妊娠初期の食べつわりは、症状緩和できる対策で乗り切ろう!
食べづわりとは、空腹時に胸や胃のムカムカが起こり、常に何かを口にしていないと気持ちが悪くなってしまう状態を指します。
食べづわりを乗り切る為の対処法を紹介します。
この記事の目次
食べづわりは体重増加の傾向にある
食べづわりは、いつも何かを口にしていないと吐き気が続くので、一日のトータル摂取カロリーがオーバーになることも。
そんな日が平均して2ヵ月ほど続くので、食べづわりの期間は体重増加の傾向にあります。
安定期に入り、体調が落ち着いた頃から、無理のない範囲で軽いウォーキングやストレッチを始めたり、食事のバランスを整えたりして体重管理をすれば、問題はありません。
▼食べつわりの原因についてはコチラも参考にしてみて!
▼食べつわりで太ってしまった時の食事面での対策についてはコチラも参考にしてみて!
つらい食べづわりの症状が少しでも和らぐおすすめの食べ物、飲み物
食べづわりは、他のつわりに比べると、自分の対処法が見つかれば乗り越えやすいつわりです。一つでも症状緩和できる方法を見つけておくと心の安定にも繋がるので、色々試してみてください。
炭酸飲料ですっきり爽快!
欧米では、つわりがつらい時には、炭酸飲料とクラッカーという組み合わせが一般的のようです。炭酸飲料の爽快感が、胸のムカムカを和らげてくれます。
ただ、炭酸飲料の多くは砂糖が使用されており、飲み物から摂取する糖分は体に吸収されやすいと言われています。
どうしても糖分入りの炭酸飲料でなければ気持ちが悪くなってしまうという妊婦さん以外は、できるだけ発泡ガス入りの炭酸水や糖分を含まない炭酸飲料を飲むことをおすすめします。
さっぱり生姜レシピで症状緩和
生姜は胸のむかつきを抑え、食べづわりの症状を緩和させてくれる食材の一つです。生姜に含まれるショウガオール、ジンゲロンの成分が、つわりを和らげてくれます。
ショウガオール、ジンゲロンは加熱することで効果が増すので、スープやみそ汁に入れたり、炒めものにちょい足ししたりと、効率的に摂取しましょう。
さっぱりとした生姜の風味が、胸のムカムカをすっと和らげてくれますよ。
生姜はつわりを軽減してくれる他、血流をよくして体を温める効果や、代謝の促進も期待できます。冷えやむくみなど、妊婦さんのマイナートラブルの解消にも役立つ優秀食材なのです。
パンは身近なお助け食材
食べづわりは、空腹時に体調が悪化するので、できれば腹持ちが良い炭水化物を摂取しておきたいもの。でも、炊いたご飯が食べづらいという妊婦さんは多いはず。
そんな時におすすめなのが、パン。
パン屋さんは町中のどこにでもありますし、コンビニでも買えるので、いつでもどこでも買うことができるという安心感があります。パンは、食べづわりの妊婦さんに嬉しい、手軽に手に入るお助け食材なのです。
じゃがいも料理を作り置きしておこう!
つわり中の妊婦さんでも、フライドポテトだけは食べられた、という声をよく耳にします。じゃがいもに含まれるビタミンB6は、つわりを緩和させると言われているので、その効果かもしれません。
つわり症状を抑えてくれるビタミンB6の働きや腹持ちが良いことから、芋類も食べづわり妊婦さんにはおすすめの食材です。体調が良い時にじゃがいも料理をまとめて作ったり、パートナーに作り置きしてもらったりしてはいかがでしょうか。
パンに挟んで食べるとさらにお腹にたまるので、是非試してみてください。良く噛んで食べることも満腹感を得ることに繋がります。
間食にも腹持ちを考えて!
間食をする時も、お腹にたまるものを口にすると良いでしょう。
例えば、おからクッキーは満腹感を得るにはちょうど良いお菓子です。おからは腹持ちが良く、カロリーも低いので、安定期に調整するとはいえ、体重増加が気になる妊婦さんにはおすすめです。
また、ゼリーも口あたりが良いので、食べづわり妊婦さんには人気のおやつだと思いますが、普通のゼリーではなく、寒天ゼリーを試してみてください。寒天はお腹で膨らむので、満腹感が継続しやすいのが特徴です。
妊娠中は体の変化でストレスがたまるもの。食べづわり中は思うままに食事が摂れず、体調も悪いので、どんどん気持ちが滅入ってしまいます。
そんな時は間食で甘い物を食べると、少しはストレスが軽減されるかもしれません。
食べ物や飲み物以外でも対策できる!
ここまでは、食べ物、飲み物で食べづわりを緩和できる対策を紹介してきましたが、日常生活でも少し工夫することで、症状が和らぐことがあります。
寝る前に食べて!空腹の時間をできるだけ短くしよう
空腹の時間が長いほど気持ちが悪くなるので、起き抜け時が一番つらい食べづわり。少しでも朝の体調不良を緩和させる為に、寝る前に食べ物をお腹に入れておききましょう
ただし、何かをつまんだ後には、水や糖分を含まない飲み物を飲むことをおすすめします。
これだけでも妊娠中に多い口腔内トラブルを減らすことができるので、飲み物も手の届く範囲に置いておくと良いでしょう。
外出時はすぐに口にできるものを携帯しておこう!
少しでも食事の時間が空くと具合が悪くなるので、外出を怖がる妊婦さんは多いでしょう。でも、どうしても用事がある時や、仕事をしている妊婦さんは、外出をしないわけにもいきませんよね。
外出する時は、外でもすぐに口にできるものを携帯しておきましょう。ガムやチョコレート、ビスケットなど、自分の口に合うものをバッグに入れておくと、気持ちの上でも安心です。
働く妊婦さんは、デスクでもぱっと口にでき、においが少なく、食べる音も気にならないアメやグミがおすすめです。さっぱりとした柑橘系が良いでしょう。
口をこまめにゆすいでデンタルケアも怠らないで!
食事回数が増える食べづわりの妊婦さんは、口の中が酸性に傾く時間が長く続きます。酸性の状態が続くと、虫歯になりやすくなってしまいます。
また、妊娠中は虫歯菌が好む女性ホルモンが活発になるので、妊婦さんは口腔内トラブルが多いのです。
でも、歯磨きをきちんとしたくても、食事回数が多い中、毎食後に歯磨きをすることは大変です。そもそも、食べづわりによる気持ち悪さで、歯磨きを十分にできない妊婦さんも多いでしょう。
万が一、妊娠中に虫歯になってしまっても歯医者さんにかかることはできますが、歯の状態によっては治療できる幅や使うことのできる薬も限られてくるので、虫歯にならないように工夫することが大切です。
また、歯周病になってしまうと、早産や流産のリスクが高まるというデータもあります。
つわりの時でも、できる範囲で歯のケアを怠らないようにしたいですね。
パートナーに食べづわりの症状を理解してもらうことも大事!
吐くことがない分、体重減少などの見た目の変化がない為、食べづわりの妊婦さんをあまり気にかけないパートナーもいます。
- 「台所に立つと、食べ物のにおいで気持ちが悪くなってしまうから、洗い物をお願いしたい」
- 「スーパーに行くと、今食べることのできない食べ物が目に入ってしまって具合が悪くなるから、会社帰りに買い物をしてきてほしい」
など、どういった行動でなにが原因で具合が悪くなるのか、具体的にパートナーに話すようにしてみてください。そうすると、パートナーも食べづわりの妊婦さんの状態が理解しやすくなります。
パートナーは、妊婦のあなたを手伝ってあげたいけれど、なにをしたら良いか分からない、という人が多いので、具体的なお願いがあると男性も行動に移しやすいはずです。
理解が深まってくると、お願いをしなくても、パートナーの方から率先して手伝ってくれるようになるかもしれません。そうすると、夫婦の絆もより深まっていくことでしょう。
つわりは必ず終わる!つらい時期を症状緩和できる対策で乗り切って
平均して2ヶ月ほど続くつわりの時期は、気持ちが滅入ってしまうものです…。こんなに長く具合が悪いと、「本当につわりって終わるのかな」と心配になってしまうこともあると思います。
それまでは、赤ちゃんと会える明るい未来に向かっているんだという気持ちを持って、症状緩和できる方法を試してみてくださいね。
MARCH(マーチ)では、妊娠や子育ての先輩たちが、ためになる情報を毎日配信しています!新米ママ&パパはぜひご覧ください♪
まだデータがありません。