妊婦の肩こり対策!すぐできる予防法とツボ押しなどの解消法
妊娠中だけでなく、女性は首痛や肩こりに悩んでいる方は多く見られます。
女性は男性よりも胸が大きい事に加え、筋肉量も少なくどうしても人によっては肩回りを中心に肩こりになりやすいのかもしれませんね。
妊娠中はいろいろと異なるマイナートラブルがあり悩みは続きますが、肩こりになった場合にどうしたら軽減出来るのかの解決方法を考えてみましょう。
妊婦さんが肩こりになりやすい理由は主に3つある
妊婦さんが肩こりが気になるのは主に次の3つの理由があります。理由をを知って対策をし改善へとつなげましょう。
動かない、つわりなどの理由から血行不良になりやすい
悪阻(つわり)などで体調があまり良くなかったり、お腹が大きくなってきて家事など体を動かすことが億劫になるといった事は妊娠中にはよくあります。
つわりがあると静かに過ごしたいと思うかもしれません。
仕事をやめてしまった方や、今まで定期的に運動していた方はトータルの運動量は減っているでしょう。
また寒くなるとついつい体を動かさなくなるため、より血行不良になりやすいのです。肩周りも動かさないので肩こりを感じる事があるようです。
つまり、少しでも体を動かすと(特に肩や上半身周り)肩こりになりにくくなるという訳です。
頭痛薬など飲めないので、独自に対策していく必要があります。
体調の変化によるストレスや緊張からも起こりやすくなる
初めての妊娠をはじめ、上の子がいる中での妊娠は不安などからストレスを感じる方もいるのではないでしょうか。
お腹の赤ちゃんを守らなくてはいけないというプレッシャーが緊張に繋がり、体に力が入る事もあります。これが肩こりの原因となってしまっている場合もあるのです。
妊娠後期になれば出産に近くなる事で、胸が以前より大きくなる方が多く、胸の重みを感じるなどバストの変化が肩こりに繋がる事もあります。
妊娠によるホルモンバランスの変化
ホルモンの変化は妊娠中や産後にあり、腰痛をはじめ体調や精神面で影響を受ける事があります。
妊娠中は普段はあまり分泌が多くないホルモンの分泌が増えたりと、ホルモンバランスが変化します。
そのために自律神経が影響を受け、体が緊張して肩こりが起きやすくなると言われています。
しかし、ホルモンバランスは、自分自身でコントロール出来ないためこれについて対策をするのは難しいところです。
肩こりは悪化すると頭痛に発展する事も…早目のストレッチで血行促進を
肩こり解消に繋がるストレッチの方法を知り、肩こりが悪化しないコツをご紹介します。
肩こりが悪化すると首が痛い、頭が痛いなどのトラブルにも進展します。頭痛がひどくなれば、時に吐き気まで感じる事もあるのでなるべく早い段階で対処するほうが無難です。
吐き気に繋がってしまうと、自身でのストレッチでは解決出来ないかもしれません。
なので早目にストレッチなどをして、血の巡りを良くし特に首や肩周りの筋肉をほぐしてあげるように心掛けましょう。
まずは、簡単ストレッチについて紹介します。
肩こりを軽減!簡単ストレッチ
- 大木を抱えるように両腕で大きなわっかを作りましょう。背中は思い切り丸めるのがコツです。
- 両手を後ろでつないで背筋を伸ばします。視線は斜め上を見るようにしましょう。
- そのまま状態を前に倒して、腕を上下左右に揺らします。
この3つを20秒ずつ、1回2~3回続けて行うと肩こりに有効ですよ。
鍼灸マッサージ師や個人病院では「妊婦です」と言うのが原則
ママがストレッチなど、自分でケアしても肩こりが解消出来ない…というレベルになってしまったら、プロにマッサージしてもらったり、整骨院や接骨院にて治療をしてもらうという方法もあります。
この場合には、必ず妊婦である事を伝えておく必要があります。
妊娠中でも問題ない治療が受けられます。極力体に負担がかからない治療を行ってもらえるでしょう。例えば妊娠中でない女性に行う、”うつぶせでの治療”は行われません
肩首への旦那さんのマッサージも力加減に気を付けてもらいましょう。
妊娠中の肩こりに湿布を使うなら気をつけるべき点!
悩める肩こりの解決策として、自宅にある湿布薬で対処しようかと考える方もいらっしゃると思います。でも妊娠中は確認すべきことがあります。
妊婦さんには使ってはいけない成分が含まれている薬があるので注意が必要なのです。
肩に湿布薬はちょっと待った!湿布の成分を必ずチェックして
自宅にある湿布を使おうと考える妊婦さんが多いと思いますが、勝手な判断で使用するのは危険です。
妊婦になる前にもらったものや市販薬は、ロキソニン、ボルタレン、インダシンなどを含むものもあります。妊婦さんにはこれらの成分はNGと言われています。
妊娠中に病院から処方されたものであれば「妊婦である」事を知った上でのものなので、専門家のチェックが入っているため安心です。
サロンパスAやアンメルツヨコヨコなどは特に心配する成分が含まれていないようですので、これらを選ぶという方法が一番無難かもしれませんね。
湿布は足の裏に貼ると効果がある!
足の裏はたくさんのツボがあると知られています。足裏のツボを刺激すると体調が改善される事がありますよね。、
今回は足の裏に湿布を貼るという方法をお勧めします。足の裏に貼るのですから、基本は寝ている間に使うのが前提です。
寝ている間に湿布を貼るだけですから、妊婦さんにとって負担が軽く手軽です。
湿布を片足につき1枚か2枚、足の裏全体を覆うように貼るだけでいいので、どのツボに張ればいいの?などと悩まなくてもいいのです。
次に、湿布ではなく自分でツボ押しをしてみようと決めた方に、肩こりに効くツボの場所をご紹介します。
おすすめはツボマッサージ!自分で試して効果を実感しよう
手軽に始められるのがツボを押すマッサージです。ツボの場所さえわかれば、毎日押す事も可能です。
薬は出来る限り飲みたくない妊娠中だからこそ、自然回復力に期待してツボマッサージを始めてみませんか?
商品などは特に準備しなくてもいいのでオススメです。
まずは肩こりに効くツボの場所をマスターする
肩こりに有効なツボの場所をマスターしましょう。肩こりに効き目がありそうなツボは、肩や首などを中心に手首や膝の近くにもあります。
代表的なツボと押し方についてご紹介します。細かい位置についてはネットなどで検索するとより明確です。
- 天柱-てんちゅう
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首の後ろでちょうど真ん中あたりの2か所になります。髪の毛の生え際なので、こちらを親指で押します。
残りの指で頭を包み込む形になりますが、多少やりにくいかもしれません。
- 風池-ふうち
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先ほどの天柱の指一本外側にあります。天柱と両方を刺激するとより効果的だと思います。
やり方は天柱と同様で、親指で押して残りの指で頭を支える形式です。
- 肩中兪-けんちゅうゆ
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首の後ろの真ん中から指3本分ずつ離れた場所に左右にあります。
- 外関-がいかん
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手の甲が見えるようにした状態で、手首の関節から指2本ほど外側になります。親指で押しましょう。
- 足三里-あしさんり
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足の膝の表側の近くです。向こうずねの少し外側に親指をあててちょうど小指がくる位置あたりです。ここを親指で押しましょう。
全て座って出来るのと、目に見て分かり易い部分なので簡単です。是非すぐにでも試してみてください。
部位によって指圧のやり方を変えてみよう
ツボは親指だけに力を込めてぐっと押すという方法もありますし、数本の指で押さえつける程度に力を入れる、という方法もあります。
妊婦さんは体への負担も心配されますので、あまり力いっぱい押す事はお勧め出来ません。
血流を良くするために親指だけでなく、残りの指4本も使って揉み解してあげましょう。
また、首の後ろの部分にはいくつも肩こりに有効なツボがあり、親指で押す事が提唱されています。全体的に何となく押している状況でも、きっと肩こりが軽減されると思います。
肩甲骨周辺はお風呂上りの寝る前に押すと体も温かくなっているので快適だと思います。体が温かいとより効果が出やすくなります。首叩きにもいいですね。
ツボ押ししちゃいけない場所や状況について!
ツボが有効とはいえども、妊娠中には押さないほうがいいツボもありますし、マッサージをしないほうがいい時もあります。
まずは押してはいけないツボの場所をご紹介します。
- 三陰交
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比較的名前が知られている有名なツボのひとつです。内くるぶしから手で指4本分上に上がった所なのですが、特に妊娠初期に押してはいけません。
肩こりに有効な場所ではないのですが、逆子に有効なツボとも言われているので、注意が必要です。
- 肩井
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首の後ろ、反対の手で肩に手を置いた時に中指がくる位置です。
ここは肩コリに有効なツボなのですが、子宮を収縮させる作用があるので妊娠中には避けたほうが良いでしょう。
次に、ツボを押してはいけない時について説明します。
- 食前食後の時間帯
- 身体が冷えていない時
食事の前後は血流の問題が絡んでくるので、出来るだけ避けたほうがいいと言われています。これは妊娠していなくても同様です。
妊婦の肩こりを予防するには、目を使いすぎないことが大事です!
妊婦さんはまず、肩こりにならないように予防する事が必要です。ここからは具体的な予防法をご紹介します。
妊婦さんも一般の方と同様に、スマホを使って連絡を取り合う事をはじめ、妊娠・出産に関する情報を入手しているために、どうしてもデジタル機器に触れる時間が長くなりつつあります。
目を使えば首や肩こりにも繋がりますので、なるべく使う頻度を減らしていきましょう。
どうしても使いたいと思ったら、ダラダラ使わないとか、暗い場所で使わないというマイルールを作って目に優しい日常をまずキープするよう心がけましょう。
それから経験談として、安定期に入ったらマタニティスイミングに挑戦するのも肩こりには有効です。水泳は全身運動ですし、水の中だと身体への負担が軽くなります。
妊婦さんに平泳ぎはNGですが、クロールや背泳ぎで腕を回す事で血行も良くなります。
適度な運動も取り入れて、姿勢を意識し、肩こりを軽減させるように気持ちを込めて頑張ってみませんか?とアドバイスしたいです。
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