産休の暇でダラダラ妊婦を卒業!有意義な出産準備期間の過ごし方
妊娠中も働き続けるママは、体への負担も大きく大変ですよね。妊娠後期に産前休暇に入ると「やっと休める…」とホッとするのではないでしょうか。
「さっそく赤ちゃんが生まれる準備をしなくちゃ」と意気込んでいたのもつかの間、気が付いたら毎日ダラダラごろごろ過ぎてしまったというママは少なくありません。
産休はとても貴重な期間です。出産してもしばらく産休・育休は続きますが、ママ自身の時間はほとんど無くなってしまいます。
また、予定日までまだまだと思っていてもお産は何が起きるかわかりません。突然入院、出産になり慌ててしまうこともあります。
そんなバタバタの産休にならないよう、そしてゴロゴロしすぎて体調をくずさないためにも、有意義な産休の過ごし方を提案します。
この記事の目次
産休に入ったらやりたい事…あっという間に時間が過ぎる!
まずは、産休に入ったらやっておきたいことを見直してみましょう。「あまり時間がない」という現実を直視すると、やる気も湧いてきますよ。
1.生まれる日までにしておくことのリストをパパと作ろう
まずは、出産予定日までの日数をカウントしてみましょう。同じ日数分の過去にさかのぼってみると「やばい、あっという間だ」と実感できますよ。
次に、生まれる日までにしておきたいことをリストアップしてみましょう。できれば仕事をしている間から、やりたいことをメモしておくと良いですね。
出産準備や新生児を迎える準備はもちろん、産後に行政や職場に提出するべき書類や入院中のパパの生活の申し送りなど、やることは目白押しです。
後程、産前にやっておきたいことのリストの作り方の一例を、具体的にご紹介します。参考にしてみてくださいね。
2.毎日のざっくりとしたプランを立てよう…後悔しないように
やっておきたいことのリストができたら、ざっくりとした毎日のプランを立ててみましょう。まずはカレンダーに、絶対に外せない妊婦健診から書き込んでいきます。
そのほか、ベビーベッドなど必需品の買い物などの予定を入れていきましょう。
これで、どうしても外せない用事を忘れずにチェックできますよね。そして「何も予定が入っていない日」は、部屋の片付けや書類関係の片付けなどに充てることができます。
さらに産休は、仕事をしていたときは思うようにできなかったマタニティスポーツやヨガ・散歩や胎教・ソフロロジーなどに打ち込めるチャンスでもあります。
散歩や胎教・ソフロロジーなどは、毎日少しの時間で大丈夫なものです。1日のざっくりした生活リズムを考えて、三日坊主にならない程度に続けてみましょう。
またパパと産前最後のデートをする日もしっかり予定に入れておきましょう。産後はなかなかお出かけできなくなってしまいますよ。
3.新生児との生活をイメージして…産後は自分の時間がない
産休に入ってどうもモチベーションが上がらない、というママは生まれてくる赤ちゃんとの生活を具体的にイメージしてみましょう。
子育て応援サイトMARCHの中にも、赤ちゃんとの生活がリアルにわかる記事があります。参考にしてみてください。
【0ヶ月から5ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの整え方や体重変化】
http://kosodate-march.jp/wp/hayaokiakacyan1122/
実際に赤ちゃんと生活することをイメトレすると、自分の時間はほとんど無くなってしまうことが実感できます。
出産準備はもちろん、パパとの絆を深めておくことやお産に対する自分の不安を解消しておくことなど、後悔しないようにひとつずつこなしていきましょう。
産前予定リストの作り方…必要事項とやりたい事に分けよう
実際に、産前にこなしておきたいことの予定リストを作ってみましょう。必要不可欠なことと、気持ちが落ち着く楽しいことに分けると良いですよ。
必要不可欠なリスト…パパと話し合い、打ち合わせておこう
まずは産前に必ずやっておかなければならない事のリストを作りましょう。
チェックリスト | 詳細 |
---|---|
入院準備 | 荷物は、入院当日に自分で持っていく必要最低限のものと、 後からパパに持ってきてもらうパジャマなど大物2つに分けておく |
産後の生活準備 | 新生児育児に必要なものをそろえておく。 衣類は必ず一度水を通しておく |
部屋の片付け | 赤ちゃんとの生活をシミュレーションし、 寝室・居間などを赤ちゃんと暮らせる環境に整える |
妊婦健診 | 臨月になると回数が増える。 急に安静や入院が指示されることもあるので準備は早めに |
パパにお願いする 書類のリストアップ |
出生届・児童手当金・健康保険加入・乳幼児医療費助成 自治体や父母双方の勤務先の出産祝い金関係書類など |
出産祝いの 見当を付けて、 内祝いの算段 |
出産祝いをいただく可能性が高い人をリストアップ。 事前に金額などの見当をある程度つけておき、 ネットの内祝い専用サイトなどで内祝いをチェックしておく |
入院中の パパの生活訓練 |
ゴミ出しや郵便物のチェック・洗濯・掃除の方法など、 どうしてもやってほしいことをリストアップし、訓練しておく。 新生児育児中、ママが忙しい時も大いに役立つ |
退院後しばらくの 料理の作り置き |
双方の両親などお手伝いの手が無い場合、 事前に料理を作って冷凍保存しておくと、 産褥期に無理をせずに済む |
けっこういろいろありますよね。出産までの日々はあっという間に過ぎてしまうものなのです。
やっておくと産後心が落ち着くことのリスト…生活を楽しもう
仕事から解放され、赤ちゃんとの生活までもう少しという「今」しかできない楽しみもあります。これまでやりたかったことをして、幸せモードになりましょう。
チェックリスト | 詳細 |
---|---|
パパとデート | 高級レストランや映画館など、 赤ちゃん連れではいけない場所でパパとデートしておく |
お産に向けた 心身の準備 |
ソフロロジーやマタニティヨガなど、 お産に向けて心と体を整える |
赤ちゃんとの 生活シミュレーション |
赤ちゃんとの実際の生活を、ネットや雑誌を参考に シミュレーションしてみる。 生活動線なども考えてみる |
散歩や マタニティスポーツ |
これまで仕事があるときにはなかなかできなかった ウォーキングや散歩・マタニティスポーツなどにトライする。 臨月に向けて体重管理・健康管理に挑戦 |
胎教 | 胎教に良いCDを聞きながらリラックスしたり 絵本を読んであげるなど、胎教をスタートしてみる |
ママの趣味 | 絵を描く・本を読む・手芸・ゲームなど ママの趣味をしっかり謳歌しておく |
美容院 | 赤ちゃんが生まれると美容院にもなかなか行けないので、 入院前にさっぱりしておく |
資格取得の勉強や 在宅ワーク |
長い休暇を利用して資格取得の勉強をしたり、 短期間でできる在宅ワークで貯蓄を増やす。 産後にかかるお金のこともチェック |
どうしてもゴロゴロしちゃうママに提案!メリハリ生活のコツ
ゴロゴロだらだら暮らしちゃダメとわかっていても、どうしてもダラけた生活をしてしまうママにおすすめしたい、生活にメリハリをつける方法をご紹介します。
オフ日を作って、思いっきりゴロゴロする日を決めておこう
どうしてもゴロゴロしてしまうママ、そんな時は一度、思う存分心置きなく朝から晩まで徹底的にゴロゴロしつくしてしまいましょう!
産休に入ったら、実質は専業主婦です。専業主婦にもオフの日は必要です。そこで、オフ日を作って「ゴロゴロデー」を決めましょう。
パパがお休みの日はオフには向きません。パパの目が気になりますし、パパのために食事も用意しなければならないからです。
オススメなのは、翌日に健診などどうしても出かけなければならない用事がある日の前日です。
これなら、二日連続でゴロゴロすることを防ぐことができます。またゴロゴロしていると体がだるくなるものですが、翌日お出かけすることでだるさも解消できます。
充実のゴロゴロデーを過ごすコツは下記の通り!
- 前日はカレーなど、翌日も食事の支度をせずに済むメニューにする
- 洗濯や掃除など、面倒ごとはできるだけ前日に済ませておく
- 当日はどれだけゴロゴロ過ごしても罪悪感を忘れる
- 帰宅したパパは笑顔で出迎える
ずっとやりたかったゲームや読みたかった漫画にどっぷりつかっても、ただなんとなくゴロゴロしていても気にする必要はありません。なんでもOKです。
徹底的に人目を気にせず1日ゴロゴロしてしまうと、意外と翌日から「ちゃんとしなくちゃ…」と思えるものですよ。また、次のゴロゴロデーに向けて一週間頑張れます。
予定を立てて外に出よう!パパにも協力してもらって楽しもう
家に引きこもってしまうと、どうしてもゴロゴロと過ごしてしまうものです。スマートフォンを眺めていると、それだけで簡単に1、2時間は経過してしまいますよね。
そこで、予定を立てて外に出ることが重要なのです。切迫早産などで安静を指示されていない限り、できるだけ体を動かして外に出ましょう。
毎日買い物に出ると、気分転換にもなります。また散歩を日課にすれば安産につながるのでオススメですよ。
こういったことを取り入れていくともっともっと楽しめるのではないでしょうか。
- 散歩や買い物の途中で気に入ったものをスマホで撮影する
- スマホの万歩計アプリを活用する
- パパにLINEなどを使って写真や歩いた歩数を報告する
- パパからスタンプなどでコメントしてもらう
どうしても外に出ることをサボってしまうママは、パパに協力してもらいましょう。忙しいパパにはリアルタイムでチェックすることは難しいかもしれませんが、ちょっとした時間にスタンプなどを送ってもらうとモチベーションがアップしますよね。
ゴロゴロ生活は、むくみや体重増加・体力低下も気になるところです。安産の体力作りのためにも、無理のない範囲でしっかり体を動かしましょう。
マタニティ教室やプレママのつどいに行って、ママ友を作ろう
周囲に産休中のママがいないためなんとなく孤独で外に出ていないというママは、マタニティ教室やプレママのつどいなどに参加してみましょう。
通っている産婦人科でも開催されているかもしれませんし、自治体の保健センターや公民館などで開催されているものもあります。
役所の公式サイトや窓口で相談してみましょう。また、おっぱいマッサージを行っている助産院がサロンになっているケースなどもありますよ。
同じ境遇のプレママ友ができると、お出かけも苦ではなくなります。また孤独感が強まる赤ちゃん育児生活も、共感しあえる仲間になりますよ。
2人目・3人目出産のママと知り合いになると、先輩ママならではの貴重な体験談も聞くことができます。産後の育児や育児休暇中の過ごし方などにとても役立ちます。
里帰り出産の場合…受け入れてくれる実家に感謝を伝えよう
里帰り出産だからといって、お祖母ちゃんになんでも任せてゴロゴロ…そんな生活を改善するためのコツをご紹介しましょう。
実母との関係を良好に保つために、家事は率先してやろう
ママにとって実家はとてもリラックスできる場所かもしれません。でも、ママ自身が学生時代だったころに比べ、ママの両親は確実に年齢を重ねています。
急にママという家族が増え、さらに赤ちゃんが増えれば、お祖母ちゃんの家事の負担は計り知れません。
それなのに、家事をすべてお祖母ちゃんに任せて娘がゴロゴロしていたら、お祖母ちゃんもストレスが溜まってしまいますよね。
里帰り出産は当たり前のことではありません。受け入れてくれる両親がいるからこそできるお産です。そのことを忘れず、実家に帰ったら感謝の気持ちをこめて、無理のない程度に家事を率先して行いましょう。
その方が体を動かすため、安産にもつながりますよ。
家事を一緒に行うことで、お祖母ちゃんとの連携も良くなります。産後の生活をスムーズにスタートするためにも、母娘の関係を良好にしておきましょう。
産前の生活リストを作ろう!里帰り前にパパとも打ち合わせて
先ほどご紹介した、産前産後の生活リストは里帰り出産の場合も有効です。産前の生活リストに関しては、里帰り前に作ってパパと打ち合わせておきましょう。
またパパが会いに来てくれるタイミングなどは、しっかりお祖母ちゃんに伝えておきましょう。里帰り出産で立ち合いを希望している場合は、産院との打ち合わせも大切です。
入院後・退院後の生活プランを、祖父母と打ち合わせておこう
ママが入院した後の生活や、退院した後の新生児との生活を支えてくれるのは、主に祖父母になります。
入院に際して持っていく荷物など、必要なものはすべて祖父母に伝えて所在を明らかにしておきましょう。
入院した後何をもっていけば良いか、退院は何日後になるかなどある程度祖父母と打ち合わせをしておくと混乱を防ぐことができます。
退院時のお迎えや、退院する日にしておいてほしいことなども、一覧表にして祖父母に伝えておきましょう。
娘が初産・初孫だったりすると、お祖母ちゃんも何を用意すれば良いのかわからないこともあります。
昔とはシステムも違いますし、出産・育児の常識も変わっています。また20年以上の前のことは忘れていることも多いものです。
「経験者だからわかるだろう」と期待していると、後々トラブルになりかねません。必ず事前に話し合い、どうするかを決めておきましょう。
- ベビー布団・ママの布団を敷いておく
- 帰宅のためのお迎え・タクシーなどの手配
- ママがすぐ休める環境づくり
- 母乳育児にふさわしい食事内容
ママは産後かなり疲れている可能性があります。寝不足やマタニティブルーなどで、体調がすぐれない可能性も高いでしょう。
入院中のお見舞いも含め、近所の人のお祝いなど、来客は少し控えてもらうよう伝えておくと安心ですよ。
地元の友人に会っておこう…祖父母へのお土産を忘れずに
せっかく実家に戻ったなら、今しか会えない友人に会っておくことも楽しみのひとつですよね。赤ちゃんが生まれると、しばらくは友人と自由に遊ぶこともできません。
友人と遊んだときは、祖父母にお土産を買って帰りましょう。「お陰でとても楽しかった」と笑顔で渡してみてください。
産後も、「赤ちゃんを預かってあげるから、ちょっとお友達と息抜きしてきたら」と声をかけてくれるようになるかもしれませんよ。
たまにはダラダラしながら、やるべき事はしっかりこなそう!
産休に入ると、急にやってきた開放的な毎日に思い切り羽を伸ばしたくなってしまいますよね。
でも、貴重な休暇はあっという間に過ぎてしまいます。
最初にやるべきことのリストを作ってしまえば、後で悔やんで焦ることがなくなります。すべきことを一度整理してから、ダラダラしたい日はダラダラ過ごしましょう。
やるべきことのリストは、義務的なことばかりだと嫌になってしまいます。三日坊主になって挫折しないためにも、楽しいことリストをプラスしましょう。
妊婦さんはとても疲れやすく、臨月は特にお腹も重くて大変です。頑張りすぎず、疲れがたまらない程度に家事や用事をこなすようにしてくださいね。
パパとお産を乗り越える場合はパパに、里帰り出産の場合は祖父母に感謝の気持ちを伝えることも大切です。
産後の体で新生児育児をこなすことは本当に大変。その生活をみんなに快く支えてもらうためにも、産前にしっかりプランを立てておきたいですね。