小学校の入学に不安な子供…楽しい遊びで楽しさを体験させてあげよう!
小学校に入学するお子さんは、入学前に学校に行くことを楽しみにしていますか?
- 授業をちゃんと受けられるんだろうか
- 一人で学校に登校できるのかな
などなど、親も不安でいっぱいですよね。
我が家の娘は入学前に「小学校なんて行かない!卒園しない!」とよく泣いていたのですが、入学式は笑顔で参加できました。
どうやって私たち親子が不安を解消していったのか、体験談を交えて紹介していきます。
親が感じる3大不安「学習面」「通学」「生活面」
私は娘の入学を前に次の3点が不安でたまりませんでした。ママ友とのおしゃべりでもよく話題にあがりました。多くの親が不安に感じているのではないでしょうか?
- 1.ちゃんと授業を受けられるか?といった「学習面」
- 幼稚園では、先生の話をきちんと聞いて行動することを学び、きちんと身につけられている場合も多いでしょう。
しかし、幼稚園とは違って小学校の授業は時間がきちんと決まっています。しかも1コマ45分という長時間。学力というより、そもそも集中して受けられるかという点で不安に感じてしまいますね。
- 2.一人で安全に登下校できるか?という「通学」について
- これまでは毎日幼稚園やバス停まで親が送り迎えをしていたでしょう。小学校は基本的に自分で通学するようになります。
学校の場所によっては、通学時間、距離が長くなることもあります。子供が犠牲になる事件や事故が多い今、迷わずに無事に小学校にたどり着けるのか、すごく不安ですよね。
- 3.自分の身の回りのことが自分でできるかという「生活面」
- 小学校では、基本的に自分のことは自分でしなければならないところ。指示を待つだけでなく、自ら考え行動する力も必要になります。
子供が何か行動する前に、「ああしなさい、こうしなさい」とつい言ってしまったり、手伝ってしまうことも多い幼稚園時代。
小学校では、自分の身の回りのことをちゃんとできるのだろうかと不安に感じることも。
子供は「未知の世界」だから不安を感じている
娘の話を聞くと「学校の先生は怖い」、「間違えたことをすると廊下に立たされる」など、なぜかマイナスなイメージばかり口にしていました。
建物自体も、幼稚園と比べると大きくて無機質な雰囲気。それも娘にとっては「怖いところ」と認識してしまう原因だったようです。
大人でも新しい職場など、未知の世界に感じて不安になりますよね。子供が不安に感じるのも仕方がないこと。まずは不安な気持ちを共感してあげましょう!
遊びを通して親子で不安を解消しよう!
実際に私も娘も不安だらけでした。でもやっぱり不安は解消したいし解消してあげたい。そう思って試してみたことを5つ紹介します!
- 学校ごっこをしてみよう!
- 通学路をお散歩コースにしてみよう!
- 翌日の準備は自分でさせてみよう!
- 小学生のいる公園で遊んでみる!
- 学校行事を見に行ってみよう!
学校ごっこをしてみよう!
我が家には3歳違いの姉妹がいます。入学と入園が同じ年。「学校に行きたくない!卒園しない!」と泣く長女と幼稚園が楽しみで仕方ない妹。
ある日、二人が幼稚園ごっこをしているのを見てわかったんです。どうして妹は楽しみなのか…それは、日々の幼稚園ごっこや幼稚園に通う姉を見ていてどんなところか知っているから。
「学校ごっこをしてみよう!」と思いついた私。
学校ごっこでは、一定の時間、一つのことに集中するという練習ができます。その結果、親の「授業をきちんと受けられるか?」という不安を少しずつ解消していくことができました。
- 我が家の学校ごっこはこんな感じです
- キーンコーンカーンコーンとピアノでチャイムを鳴らします。「これから○○の授業を始めます!礼!」と学校らしい挨拶をします。
使う教材はなんでもOK!通信教育の教材はもちろん、100円ショップで購入したドリルをしたり、絵本の読み聞かせをしたりしました。
文字や数字の勉強だけではなくて、図工の授業として絵を書いたり、折り紙をしたこともありました。音楽の授業として歌を歌ってみるのも楽しいです。
一定の時間を決めて(初めは10分程度から徐々に45分に近づけていく)、終わりのチャイムを鳴らして、「これで授業を終わります!礼!」といった感じです。
夏休みや冬休み、休日だったら、昼食時間を「給食時間」にしてみるのも楽しいですよ!小学校では給食も決まった時間内に食べなければなりません。その練習にもなります。
- 学校ごっこの読み聞かせに小学校を知る絵本を
- 絵本にも小学校がどんなところか知ることができる楽しいものがたくさんあります。私も学校ごっこをしながらいくつか読み聞かせをしました。参考にしてみてくださいね。
- 「いちねんせいのいちにち」作:おかしゅうぞう 絵:ふじたひおこ 佼成出版社
- 「しょうがっこうへいこう」作:斉藤洋 絵:田中六大 講談社
- 自分の名前の読み書き・数字の読み方の授業はしてあげよう
- 学習面では、入学するまでに読み書きなどがどの程度できていたらよいのか、と不安に思うこともありますよね。
小学校に入ってすぐ、難しい内容を勉強するわけではありません。文字や数字も一つずつ学習していきます。
ただ、自分の名前は読んで書けるようにしておくとよいようです。自分の靴箱や机がどこにあるかわからないと困ってしまいますし、プリント類を提出する時には名前を書かなければなりません。学校ごっこで教えてあげるのはもちろん、入学のために準備した持ち物に一緒に名前つけをするのもおススメです!
また、数字も読めるようにしておくと安心です。学校は学年やクラス、出席番号など数字で示される場面がたくさんあります。授業の中で先生が「長い針が6のところまでにプリントを終わらせてね」などと指示を出すこともあるようです。時計は読めなくても数字は読めるようにしておくと安心ですね。
通学路をお散歩コースにしてみよう!
通学路を親子で散歩してみましょう!一緒に散歩しながら、大きな車道、交差点、人目につかない場所など、危険な場所をチェックして、お話ししながら散歩します。
信号が青になっても左右を確認すること、点滅したら渡らずに次に青信号になるまで待つことなど、交通ルールも一緒に確認します。
私は北海道に住んでいるので、冬は雪が積もり、通学路の景色も変わります。なので、四季を通して、何度も学校まで散歩してみました。
- 通学路を確認してから始めて!私の失敗談
- 散歩を始めてしばらく、私は一番安全でシンプルだと考えたコースを散歩していました。しかし、学校には定められた通学路があることをママ友に教えられました。
私が散歩していた道は通学路と違ったのです…!結果、娘を混乱させてしまいました。すでに道を覚えてしまっていたので、途中で以前教えた道に行ってしまったり…教え直すのが大変でした。
散歩を始める前に、ぜひ通うことになる学校や、小学生がいる近所の方などに通学路を確認してみてくださいね!
翌日の準備は自分でさせてみよう!
小学校では、これまで以上に「自分のことは自分でする」のが基本。着替えや授業の準備、給食の準備など、自分でやらなければならないことが増えます。
また、朝も決まった時間に出発しなければなりません。朝食の準備など親もバタバタな朝。前日にできる準備はできるだけやっておくと楽です。
恥ずかしながら、私はすぐ口や手を出してしまう母親。忙しい朝なんかは特に。このままではいけないと思い、自分でできる翌日の準備は、できるだけ自分でさせる場面を増やしていきました。
明日着る洋服を準備しておく、給食に使うものなどをかばんに入れておくといった簡単なことから始めてみましょう。
- 幼稚園からの手紙を自分で出させる練習もおススメ
- 幼稚園から帰ってきたら、幼稚園からのお手紙を自分で出させることにも力を入れていました。これは本当にしておいてよかったと感じています。
小学校に入ると、金銭にかかわるような重要なお手紙でも、子供を通して渡されます!「お手紙は帰宅したらすぐに出す」ことができるようになっていると安心ですよ。
小学生のいる公園で遊んでみる!
これまでは危ないからと避けがちだったのですが、あえて小学生が遊んでいる公園に遊びに行ってみたのも良かったです。
子供ってそこで初めて会った人とも遊んだりしますよね。娘は公園でこれから通う学校の上級生と出会って、入学してすぐその上級生と会って話しかけてもらったそうです。
同じ幼稚園から同じ小学校に進むお友達がいない場合や少ない場合に、特におススメします!
学校行事を見に行ってみよう!
小学校では運動会やバザーなど、一般の人でも参加できる行事がいくつかあります。実際に学校で活動している上級生の様子や、学校の中も見ることができます。
参加できるかどうかは学校によって違います。学校に問い合わせるか、すでに小学校に通っている子供がいるママ友がいたら、聞いてみるとよいと思います!
不安な日々も良い思い出に!親子で入学準備を楽しんで
親子共々いろいろ試して不安を解消していき、入学式は笑顔で参加できた娘。その姿を見て、私は涙が出そうになりました。
昨日の参観日では、楽しそうに授業を受けている姿も見ることができて、一緒にしていた学校ごっこを思い出してまた泣きそうになりました。
不安に感じていた日々も今ではいい思い出になりました!みなさんも『学校ごっこ』を通じて親子で楽しく不安を解消し、笑顔で入学式を迎えられますように!
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