妊婦さんは足の爪切りが大変…7つのコツでお手入れを楽に
初めての妊娠だと、自分のお腹がどこまで大きくなるのか、なかなかイメージ出来ないものだと思います。一般的に初めての妊娠ではお腹の大きさもほどほどのサイズですが、双子や三つ子の場合には当然お腹が大きくなります。
お腹が前に突き出すタイプの方は足元が見えにくくなり、足元に関していくつか不自由な点が出てくるのですが、その中の足の爪切りに関しての対策をご紹介します。
双子の妊婦さんや、大きめお腹の方は妊娠中期から対策を考えて
自分のお腹がどこまで大きくなるのか、なかなか予測は出来ませんが、痩せている方は比較的小ぶりなお腹になると思われます。
とはいえ、妊娠前にウエストが60くらいの方でも80センチくらいにはなりますから決して小さくはないでしょう。
双子がお腹にいれば普通の妊婦さんより当然妊娠週数が少なくてもお腹が大きくなり、いろいろと不自由になってきます。もともと体格が良い方は、妊娠後期にはお腹周りが100センチ以上になるかもしれません。
妊娠後期の不安…腹囲が100センチを超えると足が見えにくい
腹囲が100センチという言葉を読んでも、ピンとこないかもしれません。だいたいお腹と横っ腹にお肉が付くような感じで、後ろから見たら妊婦さんとわからないというのが妊娠後期の妊婦さんです。
100センチを超えてしまうと足元が完全に見えない状況で、少し日常生活でも不便さを感じるところです。
足元が見えないと靴を履くのも靴下を履くのも一苦労する方が多くなります。
お腹が前に突き出ている…今後もそのまま進むので足が見えない可能性が大
実は一番苦労するのが、お腹が前に突き出しているタイプです。
腹囲が100センチを超えていても、お腹周りが全体的に大きければ足元だけ見えないという現象は起きにくいのですが、前に突き出すタイプは本当にお腹が前に出るのが中心になるため、より足元が見えにくくなります。
お腹が突き出たタイプの方ほど、爪を切るのが困難になりがちです。
ただしお腹の出方は一度妊娠していても、次の妊娠でどうなるかがわからないのが妊娠の不思議な点です。
妊娠後期は爪切りが本当に困難!手入れのコツ
妊娠後期になれば、お腹の成長具合も急スピードになり、特に妊娠9か月と臨月では1週間違うとお腹の重さも大きさもかなり異なって感じると思います。
特に自分でやりにくくなる爪切りは頻度がそう高くないものの、集中してやらなければいけない事なので、上手に切るコツを実践するようにしましょう。
【日頃のケア】妊娠したら股関節をほぐすストレッチを始めてみよう
靴下を履くのもお腹が大きくなると苦労します。しかし中にはお腹が大きくなっても、体が柔らかいので苦労しなかった、という方も多数います。
確かに体が硬ければいつも以上に足元まで手が届きません。
昔から体が硬い、という方は特に妊娠がわかってから少しでも股関節をほぐすストレッチを行いましょう。妊娠初期はつわりもあるので、体調を見ながら行うほうが安心です。
股関節をどうしてほぐしたほうがいいのか、と言いますと出産時に股関節がほぐれているほうが良いと言われているのと同時に、爪を切るとか靴下を履く際に股関節が開ければ爪切りも決して困難ではありません。
ただし股関節についてはストレッチしてすぐに柔らかくなるものでもないので、時間をかけてゆっくり柔らかくしていきましょう。
お風呂に入った後は体が柔らかくなりやすいと言われています。また寝起きよりもしばらく時間が経過してからのほうが、人間の体は柔軟になりますので、ストレッチは寝る前に行うのがベストです。
ただし爪切りに関しては夜に行うと縁起が悪いと言われていますので、そういった言い伝えを信じる方は行わないようにしましょう。
【コツ1】出来る限り股関節を広げてお腹を圧迫しない
ストレッチが無事に出来ている、もしくは体が柔らかい方は、足を広げてあぐらの状態で爪を切ります。
爪を切る場合にはどうしても立膝になって切る方もいらっしゃいますが、立膝ですとお腹が圧迫されて苦しさを増します。
この股関節の開きが出来れば、靴下も楽々履けますのでぜひこのやり方を覚えておきましょう。
【コツ2】片足ずつ曲げて切っていく
体が硬い方は両足をあぐらの体制にする事が辛い、という方もいます。
そういった方には、片足だけ曲げてもう片方は伸ばすなど自分が苦しくない状態にする、という方法がお勧めです。
無理は禁物で、お腹が痛いと感じた場合には即中止にします。出来るだけリラックスして片足を曲げてみましょう。
【コツ3】背もたれのあるものに寄り掛かる
お腹が大きくなると座っていてもやはり息苦しく感じる方がいます。今までならば簡単に出来た足の爪切りひとつにしても、息苦しくて億劫になってくる事があります。
そこで背もたれのある椅子に座る、というやり方を実践してください。
椅子がない場合には壁に寄り掛かるでも構いません。後ろに何かある状態にして、寄り掛かりゆっくりと爪を切るようにします。
【コツ4】緊張せずにリラックスして息を吐く事
足の爪を切るというのは、どうしても緊張してしまうものです。
ちょっと油断したら思ったよりも切りすぎて深爪したとか、血が出たなんて方もいるのではないでしょうか。
気を付けて爪を切るのはある程度仕方のない事なのかもしれませんが、ここはちょっと肩の力を抜いてリラックスしていきましょう。
色々試してみたがやっぱり辛い…そんな時はどうすればいい?
様々なコツがあるのですが、妊婦さんの腹囲が思いのほか前に突き出すようになるとか、体が硬くて前に屈めないなどの悩みがあるでしょう。
そのような場合に、どうしたら足の爪を切れるのか考えてみました。
足の爪を切る回数を減らしてみる
股関節がどうしても硬いという場合には、足の爪を切る回数を減らす方向も考えます。妊娠中期あたりから、こまめに足の爪を見て切る事が出来る時にカットします。
いよいよお腹が大きくなって辛い、という場合には無理して毎週切るという事はせず、2週間に1度という感じで爪を切る回数を減らしましょう。
思い切ってプロに頼んでケアもしてもらう
爪を切る事でストレスになったり、足の爪のケアをしたいのに今までのように出来なくてイライラしたりするくらいならば、思い切ってプロにお任せするのがお勧めです。
こちらは椅子に座っているだけですみますので、気分転換にもなります。
足のネイルは妊娠中でもお勧めは出来ないのですが、爪のケアはOKです。爪のカットからやすりをするまで全てお任せで綺麗になるのですから、多少の投資も良いのではないでしょうか。
ちなみに表参道や銀座に店舗があるネイルサロンでは、フットの整爪、甘皮処理、角質除去、ひざ下マッサージというコースがあり、5000円ほどです。
全国に70店舗ほどある別のネイルサロンでは、色塗りをされない方のための爪まわりのケア、足裏のケアがセットになったトータルケアコースで5700円でした。
ただし、全てのネイルサロンにて爪のカットケアをしてくれるとは限りません。
お近くのサロンでは対応してもらえるのか、という確認は絶対に必要です。
妊婦さんはただでさえいろいろと規制があるので、足の爪を綺麗にケアしてもらうのも、ちょっとした贅沢で試してみる価値はありそうです。
コツを参考にしても全て切れない…旦那さんにお手入れしてもらおう
お金もないし、体が硬くて足の爪が伸びているのに切る事が出来ない…となったら、一番頼りになるであろうご主人にお手入れしてもらいましょう。
子供でもいないと他人の足の爪を切るなんてなかなか出来ませんが、自分の爪は自分で切っているのでご主人にお願いしてもそう心配はいらないと思います。
足の爪を切る事が出来ない、という事だけで妊婦さんの苦労が多少は理解してもらえるはずです。
足の爪切り以外にも、これをきっかけに旦那さんにおねだりして少しゆっくりしましょう。妊娠・出産は本当に大変な事です。少し苦労を分かち合えるきっかけになると良いですね。
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