臨月の胎動は減る?痛くなる?赤ちゃんからの元気サイン・SOSサインは?
いよいよ臨月!待ちに待った赤ちゃんに会える日まで秒読みとなりました。
始めの頃はモゾモゾ、プツプツと弱かった胎動も、だいぶ強く感じるようになったでしょう。
動いている赤ちゃんに話しかけたり合図を送ったり、コミニュケーションを楽しんでいるプレママもいるのでは?
そんな胎動も臨月に入ると感じ方に変化が見られ、胎動の状態で赤ちゃんが元気でいるのか、危険にさらされていないかまでわかる場合があります。
臨月の胎動の特徴や注意点、胎動によるお腹の張りと陣痛の違いもご紹介した上で、出産間近の最終チェックもしてみましょう。
臨月の胎動の特徴
臨月に入り出産予定日が近づくと、赤ちゃんの体勢や位置が変わることにより、胎動に少しずつ変化があらわれることがあります。
臨月の胎動の特徴をあげてみましょう。
胎動のリズムができあがってくる!
お腹の赤ちゃんは20~30分間隔で寝たり起きたりを繰り返していますが、妊娠後期には40分サイクルになり、最大75分寝ていることもあると言われています。
赤ちゃんも熟睡するのですね。
胎動が減る!
子宮の中でクルクルと動いていた赤ちゃんは、臨月になると身長約50㎝、体重も3000gほどに成長するため子宮の中で自由に身動きができなくなります。
また出産予定日が近づくと胎児の頭が骨盤内におさまるために、胎動の回数や力強さが落ち着いてきたと感じるママも…。
ただ感じ方は個人差があるので、必ずしも胎動が減るというわけではありません。
関連記事:胎動を感じないけど胎児は大丈夫?胎動が弱い・少ない原因と対処法
赤ちゃんのしゃっくりがわかることも!
妊娠中期から感じたことがある赤ちゃんのしゃっくりの頻度が多くなることもあります。
通常の蹴られる胎動とは違い「ピクッピクッ」「トクントクン」と一定のリズムで痙攣の動きに似た感覚です。
しゃっくりが続いても特に赤ちゃんが不調ということではないので、心配しなくて良いでしょう。
胎動の位置が下がってくる!
臨月は赤ちゃんが出産に向け、だんだんと下に下りてくるため、おへそラインより上の胃のあたりで感じていた胎動の位置が下がってきた感覚になります。
また足の付け根あたりで赤ちゃんの足らしい動きが感じられる場合は、逆子になっている可能性が…。
他にもこんな動きがあるときは逆子を疑い、医師に相談しましょう。
- 下腹部に向かって勢いよく蹴られる
- 膀胱を蹴られる強い痛みがある
- しゃっくりが上の付近で感じる
- 立ち上がる度に恥骨が痛い
胎動が力強くて痛い!
臨月には胎動が減り落ち着く妊婦さんもいれば、いつまでも力強く痛い胎動に付き合う妊婦さんもいます。
手のグーパンチや足のキック力も強くなっているため、「ぐにぃ」「うにょー」「ぐいー」「どんっ」など、服の上からもわかるほどの強い動きも…。
ママとしては自分自身の動きではなく、突然くるので思わず「痛っ!」と声をあげてしまう事もあるでしょう。
- 胎動が痛いときの対処法
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- ママが姿勢を変える
- 赤ちゃんに言葉で話しかける
- 痛くないお腹の位置を叩き、蹴られる場所を誘導する
- 横向きになって足の間にクッションをはさむ
- 音楽をかけてリラックスする
関連記事:胎動が痛いし激しいけどどんな赤ちゃんか心配…原因や対処法
臨月の胎動がなくなったら危険信号!
臨月で胎動の回数が減ったり弱くなったりすることはありますが、少しでも動きを感じられるなら心配することはありません。
心配なのは、赤ちゃんの動きが全く感じられないことが続く状況です。
胎動カウントをはかろう!
いつもポコポコと動いてる赤ちゃんなのに今日は動かないな…最後に動いたのはいつだったかな…と不安になったら、胎動のカウントを計ってみましょう。
胎動カウント(10カウント法)とは、赤ちゃんが10回動くまでにかかった時間を計り、赤ちゃんの様子を知る方法です。
- 胎動カウントの計り方
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- ママが横になって楽な姿勢をとる
- 数え始めの時間を記録する
- 赤ちゃんの動きを10回カウントする(しゃっくりは含まない)
- 10回の動きを感じた終了時間を記録する
- 開始時間から終了時間までの時間を記録する
- 胎動カウント結果で注意するべきケース
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- 10回の回数をカウントするまでに1時間以上かかる
- 時間をおいて3度カウントし、3度ともが30分以上かかる
関連記事:破水しているか胎動だけで判断するのは危険!胎動カウントを習慣づけよう
おかしいと思ったらすぐに病院へ!
胎動カウントで回数を計るのに時間がかかる場合や、動きが感じられないなどいつもと違うと思ったら、胎児機能不全の疑いがあります。
胎児機能不全は胎児死亡につながる危険な状態!ここまで大切に育ててきた赤ちゃんを失う悲しみや喪失感は耐えられません。
ためらわず、様子を見たりせずにすぐに病院を受診し、腹部エコーや心拍数検査等で調べてもらいましょう。
- 胎児機能不全の原因
- へその緒が絡まるなどのトラブルを引き起こしている
胎盤の機能低下によるもの
母体の糖尿病や心臓病など症状があり合併症によるトラブル
胎動?前駆陣痛?胎動でお産の兆候がわかる?
臨月に入るとちょっとでもいつもと違う胎動やお腹の張りがあると、いよいよ陣痛?!と緊張が走りますね。
確かに出産予定日が近づくと、胎動に変化があることもありますが、果たしてそれが直接陣痛につながるのかを見ていきましょう。
胎動の張りと前駆陣痛との違いは?
胎動が激しいとキューッと子宮口が押されるような痛みやお腹の張りがあるので、もしかして陣痛?!と思いがちです。
二つの大きな違いは、胎動は胎児の動きにより感じるものに対し、前駆陣痛は子宮の収縮により感じる強い生理痛のような痛みです。
胎動の強さで出産の近さはわからない!
「胎動が少なくなった」=「赤ちゃんが骨盤内に収まった」=「すぐにお産が始まる」というわけではありません。
逆に「胎動が強くある」=「お産が遠い」でもないようです。
そろそろ出産間近!入院・産後の用意の確認をしておこう!
臨月の赤ちゃんは、ママのお腹から外の世界へ出る準備をしています。
ママは入院の用意や産後の赤ちゃんの受け入れ体制は整っていますか?
少し前の時期に準備をしていたのであれば、微妙に季節が変わっていることもあり、一つ足すべきものがあるかもしれません。
いつお産が始まっても良いように、もう一度準備したものを見直してみましょう。
出産に向けてのママの心の準備も整えておきたいですね。
【入院準備品】
- 母子手帳
- 診察券・健康保険証
- パジャマ
- 産褥ショーツ
- 産褥ブラジャー
- スリッパ
- バスタオル
- ファイスタオル
- ティッシュペーパー
- 洗顔用品
- 歯ブラシセット
- 退院時用の服
- (あると便利なもの)
- 時計
- 携帯電話と充電器
- 骨盤ベルト
- リップクリームや保湿スプレー
- ビニール袋
- 毎日たっぷり睡眠をとる
- 適度に運動する
- 体重管理に手を抜かない
- 出産のイメージトレーニングをする
- おっぱいマッサージをする
- 無理をせずリラックスして過ごす
- 二人目妊娠なら上の子の心のケア
胎動で感じる幸福感を忘れないで!
初めて胎動を知った感動から約数ヶ月…。初産のママは日々胎動を感じることでお母さんになる喜びや覚悟もできてきたのではないでしょうか。
胎動は母になる人だけが味わうことができる特別な経験!生まれた子供がいくつになっても、その頃の感覚や幸福感は忘れられないものです。
ママの気持ちがわかるかのように良いタイミングでエールを送ってくれた赤ちゃんの蹴りに救われたこともあったのでは?
そんな赤ちゃんをその手に抱くまで約1ヶ月!もうすぐ胎動とはさよならと思うとなんだか複雑な思いもあるでしょう。
赤ちゃんと一心同体でいられる妊娠生活を楽しみ、子育てが始まるまでの今をリラックスした気持ちで過ごしてくださいね。
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