赤ちゃんが食べてはいけないものは?離乳食に使ってはいけない食材
赤ちゃんが生後5~6ヶ月になり、そろそろ離乳食を始めたいと考えているママ・パパもいると思います。
赤ちゃんが、母乳やミルクだけでなく、いろいろな食材やメニューを食べられるようになれば、家族の食事や育児がもっと楽しくなりますよね。
ただ、離乳食を進めるにあたって気をつけたいのが、赤ちゃんが食べてはいけない食材や、アレルギーに注意しなければいけない食材です。
この記事の目次
これだけは必ず避けて!赤ちゃんにあげてはいけないもの4つ
母子手帳や、離乳食のレシピ本でも、赤ちゃんは避けるべきと書かれている食材は次の4つです。
- はちみつ
- 生の魚や肉、卵
- ハム、ソーセージなどの加工食品
- ピーナッツなどのナッツ類
離乳食やおやつには使用を控えるべきこれらの食材について、ひとつずつ詳しく説明していきます。
はちみつはボツリヌス菌が含まれているので絶対ダメ!
はちみつには、土壌細菌である「ボツリヌス菌」が入っている可能性があります。
このボツリヌス菌は、腸内細菌の少ない乳児の体の中に入ると、増殖して毒素を作り中毒症状を引き起こすことがありますので、0歳の赤ちゃんに与えるのは禁物です。
ボツリヌス菌はこのほかの生鮮食品にも含まれていますが、大人は腸内細菌があるため、体の中で増殖することはありません。
お菓子や加工品に使われているはちみつは、少量のためボツリヌス菌が増殖する可能性は低いですが、0歳の赤ちゃんには避けてください。
生ものは食中毒を起こす細菌が付着していて赤ちゃんには危険
生の肉や魚などの生ものは、赤ちゃんに与えるのはやめましょう。刺身や生卵だけでなく、牛乳や水にも注意が必要です。
- 生の魚や肉、卵はO157などの細菌によるリスクがある
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加熱されていない生の肉や魚、卵などには、カンピロバクターや、O157やO111といった腸管出血性大腸菌などの食中毒を引き起こす細菌が付着しています。
大人は食べても問題ない量でも、免疫力が低い赤ちゃんは食べると食中毒を起こす危険性があります。
離乳食期は、刺身や生の魚卵、生卵などは避け、肉や魚だけでなく野菜も、必ず火を通したものを使いましょう。火を通した野菜や豆腐などに慣れてきたら、加熱してすりつぶした白身魚や鶏のささみを少しずつ食べさせてあげましょう。
- 加熱していない牛乳は1歳を過ぎてから少しずつ
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牛乳は、離乳食の材料として生後7~8ヶ月頃から使用できますが、こちらも他の食材と同様、加熱してから使ってください。
また、乳製品によるアレルギーが起こるケースもあるので、まずは一口からスタートして、慎重に様子を見ていく必要があります。
加熱していない牛乳を与えるのは、1歳を過ぎてからにしましょう。はじめは50mlくらいから始めて、お腹を下さないか様子を見ながら、少しずつ増やしていきます。
- 水道水は煮沸して使おう!ミネラルウォーターは赤ちゃんはNG
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水道水で離乳食やミルクを作る場合も、殺菌のため煮沸してから使いましょう。煮沸した水を保管する際も、哺乳瓶の消毒液に浸すか煮沸した容器に入れると安心です。
また、大人用のミネラルウォーターを赤ちゃんに飲ませるのは避けましょう。赤ちゃんは、消化器官などの内臓機能がまだ未発達のためミネラルをうまく分解できず、お腹を壊してしまいます。
水をそのまま飲ませたり、煮沸せずに離乳食やミルクに使用したい場合は、赤ちゃん用として売られているミネラルが入っていない「純水」や「ピュアウォーター」を使いましょう。
ハム、ソーセージなどの加工食品は添加物や塩分が多く含まれているのでNG
ソーセージやハム、かまぼこなどの加工食品は、加熱処理されていても、添加物や塩分が多く含まれています。0歳の赤ちゃんにとっては刺激が強く味も濃すぎるため、離乳食に使うのは避けましょう。
まずは味付けをしない野菜やおかゆで離乳食を進めていき、赤ちゃんが食事に慣れてきたら、しらすは茹でて塩分を抜いてから少しずつ使っていきましょう。
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんには、まずは素材の味をじっくり味わってもらいましょう。はじめから濃い味付けに慣れてしまうことは、その後の偏食の原因にもなります。
ナッツ類はアレルギーも多く喉につまらせる危険性も
ピーナッツやカシューナッツ、くるみなどのナッツ類は、食物アレルギーを引き起こしやすい食材のひとつです。
また、固くて喉につまらせやすいサイズなので、窒息のリスクがあります。0歳の赤ちゃんに食べさせるのは避けましょう。
餅やこんにゃくも、赤ちゃんが喉につまらせやすい食材のため注意が必要です。餅やこんにゃくは離乳食に少しずつ取り入れても問題ありませんが、喉につまらないサイズに小さく切ってあげて、しっかり様子を見ながら食べさせましょう。
少しずつから始めよう!アレルギーを起こしやすい食品と食材の試し方
0歳の赤ちゃんが絶対に食べていけないわけではないけれども、食物アレルギーを引き起こしやすいので注意しなければいけない食材もあります。
アレルギーを起こしやすい食材と、初めて食べるものを試すときの方法についてご紹介します。
食物アレルギー疾患の主な症状
食物アレルギーとは、食べ物が原因で起こるアレルギー反応です。身体がアレルゲンを異物と判断して、排除しようとする反応が、アレルギー症状を引き起こします。
症状としては、下痢や嘔吐、腹痛などの消化管に起きる症状と、じんましんや湿疹など、皮膚に発生する症状があります。
また、重篤な場合は、皮膚症状だけでなく、呼吸器症状や下痢などの消化器症状が全身に同時に現れる「アナフィラキシー症状」が発生することもあります。アナフィラキシー症状は生命に危険が及ぶこともありますので、とくに注意が必要です。
また、アレルギー症状には、食後1〜2時間以内に起こる即時型反応と、食後6〜8時間に起こる遅発型や、1〜2日後に起こる遅延型反応があります。
また、赤ちゃんが離乳食を始める前にも、母乳を通して、ママの食べたものにアレルギー反応を起こすケースもあります。
アレルギーが出た場合に記録しておくべきチェックポイント
アレルギー反応が現れたときは、必ず医師の診察を受けましょう。口元が少し赤くなったり、アレルギー反応のような症状が現れても、アレルギーではないケースもありますので、自己判断は禁物です。
食後に、いつもと様子が違う、機嫌が悪い、嘔吐する、発疹が出るなどの症状が見られたら、病院へ受診しましょう。
家族のアレルギー歴や、授乳中の場合は、ママの食事内容も伝えるとさらに診断がしやすくなります。
初めての食材は1日につき1種類、ひとさじからが基本!
食物アレルギーを起こしやすい食材に限らず、赤ちゃんが初めて食べる食材は、1日につき1さじから始めることが基本です。
少量なら食べても問題ない食材でも、一度に多く食べるとアレルギー反応を起こすものもありますので、まずは少し試して様子を見ます。
1日1さじからスタートして、問題がないようなら、翌日2口食べてみるといったペースで、量を少しずつ増やしていきましょう。
初めての食材は平日の午前中に試すと安心
赤ちゃんがアレルギーを起こしてしまった時に備えて、初めての食材は、平日の午前中に試すのがおすすめです。
夕方や夜に初めての食材を試すと、体調が悪くなってしまってもかかりつけの病院に行くことができません。
ママやパパにも時間的に余裕があり、その後に何も予定が入っていないタイミングを選ぶと良いですね。
特にアレルギーを引き起こしやすい食材は、卵、乳製品、小麦
この中でも、乳幼児期の食物アレルギーの多くは、卵アレルギー、乳製品アレルギー、小麦アレルギーです。
また、加工食品への表示が推奨されているのが、いくら、キウイフルーツ、くるみ、大豆、カシューナッツ、バナナ、やまいも、もも、りんご、さば、ごま、さけ、いか、鶏肉、ゼラチン、豚肉、オレンジ、牛肉、あわび、まつたけの20品目です。
これらの食材を赤ちゃんに与えるときには、特に慎重に様子を見ながら、少量ずつ与えましょう。
生の果物や野菜を食べることでアレルギー症状を起こすことも
生の果物や野菜を食べると、唇や口の中、喉や耳の奥などに痒みや腫れが起きることがあります。
これは口腔アレルギー症候群といって、果物や生野菜に含まれるアレルゲンが、口の中の粘膜に触れて起こるアレルギー反応です。中には、アナフィラキシーショックなどの重篤な症状を引き起こすこともあります。
生野菜や果物のアレルゲンは花粉のアレルゲンと構造が似ているため、花粉症の人が生野菜や果物を食べたときに、口腔アレルギー症候群を発症することもあります。
自己判断で食材を限定せず食べられるものを増やしていこう
食後にアレルギーのような症状が現れても、食物が原因でない場合もあります。食後に口元が少し赤くなっても、一時的なもので、口のまわりの調味料などをキレイに拭き取れば、収まることもあります。
また、抵抗力が低くいろいろな病気にかかりやすい赤ちゃんは、いつもと様子が違っても、アレルギー以外の病気が原因ということもあります。
アレルギーを過剰に警戒して、食べさせる食材を限定しすぎることもやめましょう。
医師から指導された食材は除去する必要がありますが、それ以外のものは、市町村や病院などの母親学級で指導される厚生労働省作成の「授乳・離乳の支援ガイド」などに従って、少しずつ与えていきましょう。
米やさつまいも、にんじんなど、アレルギーが出にくい食材から離乳食をスタートし、少しずつ、食べられる食材を増やしていくことがポイントです。
もし食物アレルギーが出てしまったら?少しずつ慣らしていく方法も
もし食物アレルギーが出てしまったら、その後の離乳食の進め方はどのようにすればよいのでしょうか。
アレルギー症状の出方、家族の体質によっても、取るべき対策は変わってきます。食材を極端に避けたり、アレルギー症状が出ているのに与え続けたりといった自己判断はせずに、必ず医師に相談して指示に従ってください。
食物アレルギーについてしっかりと知り、専門家の指示のもとで、赤ちゃんの食事に慎重に向き合っていきましょう。
食べてはいけない素材と注意が必要な食材を知って、安全に離乳食を楽しもう!
離乳食を用意する時は、ご飯を食べ始めたばかりの赤ちゃんの口に入るものだからこそ、食材選びにはとくに慎重になりますよね。
食事が原因の重い病気や症状を避けるために、また、子供のアレルギーについて正しく把握するために、食べてはいけない食材とアレルギーが起きやすい食材をしっかり知ることが重要です。
安全のために大切なポイントはしっかり押さえて、赤ちゃんが楽しくおいしく栄養をとれるように、離乳食を進めていきましょう!
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ひよこりんさん
ハチミツは、あげては、いけないことが、しれました~!
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ひよこりんさん
ハチミツは、あげては、いけないことが、しれました
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無記名さんさん
いちごってダメなのね!
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ありささん
赤ちゃん?のために食べ物にきをつけます❤
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イノさん
インスタントラーメンは平気かな?
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アホやろさん
いいわけないやろ、冗談やめときや
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無記名さんさん
アレルギー関連の情報が少し古いです。2015年の記事なので、仕方ないですが…。
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ルーさん
イチゴは生であげるのが良いといくつかのサイトで見たのですがダメなんですね⁉︎
今日あげちゃいましたが… -
ももさん
煮物に使っていてうっかり食べさせてしまいました
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無記名さんさん
まだ産まれて半年
なんですけど…牛乳が入ってるのとかってどーなんですか? -
ひめさん
ベビーに食べされる”初めて”は全てにアレルゲンが潜んでいると思った方が良さそうですね。油物に海鮮物…大きくなるまでおあずけかな(._.)
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無記名さんさん
生もの気をつけます
お水は知りませんでした -
無記名さんさん
この情報を鵜呑みにするのはどうかな?
なんか情報が古いですね。
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