小学生にスマホは必要?学習面から見るスマホの影響と対策!
「小学生にスマホを持たせるべき?」。小学生でさえもスマホを使うことが珍しくないこの時代、我が家はどうすべきなのか悩みどころですよね。
小学生ともなれば行動範囲も広がり、「連絡手段」としてスマホを持たせるべきかと思う半面、危険サイトやトラブルなどの心配も…。
ところで小学校入学後の大きな変化と言えば、お勉強。スマホはお子さんの学力に想像以上に大きなダメージを与えることを皆さんはご存知でしょうか?
今回は、あえて「学習面」だけに絞って現役塾講師の視点からこの疑問にお答えします!小学校入学前に絶対に読んでほしい、「スマホが学力に与える影響と対策」とは?
我が子に勉強で成功してほしいと願うパパママ必見です!
教育業界では有名!スマホは子どもの学力に深刻なダメージを与える!
突然ですが筆者は小中学生を対象とした塾で、国語の講師をしています。職業柄、教育者を対象としたセミナーや研修に参加し情報交換をするチャンスも少なくありません。
そして、そこで必ずと言っていいほど話題に上がるのが「スマホの危険性」なのです。
教育の視点から考えたときのスマホのデメリット、以下の3つを見ていきましょう。
- スマホ中毒になる子どもは驚くほど多い
- スマホ生活は、体験のチャンスを阻害する
- スマホを使っていると、勉強しても学力が伸びなくなる
スマホ中毒になる子どもは驚くほど多い
スマホやネットへの依存の危険性ですね。今や「将来の夢」にYou Tuberがランクインするほど、ネット動画は子どもたちの心を掴んでいます。
「スマホ依存の危険は知っているけれど、ルールを決めれば大丈夫なのでは?」と感じるパパママもいらっしゃるかと思います。しかし、スマホ依存の恐ろしいところはそのルールすら守れなくなることにあるのです。ルールが守れないから「依存」なのです。
現在、小学生どころではなく「大人のスマホ依存」が社会問題になっています。大人でさえコントロールできていないのですから、小学生の子どもでは尚更です。
だからこそパパママのサポートが大切!なんですね。
スマホ生活は、体験のチャンスを阻害する
先生という仕事をしていて痛感するのが「体験」の重要性です。幼児~小学生のうちに外で動植物と触れ合ったり、様々なものを見て不思議に感じて調べたりした経験が多い子どもたちほど勉強もできる場合がほとんどです。
それを阻害してしまうのが、スマホ中心の生活。少し操作するだけで鮮やかな画像や地球の裏側の映像まで簡単に見ることができてしまうスマホは、一見学習にも役立ちそうですよね。
しかし、それらは「生身の体験」ではありません。あくまでも画面を通した世界です。ライオンの迫力や青々とした芝生を足で踏みしめたときの感触は、スマホでは感じることができません。
スマホで見ることのできる世界は、手軽でとても魅力的です。だからこそ、ひと度スマホを手にしてしまうと子どもたちは触らずにはいられなくなってしまいます。
比較的自由な時間のある小学生たちには、ぜひ体を動かしてたくさんの「体験」をしてほしいと思います。子どもたちの好奇心を邪魔しないためにも、ぜひ「スマホがない」という環境をつくってあげましょう!
スマホを使っていると、勉強しても学力が伸びなくなる
「スマホを使っていても、勉強時間を確保すれば学力は伸びるのでは?」という疑問もあるかもしれません。しかし、仙台市の教育委員会の調査で驚くべき答えが出ました。
なんと、「スマホを使っていると勉強をしても学力が伸びなくなる」というのです。表でまとめてみましたので、さっそく見ていきましょう!
スマホ使用時間が1時間未満 | スマホを持っていない | スマホ使用時間が4時間以上 | |
---|---|---|---|
勉強時間 | 1時間未満 | 30分未満 | 2時間以上 |
テストの平均点 | 75点 | 63点 | 58点 |
いかがでしょうか?スマホを長時間使用すると、勉強を頑張っても勉強していない子たちより点数が低くなってしまうことが分かりますね!本当に恐ろしいことだと思いませんか?
また、スマホによって夜寝る時間が遅くなるなど、生活リズムが崩れる心配もあります。育ち盛りの脳と身体に良い影響があるはずがありませんね。
先生たちの本音!勉強ができる子のスマホ事情
さて、スマホの恐ろしさを感じていただけたでしょうか?我が子には「勉強しても成績が上がらない…」なんてツラい思いはさせたくありませんよね。
では反対に、成績がグングン伸びる子どもたちはスマホにどう向き合っているのでしょうか?実は「勉強できる子」のスマホ事情には、ある共通点があるんです!
毎年300人ほどの生徒たちと向き合う中で見えてきた、スマホ対策のヒミツをお伝えしていきます!
スマホは1度持たせたらアウト?!ルールは、なし崩しになりやすい
「いきなり大げさな…」と思わせてしまったかもしれませんが、勉強を教える先生側からするとこれが本音だったりします…。スマホを持たせた瞬間から、絶対に後戻りできなくなるということだけは頭の片隅に入れておいてください!
というのも、全てのご家庭が、ということではありませんがやはり大抵の場合1度スマホを持たせてしまうとコントロールが効かなくなってしまうことが多いのです。
「あとちょっとだけ!5分でいいから!」「今日は誕生日だし、少しだけいいでしょ~?」なんていう子どもたちのおねだりは日常茶飯事。ついつい「じゃあ、あと5分だけだよ」と許してしまうのも親心ですよね。
ですが、こうしたことの積み重ねがいつしか初めに決めていたルールを崩してしまいます。そして、大きく崩れてから慌てて「最初に約束したでしょう!」と叱っても、子どもたちは納得するどころか1度習慣化したスマホ中心の生活を奪われることに不満を持ってしまうのです。
勉強ができる子たちは、高校入学までスマホを持っていない
「えっ!高校入学まで?」という声が聞こえてきそうですが、これは本当です。もちろん100%全員がスマホを持っていないわけではありませんが、割合で言えばトップレベルの子どもたちほどスマホの所有率は低いのです。
中学生、といえば少し先のお話ではありますが、難関校に合格する生徒たちは中3でもガラケーなどで連絡をとっていたりします。感覚的にも、スマホを持つのが遅い生徒ほど学力も伸びやすい印象です。
反対にスマホを長時間使っているお子さんには、「コミュニケーションがとれない」「考えることが苦手」「好奇心の幅がせまい」といった特徴が多く見られます…。
学習効果の視点だけで考えれば、スマホを持たせるのは遅ければ遅い方が良いと言えるのです。
勉強ができる子たちは、スマホについて親とよく話し合っている
さて、いくらスマホを持たせるタイミングが遅い方が良いといっても、小学生~中学生の子どもたちはスマホに興味津々。「スマホがほしい!」とおねだりされることも多いと思います。
それは勉強ができる子どもたちも同じ。「スマホ、買ってもらえないんだよね~」というグチ(?)を口にする生徒もチラホラ…。
それでも勉強熱心な子どもたちには、ある共通点があります。それは「心の奥ではスマホを持たないことに納得している」ということ。
では、この子たちは賢いから自然と納得しているのでしょうか?いえいえ、そうではなく、お家できちんとスマホの危険性などについてよく話し合う機会があるからなんです!
コツは、以下の4つ。子どもの主体性も尊重しながら話をしてあげるとGOODです!
- 子どもの意見も受け止めながら納得できる理由を話す
- 子どもの聞き分けが悪くても、感情的にならない
- 頭ごなしに子どもの気持ちを否定して主導権を握らない
- 子ども自身に選択させるように導く
以上のコツを踏まえ、NGな会話例とGOODな会話例を見ていきましょう!
【NGな会話例】
子ども「えー、でも〇〇ちゃんも持ってるし…。買ってよぉ!」
ママ「そんなんじゃ勉強できなくなるよ!将来困ってもいいの?!わがまま言わないの。」
子ども「…分かった。」
まずはNGな例からご覧いただきました。いかがでしょうか?
結果的にスマホを禁止できてはいますが、子ども自身に納得感がないため心の中で不満が溜まっていきやすいですね。これでは前向きに勉強しようという気持ちも起こりにくくなってしまいます。
続いては、勉強へのモチベーションUPも期待できるGOODな例です!
子ども「うん!あ、そうだ。私、スマホがほしい!買って~!」
ママ「スマホがほしいんだ。どうしてそう思ったの?」
子ども「だって大人っぽいし、〇〇ちゃんも買ってもらうんだって!」
ママ「そっか、お友だちも持ってるとほしくなるよね。でも、これはすごく大切なことだから、しっかり話し合いたいんだけどいい?」
子ども「うん、分かった。」
ママ「スマホには良い面も悪い面もあるんだけど、何か知ってる?」
子ども「うん、●●とか●●とか…。」
ママ「そうそう、よく知ってるね!他にも、スマホを持っていると勉強をやってもやっても頭が良くならないんだって!」
子ども「そうなの?でもやっぱりほしい~!」
ママ「▲▲の将来の夢は獣医さんだよね?」
子ども「うん!」
ママ「獣医さんになるにはどうしたらいいか知ってる?」
子ども「うん、動物のこといっぱい調べて覚えたり、研究するの!」
ママ「そうだよね。スマホを使うと大好きな動物のことが覚えにくくなっちゃうんだ。反対にスマホを我慢できれば夢が叶う可能性が高くなる。▲▲は、どうしたい?」
子ども「うーん、スマホはほしいけど…やっぱり獣医さんになりたいからガマンする!」
実際にはここまでスムーズに話が進まないかもしれませんが、イメージとしてはこんな感じです。また、子どもの方からスマホの話題が出てこないうちはわざわざ話題にしなくてもいいでしょう。
「親に反抗的なので話し合えるか心配」「ついつい親子ゲンカになってしまう…」という場合もあるかと思います。そんなときは塾の先生や懐いている親戚など、第三者を上手に頼って代わりに話してもらうことがおすすめですよ!
パパママに対しては甘えの気持ちもあるのでワガママを言うこともありますが、少し距離のある大人の言うことは素直に聞く…というのが小中学生の特徴です。
勉強ができる子たちは、パパママがスマホの使用を控えている
パパママには少し耳の痛いお話かもしれませんが、ズバリ、「子は親の鏡」です!パパやママが何かとスマホを片手に調べ物やアプリをしている姿を見ていれば、子どもたちが「ぼくもほしい!」と思うのも無理はありませんね。
「オトナにはオトナの事情がある!」と言いたい気持ちはやまやまですが、子どもたちはそこまで理解できません。100%は難しくても、子どもたちの前ではできるだけスマホの使用は控えるのがベターです。
連絡手段はキッズ携帯で十分!スマホの代わりにやるべきこと
とは言っても、習い事の送り迎えや仕事中など「連絡手段」が必要になる場面は多いはず。スマホを持たせるべきか考えるとき、真っ先に思い浮かぶメリットですよね。
ですが、連絡ならキッズ携帯で十分。各携帯会社から、用途に応じた様々な機種が販売されています!ぜひとも子ども用ケータイを検討してみてくださいね!
最後は、スマホを持たせる代わりに小学生の子どもたちにぜひとも経験させてほしいことをお伝えして終わりにしたいと思います。
- 読書・映画鑑賞など作品に触れる機会を持たせてあげる
- 動物園や科学館など実際に見たり聞いたりする経験をさせてあげる
- 工作や実験など考えたり発見する喜びを体感させてあげる
- 何かに挑戦し失敗や成功を実感させてあげる
中学生にもなると部活や勉強で忙しくなるため、なかなか「体験」をする時間が取りづらくなるもの。小学生という自由に使える時間をスマホに取られてしまうのはもったいない!
今しかできない経験を、目いっぱい一緒に楽しんであげましょう!



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