旬のいちごで簡単おやつ!子どもと作れて桃の節句も華やぐ
いちごは子どもに人気の高い果物です。12月くらいからスーパーのフルーツ売り場を華やかに彩るようになりますね。またいちご狩りも気軽に楽しめる人気のレジャーです。
いちご狩りに行ったり、シーズン終わりに安いいちごがたくさん手に入ったときなど、家庭でカラフルないちごデザートを作ってみませんか。いちごはいろいろなスイーツに使うことができるんですよ。
スイーツといっても、難しいものばかりではありません。子どもにたくさんお手伝いしてもらえる簡単なレシピをご紹介します。子どもに盛り付けをお任せして、料理センスを小さなころからしっかり磨いてあげましょう。
この記事の目次
- 紅ほっぺがオススメ!いちごスイーツ用のいちごの選び方
- 1.【いちごジャム・いちごシロップ】一度に2種類できる!
- 2.【いちごゼリー】いちごジャムづくりで出たいちごの煮汁で!
- 3.【いちごシャーベット・アイス】ジャム&ゼリーを転用しよう
- 4.【いちごパフェ】いちごジャム&ゼリーを作ったらぜひ!
- 5.【いちごのミルクかん】生の果物もきちんと固まる便利な寒天!
- 6.【いちごのババロア】いちごを使ってピンクの濃厚デザート
- 7.【いちご大福&いちご餅】あんこが苦手な子も味わえる!
- 8.【いちご杏仁豆腐】中華デザートに赤い果実を添えて
- 9.【いちごのトライフル】重ねるだけでできる!簡単デザート
- 10.【いちごのクラフティ】フランスのママンの味を家庭で再現
- 11.【いちごのクッキーチーズケーキ】混ぜて冷やせばOK!
- 12.【いちごあめ】家庭で手軽にお祭り気分を味わっちゃおう
- いちごを使って手作りデザート!子どもと作れば楽しさ倍増
紅ほっぺがオススメ!いちごスイーツ用のいちごの選び方
いちごにはいろいろな品種があります。現在よく流通しているものだけでも5種類はくだりません。
- とちおとめ
- あまおう
- さちのか
- さがほのか
- 紅ほっぺ
これらの品種は、全国的にも手に入りやすい人気品種ですね。
そのほかにも、地域によっていろいろな品種のいちごが栽培されています。中には完熟しても赤くならない、白いちごもあるんですよ。
ではどんな品種がいちごスイーツづくりに向いているのでしょうか。
いちごスイーツの種類によっても選びたいいちごの品種は違ってきます。たとえば甘い生クリームに合わせるときには、酸味がしっかりとしたいちごの方が味が際立ちます。
いちごスイーツの基礎ともいえる「いちごジャム」づくりに適しているのは、「紅ほっぺ」という品種です。酸味と甘みのバランスが良い味の濃いいちごで、香りもよく、なによりきれいな色が特徴です。
いちごはだいたいの品種が赤いのですが、果肉の色は品種によって異なります。紅ほっぺは果肉までしっかり赤くなりやすいので、いちごジャムやいちごシロップを作っても鮮やかな赤に発色します。
またケーキやミルクかんなど、切り口を見せたいデザートに使うときも、どこを切っても赤い色が映えますよ。色が淡いいちごを加熱すると黄土色っぽく変色してしまうこともあるので、色を重視したいときは赤が強いいちごを選びましょう。
熟れたいちごをたくさんいただいたり、いちご狩りに行った場合には完熟した実を使うことができるので美味しいジャムが作れます。お店で安売りしているときなど、贅沢に使っていちごスイーツづくりにトライしてみましょう。
いちごの洗い方とヘタの処理方法を知っておいて!
有名パティスリーなどではいちごを洗わずに使うこともありますし、いちご狩りでは洗わずにそのまま食べても大丈夫という農園がほとんどです。
でもスーパーで買ってきたいちごや家庭で育てたいちごは、やはり洗ってから食べたりスイーツづくりに使いましょう。
ある程度農薬や化学肥料を使っている可能性もありますし、家庭菜園の場合は土の中に雑菌がいることもあります。
いちごを洗う場合は、ヘタがついた状態のまま洗います。ヘタを切ってから水洗いするとビタミンが流れ出してしまいます。
ヘタの部分に雑菌が繁殖しやすいのでしっかり洗い、水気をよく切ってからヘタを切り落として使いましょう。
1.【いちごジャム・いちごシロップ】一度に2種類できる!
いちごジャムはいちごスイーツの基本です。いちごジャムはパンに塗って食べるだけでなく、パンケーキに添えたり紅茶に入れるなどいろいろな楽しみ方ができます。一度自家製を食べると、その美味しさに驚きますよ。
さらにいちごジャムを作る過程でいちごシロップも作ることができます。かき氷やアイスクリーム・ヨーグルトにかけると、きれいな色合いと濃厚な味が楽しめます。
色合いの美しさを大切にする場合は、精製されたグラニュー糖がおススメです。健康的な材料にこだわる場合はキビ砂糖やてんさい糖などでも作れますが、色は多少鮮やかではなくなります。
いちごジャムといちごシロップ
いちご500g・砂糖(グラニュー糖)300g・レモン汁大さじ1
- いちごはよく水で洗い、しっかり水気をとっておく
- いちごを清潔な厚手の鍋に入れ、グラニュー糖とレモン汁を振り入れる
- そのままふたをし、最低でも1時間、できれば一晩おく
- 鍋を中火にかけ、じっくりと煮る
- あくが出てきたら清潔なボウルに取る
- いちごに透明感が出て煮汁がとろりとしてきたら清潔なヘラで混ぜる
- ここで水分(シロップ)を取り分ける
- 火を止め、煮沸消毒したビンに移してしっかりフタをする(保存用)
すぐ食べきってしまう分であれば保存性の高いビンに入れなくても大丈夫です。長時間煮すぎると色が悪くなってしまうため、だいたい20分くらいで火を止めましょう。
いちごに透明感が出てきたくらいで、鍋の水分を取り分けるといちごシロップとして使えます。いろいろなスイーツの材料になり、とっても重宝しますよ。
いちごジャムは砂糖が多い方が保存性が高くなります。すぐに食べきってしまうなら、砂糖はお好みで減らしても大丈夫ですよ。いちごの酸味が味わえる、市販品とは全く違った美味しさがクセになります。
子どもにお手伝いしてもらえるポイントはココ!
- いちごを洗う
- 砂糖を計量する
- いちごのヘタを取る
- 材料を鍋に入れる
- 煮詰める際にヘラで混ぜる
- あくをすくう
※手順を説明し、準備さえしておけば子どもでもできることがほとんどです。積極的にお手伝いをしてもらいましょう。
2.【いちごゼリー】いちごジャムづくりで出たいちごの煮汁で!
いちごジャムを作るとき、あくがたくさん出るのですくい取る工程があります。このとき、あくを捨てずにボウルにとっておくと、あくの下に澄んだいちごのシロップができます。
煮詰める際に作るシロップよりも薄いのですが、そのままサイダーで割ったり氷を浮かべて飲んでも美味しくいただけます。
またゼリーを作るとフレッシュな味わいが楽しめますよ。
いちごゼリー
ゼラチン1袋で作れる分量(3~4人前)…いちごの煮汁300㏄・熱湯50㏄・ゼラチンパウダー5g・レモン汁小さじ1
- 熱湯にゼラチンを振り入れ、しっかり溶かす
- いちごの煮汁を混ぜ合わせる(冷蔵してあった場合は常温に戻してから)
- レモン汁を加える
- カップやグラスに注ぎ分ける
- 表面のあくをきれいにすくい取り、冷蔵庫で冷やす
※ゼラチンの溶かし方・溶かす水の量は、お手元のゼラチンの商品説明に従ってください。
いちごジャムの果肉部分を一緒に入れたり、フレッシュないちごを浮かべてもきれいですよ。煮詰まっていないので色も鮮やかです。
煮詰めたいちごシロップからゼリーを作る場合は、水をシロップの半量ほど加え、レモン汁を大さじ1に増やすとよいでしょう。いずれもいちごの色がきれいに出るゼリーが作れます。
そのまま食べても美味しいのですが、食べる前にクラッシュしてサイダーやカルピスを注ぐとまた違った味わいが楽しめます。
子どもにお手伝いしてもらえるポイントはココ!
ゼラチンを溶かしたりいちごの煮汁・レモン汁を加えるなどの手順も手伝ってもらえます。カップやグラスに注ぎ分ける手順は、粗熱が取れてから注ぎやすいお玉などを使ってやってもらいましょう。
3.【いちごシャーベット・アイス】ジャム&ゼリーを転用しよう
ゼリーを作る過程で半分くらい固まったところでよく混ぜ、冷凍庫に入れて何度か混ぜながら凍らせるといちごシャーベットになりますよ。
いちごシャーベット
ゼラチン1袋で作れる分量(3~4人前)…いちごの煮汁300㏄・熱湯50㏄・ゼラチンパウダー5g・レモン汁小さじ1
- 熱湯にゼラチンを振り入れ、しっかり溶かす
- いちごの煮汁を混ぜ合わせる
- レモン汁を加える
- バットなどに注ぎ入れる
- 表面のあくをすくい取り、粗熱が取れたら冷凍庫に入れる
- 表面が凍ったら混ぜ、凍ったら混ぜてを繰り返す
ゼリーと同じようなお手伝いをしてもらえます。また完成まで何度も混ぜる手順があるので、子どもにやってもらいましょう。凍るのが待ち遠しくて飽きずに混ぜてくれるのではないでしょうか。
市販のバニラアイスを少し柔らかくなるまでよく練り、自家製ジャムやシロップをお好みの量加えてさらに混ぜてもう一度冷凍させると、いちごアイスになります。
使用するバニラアイスを変えてみたりフローズンヨーグルトや豆乳アイスで作ると、また風味が変わります。いろいろ試して、我が家のいちごアイスを作ってみましょう。
4.【いちごパフェ】いちごジャム&ゼリーを作ったらぜひ!
いちごジャムを作るとできるいちごシロップやゼリーを活用して、子どももテンションが上がるいちごパフェを作ってみましょう。
レシピの自家製いちごシロップもしくはジャムは、なければ市販のいちごジャムでも代用できます。お好みのブランドのいちごジャムで作ってみてくださいね。
いちごパフェ
4人前…前述のいちごゼリー液200㏄分・固めたいちごゼリー200㏄分・アイスクリーム1カップ・プレーンヨーグルト100g・自家製いちごシロップもしくはジャム大さじ1・生いちご4粒
- いちごゼリー液を深めのグラスに50㏄ずつ注ぎ冷蔵庫へ入れる
- ヨーグルトにいちごジャムもしくはシロップを混ぜる
- ヨーグルトを4等分してグラスに入れる
- アイスクリームを4等分して盛り付ける
- 固めたいちごゼリーをクラッシュして乗せ、生いちごを飾る
ホイップクリームや練乳・マシュマロやマカロン・チョコレート菓子など、お好みに合わせて飾り付けましょう。カステラやシフォンケーキをキューブ状にカットして入れるとよりボリューミーになります。
ただのアイスクリームやヨーグルトだけではちょっと物足りないときも、自家製のゼリーやシロップ・ジャムを組み合わせると贅沢なパフェになります。
子どもにお手伝いしてもらえるポイントはココ!
ゼリー液をグラスに注ぐところから、盛り付けはすべて子どもにお任せしてみましょう。入れる順番は目安なので守る必要はありません。子どものセンスで、オリジナルの最高のいちごパフェを作ってもらいましょう。
5.【いちごのミルクかん】生の果物もきちんと固まる便利な寒天!
ゼラチンは酸味の強い果物や酵素を多く含む生の果物が固まりにくいことがありますが、寒天はしっかり固めてくれます。
ゼリーのフルフルっとした食感とはまた違った、すっきりツルンとした食感を楽しみましょう。
いちごのミルクかん(白寒天・ピンク寒天)
粉寒天1袋分で作れる分量(5~6人分)…粉寒天4g(1袋分)・水300㏄・牛乳300㏄・砂糖40g・自家製いちごシロップ大さじ2・生いちご適宜
- 水を鍋に入れ、粉寒天を振り入れて火にかける
- 沸騰したら吹きこぼれないように注意しつつかき混ぜる
- 2分ほどしっかり煮溶かしたら、半量ずつに分ける
- 半量の寒天液に砂糖30gを煮溶かし、火を止め牛乳150㏄を混ぜる
- 半量の寒天液に砂糖10gを煮溶かし、火を止めシロップと残りの牛乳を混ぜる
- 容器2種類にいちごを並べ、白寒天・ピンク寒天をそれぞれ注ぎ入れる
- 冷蔵庫に入れて冷やし固める
寒天を上手に使うコツは、分量の水でしっかりと寒天を煮溶かしてから材料を混ぜ合わせることです。また果汁を混ぜる場合は火を止めてから混ぜましょう。寒天と同時に煮てしまうと固まらないことがあります。
真っ白いミルク寒天に真っ赤ないちごが浮かんでいるのもきれいですが、ほんのりピンクに染まったいちごミルク寒天もかわいいですよ。自家製シロップやジャムがお手元にあるなら、ぜひいちごミルク寒天にチャレンジしてみましょう。
しっかり冷やしてから羊羹のようにカットして食べても美味しいですし、透明なグラスに冷やし固めてもよいでしょう。いちごはたくさんあるなら贅沢に丸のまま入れて、いちごの食感を味わいましょう。
あまりたくさんいちごが無い場合は細かくカットしたり、スライスして入れてもいいですね。いちごジャムの果肉部分を使っても甘くて美味しいですよ。
子どもにお手伝いしてもらえるポイントはココ!
やけどに注意すれば、ほとんどの手順を子どもに手伝ってもらえます。子どもの成長に合わせてどんどんお手伝いしてもらいましょう。慣れてくるとひとりでも作れるようになりますよ。
6.【いちごのババロア】いちごを使ってピンクの濃厚デザート
さっぱりとした口当たりのいちごゼリーやつるんとしたのど越しのミルクかんとはまたちがった、濃厚な味わいが楽しめるのがババロアです。
子どものおやつにも最適ですが、かわいくアレンジしてパーティのデザートにもピッタリですよ。
薄桃色の色合いがキレイで、女の子が喜ぶデザートです。料理もアレンジもピンク色にそろえたい、桃の節句にもおすすめです。その際は、牛乳パックを利用して菱餅型のセルクルを作って型抜きしてもよいでしょう。
本来ババロアは卵を使って作りますが、牛乳と生クリーム・ゼラチンだけでも同じような食感のデザートに仕上がります。卵アレルギーの子どもも食べられますよ。
いちごのババロア
ゼラチンパウダー1袋分で作れる分量(4~5人分)…生いちご150gもしくは自家製いちごジャム100g・水大さじ2・牛乳100㏄・生クリーム100㏄・ゼラチンパウダー5g(1袋分)・レモン汁大さじ1・(生いちご使用の場合は砂糖70g)
- 生いちごを使用する場合はよく洗ってヘタを取る
- 柔らかい完熟いちごはフォークの背でつぶして砂糖とレモン汁を加える
- なめらかな食感を出したい場合はミキサーでつぶして砂糖とレモン汁を加える
- 水にゼラチンを振り入れてふやかす
- 牛乳と生クリームを火にかけ、沸騰寸前で火を止めゼラチンを入れてよく溶かす
- つぶしたいちご、もしくはジャムとレモン汁を加えて混ぜる
- ボウルの底を氷水に当てながらとろみがつくまでヘラで混ぜる
- とろみがついたら容器に注ぐ
- 冷蔵庫でしっかり冷やし固める
リング状の型に入れて冷やし固め、型から抜いて真ん中にいちごを盛り付けるととても贅沢なデザートになります。いろいろな型を使って作ってみましょう。もちろんグラスで作ってもきれいですよ。
子どもにお手伝いしてもらえるポイントはココ!
いちごの下ごしらえや材料の計量・投入などもできますが、楽しいのはやはりデコレーションですね。生のいちごやホイップクリーム・アラザンなどのトッピングを子どもに考えてもらいましょう。
7.【いちご大福&いちご餅】あんこが苦手な子も味わえる!
春の和スイーツの代表格となったいちご大福。大好き!というママも多いですよね。実は白玉粉を使えば意外と簡単に自宅で作ることができるんです。
「あんこはちょっと苦手…」という子も、自家製ならあんこ抜きで作ることができますよ。ほんのり甘い白玉餅にくるまれたいちご餅は、外から赤みが透き通ってとってもきれいです。
上手に包めるようになったらお客様にもお出しできる上品なスイーツです。
いちご大福&いちご餅
8個(4人)分…白玉粉100g・砂糖70g・水1カップ・いちご8個・こしあん80g・片栗粉適宜
- いちごはよく水洗いをして水気を取り、ヘタを取り除く
- いちご4個をこしあんで包んでおく
- 白玉粉に砂糖を加え、水を入れてよく混ぜ合わせる
- 耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)で2分加熱する
- 一度取り出してへらでよく混ぜる
- またラップをかけて電子レンジで2分間加熱する
- もう一度取り出してへらでよく混ぜる
- 生地に透明感が出たらまな板に片栗粉を敷き、生地を乗せる
- スケッパーで生地を8等分する
- 生地をのばしていちご・こしあん包みいちごを上下逆さに包む
- いちごのヘタ側と生地の閉じ口が下になるように形を整える
餅生地はとてもモチモチしているので、必ず片栗粉を敷いたまな板やバットの上で作業をしましょう。慣れないうちはなかなかきれいに包めないかもしれません。
いちごのとんがり部分がもちの真ん中にくるように包みはじめ、閉じ口がいちごのヘタ部分にくるようにまとめるときれいな見た目になりますよ。
子どもにお手伝いしてもらえるポイントはココ!
餅生地を練るのはけっこう力が必要です。子どもがやりたがる場合はまず子どもと一緒に練り、コツを教えてあげましょう。いちごを包む工程は子どもと一緒に何度か練習して、上手な方法を探しましょう。
8.【いちご杏仁豆腐】中華デザートに赤い果実を添えて
杏仁豆腐は人気の高い中華デザートですが、家庭でもちょっとした工夫で簡単に作れちゃうんですよ。いちごのシロップがあるなら、ぜひいちご風味の杏仁デザートを作ってみましょう。
濃厚!いちご杏仁豆腐
ゼラチンパウダー1袋分で作れる分量(3~4人分)牛乳200㏄・生クリーム100㏄・砂糖40g・ゼラチンパウダー5g(1袋分)・水大さじ4・アーモンドエッセンス少々・自家製いちごシロップもしくはジャム適宜・生いちごカップの数分
- 水にゼラチンパウダーを振り入れてふやかす
- いちごをよく水洗いしてヘタを取り、水分を取っておく
- 牛乳と生クリームに砂糖を加え、火にかけて沸騰直前まで加熱する
- 沸騰前に火からおろす
- ふやかしたゼラチンを加えてよく混ぜて溶かし、アーモンドエッセンスを加える
- ボウルに移し、氷水にあてながらヘラでなめらかになるまで混ぜる
- カップやグラスの中にいちごを1粒ずつ入れておく
- とろみがついたらカップやグラスに流し、冷蔵庫で冷やし固める
- しっかり固まったら表面にいちごシロップかジャムを流し入れる
いちごゼリー液があれば、杏仁豆腐部分が固まった後に流し込み、再度固めるととてもきれいな二層の杏仁豆腐になります。生クリームを使いゼラチンで固めることで、いちごの風味に負けない濃厚トロっと食感の杏仁豆腐になりますよ。
もっとあっさりさっぱり食感の杏仁豆腐がお好みの場合は、生クリームを入れずゼラチンを寒天に変えて作りましょう。作り方を紹介しますね。
さっぱり!いちご杏仁豆腐
粉寒天1袋分で作れる分量(4~5人分)…牛乳400㏄・砂糖30g・コンデンスミルク30㏄・粉寒天4g(1袋分)・水200㏄・アーモンドエッセンス少々・自家製いちごシロップもしくはジャム適宜・生いちごカップの数分
- 鍋に水を張って粉寒天を振り入れ、火にかける
- いちごをよく水洗いしてヘタを取り、水分を取っておく
- しっかり沸騰させて寒天を完全に煮溶かす
- 寒天が溶けたら砂糖を入れて溶かす
- 火からおろし、牛乳・コンデンスミルク・アーモンドエッセンスを加える
- カップやグラスの中にいちごを1粒ずつ入れておく
- 粗熱が取れたらカップやグラスに杏仁液を注ぎ入れ、冷蔵庫で冷やし固める
- 表面が固まったら、いちごシロップやジャムを流し入れる
こちらもゼリー液があれば、固まった後にゼリーを流し入れて2層の杏仁豆腐にしてみましょう。また固まったゼリーをクラッシュして乗せても涼しげですよ。
杏仁豆腐は杏仁霜を使用して作るのが本式ですが、スーパーで簡単に手に入るアーモンドエッセンスを加えるだけで杏仁の香りがプラスできます。角切りいちごをトッピングして食べてもおいしいですよ。
子どもにお手伝いしてもらえるポイントはココ!
ゼリーやババロアと同様、やけどに注意すればいろいろな手順をお手伝いしてもらえます。ボウルを氷水にあてて混ぜるときは、水がボウルの中に入ってしまわないように注意しましょう。トッピングは子どもの仕事と決め、センスを発揮してもらいましょう。
9.【いちごのトライフル】重ねるだけでできる!簡単デザート
トライフルはクリームやフルーツなどの材料をグラスに重ねていくだけでできる、人気の高いキュートなデザートです。退屈な休日のおやつにピッタリですよ。
いちごと相性の良いマスカルポーネチーズを使いましょう。
いちごのトライフル
4人分…マスカルポーネチーズ100g・カステラ4切れ・プレーンヨーグルト100g・自家製いちごシロップもしくはジャム大さじ4・自家製いちごゼリー1カップ分・生いちご8粒
- カステラといちごの半量を角切りにしておく
- カステラを4等分し、その半量をグラスに入れる
- プレーンヨーグルトに自家製ジャムかシロップを混ぜる
- カステラの上からいちごヨーグルトを入れる
- 角切りにしたいちごを重ねる
- マスカルポーネチーズを練り、重ねる
- 自家製いちごゼリーをクラッシュして乗せ、切っていないいちごを飾る
いちごヨーグルトで作るとピンクが可愛いヘルシーなトライフルになります。カスタードクリームを重ねると甘くて濃厚な正統派のトライフルになります。
カステラはシフォンケーキやバウムクーヘンなど、別の焼き菓子でも代用できます。クッキーやビスケットしかない場合はそのまま使ってもよいですし、牛乳にひたして柔らかくしてから使っても食感が良くなります。
子どもにお手伝いしてもらえるポイントはココ!
火を全く使わないので、子どもに作ってもらいましょう。外出しない休日の退屈も吹き飛びますよ。慣れてきたら、果物のカットなども子どもにお任せしてみましょう。
10.【いちごのクラフティ】フランスのママンの味を家庭で再現
クラフティはフランスの家庭で作られる地方のな焼き菓子で、気軽に作れて美味しいですし、手作り感もたっぷりですよ。子どもに手伝ってもらえるポイントもたくさんあるので、親子で一緒にチャレンジしてみましょう。
6切れ分(作りやすい分量)…卵2個・薄力粉20g・砂糖50g・牛乳150㏄・生クリーム50㏄・生いちご大粒6粒(小粒なら12粒)
- いちごを水洗いしてヘタを取り、水気をよく取る
- 大粒いちごの場合は上下半分にカットしておく
- 耐熱皿にいちごを並べる
- ボウルに砂糖を入れ、卵を割り入れて泡だて器で切るように混ぜる
- 泡を立てないよう静かにしっかり混ぜたら、ふるった薄力粉を入れる
- 粉っぽさがなくなるまでしっかり混ぜる
- オーブンを170度に予熱しておく
- 牛乳と生クリームを加えて再び混ぜ、濾しざるを通して耐熱容器に注ぎ入れる
- オーブンに入れて様子を見ながら20分~25分ほど、焼き色がつくまで焼く
アツアツで食べても美味しいのですが、よく冷やしてもまた違った味わいがあります。フルーツ入りの焼きプリンのような、優しい風味のお菓子です。タルト生地に流し込んで焼けばより本格的なクラフティになりますよ。
子どもにお手伝いしてもらえるポイントはココ!
いちごを切ったり並べたり、材料を混ぜるなどの手順をお手伝いしてもらえます。泡立てないことがコツなので、最初はママがお手本を見せてあげましょう。
生地を流し込むとき、いちごに生地がかかってしまうと焼き上がりの見た目が悪くなってしまいます。そっと注ぎ込むか、難しい場合はいちごを後から埋め込むように入れましょう。
11.【いちごのクッキーチーズケーキ】混ぜて冷やせばOK!
チーズを使ったデザートといちごって、とっても合いますよね。そこで究極に簡単で失敗しらずのチーズケーキの作り方をご紹介します。
失敗知らずのいちごのクッキーチーズケーキ
3~4人分(作りやすい分量)…うらごしカッテージチーズ200g・自家製いちごジャム50g・クリームサンドココアクッキー5~6枚
- クッキーを1枚4片くらいに砕いておく
- うらごしカッテージチーズをよく練る
- いちごジャムを加えてざっくりと混ぜる
- クッキーを加えて切るように混ぜ、タッパーなどに詰める
- 冷蔵庫で2時間程度冷やす
カッテージチーズにいちごジャムで味をつけ、クッキーで食感をプラスしたいちごチーズケーキです。カッテージチーズはうらごしタイプを選ぶと舌触りがなめらかになります。甘さが足りない場合はいちごジャムを増量しましょう。
いちごジャムは完全に混ぜ込んでしまってもいいのですが、マーブルになるくらいにざっくり混ぜるだけでもオシャレで美味しいですよ。冷蔵庫でしっかり冷やしたあと、切り分けていただきましょう。
食べる際にクッキーや生のいちご、ホイップクリームなどをトッピングすると贅沢さがアップします。お客様に出しても喜ばれる技ありデザートです。カッテージチーズを使うので意外とヘルシーな点も嬉しいですよね。
最初は子どもと一緒に作り、慣れれば子どもだけでも作れるようになりますよ。失敗しやすい手順がなにもないので、子どもに覚えてもらって作ってもらいましょう。
12.【いちごあめ】家庭で手軽にお祭り気分を味わっちゃおう
最近、りんごあめが話題になっていますよね。いちごをあめでくるんだ「いちごあめ」も人気があります。りんごあめより簡単に食べられるので、子どもにもピッタリですね。
そんなお祭りの人気アイテム「いちごあめ」は、家庭でも簡単に作ることができるんですよ。しかも今キッチンにある材料といちごがあればOKなんです。もちろん子どももお手伝いできますよ。
いちごあめ
5個分(作りやすい分量)…砂糖(あればグラニュー糖)50g・水大さじ1・酢1、2滴・いちご5個
- いちごをよく洗ってヘタを取り、水気を完全にふき取っておく
- いちごにつまようじか竹串をさしておく
- 砂糖に水と酢を混ぜ、テフロンフライパンに入れて加熱する
- 砂糖が溶けて淡い金色になったところでいちごを入れ、からめる
- クッキングシートなどの上にのせて冷ます
いちごあめ作りはスピード勝負です。あめを作り始めると待ったがきかないので、必ずいちごの下ごしらえを完了してからあめを作りましょう。
あめにはお酢を1、2滴ほど加えるとつややかな仕上がりになります。またあめが余ってしまったらクッキングシートの上にドロップ状におとし、固めるとほんのりいちごが香るべっこう飴になりますよ。
子どもにお手伝いしてもらえるポイントはココ!
いちごの下ごしらえはすべてお任せできますね。あめにからめる作業はやけどに注意しましょう。竹串を少し長めにすると作りやすくなります。あめはどんどん焦げてしまうので、火力をできるだけ落とし、手早くからめましょう。
いちごを使って手作りデザート!子どもと作れば楽しさ倍増
いちごを使ったデザートをご紹介しました。基本のいちごジャム&シロップを作ると、いろいろなデザートやスイーツに活用できます。保存性も高いので、いちご狩りなどでたくさんいちごが手に入ったときは作ってみてくださいね。
いちごジャムをいつものおやつにプラスするだけでもいちごデザートが楽しめますが、ひと手間加えればいろいろないちごスイーツを家庭で作ることができます。難しい手順は必要ないスイーツもいろいろあるんですよ。
いちごミルク寒天やクラフティなど、生のいちごが少しあればすぐに作れるお菓子もあります。フレッシュな香りと濃厚な味わい、そして真っ赤な色を活かしていろいろなお菓子にトライしてみてくださいね。
その際は、子供にお手伝いしてもらえるポイントを参考に是非一緒に楽しくつくってみてくださいね。
MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪
まだデータがありません。