幼稚園親子レク!年少・年中・年長の学年別で楽しめるゲームや企画案
園によって必ずあるというわけではありませんが、学級委員長やクラス役員さんたちが中心となって行なう親子レク。親がレクレーションを企画して子供たち、そして保護者同士の親睦を深めることが目的です。
「この学年は例年コレ!」と決まっていれば話は別ですが、いざ1から企画してみると難しいもので、子供たちの年齢や予算、時間など様々なことを考慮しなければいけないことがたくさんあり悩んでいる方も多いと思います。
そこで、今回は年少・年中・年長の学年別に親子で楽しめる親子レクのアイディアをご紹介します。
この記事の目次
まずは人数、予算などの確認をしましょう
企画する前にまず人数や予算、日程などを確認しておくと企画するときにスムーズにいきやすくなります。
- 兄弟姉妹が参加する可能性
- 日程調整は係りが決まったらアンケートを作成し事前調査
- 昨年何をしたかをリサーチ
- 買い出しや当日の進行係や写真係などの係分担についての打ち合わせ
これらのポイントを1つずつ詳しく説明していきますね。
兄弟姉妹が参加する可能性もあるので、早めにチェックを!
予算は大体1園児につき500円というのが相場のようです。しかし、兄弟姉妹がいる家庭の場合、親子レク当日に一緒に参加したいという家庭も出てくるかもしれません。
そうすると、兄弟姉妹の家庭から追加徴収するのか、追加徴収するなら同じように500円程度集めるのか、という疑問があります。赤ちゃんは除いた兄弟姉妹が参加する場合は追加徴収することがほとんどです。
予算を早目に確定させたほうが動きやすいので、早い段階で参加人数の確認と追加徴収する旨のお便りを担任の先生を通して出すことをオススメします。
係りが決まったらアンケート作成して早目に動いて事前調査を
自分が親子レクの企画運営することが決まったらなるべくすぐ動きましょう。特に日程調整は大切です。上の子の小学校行事や習い事などと日程が被って参加できないという家庭が出てこないようにするためです。
7月にやる、10月頃を目処にという大体の日程はこちら側で決めてもいいと思いますが、細かいところはアンケートを取って決めましょう。こんな感じのお便りを担任の先生を通して出すといいですよ。
“7月第2週の土日のどっちか選択して下さい”や備考欄を作って都合の悪い日にちを書いてもらえるようにします。日程と一緒に参加人数についても一緒にアンケートを取ってしまいましょう。
そして、親子レクの日程が決まったら集合時間や持ち物、服装の指定などの詳細を記載したお便りを再度配布しましょう。親子レクの2週間前までに配布できればベストです。
イメージとしてはこのような感じのお便りを出します。日時・場所・持ち物は必須事項なので、記入漏れがないか1人で作成するのではなく、必ず誰かにチェックしてもらってから配布するようにしましょう。
屋外開催の場合は、雨の時は延期するのか、それとも屋内開催に変更するのか、雨具は各自準備・持参をお願いする旨も一緒に記載しておきます。
先輩ママさんに昨年は何をしたかを聞いてみるのもヒントになる
上の子がいるときに親子レクをやったことがあるという人は大体の容量がわかっていますが、全く初めてという方はまず先輩ママさんに昨年は何をしたのか、上の子の時には何をしたのか先輩ママさんに質問しておくといいですよ。
その時の子供たちの様子や反応はどうだったのか、良かった点や反省点は何だったのかということリアルな体験やアドバイスが聞けるのでとても参考になるはずです。
初めての幼稚園でそこまで親しいママ友がまだいないという人は、担任の先生などに相談して意見を求めるのもいいですよ。
園の送り迎えのときでもいいですし、連絡帳を通じて相談してもOKです。悩んでどうしてもないときは抱え込まずにどんどん周りに相談していきましょう。
当日の進行係についても事前に打ち合わせしておきましょう
ついつい企画や事前準備のほうに気がとらわれてしまいますが、当日のスケジュールや進行係も決めておきましょう。
何時に集合解散するのか、進行係は誰がどんな流れでするのか、おおざっぱでいいのでスケジュールを決めておくと、当日に慌てることなくスムーズに進めることができます。
親子レクの最初でも最後でもどちらでもいいので、親子レクの集合写真の記念撮影をお忘れなく!後々卒アル等で使用することがあるので、これは絶対に忘れないようにしましょう。
また、親子レクが終わったあとの会計報告や処理は誰が行うのかも決めておくこともお忘れなく。親子レクはPTA会費から出ているため皆のお金です。会計報告やおつりは早目に提出するように心がけましょう。
【年少児】はできるだけ午前中に室内で行なうのがベター
まだまだママやパパと離れがたいお年頃の年少組さん。親子レクは幼稚園の行事とはいえ保護者参加なので余計に離れられない子もいます。
年少組さんは幼稚園内で目の届く範囲で行なうと安心
年少児の中には、知らないところに行くと刺激が強くて落ち着いて話が聞けなかったり、逆に萎縮して緊張してしまったりする子がいます。
年少組は外遊びよりも室内遊びがメインの保育を行なっていることも多いことを考えると、外で何かするよりも普段通い慣れている幼稚園内で行うのが安全です。
親子レクを行う時期は、4,5月はまだ子供も親も落ち着いていないことも多いため、周りが見えてくる秋降に行うのがオススメです。
この頃になると「今は何をする時間」なのか年少児でも理解できてくるので、親としても安心して、落ち着いて親子レクに参加することができます。また、年少児の集中力を考えると、午前中のみでできるのがいいです。
ルールがあるゲームよりも、手先指先を動かす方が向いている
年少児の中にはお話は聞けるものの、ルールを把握するのはまだまだできない子もたくさんいます。なので、ルールのあるゲームやクイズよりも指先を動かしてみましょう。
- 牛乳パックにフワフワ紙粘土を貼りつけて手作りランプ作り
- シャボン玉を1から作って飛ばして遊ぶ
- 七夕、クリスマスリースなどの季節行事の飾り物作り
- 子供たちの手形足形のペイント
- マーブリング
- 空き箱やペットボトルを使って楽器作り&歌や音楽に合わせてリズム遊び
「材料はどこで買えばいいの?」と迷った場合は、100均でもいいですし、園側が良ければ園にある材料を使わせてもらうのもいいと思います。
または、幼稚園児用の工作カタログなるものを先生たちは持っているはずなので、そこで一括購入することもできます。
ここでポイントはただ何かを作って解散!となると結構ダラダラしてしまうので、材料費以外の余った予算で最後におやつを食べて解散、という流れにするとメリハリが出ます。
準備する側が事前に全員分の材料やお菓子の買い出しや進行役などそれなりに負担が大きい面もありますが、是非楽しみながらやってみて下さい。
【年中児】ゲームや工程の多いことを体験してみよう
年少さんが入園して自分たちもお兄さんお姉さんなんだという自覚が出る6月以降に親子レクをするのがオススメです。しかし、まだ体力や集中力に心配があるので、年中児も午前中のみで終えるようにしましょう。
体験教室など近くにあるなら行ってみよう
年中さんになると話を聞く態度もだいぶ様になってきて、理解もできるようになってきます。そこで、少し工程や手順が多いことに挑戦してみましょう。
近くに体験教室などの行える施設があればそこまで行くのもミニ遠足気分を味わえるのでおすすめです。人気のある体験教室は予約制ですぐいっぱいになってしまう所もあるので、早目に動くようにしましょう。
- クッキーやパン作り教室
- キャンドルパフェ、ペンダントやキーホルダー作り
- ブルーベリーやりんご狩り
- 竹馬や竹とんぼなど昔遊びを体験させてくれる所
- ヤクルトやお菓子メーカーなどの工場見学
屋外での親子レクを検討している場合は、雨の日のことも考えて各家庭で雨具の準備をしてもらうよう呼び掛けるなど対策をしっかり練っておく必要があります。
しかし、近くにそういう施設がなく、園内で何とかしたいという場合はホットケーキやチョコバナナ、アイスクリーム、クレープ作りなど園にホットプレートなどを持ち込めばできるものもあります。
子供たちは卵を割ってもらったり、材料をかき混ぜたりするのが大好きです。年中児はお手伝いに意欲が出てくる年頃でもあるので、家でもお手伝いをするきっかけになるかもしれませんよ。
簡単なルールがある遊びで身体を使って遊ぶのもおすすめ
年少児時代に比べると身体を使った遊びができます。それに簡単なルールを守って遊ぶこともできるようになってきます。
- しっぽ取り(親vs子供などバリエーションを多くする)
- 園の跳び箱や平均台を使って障害物競走やサーキット
- 園内に隠してあるボールやしるしを見つけてスタンプラリーみたいにする
- ころがしドッヂボール
- フルーツバスケットや椅子取りゲーム
実はこれらはどれも普段の保育の中で子供たちもやっている遊びばかりです。皆が遊び方を知っている方が楽しむことができます。
当日に新しいゲームをするよりもすでに知っている遊びをママとパパと一緒にやるだけで子供たちは嬉しくて仕方がないようなので、無理に新企画を考えようとしなくても大丈夫。
しかし、例えば、ころがしドッヂボールでは、当たったのに「当たってない!」と認めたくない子ももちろん出てきます。そのうち悔しくて泣いちゃう子もいるかもしれません。
けれども、そういった子ども同士のトラブルを経験していくことでルールが徐々に守れていくようになるのでルール説明やトラブルなど面倒くさがらずにドンドン遊んで下さい。
それにどれか1つだけやるのではなく、しっぽ取りところがしドッヂボール、ママたちがホットケーキを焼いている間にスタンプラリーなど色々工夫してみましょう。
【年長児】親も子も身体を思いっきり動かしてみよう
年長児はもう入園当初に比べて体力、理解力、集中力などかなり成長しています。余力があるクラスはハイペースにならないように注意しながら丸1日使ってもいいと思います。今まで年少や年中でやりたかったけど、できなかったことが実現できます。
外部からスポ少やクラブ、サークルの講師の方を呼ぶのもアリ
お住まいの地域によって違うと思いますが、サッカーやラグビー、科学実験教室などのスポ少クラブやサークルが近くにある場合、その場所に行ってみたり、出張講師をお願いするのも1つの方法です。
来年小学校に進学する子供達を勧誘したい、関わるきっかけを持ってほしいと思っているクラブは沢山ありますし、「親子レクに呼んで下さい!」と言っているクラブは実際にあるので是非電話で問い合わせてみて下さい。
本格的に指導してもらうのではなく、サッカーなら親子でパス練習やコーンを回ってボールリレー。ラグビーならタグラグビーをするなど。子供のレベルに合わせて行なってくれるのでキツい、しんどいという心配はあまりありません。
スポーツ系に限らず、科学実験教室の出張を行なってくれる所もあります。地域の少年少女発明クラブや大学が近くにあるのならそういうサークルの学生さんたちにオファーを出してみるのもいいでしょう。
外部の方に講師にお願いした場合、お礼などはどうすればいいの?と迷うかもしれませんが素直に「お礼のほうはどうしましょう?」と聞いても失礼ではありません。むしろストレートに聞いてくれるほうが有難い場合もあります。
大体は講師のお礼料として5000円です。実験材料費は別途ということもあるので打ち合わせの段階で直接聞いておくほうがいいでしょう。
園内で行なうならミニ運動会がおすすめ
園内でしか親子レクを実施できないという決まりになっている、というところは、園内でミニ運動会を開催すると楽しいです。
園庭でもホールや体育館でもできるので雨などのお天気の心配もしなくてもいいのがミニ運動会のいいところです。
- 幼稚園内にあるもので借り物競争
- 親子ペア動物になりきりごっこ遊びで徒競走
- パン食い競争(ドーナッツやマックに変えても面白い)
- ボール送り競争(風船で代用しても可)
- 親も交えてキャタピラーリレー
- 段ボールに入った我が子を見つけてるかくれんぼ
- 大縄跳び
ほとんど幼稚園の運動会と同じようになってしまいますが、準備する道具はほとんど幼稚園にあるので、ある意味年少組や年中組の時より楽だと思います。
チーム分けをしたり、クラス対抗にしたりするとより運動会らしさが増しますが、勝ち負けにこだわらず、最後は頑張ったご褒美として景品やプレゼントを用意して皆が笑顔で終れるようにしましょう。
大変なことも多いけど、達成感があります!
いかがだったでしょうか?少しは参考にしていただけたでしょうか。計画したり準備したりするほうはあれこれアイデアを考えなくてはならないので大変ですが、
やり切ったという達成感はすがすがしいものです。
「どうせやるなら皆に楽しんでもらいたい!」と意気込む人もいると思います。逆に準備か、当日進行、会計報告と一連の流れが終わるまで何だか落ち着かないという人もいると思います。
しかし、準備側も楽しみことが親子レク成功の秘訣だと思います。あまり気負いせず、周りに助けや協力を求めながら親子の親睦を深めて下さいね。
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