【体験談】妊娠中のめまいや動悸…上の子を抱えたママである私の対処法

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2018/06/02

妊娠中に動悸やめまいがあるママ

妊娠に伴う身体症状は人によってさまざまです。

私(現在妊娠後期)は、一般的に“安定期”と言われる妊娠中期に入っても辛い症状が落ち着かないことも、はじめは「仕方がないか」と割り切っていました。

しかし、徐々に酷くなるめまい、そして少し動いただけで起こる動悸…。「貧血?」・「赤ちゃんに異常?」いろいろと不安になりました。

でも…検査結果はすべて正常、薬も何種類も試したのに、いつになっても落ち着かない症状。産科以外の医療機関もまわり、医師も首をかしげる状況です。

最終的には「自律神経、妊娠中のホルモンによるもの…?」と経過観察の状態となってしまいます。私は少なくともしばらくはこの体と付き合わなくてはなりません。

上の子(年少の息子)を抱え、日中は一人の現状。できるだけ穏やかに日々を過ごし、治まる日を迎えたい…。

そんな私が原因不明のめまい・動悸と向き合った日々や対処法について、書かせていただきます。

とにかく家にいないと不安!できることは極力在宅の方向で

「めまい・動悸が酷い」ということは、健診の度に医師に伝えていましたが、検査で異常がないことやむくみが少し出ていることから、医師には「運動をするように」と言われていました。

私も「散歩は気分転換になるかな?」と思い、はじめは外出をしていたのですが、すぐにつらくなって出先で休んでしまうことが大半に。

よく「フラついたら座るように」と聞きますが、私の場合座ってもめまいは治まらず、倒れてしまいます。根性でどう、とかのレベルではありませんでした…。

商業施設や役所の長椅子で、何度も横になってしまいました。(人目を気にしていられませんが、やはり気になりますしそんな自分がストレス・自己嫌悪にもなりました。)

調子が良い日に一駅電車に乗って出かけたものの、出先で気分が悪くなりタクシーで帰宅。

たった一駅の距離も遠方と感じはじめ、気付けば外出は息子の送迎(近くの園)と自宅周辺のみに。そんな状況になりました。

しかし、家で寝てばかりとなると別のトラブルが起こりそうですし、主婦としてしなくてはならないこともあります。

そこで、私は「外に出るのは不安!でもやることははきちんとやりたい…なら家の中でやろう!」そう割り切ることにしました。

  • 調子が良い日は近隣のスーパーへ、でも不安な日はネットスーパーを活用(これまで気が引けたが、「倒れるよりまし」と割り切る)
  • 教室や運動に行けない分、自宅でマタニティビクス(DVD)や雑巾がけをして積極的に動く
  • 食事は抜かずきちんと食べる、自宅なので自由ではあるが、習慣としてきちんと体を起こしてやるべきことはやる
  • でもつらくなったらすぐ横になる、「“一人の時倒れて打ち所が悪ければ終わり”なので、これは甘えではなく義務!」と自分に言い聞かせ、「家で横になっているストレス」を減らす

家にいるのに、自分のことも満足にできない。正直、考えれば考えるほど落ち込んでしまいます。

しかし、「無理をしないことが大切」これも、二度の妊娠経験や妊娠中無理をしてしまった方の経験談を見聞きする中で得た教訓です。

あとは自分の気持ちや現状(上の子・家事・医師からの指示)とどう向き合っていくか。これがまず私の出した答えでした。

賛否はあるが自分が楽になれるなら…SNSで友人にさりげなく報告

気分が晴れない時には、友人とお茶をしたり話したり、もちろんそれがリフレッシュになることも多いかと思います。上の子もいるのでママ友付き合いも大事かもしれません。

しかし、私の場合、息子の送迎や近隣の商業施設に行くだけでも日々ふらついて目の前のことに必死の状態でした。

もし出かけたら、お店の方や友人に迷惑をかけてしまうのは目に見えています。

正直、めまいによって転倒や嘔吐が起きたら、他者どころか自分や赤ちゃんにも良い状態ではないですし、そんなリスクを背負ってまで人と会いたいと思えませんでした。

心配されるのもつらいですし、この状況で人に会うと、愚痴やネガティブな発言ばかりになってしまいそうな自分もいます…。

「人と話す=プラス」となることもたしかにありますが、現状の私は確実に「マイナス」にしかなりません。

気分云々ではなく、月30日めまいに悩んでいる体調では、外出は憂うつでしかありませんでした。(自宅に来てもらうのも気を遣いますし…。)

そこで、私はさりげなく友人限定公開のSNSを通して、ふらつきに悩んでいることをつぶやいたりしています。

しかし、今世間では「体調不良自慢がウザい」・「妊娠(等一見幸せなこと)で不満を漏らすな」といった嫌悪感を持たれる方も多いと聞きます。

個人的には体調不良は全く自慢ではないですし(できることならなりたくないし)、身近な方にだから言える不満や本音もあると思うのですが…。

顔の見えないやりとりSNSではその辺りは慎重にならなければならないとは感じました。

なので、近況報告として、以下のことをサラッと伝えています。

  • 妊娠をしていること、予定日
  • 調子が優れず基本的に家で横になっていること(暗に、誰の誘いも受けていない)、帰省や息子の行事等家族のことも「なんとか頑張っている」状態であること
  • でも赤ちゃんは元気そうで嬉しいこと、産後落ち着いたらまた会いたいという旨
暗くならず、心配をかけすぎず、でも「今はフラつきが酷くて家から出られないからすみません…」ということがきちんと伝わるように!

SNSでの報告は賛否あるかと思いますが、結果として応援や「わかる、私も」といったコメントをもらえて嬉しかったですし、私にとってこれを発信したことは気持ちがとても楽になる方法でした。

不要な外出、断るエネルギーや自己嫌悪感。これらをシャットアウトして、家でゆっくり横になれる時間と落ち着いた精神状態を得ることができたと感じています。

ネットの情報は有意義なものだけ自分のものに!症状や対処法を探し、試してみる

検査には引っかからないので病院に行ってもできることが無いと言われますし、めまいの影響で通院すらつらかった私。

そんな私にとって、症状を検索すると原因(可能性)や対処法が出てくるネットの情報はありがたいものでした。

しかし、ネットには、あいまいな情報が多いのも事実です…。情報を自分で取捨選択しながら活用していかなければ、余計に心労となってしまう場合もあります。

でも、産婦人科のサイトや医師監修のサイト、また同じようなトラブルを乗り越えられた方の体験談等、役に立ったり励みになるものも多くありました。

家から出られないからこそ、なお頼ってしまうネットの情報。振り回されるもものにするのも自分次第です!

人によって役に立つ情報は異なるかと思いますが、私の場合、今の自分に有力な情報は以下のようなものでした。

  • 妊娠中のめまい(脳貧血)と一般的な貧血(鉄欠乏性の貧血)はまた別物であり、鉄剤や鉄のサプリメントを摂取して治まるものではない(サプリに頼って無理は禁物)
  • 横になる際も、“仰臥位低血圧症候群”という状態になるとママも赤ちゃんも危険な状態になるので要注意!寝方にも工夫が必要
  • 「自分のつらさの理解を他人に強要するのは無駄な労力、経験していない人にはわからない」と割り切るのが大事な反面、自分の症状については周りに伝えておいた方が、万が一の際安心なので意識しよう

一例ですが、「そうなんだ」・「そうしよう」と思える情報をうまく活用することで、体や心の負担が減って、心持ちめまいが落ち着く場合もあることを実感しました。

商業施設や駅、トイレ・休憩場所を把握して安心材料に

また、やはり主婦として一児の母として、いかなる時もずっと家にいるわけにはいかないのが現状でした。

しかし、出かける際にはやはり不安になってしまいます。フラフラしてしまうのではないか、気分が悪くなるのではないか…。(おなかが大きくなってただでさえ頻尿なのも悩みです。)

そこで、少しでも外出における不安を取り除くために、私は行く可能性のある場所のトイレと椅子等休憩できる場所を徹底的に把握することを意識し始めました。

  • これまでの外出での記憶
  • 調子が良い時に、用がなくともトイレや休憩場所に立ち寄る
  • サイト等で予めフロアマップを見る
  • コンビニや飲食店ではトイレが複数あるお店を選ぶ
  • 公共施設等誰でも入りやすい大型施設が近隣にあるか調べる
  • 大型商業施設には寝具コーナーやソファ(長椅子)があるかも調べておく

最後のポイントについては、迷惑になってしまう可能性もあるのであまり推奨はできませんが、出先に「一時的にでも横になることができる場所があるか」は私の中で大きなポイントでした。

実際、「下の子が生まれるにあたり寝室のベッドを増やさなければ」と家具店を訪れた際、ベッドの硬さや寝心地を見ながら少しだけでも横に慣れただけで、めまいが和らいだこともありました。

トイレも、主要駅や繁華街ではいつも列ができているので、ふらつきや吐き気のある時にはとても並べないと思います。

同じ用事でもできるだけ心身の負担が少ない場所を選ぶ、事前に調べておく。

これは、めまいが酷い私にとって外出への抵抗を減らす一番の方法だったようにも思います。

私のように外出に上の子が同行する可能性が高い場合には、できれば以下のことも一緒に考えておくことをおすすめします。

  • 広めのトイレや子供を安心して待たせられる場所があるスポットを探しておく
  • 万が一ふらついて転倒した際、子供を守れるよう、抱っこ紐ではなくベビーカーで外出する(ベビーカーで通りやすいルートの事前リサーチを)
  • できるだけ小さな子と2人で外出しなくて良いように、予定をパパの休日に合わせる、通販等をうまく利用する
  • 子供のお散歩や外遊びは、涼しい時間やママの体調が良い時間に、近場で短時間で済ませる

まずは心の負担を減らして!無理せず自分と向き合っていこう

私は、自分のめまいや動悸の症状について、はじめは「なんで…」と腹を立てるばかりでした。

「健診に行っても他の妊婦さんは元気に座っているのに、なんで…」・「妊娠中の今しかできない○○をしたいのに、なんで…」こんな思いでいっぱいでした。

しかし、気持ちの向くままに体を起こしてアクティブに行動しようと思っても、結局気分が悪くなってしまい、それが外ともなると本当に最悪でした。

たくさんのことを我慢したり、理不尽な結果にモヤモヤする時もありますが、それでも「自分や赤ちゃんに万が一のことがあるリスク」のことを考えると、どちらが嫌かはすぐ答えが出ました。

我慢をさせてしまう上の子への申し訳なさもありますが、「調子が良い時や家の中で上の子のためにできることだってたくさんある」と気持ちを切り替えることも意識しました。

改めて、妊娠に伴う症状は人それぞれです。私の場合はそれがめまい・動悸という形で現れました。

赤ちゃんからの「無理せずゆっくりしてね」というメッセージ…。今では、そう捉えながら、周囲の協力に感謝しながらゆっくりすごすことを意識しています。

残念ながら、あがいても体の症状は変わらないのだから…せめて、プラスに向き合っていくことで、ストレスからくる新たな症状を抑えたり心穏やかに過ごせる方が良い!

まずは心の負担を減らすためにできることを。これは、「逃げ道」ではなく「安全策」です!赤ちゃんのためなのです!

私と同じように、めまいや何かしらの諸症状に心も滅入ってしまっている妊娠中の方にとって、少しでも心の負担を減らすきっかけが見つかると嬉しいです。

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