これだけでOK!子供がおでこをぶつけた時の傷跡を薄くする方法

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2015/10/26

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子供はすぐに転んだりぶつけたり、と怪我トラブルがしょっちゅう起こります。特に顔に傷が出来ると傷跡が残らないかと心配になりますし、傷跡が出来たら出来る限り薄くなったり消えたりしないかなと考えるのは当然でしょう。

ここではおでこに出来た傷跡を薄くする方法をご紹介します。

子供は代謝が良く傷を修復する力がある!

人間の体に傷が出来るのはどうしてなのでしょうか。傷が出来ると細胞がその傷を修復しようと体内で頑張っています。ところがその傷の周辺の血行が悪いとか炎症が起きている場合に、修復作業がスムーズに行われなくなってしまいます。

そうするとコラーゲンが異常に再出されてしまい、傷跡の部分が赤くなったり盛り上がったりしてしまうのです。

子供に傷が出来てしまったら、さてどうしようと考えるのではないでしょうか。

子供の傷は、傷が出来たばかりの段階ではすぐに消そうとしなくてもいいという場合があります。子供は大人と比べて傷を修復する力があり、とても優れています。

大人と同様に日焼けしてもシミになったり、黒さが残らなかったりするのは子供の代謝が良くて回復力があるからです。ですからおでこに出来た傷跡の大きさや状態によっては、そのまましばらくは様子を見るというものでもいいようです。

急に消える事はないかもしれませんが、時間をかけて少しずつ薄くなる可能性があります。しかも医師に「この傷跡は消えますか?」と聞いたとしても、消えるか消えないかの判断はとても難しいので、あやふやな言葉しか返ってこないと思います。

ちなみに傷はおおよそ半年ほど様子見でいいそうです。傷が出来て2、3か月ほどでは赤みがあって当然です。その間に次でお伝えするケアを続けていきましょう。

たったこれだけ!家庭で出来る傷跡を薄くする方法6つ

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ただ黙って傷跡が消えるのを見守っているのはちょっと…という気持ちはわかりますので、家庭で出来る傷跡を薄くするやり方をご紹介しましょう。

1 アロエが含まれているクリームやローションを塗ってみる

やけどにアロエという言葉は耳にした事はありませんか?アロエは傷ややけどに使えます。傷跡を綺麗に洗った後に、アロエのクリームやローションなどを塗ります。日中は気になっておでこを触るかもしれないので、寝ている時に塗るようにしましょう。

アロエは自然の「生」の物でも構いません。傷口が乾いたら別のアロエと交換しましょう。縫うほどの大きな傷だと、残念ながらアロエでは難しいでしょう。そしておでこの場合ならば、しっかりと塗るためにクリームがお勧めです。

塗る量は傷の上にまんべんなく乗るくらいで、上からガーゼで覆う方法も良いでしょう。もちろん塗ってそのままでも構いません。

2 薬剤師さんに相談して!市販品の薬を塗ってみる

最近は傷跡に塗れるように薬が市販されています。これらの薬はシリコンを瘢痕組織につけると傷跡の色を薄くし、傷を平らにするという効果があります。商品によっては傷を作ってから1年という時間が経過した場合にも使えるようです。

使用前に薬剤師さんへ相談し、適切な薬を選びましょう。傷は見せたほうがわかりやすいので、連れて行くようにしてください。

市販品にはアットノン、ヘパリンZ、トリポロンなどがあります。こちらの3つにしても、配分されているものが異なるので、傷によってどちらが適しているかが異なります。トリポロンのようなシートタイプは、主に寝ている間に使うものです。

寝ている間だけなので手軽に出来るというメリットがありますね。こちらは、かさぶたが取れたような時期に使うのが前提です。

価格が8000円近いので、最初に手を出す時にハードルが高いのがデメリットでしょうか。長期間の使用が必須です。

アットノンは1日1回から数回傷跡に塗ります。クリームタイプとジェルタイプがあり手軽なのと、色が無色で塗っても目立たないのがメリットです。赤みがあるとか盛り上がりのある傷に使えます。また1年くらい経過した傷跡にも有効です。

ヘパリンZも1日に1回から数回塗ります。つっぱりのあるような傷跡に向いています。白色のクリームタイプなので、塗りやすく目立ちにくいメリットがあります。直接塗ってもいいですし、ガーゼに塗ってから使う方法でも構いません。

3 傷は乾燥させないで!絆創膏などでガードしましょう

傷が出来たら乾燥させないで治療する、が昔と異なって今の主流となっています。傷口に出てくる、じくじくとした成分の中には細胞成長因子というタンパク質が含まれています。この細胞成長因子が傷を治すのに有効なのです。

ですから傷が出来たときから乾燥させず、が原則です。

乾燥させないような絆創膏も売られていますので、それを使うと手軽で良いと思います。病院を受診すると、医療用が手に入るのですが、自宅でケアするのならば市販品で十分です。

傷が出来てから数週間は乾かさないほうが良いでしょう。ただし、ずっとそこにテープをすると子供によってはテープ部分がかぶれたり、赤くなったりしますので、様子を見ながら続けるほうが安心です。

4 乾燥と紫外線から守るために!日光に当てないよう保護

先ほどから乾燥させない事、と何度か書いていますが日光に当たれば乾燥してしまいます。日光に当たって良くない点は他にもあります。紫外線は傷の修復を妨げてしまうので、おでこならば帽子で隠すなど日焼けしないように心掛けましょう。

さて、紫外線の何が良くないのか、という点です。紫外線は遺伝子であるDNAに傷をつけます。日焼けした場合はまさにその典型です。つまり回復しようとしているDNAを壊してしまう事になるため、日焼けを避けるべきなのです。

外出時は帽子で対応出来ますが、室内でも日焼けはします。前髪が短い場合もあるでしょうから、ガーゼや絆創膏を使い中に薬やアロエなどを塗ると完璧です。

色素沈着をすると傷跡が残りやすくなるので、日焼け止めも上手に使いましょう。

炎症後色素沈着と呼ばれるもので、日焼けやニキビ跡、傷跡に対して起こります。自然に消える場合も多いのですが、ナイロンタオルなどの刺激が加わると消えにくくなります。

5 傷の場所はしっかりとテープなどで防いで広げない

傷口が大きくならないようにする、という事は大事です。というのも、傷が大きくなれば、当然傷跡も大きくなる可能性が高くなります。傷が出来て間もない頃は特に、傷のケアを慎重にかつ丁寧に行いましょう。

テープを貼って、傷口が開かないように塞ぎましょう。

6 定期的に形成外科を受診するのもお勧め

傷が出来てから6か月くらい経つと一般的にはかなり傷跡が薄くなると言われています。ただし傷跡の大きさや深さによる事、怪我をした場所やその子の体質など様々な部分で異なってきますから、一概に「ほぼ消えます」とは断定出来ません。

もしも心配ならば形成外科を受診して相談する事をお勧めします。「近くにいい形成外科があるかわからない」という方にはNPO法人の創傷治癒センターのサイトを利用してください。創傷治癒に関わる専門の医師がいる病院を検索する事が可能です。

NPO法人創傷治癒センター
http://www.woundhealing-center.jp/index.php

サイトからは傷の相談も無料で出来るので、かかりつけの医師がいない場合には利用してみてはいかがでしょうか。

なぜ定期的に形成外科を受診するのがいいのか、ですが、傷跡に対しては最初は乾燥させない、傷が落ち着くまで様子をみる、希望があれば手術をという流れが多いのです。民間療法で出来る事に加え、医師のケアもあればよりベターです。

と同時に、あくまで一般的な情報しかわからないので、目の前のお子さんのケースはどうかは素人にはわかりません。何度かプロに様子をみてもらうのが、適切な処置が出来ますし、安心を得られると思います。

少しでも早く傷を治すには!子供の新陳代謝を良くしよう

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だれもが傷を早く治してあげたい、と思っているはずです。子供の場合、新陳代謝が活発で大人より傷の治りがとても早く、しかも目立たなくなる可能性が高いのは普段子供と生活している方ならば身をもって実感していると思います。

だから傷が大きくない場合にはさほど心配はいらないのですが、おでこの傷は他人から目立ちやすい事もあり、特に女の子は顔の傷に対して神経質になってしまいがちです。

そこで本来子供が持っている「新陳代謝の力」をしっかりと引き出してあげる、という事が大切になります。うにきをつけて傷周辺の代謝を良くしてあげましょう。

新陳代謝をあげるコツはいくつかあります。

  • 運動をする
  • 汗をかく
  • 睡眠時間をしっかりと取る
  • ストレスをためない

子供ですからストレスはあまりないかもしれませんが、ゲームや楽しい施設がたくさんある事により、睡眠不足になりがちな子供も昔より増えていると思います。

また、昔より歩かなくなったり、冷房の効いた部屋に長く居たりと、新陳代謝を下げてしまっているかもしせれませんので、この4点には特に注意しておきましょう。

傷が出来たての処置法やその後の対処法もしっかりと覚えておこう!

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NPO法人の創傷治癒センターにある、傷が出来てからの対処法がシンプルですがわかりやすいです。

  • けがをしたら水で洗う
  • あまり消毒薬に頼らない
  • 傷部分は乾かさないでモイストに
  • 傷跡の修正には半年は待つ
  • 傷跡は目立たなくなるが、完璧になくす事は出来ない
  • 傷を治すのは自然治癒力が関係している

おでこの傷跡に関して応用したい部分では、怪我をしたら水で洗う事。そして乾燥させない、消毒液に頼りすぎないという部分です。傷跡は6か月待ち、目立たないようにはできるものの無くすことは出来ない事が関係しています。

最後の治癒能力、これが実は一番のポイントになるかもしれません。新陳代謝を促す点に通じますが、身体が健康でパワー漲る状態ならば、傷はどんどん良くなってくるという訳です。

例えば遅寝遅起きで食事はジャンクフード中心という絵に描いたように不健康な生活を送っているのでしたら、一度生活面を見直してみましょう。自然治癒力と代謝を上げるためには健康的と言われる生活が一番です。

子供の傷が大人より治りやすいのは代謝がいい、というのが一番の理由ではないでしょうか。皆さん「病院へ行けば医師が全て完璧に治してくれる」と思いがちです。確かに傷を縫うなどの治療をするので、傷が消えるかもと感じるのでしょう。

しかしこちらにも書きましたが、傷が完璧に消える事はありません。その傷を消すように頑張るのは自分の自然治癒力です。やれる事、コツコツ試していきましょう。

みんなのコメント
  • ミナリンスキーさん

    ニキビができてもうすぐ半年なんですが、最初のおでこニキビは治ったんですが、今度は、顔ニキビができてしまって、、、時間かかってもいいです、確実に治る方法を教えてくださいっ

    • さん

      まずは、生活習慣を見直しましょう。10時までには寝るのが理想的ですが、遅くとも12時までには寝ましょう。

  • ミナリンスキーさん

    そうなんですか!他に何かありませんか?

  • さん

    んー他には保湿をしっかりすることと、絶対にニキビを触らないこと、ストレスを溜めない、お菓子ばっかり食べない、三角バランスのとれた食事を取ること、ですかね。

  • あいきゃんさん

    ミナリンスキーさん、まずはニキビを触らないで、待ってみたらどうでしょうか。わたしはこの方法で2~3ぐらいで治りました!

  • なやみさん

    今鼻の下に深い切り傷があり、日にちは1ヶ月経ってないくらいです。傷口は塞がってきたのですが赤みが残ってます。どうすれば赤みが無くなるのかと、どうやって日光を避ければ良いか教えてください。顔の傷で目立つのでとても悩んでます。

    • トトさん

      皮膚科にいくのが一番いいですよー!
      傷口とか傷痕の状況っていろんな状況があるとおもうのでー。
      最終的には大きくなればレーザーとかで綺麗にしてもらえるかと。

    • トトさん

      皮膚科にいくのが一番いいですよー!
      傷口とか傷痕の状況っていろんな状況があるとおもうのでー。
      最終的には大きくなればレーザーとかで綺麗にしてもらえるかと。

      • なやみさん

        なるほど!近くの皮膚科にいってみます!!ありがとうございます!

  • たくまさん

    深めの切り傷が塞がってきてるんですけどワセリンって治るのに効果ありますか?

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