胎動を感じないパパにも感じさせてあげたい!妊婦ができる事
妊娠中は、顔は見えなくてもママと赤ちゃんの絆を確かめる方法はいくつもあります。そのひとつが胎動ですよね。
赤ちゃんが可愛い足でポコポコお腹を蹴っ飛ばすと、ママは「元気に育っているんだわ」と嬉しくなるのではないでしょうか。
そんな胎動をパパにも感じてもらいたいと思っているママは少なくありませんよね。パパにも産前から父親としての自覚を持ってもらうために大切なことでもあります。
でも、胎動を外から感じるためにはちょっとしたコツが必要です。そこでパパが胎動を感じやすくなるポイントをご紹介します。
この記事の目次
胎動を知って、パパが感じられるポイントをチェックしよう
妊娠中のママにとって、赤ちゃんの胎動は母親になった自覚を高めてくれるいとおしいものですよね。できればパパにも感じてほしいものです。
胎動は胎児の動き…妊娠中期から後期にかけて感じやすい
胎動とは、子宮内の赤ちゃんの動きです。ママはいろいろな形で赤ちゃんの動きを感じることができます。
初産のママは胎動に気付くまで時間がかかりやすいといわれていますが、だいたいは早い人で妊娠16週目前後、遅い人で妊娠20週前後に気付くようです。
胎動の感じ方も人それぞれで、ぐるーんと大きな動きを感じる人もいれば、ちょこまかとしたこまやかな動きの方が感じやすい人もいるようです。
中には、「蹴っ飛ばす」などあまりにも激しい胎動で眠れないママもいます。胎動の話は、妊娠中にしかできない貴重なエピソードでもありますよね。
そんな胎動は、赤ちゃんがぐんと成長して子宮内のスペースが狭くなる臨月には減ってきます。妊娠中期から後期の途中までの、一時期しか感じられないものなのです。
パパやママ以外の人が触ると胎動が止まってしまうことも
ママとしては、ぜひパパにも胎動の感動を分かち合ってほしいですよね。またパパも我が子の動きを体感してみたいはずです。
でも、パパがなかなか胎動を感じられないことも多いようです。
- 忙しくてちょうどよいタイミングに居合わせられない
- 触ると胎動が止まってしまう
特に、ママ以外の人が触ると胎動が止まってしまうという話はよく聞きます。なかなか胎動を感じられないパパにも感動を味わってもらうために、できる方法を探してみましょう。
パパにも胎動を感じさせられる方法5つ!トライしてみよう
まずは、パパにも胎動を感じてもらえる方法5つについてご紹介します。
- 妊婦健診に同席する…エコー検査の画面を見てみよう
- よく動くタイミングを狙う…ママが感じやすい時をチェック
- パパともキックゲームをしてみる…そっとお腹をノックして
- 聴診器を使ってみる…赤ちゃんの心音が家庭で聞こえるかも
- しゃっくりしている時を狙ってみる…小さくても立派な胎動
一つの方法だけでなくいろいろトライしてみましょう。
1.妊婦健診に同席する…エコー検査の画面を見てみよう
妊婦健診の際にはエコー検査を行われます。お腹の赤ちゃんの状態が外からわかり、ママも楽しみにしているのではないでしょうか。
最近は医療機器の性能がぐんとあがり、赤ちゃんの面影までかなりはっきりわかるようになっています。
もちろん指しゃぶりや足のバタバタなど赤ちゃんの動きがわかることもあります。そこで、パパにも一緒にまずはエコーを見てもらいましょう。
赤ちゃんが動いているかどうかで胎動を感じられるかどうかが左右されますが、パパが赤ちゃんの存在を実感できる良いチャンスになります。
ただしエコー検査中の注意点として途中で勝手にお腹を触ることはやめましょう。検査の邪魔になってしまいます。
医師に事情を話しOKが出たら触らせてもらいましょう。説明を聞き、質問しながら触るとより実感できます。
お腹が大きくなってくると、頭やお尻などが外から触れてわかるようになります。胎動がわからない場合も、赤ちゃんを感じることができますよ。
2.よく動くタイミングを狙う…ママが感じやすい時をチェック
赤ちゃんによっては、よく動くタイミングが決まっていることもありますよね。ママがリラックスしている時などがねらい目です。
- 横になっている・寝ている
- 座ってリラックスしている
- お風呂に入っている
ストレスを感じずリラックスする神経である「副交感神経」は、一般的に夜働きやすいので、より胎動を感じやすい傾向にあると言われています。
実は、妊娠中は自律神経の副交感神経という神経が働かないといけないのですが、ストレスを感じることで、この副交感神経が働きにくくなってしまうのです。
副交感神経は、のんびり、リラックスする神経です。
そして子供を育む神経です。引用…代々木上原健療院
他にも、人によってよく動く時間帯やタイミングは違ってくると思いますが、「胎動がわかりやすい」と感じる時間帯をチェックしておきましょう。
パパがお休みの時など、胎動を感じやすい時間帯に胎動を感じやすい姿勢になって一緒に触ってみましょう。より感じられる確率が高まりますよ。
3.パパともキックゲームをしてみる…そっとお腹をノックして
胎動が感じられるようになると、「キックゲーム」ができることもあります。キックゲームはママと赤ちゃんの遊びのひとつです。
赤ちゃんがお腹を蹴ってきたら、「キック!」と言いながら同じ場所をママも軽くたたいてあげます。赤ちゃんがまた蹴ってきたら、同じように繰り返します。
何度も繰り返すうちに、今度はママが叩いた場所を蹴られるようになる赤ちゃんもいるようです。できるようになると楽しいコミュニケーションです。
このキックゲームで普段から遊んでいるママは、パパにもやらせてあげましょう。赤ちゃんも意図的に蹴ってくれるかもしれません。
ママのお腹を強くたたきすぎないように注意しましょう。またお腹が張ってきたらやめて、休むようにしてくださいね。
キックゲームは、できなくてもまったく問題ありません。赤ちゃんの姿勢や向きによってもできる・できないが異なります。
ママ友やネットの掲示板などで「できた」という話を聞いても、あまり気にしないようにしましょう。できたら楽しい、という程度の遊びです。
4.聴診器を使ってみる…赤ちゃんの心音が家庭で聞こえるかも
赤ちゃんの中には、聴診器で外から心音が聞こえる子もいます。普通の聴診器でも聞こえる場合もあるのでトライしてみましょう。
これもキックゲーム同様、赤ちゃんの姿勢や位置で大きく左右されます。聞こえないからといって、赤ちゃんに異常が起きているとは限りません。
運が良ければ心音が聞こえます。ママのお腹の真ん中にはママ自身の拍動を感じられる場所があるので、左右どちらかにずらすとよりわかりやすいですよ。
心音だけでなく、赤ちゃんがもぞもぞ動いている音も聞こえるかもしれませんよ。
どうしても胎動がわかりにくいパパも、心音が聞こえると「おお!」と感動しますよね。毎日チャレンジしているうちに胎動もキャッチできるかもしれません。
5.しゃっくりしている時を狙ってみる…小さくても立派な胎動
胎動は赤ちゃんのさまざまな動きです。
中にはしゃっくりが胎動としてママのお腹の外に伝わることもあります。定期的な「ピクン、ピクン」という小さな動きは、しゃっくりであることが多いようです。
感じたことがあるママも多いでしょう。
しゃっくりは赤ちゃんが自分で止めることができないので、他の胎動のように「触ったら止まった」ということが少ない動きです。
赤ちゃんがしゃっくりを始めたら、チャンスですよ。パパにも触ってもらって、可愛いしゃっくりを体感してみましょう。
どうしても胎動が止まってしまうパパにおすすめ!3つの習慣
いろいろ試してみても、「どうしてもお腹に手のひらを当てると赤ちゃんが止まってしまう」というパパもいます。そんなパパに試して欲しい方法をご紹介します。
- 毎日同じ時間に話しかける…パパの声を覚えてもらおう
- 絵本を読み聞かせたり歌を歌う…産後の育児の練習にも
- ママのお腹を優しくマッサージしてリラックスモードに!
詳しく説明していくので、参考にしてみてくださいね。
1.毎日同じ時間に話しかける…パパの声を覚えてもらおう
赤ちゃんはママの声を一日中聞いて過ごしています。また耳は五感の中でもかなり早い段階で発達するといわれています。
そのため、赤ちゃんはママの声は早く認識し、生まれてからもママの声や心音に安心するとされていますよね。
でもパパの声は、ママほど聞きなれているものではありません。そのため、赤ちゃんはびっくりしたり警戒して止まってしまうのかもしれませんね。
そこで、毎日同じような時間にお腹に向かって話しかけてみましょう。毎日必ず一定時間声を聞いていれば、赤ちゃんも覚えてくれるかもしれません。
こんな声掛けはいかがでしょうか。
- 「おはよう、パパだよ~。○○ちゃんは元気かな?」(お腹にさわる)
- 「こんにちは~。パパと遊ぼうね~」(優しくお腹をノックする)
- 「楽しみに待っているからね~、ゆっくり育ってね~。」(お腹をなでる)
このように、お腹に触れながら声をかけ続ければ、赤ちゃんも慣れてくれるかもしれませんよ。
我が家の経験談
私は双子を妊娠中、生まれるまでパパと10ヶ月間離れて生活しなければなりませんでした。
そこで赤ちゃんたちにパパの声を覚えてもらうため、毎日電話をお腹に当てて、パパに話しかけてもらいました。
直接胎動を感じることは難しくても、パパにとって「赤ちゃんたちと絆が深まっている」と実感できた時間だったようですよ。
ママにとっても、パパが優しくお腹に話しかけてくれる時間は何よりのリラックスタイムになりますよ。オススメです。
2.絵本を読み聞かせたり歌を歌う…産後の育児の練習にも
話しかけもおすすめですが、一歩進んで「絵本の読み聞かせ」や「歌」もおすすめです。
顔も見ていない赤ちゃんにどんな言葉をかけたらよいのかわからないというパパも、絵本なら簡単に読み聞かせができますよね。
絵本はなんでも構いません。毎日変えても、1冊を読み続けても良いでしょう。
パパが「読んであげたい」「これなら読み続けられる」と思うもので良いのです。
また、歌を歌うことが好きなパパなら歌ってあげても良いですね。お腹に触れながら、大好きな曲を選んで歌を聞かせてあげましょう。
出産後も、同じように絵本を読み聞かせてあげたり歌を歌ってあげると、赤ちゃんも反応を返してくれるかもしれませんよ。
我が家の経験談
初産の時は、パパに毎日お腹に向かって絵本を読み聞かせてもらいました。その時間は、私自身もリラックスできる時間でした。
産後、パパが同じ絵本を読んでくれた時に赤ちゃんがはっきりとキョロキョロし、「聞いていたんだね」と驚きました。
3.ママのお腹を優しくマッサージしてリラックスモードに!
胎動は、ママがリラックスしている時に感じやすいといわれています。マッサージで心地よくなりパパに触れて安心している時はチャンスです!
マッサージといってもお腹はデリケートですので、張りがない時に、優しくなでるようにマッサージしてあげましょう。
肉割れ防止クリームや保湿クリームなどを塗ってあげるだけでもOKです。パパの手で優しくママのお腹に直接触れながら、できれば声をかけてあげましょう。
パパ&ママで協力しあって、赤ちゃんの胎動を感じてもらおう
パパの立場からすればなかなか自分の赤ちゃんだと実感がわきにくい胎児ですが、ポコポコと元気な胎動を感じることができれば、パパも「父親になるんだなあ」と実感がわいてくるのではないでしょうか。
胎動をなんとか教えてあげたい!という真剣なママの気持ちもいつかパパに伝わるでしょう。
出産までの貴重な妊娠期間は、夫婦が出産や新生児の育児に向けて気持ちをひとつにしていく大切な時期でもあります。
男性であるパパには、なかなかママの気持ちを察してもらえないこともありますよね。しかし、無理解を重ねていると「産後クライシス」も起こしかねません。
胎動を感じようと夫婦の気持ちを合わせることで、ママに寄り添い父親の自覚を持ってもらうきっかけにしていきましょう。
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チョコミントさん
とても参考になります!
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