子供が習い事にスケート教室を選択!始め時や内容を紹介

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2016/02/27

スケート教室に通う子供
世界的な大会で日本人選手が活躍する姿に憧れ、スケートを習ってみたい!という子供や、我が子に習わせてみたい!というママもいますよね。

実際にスケート教室を開催するスケートリンクも増えていて、敷居が高そうに思えたスケートも以前よりは習いやすい環境になってきています。

でも、今まで1度もスケートの経験がないママや子供だと特に、スケートっていつ位から習えるものなのかなど分からないことも多いでしょう。

そこで、スケートの始め時や教室の選び方などを詳しく紹介していきます。スケートを始める前によく目を通しておきましょう。


スケートを習うと、身体的にも精神的にも多くの事が身につく

スケートを習い始めると、スケート技術が習得できるだけではなく他にも子供にとってプラスとなることが色々とあるので知っておきましょう。

スケートを習うと身体的に身につくこと

  • バランス感覚
  • 柔軟性
  • 足腰が鍛えられる
  • 瞬発力
  • 反射神経や機敏性
  • 持久力

氷の上ってつるつると滑って安定感がなく、バランスをとるのが難しくて気を抜くと転んでしまいますよね。

そんな危うい氷の上を細長いスケートの刃に体重をのせて立ったり、歩いたり、滑ったり、また方向転換できるようになれば、バランス感覚が養われます。

更にスケートは足だけに力を入れているように思われがちですが、全身の筋肉を使って動いています。

社交ダンスの動きも取り入れているので姿勢が良くなって、柔軟性も身につきやすいと言えます。

またバランスが取れてくると、氷の上で踏ん張る力がつくので下半身、特に足や腰が鍛えられて強くなります。

そして、レベルアップしていくうちにターンやステップ、ジャンプなど瞬発力などが要求される技が習得できれば、反射神経や体の機敏性なども養われるでしょう。

更にスケートを長い時間滑るには相当なスタミナが必要となるため、持久力も身に付きます。

スケートを習うと内面で身につくこと

  • 表現力や創造力
  • 向上心が高まる
  • うまくできない悔しさを実感する
  • 逆境を乗り越えてメンタルが強くなる

他にも競技会で演技するレベルになると、音楽のテーマに合わせて踊ったり、ジャンプしたりすることになります。

自分で演技を表現する力とか、演技を作り出す創造性なども養われていくでしょう。

また、技を習得する楽しさを実感すれば、どんどん習得したいという向上心が芽生えます。

競技会でいい成績を残したい、テストに合格したいという目標のために練習に打ち込む、前向きな気持ちがもてるようになります。

逆に、技がうまくできないなどの困難にぶつかって悔しさで一杯になったり、落ち込んだだりすることもあります。

この逆境に負けたくないと奮起して、努力を重ねることで壁を乗り越えられる強い力も備わってくると言えます。

まずはスタート時期を決め、実際に体験することから始めよう

スケートを子供にやらせたいと思ったら、まず始めどきを考えましょう。

そして、いきなり教室に申し込むのではなく、子供をスケートリンクに連れていって見学させたり、体験させることから始めてみましょう。

スケートの始め時は早くても3、4歳位から!子供の気持ちを尊重しよう

そもそもスケートって何歳位からできるものか?実はよく知らないというママもいますよね。

日本フィギュアスケーティングインストラクター協会によると、3~4歳位なら始められるとされています。

実際に3歳もしくは4歳を対象としたレッスンを行うスケート教室もあります。

3、4歳位なら簡単な大人の言葉も理解できるし、自分で話せる年齢なのでコーチの言うこともわかり、コミュニケーションも何とか取れる年齢だと言えます。

また、大きくなるにつれ氷の上=滑って転んで痛いという恐怖心が芽生える子もいます。

そのため、まだ好奇心が旺盛な小さいうちからスケートに慣れさせると、上達が早いとも言えます。

ただ子供の成長にも個人差があり、性格も違うので即始められるからといって3歳からスタートしなければならないというわけではありません。

あくまでも一般的な目安として参考にし、それぞれのお子さんの成長や気持ちを考慮しながら、やらせる時期を考えてみましょう。

まずはスケートリンクに連れて行き、見学や体験をさせてあげよう

子供にスケートを習わせたいと思っても、テレビで見るのと実際にやるのでは随分ギャップがあります。

教室で習う前に子供をスケートリンクに連れて行ってスケートの見学させたり、実際にスケートを体験させてあげましょう。

初めてスケート靴を履いて氷の上に乗ってみると、思ったよりも安定感がなく始めは立つこともままならないでしょう。

個人差があるので一概には言えませんが、次第に氷上に慣れ、感覚を掴んでバランスが上手に取れるようになり、ゆっくり歩くことはできるようになるかもしれません。

そういった段階で、子供がスケートは面白い!もっと上手に滑れるようになりたい!と興味を持てば、教室に通いたいと言い出すかもしれませんし、実際楽しく通えるのではないでしょうか。

スケート教室の料金やクラス分け、カリキュラムなど基本情報を知ろう

スケートを習わせる上で、やはりレッスン料やカリキュラム、どの様な講師が指導してくれるのかなどは知っておきたいですよね。

そこで、教室を探す上で参考になるようなスケート教室基本情報を紹介していくので目を通しておきましょう。

レッスン料は1時間1500円位から!個人レッスンは高額になる

スケート教室に子供を通わせるにあたり、気になるのがレッスン料ですよね。

例えば調べてみたところ、短期の教室だと1回1時間のレッスンが計4回で6000円から、安いところで2時間半のレッスンが計4回で3000円前後のようです。

また、1年間の定期クラスでは、週1回1時間のレッスンが1500円で別途入会金が2000円必要になります。

そして、個人レッスンでは講師のレベルに応じて料金が異なりますが、一般的な料金だと30分で2500円からです。

日本でもトップクラスの選手に指導した経験のあるインストラクターだと、同じ時間でも6000円と高額になります。

またクラブに入るとリンクをクラブで貸切って専属のコーチをつけ本格的に毎日練習するので、ざっと年間で100万円位かかります。

その他にも遠征費や定期的に競技会に出場するためのコスチューム代、宿泊費や現地までの交通費などが必要となります。

初級から上級までのクラス別に、カリキュラムは決められている

スケート教室は生徒の年齢やレベルによってクラス分けがなされています。そしてレベルに応じてカリキュラムも決められています。

教室によっては多少違いがありますが、ほぼ同じような内容になっているので参考にしてみましょう。

3、4歳から幼稚園保育園の年長までの未就学児クラス

未就学児の場合は氷の上を歩くこと自体まだ経験したことがないという子もいるでしょう。

まずは氷の感覚を体で感じて氷の慣れるために、氷の上に四つん這いになってハイハイの格好で進んでみます。

更に、スケート靴を履いてつかまりながら立ち上がることから始めます。氷の感覚に慣れてきたら、少しずつ歩けるように練習していきます。

あとは個人のペースに合わせて、氷の上を滑ったり、両足でジャンプするなど簡単な技術を習得します。

今まで一度もスケート経験がない初心者クラス

初心者クラスは、小学生以上で一度もスケートをやったことがない、もしくは1、2回位しか経験がないという子が対象です。

未就学児クラスのようにまずは氷の感覚に慣れるために、氷の上で立ち上がったり、その場で足踏みをし、ゆっくり歩く練習からスタートします。

また転んでもケガをしないように、正しい転び方も学びます。

歩けるようになったら、今度は数歩歩いてからの両足滑り、片足づつ足を動かしてゆっくり滑れるように、そして自分でストップできる練習に入ります。

氷の上を滑れるレベルで技術を基礎から学ぶ初級クラス

スケートの経験も何回かあり、氷の上を滑れるレベルの子がスケート技術の基礎をマスターするために学ぶのが初級クラスです。

両足でジャンプしたり、左右の足を外側から内側に左右対称になるように動かして滑るひょうたんなどを習います。

更に片足を上げながら滑ったり、滑りながら立ち上がったり座ったりするなどの動作の変化、前に進みながら左右の曲がるフォアクロスなどを順に習得していきます。

基本レベルの簡単な動きが出来る子向けの初中級クラス

初級クラスでスケートの基礎の動きを学び、習得した子が進むのが初中級クラスです。基礎よりもややレベルを上げた技の習得を目指します。

例えば、前向きから後ろ向きに方向を変えるフォアバックターン、後ろ向きに滑るバックスケーティングを習います。

更に、後ろに進みながら左右に曲がるバッククロス、後ろ向きから前向きの方向を変えるバックフォアターンなどを練習していきます。

基礎ができていて更にレベルアップを目指す中級クラス

初中級クラスで学んだ前後に進んだり、曲がったり、方向転換するという技術を学んだ子が更に技の完成度を高めるために練習するのが中級クラスです。

基本的には初中級クラスまでに習った技を繰り返し練習して体に定着させたり、いくつか組み合わせて一連の動作としてつなげてみたりします。

競技としての技術を習得するための上級クラス

上級クラスは、競技会の出場を目指したり日本スケート連盟公認のスケートの技術検定であるバッチテストの受験を目標に掲げて練習を行うクラスです。

その場でくるくる回転するスピンや交互に足を踏み変えるステップ、1回転ジャンプなど難易度の低い技から順に学び、習得を目指します。

ある程度技がマスターできれば、いくつかの技を組み合わせた練習も行います。

講師陣は選手、指導実績も様々!連盟に所属し資格を有する人も

指導してもらえるインストラクターは各スケート教室によって異なります。大きなスケートリンクだとインストラクターも10名以上所属しています。

中には、選手実績としてもオリンピックや世界選手権、ユニバーシアードや全日本選手権など主要な国内外の競技会に出場経験があったり、優勝など高成績を収めている人が講師をしている場合もあります。

また、選手としての実績ももちろん、指導実績の高いインストラクターも目立ちます。

例えば上記の主要な国内外の大会に出場経験がある選手や、大会で高成績を収めている知名度の高い選手を教えた経験がある場合などです。

更に日本スケート連盟や都道府県スケート連盟、日本フィギュアスケートインストラクター協会(JFSIA)に所属している人もいます。

そして、文部科学大臣認定C級コーチや、文部科学大臣C級教師などのスポーツを教える上での指導者資格を有している場合もあります。

スケートのインストラクターになるのに特別な資格は必要ないので、スケートの経験があってある程度の技術があれば、誰でもインストラクターになれるというのが現状です。

ただ、やはり指導者としての技術力や実績のある人の方が高い信頼を得ることができるので、資格を取得したり団体に所属するというインストラクターが多いようです。

教室はスケートが盛んな場所や寒い地域に多い

スケート教室はスケートリンクがない場所ですと、見つけること自体が難しいですよね。

スケートリンクは屋内のところも多いですが、主に北海道や東北地方、北陸地方といった寒い地域に集中しています。

また、首都圏や関西、フィギュアスケートが盛んな愛知県を中心とした東海地方なら割と近い場所でみつかりやすいと言えます。

中国、四国地方や九州地方になると気候が暖かいのでスケートリンク自体が北日本よりは少ないため、スケート教室も残念ながらあまりないのが実情です。

スケート教室も通年ではなく、冬季のみ開催しているスケートリンクがほとんどです。

教室選びは慎重に!通いやすくしっかり教えてもらえる所を選んで

スケートを習わせることになり教室探しを始めても、どうやって決めればよいかよくわからないというママもいるでしょう。

そこでスケート教室の選び方のポイントを紹介していくので、参考にしながら子供にぴったりな教室を見つけてあげましょう。

自宅から近い&通いやすい雰囲気の教室を

定期的に通うことも考えて、まずはできるだけ自宅から近い教室をいくつかピックアップしてみましょう。

また、もし続けて通うことになったらレッスンを受けられる曜日や時間帯かどうか、無理なく捻出できるレッスン料かどうかも合わせて調べます。

ほとんどのスケート教室では、取り敢えず実際に体験したほうが分かるということで、数回限りの短期集中教室が開催されています。

日程やレッスン料なども異なるので、チェックしながら条件に合うところを2、3ヶ所選び、申し込んで実際にレッスンを受けてみることをおすすめします。

学校や幼稚園の夏休みや春休みといった長期休みを利用すると、効率よくいくつかのレッスンを受けることができます。

細かくレベル分けされている教室がよい

スケート教室では、上記のクラス分けのところで説明したようにスケート経験や年齢などによってクラス分けがなされています。

また、同じクラスでも個人のレベルに応じて更に数名のグループに分けられて、グループごとでカリキュラムが多少異なる教室もあります。

スケートではこなせる技が個人個人が異なるので、レベルに応じて細かくグループ分けしてある教室だとレベルに見合った練習ができるのでおすすめです。

実績のあるインストラクターが指導してくれる

スケートの上達は個人の力量や練習量などによって個人差はありますが、やはり指導者に恵まれるかどうかは上達の左右する大事なポイントだと言えます。

指導し慣れていて指導実績が優れていたり、選手として活躍していて生徒の気持ちがわかるインストラクターなら子供もやる気になって、技術が上達しやすいと言えます。

ホームページなどでインストラクターの実績をチェックしたり、分からない場合は実際に問い合せて聞いてみましょう。

カリキュラムがしっかり決められ、提示されている教室

レッスンの度に講師が変わるという教室もあります。

講師が違うと、前回やった内容とは全く違ったことを始めたりレッスン内容がダブってしまう場合もあり、講師によって教え方が違うので、子供が戸惑ってしまうこともあるでしょう。

講師が毎回同じでカリキュラムも始めからきちんと組んであり、計画的にレッスンが進められている教室の方が上達が早い可能性があります。

続けられそうなら定期クラスに入ろう

短期集中コースで実際にスケートのレッスンを体験してみて、子供が興味を持ち、もっとやってみたいという気持ちがあるなら、継続できるように教室に通うことも視野にいれてみてはいかがでしょうか。

短期集中コースをいくつか受けた後、通いやすさやスケジュール、レッスン代やレッスンの雰囲気、講師の対応に仕方などをもう一度チェックし直します。

そして、定期コースを申し込むスケート教室を決めていきましょう。

教室にしばらく通ってクラブに入るかを決めよう

教室にしばらく通い、レッスンを受けて所定のカリキュラムを修了するとほとんどの教室では上のクラスに進むための進級テストが行われます。

テストに合格すると、中級、上級レベルの教室に進むことができます。全カリキュラムが終わり、卒業テストに合格すると教室は卒業となる場合もあります。

この時点で、ある程度スケートの技術が身に付いたので終わりとするか、更に技術を高めて競技会に出るために専任のコーチをつけて、クラブに入るかを決めましょう。

子供のやる気と親の根気がカギ!続けられるかはゆっくりと見極めよう

スケートは有名な選手が優雅に滑っている姿をテレビで見ているのと違って、実際に自分でやってみると思った以上に難しく、うまく滑れないというケースがほとんどです。

そのため今まではスケートに興味をもち意欲的だったのに、急に嫌になってやる気がなくなってしまう子もいるかもしれません。

どんな習い事にも通じますが、続けていけるかは子供のやる気が一番大きなキーポイントとなります。

親がやって欲しいと強く希望して、一生懸命サポートしても途中でやめてしまう子がいるのも事実です。

また、習い事で特にスポーツだと子供の性格や運動能力の違いなどにより、あまり向いていないかなという場合もあります。

ただ、もう少し頑張ればできるようになる、楽しいと思えるはずという場合もあるので見極めは難しいものです。

無理にやらせても続かないですが、親が励ましながら少し続けているうちにまた興味を持ち始めるということもあります。嫌だと言い出してもすぐやめてしまうのではなく、継続はもう無理なのかをできるかゆっくり見極めましょう。

ただ、スケートに関しては、最終的に競技会に出るところまでやるとなると、金銭面も含め親の負担もかなり大きくなります。

そこは慎重に家族で話し合うことをおすすめします。

みんなのコメント
  • Rio・Kano・Umi・Remo・Sumi・Moa・Kei・Kio・yuo・Eno・Kuraの母さん

    私の子供は2歳から初めてます。滑れるようにはなってるんですけど…体に害とかは無いのでしょうか?

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