離乳食に野菜スティックはいつからOK?与え方や味付けの仕方など
離乳食の副菜の定番ともいえる野菜スティック。いつからスタートさせて、どうやって与えたら食べやすいのかな?と悩みますよね。
甘みがあって赤ちゃんが食べやすい、お気に入りの野菜からスタートしてみましょう。切り方や簡単な調理方法もご紹介します。
この記事の目次
野菜スティックはいつから?離乳食後期、上下の前歯が生えてからがおすすめ!
野菜スティックのスタート時期は、上下の前歯が生えてくる離乳食後期が目安です。この時期は自分で食べたいという気持ちが芽生えてきます。
野菜スティックは自分で握って食べられ、手づかみ食べの練習に最適です。色々な種類の野菜を副菜やおやつとして取り入れるのがおすすめです。
野菜スティックというと生の野菜のイメージがありますが、離乳食期に生の野菜は基本的にNGです。上下の前歯だけでは硬いものは食べにくいので、赤ちゃんが食べやすいようにするためにも、必ず火を通してから与えましょう。
野菜スティックの簡単な作り方3パターン
野菜スティックを作るのは、とても簡単です。赤ちゃんが持ちやすいように細長く切って火を通すだけ!
太さは1㎝四方、長さは6㎝くらいが握りやすいサイズです。最初は細めの0.5㎝四方からスタートしてみましょう。赤ちゃんがグーをしたときに少し飛び出るくらいが食べやすい長さです。
細めに切ったものからスタートして、慣れてきたらだんだん太く、スティックの太さを変えていきましょう。柔らかさも最初は歯茎でも潰せるぐらいからスタートして、徐々に硬めに調節していきましょう。
野菜ステックの作り方は色々ありますが、簡単な作り方を3つご紹介します。
1.鍋で茹でる方法
- 鍋にひたひたの水と野菜を入れ、強火にかけます。
- 沸騰したら弱火にして、竹串がスルッと通るまで加熱したら、粗熱をとります。
- いも類:茹ですぎると柔らかくなりすぎて崩れてしまうので、様子を見ながら早めに火を切り、余熱で固さを調節
- 緑の野菜:茹ですぎると黄色くなってしまうので、茹で上がったらすぐに冷水で冷やして冷ますと色止めできる
一度に数種類の野菜を茹でる場合は、火の通りにくいものから先に茹でてください。カボチャやブロッコリーは火の通りが早く、大根は遅いので、大根から先に茹でるようにします。
また、食材ごとに大きさを揃えて切り、野菜ごとに火が通っているか確認しながら取り出すようにしましょう。
2.電子レンジでの調理の方法
電子レンジはワット数や野菜の量により加熱時間が異なるので、時間を短めに設定して様子を見ながら10秒ずつ増やすなどして調節してください。
- 火の通りが早い野菜(アスパラガスやキュウリなど)
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火の通りが早い野菜は、鍋で茹でるより時短になり、電子レンジ調理に向いています。切った野菜を水に濡らして、ラップにくるんで加熱します。
電子レンジ調理の際は、少し水を含ませるのがコツです。水で濡らさないと表面が干からびてしまいます。耐熱容器を使う場合も少量の水をふりかけ、上からラップをして加熱してください。
- 火の通りが遅い野菜(人参、大根など)
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耐熱容器に野菜とひたひたの水を入れ、5分ほど加熱します。竹串でさして、様子を見ながら加熱時間を調節してください。
鍋で調理するときと同様、野菜の切り方は大きさを均等にすることで加熱ムラを防げます。
3.炊飯器での調理の方法
- 野菜を切ってアルミホイルでしっかりと包みます。アルミホイルに包むのはご飯に味や匂いが移らないようにするためです。
- 炊飯器の真ん中に置いて、普通にご飯を炊きます。(おかゆモードでもOK)
さつまいもやじゃがいもなどは、皮ごと切らずにアルミホイルで包んで炊飯して、炊けてから切っても上手くできます。
ただ、炊飯器での調理は加熱時間が短い野菜には不向きです。火の通りの早い野菜は、電子レンジを使うようにしましょう。
野菜スティックは歯固めにもおすすめ!
歯生えてきてムズムズする赤ちゃんに歯固めは必需品。なんと野菜スティックは歯固めの役割も担ってくれるんです!
市販の歯固めには様々な種類がありますが、せっかく買っても赤ちゃんはすぐ飽きてしまうことも…。野菜なら味があるので、食いつきの良い子が多いです。市販の歯固めは素材が安心かどうか心配というママも野菜なら安心です。
野菜スティックの歯固めは、固めの野菜なら何でもOK!柔らかいと噛み切って喉に詰まらせる危険性や手で握り潰してしまう可能性があるので、ほんの少し茹でてあとは余熱で火を通すくらいで大丈夫です。
人参、大根、きゅうり、セロリ、ブロッコリーの茎、ほしいもなど
赤ちゃんが食べてくれないときの工夫と対策
せっかく作っても食べてくれない…というのは離乳食ではよくあることです。赤ちゃんが食べない理由は様々です。色々な方法を試して工夫してみましょう。
味を変えてみる
甘味のあるさつまいもやカボチャの野菜スティックは喜んで食べてくれる赤ちゃんが多いですが、甘味の少ない野菜は嫌がることも…。
だしを使って茹でたり、ベビーフードの野菜スープの素などを使って味付けしてあげましょう。風味付けに、ほんの少し油を使って炒める方法もあります。
硬さを変えてみる
硬すぎたり柔らかすぎたりして、硬さが気に入らない場合もあります。硬さを変えて調理してみると食べてくれるかもしれません。
食感を変えてみる
柔らかいいも類やカボチャに、片栗粉を少し混ぜ込んでスティック状に整えると、もちもちした食感の野菜スティックになります。変わった食感に赤ちゃんは喜ぶかもしれません。
ママや家族が食べているところを見せる
赤ちゃんは何でも真似をしたがります。ママが隣で美味しそうに食べている姿を見せると、同じように真似して食べてくれることがあります。
野菜スティックの保存方法
野菜スティックは冷蔵保存も冷凍保存も可能です。まとめてカットして加熱して冷凍しておけば、必要な分だけ使うようにすれば離乳食作りが楽になり、メニューの幅も広がります。
赤ちゃんも日によって食べムラがあったりして、作った野菜スティックが余ってしまうことも…。そんな時に便利な保存の仕方をいくつかご紹介します。
冷蔵保存の方法
冷蔵庫では密閉できる蓋付きタッパーで、2~3日保存することができます。冷蔵庫での保存は食べきれる量にして、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。
- 冷蔵の手順
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- 野菜スティックを作って粗熱をとります。
- 1回分ずつラップに包み、まとめて蓋付きタッパーに入れます。
使うときは、ラップごと電子レンジで10秒~20秒加熱するか、熱湯をまわしかけます。
冷凍保存の方法
冷凍すれば2週間ほど保存することができます。凍らすと食感が変わってしまったりして冷凍に向かない野菜もあるので注意してください。
大根、きゅうり、アスパラガス、いも類
きゅうりやアスパラガスは新鮮なうちに電子レンジで調理が一番美味しく食べられます。これら以外の野菜は冷凍可能です。
- 冷凍の手順
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- 野菜スティックを作って粗熱をとり、キッチンペーパーでしっかりと水分を取り除きます。
- 密閉容器や保存袋に入れて、薄く広げます。
- 空気を抜いてしっかり閉めて、冷凍庫で凍らせます。
冷凍する際のポイントは、しっかり水分を取り除き、空気を抜いて保存することです。水分が残っていたり、空気に触れると、そこから傷んでしまうからです。密閉容器に入れる場合は冷蔵保存と同じように、1回分ずつラップに包んで保存すると便利です。使うときは袋で保存した場合は袋ごと折って必要なだけ取り出し、耐熱容器に移し、水を少し加えて電子レンジで加熱するか、熱湯で茹でて解凍します。
- 大根は生の状態のまま冷凍保存であればOK!
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大根は水分が多いので、茹でて野菜スティックにしてから冷凍すると食感が損なわれてしまいますが、生の状態なら保存が可能です。
スティック状に切って、生のまま1食分ずつラップに包み、保存袋に入れて密閉して冷凍庫へ。解凍する際、完全に解凍してしまうと水分が出すぎてしまうので、半解凍にしてから熱湯で茹でて使うと良いです。
親子でいろんな野菜スティックを食べて、野菜嫌いをなくそう!
子どもには好き嫌いなく野菜を食べてほしいですよね。味覚は赤ちゃん時代から形成されていくので、離乳食期から野菜に慣れ親しみ、野菜の味をしっかり覚えると、野菜好きな子供に育ちます。
ママも赤ちゃんも美味しく食べられる野菜スティックは、彩り豊かで栄養もたっぷりとれます。旬の野菜も取り入れて、歯固めに、おやつ代わりに、色々な野菜スティックを親子で楽しみましょう。



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