になるかもしれません。早急に医師に相談しましょう。

普段からむくみを感じた事がないと、自分の足がむくんでいるのか気づけない場合もあります。足だけでなく妊娠中は体全体がむくみがちなので、手の指でもむくみを感じるかもしれません。

「妊娠後期に医師に結婚指輪を外してください」とアドバイスされることもあるよう。むくんで指輪が抜けなくなる可能性が出てくるからですね。

同じ姿勢が続くと筋肉が硬直し血液の循環が悪くなる…

体をあまり動かさずに、長時間座りっぱなしなど同じ姿勢を取り続けると、血管周辺の筋肉が固まってしまい動きづらくなって、血液の循環も悪くなります。

すると血液から染み出た水分が細胞の間に溜まり、むくみが発生しやすくなります。

逆に仕事などで長時間立ち続けたり、歩き回った場合も水分は重力で下へと下がってくるので夕方頃には最終的に足に溜まり、足のむくみの原因となります。

運動不足や睡眠不足、冷えなどからも起こりがち

特に足元や腰回りなど体を冷やしすぎると、血流が悪くなります。

妊娠中は運動不足になりがちですが、足などを動かさないと血管周辺の筋肉が固まり、収縮しづらくなって血液の流れも滞りがちに…

更に、年齢と共に体の機能が衰えてくるので、体内に溜まった水分を排出する働きも鈍くなります。そのため、高齢出産の妊婦さんは特にむくみやすいとされています。

睡眠が十分に取れないと、体の疲れが溜まり機能が低下したり、ホルモンバランスが崩れやすくなりむくみの原因となります。

塩分の摂り過ぎにも注意!

妊婦さんは塩分控えめに!と言われますよね。

塩分の主成分であるナトリウムには水分を多く取り込む性質があるので、塩分を摂取しすぎると過剰な水分が体内に溜め込まれる原因となります。

塩辛いものを食べると必然的に喉が乾き、水を飲み過ぎるの傾向に…。

水分を取りすぎても腎臓が水分調節をし、不要な水分は尿として排出されるため直接むくみの原因とはなりませんが、水分量を調節するには時間がかかるので、その間はむくみを感じることもあります。

衣服の締め付けが血管を圧迫…

適度なサイズのマタニティウェアを来ていますか?

妊婦服はお腹をカバーするゆったりとしたデザインになっているため問題ないのですが、体型に合わない少しきつめの服を無理してきていると、血管を圧迫しやすくむくみの原因となります。

下着も見直してみてください!ゴムは跡がつく程きついと、むくみをひどくする場合もあります。

むくみを発症しないために、今から出来る予防法をご紹介します。

妊婦は体重が増えて足元に負担がかかる!今から始める予防対策5つ

靴がきつく感じるなどむくみは不快なので、なるべく足がむくまないような対策で快適な毎日を過ごしたいものです。

できればむくみを感じる前から対策することをおすすめします。

1.妊婦さんにおすすめはスニーカーです!

妊婦さんはヒールのある靴は転倒の恐れも心配なので、基本的にはヒールのないフラットシューズで過ごされていると思います。

ヒールなしのシューズは実はむくみにも有効なのです。ペタンコなスニーカーで過ごすほうがむくみにくくなります。

ヒールをはくと、足裏全体ではなくアキレス腱やふくらはぎなどに重心がかかりやすくなってしまうので、より足がむくみやすくなるのです。

ヒールを履いて仕事をしなくてはいけない方は、通勤時やお休みの日だけでもスニーカーにすることをおすすめします。

ヒールの靴から解放される時間を必ず作りましょう。スニーカーのない方はこれを機に手に入れてみませんか。

スニーカーは産後の赤ちゃんとの生活時にも大活躍します。

2.体重を増やしすぎない!検診以外での体重測定を日課にする

体重の増加は足のむくみにも影響が出る事がありますので、一気に増やさないように日ごろから体重管理を徹底しましょう。

ただし、妊娠中のダイエットは厳禁です。

妊婦検診の時だけの体重測定だと、どうしても体重の上手なコントロールが難しくなります。

毎日とは言いませんが、二日に一度くらいは体重計に乗ってどのくらい体重が変化しているのかを確認しておくほうがいいでしょう。

3.弾性ストッキングは超楽ちん!着圧ソックスでももちろんOK

足のむくみに有効だと言われるのが”弾性ストッキング”です。ストッキングが苦手な方には短めの着圧ソックスがおすすめです。

着圧ストッキングは、帝王切開の手術前などに履かされる事も多く、むくみを感じさせないアイテムとしてはかなり優秀なものだと思います。

足のむくみが軽減されるだけで、疲れを感じにくくなります。即効性を求めたい方はぜひ挑戦してください。

弾性ストッキングなどは、妊婦さんの下着などを売っているお店やインターネットなどで簡単に手に入ります。

着圧されていない太ももなどの部位は、逆にむくみがひどくなる場合もあります。

着圧ソックスを履く際の注意点
  • 足のサイズに合ったものを:きつ過ぎると皮膚に食い込んで痛みを感じたり、赤く腫れ上がることがあります。
  • 履く時の体勢:特に妊娠後期に入ると腹部を圧迫しかねないため、無理な体勢で履こうとせずできれば家族に履かせてもらうか、履き易い軽めの着圧のソックスで!
  • 破れた物を履かない:全体的な着圧力が半減してしまったり、足の一部だけに強い圧力がかかり血流が悪くなるので新潮して!
  • 履く時間帯:昼間~できるだけ寝る前までとし、寝る前に脱ぐこと(夕方から夜にかけてむくみが一番ひどくなるが、寝ている時は代謝が促されて血流も良くなるため)
着圧ソックスの選び方
肌にピタッと密着するので特に夏は蒸れやすくなり、足の臭いが気になるという人も…。

  • 着圧力:強い~軽いまで段階ごとに分かれていたり、部位ごとに着圧が違うタイプがあるので、自分のむくみの程度に合わせて着圧力を選ぼう!
  • 素材:肌触りがよくて、履き続けても肌が痒くならないような素材がおすすめ!
【おすすめの素材】

  • 暑い時期:抗菌作用があって通気性がよいメッシュ素材
  • 冬:冷え症予防も兼ねて、遠赤外線効果のある素材を選ぶと足が温まり血行もよくなる

4.水分は摂り過ぎない事!トラブルはマッサージで回避

体にとって水分をたくさん摂ると良いという情報を元に、妊娠中に2リットル以上毎日水分を摂るという方もいるようです。

水分の大半は尿や汗となって消えてしまうのですが、妊娠後期位にはその水分がむくみにも繋がるので多少のセーブが必要です。

むくみを感じるようになったら、今飲んでいる水分量を少しずつ減らして微調整してみます。

「それでも水分が摂りたい」という方には、マッサージを併用することをおすすめします。マッサージのやり方をご紹介します。

  1. かかとや足の裏のリンパを刺激する
  2. 親指を使って足の指から踵までをマッサージする。

  3. 足の指を広げたり引っ張ったりする
  4. いつも靴で窮屈になりがちな足の指を広げてあげる。

  5. ひざの裏を両手で押す
  6. 普段は意識しないひざ裏も大切なポイントです。何回か指で押しましょう。

  7. ふくらはぎは服の上からでも雑巾を絞るイメージでマッサージ
  8. 両腕を使い、足首からひざ下まで何度か往復していきます。

5.血圧の変化も確認!足首をチェックすればむくみがわかる

妊娠中は血圧をチェックする事も大切です。しかし家庭に血圧を測定する機械がないと、自分の血圧を把握する事が出来ません。

自治体やドラッグストア、調剤薬局などで血圧を測定出来る機械が置いてあるところもありますし、指につけるだけで測定する事が出来るタイプも販売されています。

むくみや妊娠高血圧症候群の疑いがある方は、こういった場所でも日々血圧チェックをしておきましょう。

高血圧の基準
6時間以上の間隔をあけて2回以上測定し、上が140mmHg以上。下が90mmHg以上

1回でもこの数字以上だと高血圧の可能性があります。またむくみがあるかどうかを知るためには、足首を押す事が大切です。

足首の少し上の位置ですが、指で数秒押してみてどのくらいの時間をかけて凹んだ場所が戻るかを知ります。

すぐに戻れば問題なくても、なかなか戻らない場合にはむくみがある程度しっかりと出ていると判断します。

むくんでしまったら、靴を見直すところから!

先に挙げた5つの対策を試すのと同時に、妊娠中の靴選びにも少し気を付けてもらいたいところです。靴選びのポイントは以下の通りです。

  1. デザインや価格で選ぶのではなく、自分の足にあったサイズ選びをする
  2. 足先の窮屈すぎる靴や余裕のある大きすぎるバランスの悪い靴は当然パスしましょう。足の事を思ってデザインされたメーカーがベストです。

  3. 新しく妊娠中に靴を買う場合には選び方として試し履きする
  4. サイズだけでは履き心地がわかりません。

  5. むくみ予防にピッタリなのは紐の靴
  6. 紐で調整ができるので負担がかかりません。マジックテープでもいいですね。

むくみ対策をすることは、妊娠高血圧症候群の予防にもつながります。妊娠中のトラブルを回避して快適なマタニティーライフを過ごしてくださいね。

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