子供が竹馬に乗れない!?コツをつかんで運動会に挑もう!

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2016/09/01

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親子ともに楽しみな幼稚園の運動会。かけっこや跳び箱などに加え、竹馬をする幼稚園もありますね。

パパやママは竹馬に乗れますか?子供が練習のために幼稚園から持ち帰った竹馬を見て、戸惑う親御さんも多いものです。

  • 家で乗れるようになって来てと言われても、何をどう練習すればいいかわからない…
  • とりあえず子供が乗れるように手で支えてみるものの、ちっとも歩けるようにならない…

そんなパパやママ、そして子どもでも、きっと乗れるようになる竹馬の乗り方・教え方のコツをご紹介します。


竹馬に乗れれば他のスポーツも出来る!?竹馬に乗るメリット

そもそもなぜ幼稚園や保育園で竹馬をするのか…竹馬に乗れなくても小学校で困らないのに…と思ってしまっていませんか?

しかし竹馬に乗ることで得られる効果はその後の子供の運動神経の発達にとてもいい影響があるんです!

体幹が鍛えられ、学習の際にも集中できるようになる

竹馬に楽しみながら乗っているうちに、バランスを保とうと腹筋や背筋が自然に鍛えられていきます。

それらは体幹と呼ばれ、小学校になってから45分間の授業中、じっと席に座り続けなければならない時に身体を支える重要な筋肉です。

体幹が弱いと、席に座っていることが苦痛となり授業に集中できなくなってしまいます。

そうすると先生の話も頭に入らず、勉強がわからなくなり、さらに授業が苦痛に…という悪循環にも。

親や友達と楽しみながら竹馬を練習することで、体幹を鍛えるという入学準備に繋がっているんです。

すべてのスポーツの基礎!意識をもって手足を動かす練習

竹馬に乗る練習をしていると、手足を動かす、バランスをとる、どう動けばいいのかを試行錯誤する中で脳も活性化します。

脳がどうすればうまくいくのかを考え、微妙なバランスをとるように各筋肉に指令を出します。しかし何度も練習をしなければ、筋肉が指令と違う動きをしてしまい、竹馬には乗れません。

それをクリアすることで、思った通りに身体を使うことが出来るようになるのです。

そして実はこれはサッカーや野球、陸上競技や武道などすべてのスポーツにおいて大切な基礎となります。

「ここに蹴りたい!」と思ってサッカーボールを蹴っても、身体が微妙に違う動きをしてしまえば見当違いなところにボールは転がってしまいます。

一流のアスリートも苦労する「自分の思い通りに身体を動かす」ことを、今、竹馬を通して練習しているのです!

そう思えば竹馬の練習にも一層のやる気が湧いてきませんか?ポイントは「楽しむこと」です。

楽しんで練習できた子供の方が、以上のような効果も高まるそうです。ぜひ今日から親子で始めてみましょう!

第一歩が出ない理由。普通に歩く時との違いは手足の連動!

まず初めに、竹馬に足を乗せて歩き出そうとするときに、そもそもの手と足の動きが連動してないことが多くあります。

それもそのはず。普段歩くときは、手と足を左右交互になるように出すのに対し、竹馬は手と足を揃えて上げ下げしなければならないのです。

それを意識せずに、ただパパやママに支えてもらって闇雲に歩こうとしても、しっかりとした1歩が踏み出せないのです。

まずは手と足を連動させることを身体で覚えましょう。

  1. 竹馬を片方だけ持ち、足を置く。
  2. 手と足、両方を上げて前へ一歩。
  3. 足が浮かないように気をつけながら、繰り返します。
  4. 反対も同じように行います。

とても簡単なことですが、この動きが竹馬を乗るときの基本となります。

ママと一本ずつ持って、片足歩き競争などをしながら、楽しんで感覚を身に付けるといいですね。

裸足になって竹を掴もう!痛くならないための工夫

また竹馬に乗る時に靴を履いた状態よりも、裸足で乗る方が足の感覚を活かすことが出来るのでおすすめです。

親指と人差し指で竹を掴むように乗ると、足元がしっかりと安定します。

靴で乗るとどうしても足が浮きがちになってしまう時に、まずは裸足で練習して乗れるようになれば、その後に靴でも乗れるようになれます。

また指を使うことは足の発達や脳の発育にもいい刺激となります。最近は足の指で物を掴めない子どもも増えているとか。

足は身体を支える大切な土台です。しっかりと指を使うことで、土踏まずを形成し、バランスの良い強い足を作りましょう。

しかし子どもの小さな指では、竹が太すぎて長く乗っていると痛くなってしまうこともあります。そんなときにおすすめなのが「単三乾電池」。写真のように竹馬に添わせ、ビニールテープで固定します。

これで、指が無理に開くことなく、竹馬を掴めるようになりますよ。

後ろに転けるのはNG!竹馬のポイントは前重心

ではいざ一人で竹馬に乗ってみましょう。一歩踏み出せないにしても、両足を乗せることが出来ていますでしょうか?

しかしここでのポイントは、乗り込もうと地面から足を上げたあと、前と後ろ、どちらに降りているかということ。

勢いよく乗り込んで、後ろに転けていませんか?実はそれではいつまで経っても一歩が踏み出せません。

竹馬は前に重心をかけることで、一歩を踏み出し、その時の前傾姿勢をキープすることで進むことが出来ます。後ろに転けるということは、重心が後ろにいってしまっているということ。

まずは、前重心の感覚を掴みましょう。

片足ずつ練習して恐怖心を克服!前に大きな一歩を踏み出そう

前重心の感覚を掴むためにはまず、次の足を前に出す練習をします。竹馬は、前に倒れそうになるところを足を交互に出す事によって、支えながら進んでいます。

しかしその倒れそうな感覚に恐怖心を抱いてしまう子も多いもの。尻込みをしてしまうために前に行こうと思っても行けない…という子はよく見かけます。

そこで恐怖心を克服するための練習が、ここでもやはり、片方ずつやってみるということ。

【 片足歩きで大きな一歩を踏み出そう! 】

  1. 基本は先ほどの手と足を連動させる練習と同じ動きです。
  2. 今度は竹馬に乗っていない方の足を地面に降ろすとき、なるべく前方、遠くに着地しましょう。
  3. グンッと前に押し出される感覚を楽しむことで、前へ出る恐怖心をなくします。
  4. 反対の足も同様に行います。
  5. 竹馬に乗るための手と足の力もつけることが出来ます。

降りるときも前に!癖をつければドンドン進める!

片足ずつの練習が出来たら、いざ2本の竹馬を持ってやってみましょう。最初から歩くことはなかなか難しいものです。

しかし、両方の足を竹馬に乗せるだけでもOK!すぐに降りる場合でも、必ず、前に降りるようにしましょう。

また、歩く感覚を掴むためにパパやママが支える場合も、竹馬をガッチリ持ってしまうのでなく、前を軽く支えて上げる程度にしておきましょう。

子どもが前に重心をかけようとする時に、支える側が後ろに押してしまってはバランスが取りづらくなります。

しかしここまで出来ていれば、歩けるようになるのは時間の問題。子ども自身が何度も乗っては前に降りることを繰り返すうちにコツを掴めるでしょう。

その感覚と、手と足との連動によって、あっという間に歩けるように。むしろどこまでも乗って歩き続けられるようになりますよ。

どうしても上手くいかない…竹ポックリを乗りこなそう

そうはいっても中々うまくいかないことだって当然あります。子どもの得意不得意もありますので、理屈では分かっても中々思うように乗れない子もいらっしゃるでしょう。

そんな時は一旦、竹馬から降りて、竹ポックリを乗りこなせるように練習してみましょう。

竹ポックリも竹馬と同じ、手と足を連動させて歩く乗り物です。竹馬より安定しているので、恐怖心も感じにくいでしょう。

そして竹ポックリで普通に歩けたら、今度はつま先だけを乗せて歩く練習をします。

これで前重心の練習になります。遠回りなようですが、竹馬に乗る感覚が掴めず、心が折れてしまいそうな時、実は竹ポックリが最適なのです!

しかし、みんなが竹馬の練習をしている時に自分だけが竹ポックリをすることに子どものプライドが傷つくことも。そこはパパやママでフォローしてあげてくださいね。

  • 「ママ、竹ポックリがしたいから付き合って!」
  • 「〇〇くん、竹ポックリ上手だね!じゃあ今度はつま先の方で乗れる?」
  • 「これが出来るってことは、実は竹馬にも乗れるってことらしいよ!やったね!」

竹馬ができないから竹ポックリ…ではなく、竹ポックリが楽しくなるような声掛けをしながら練習を進めていきましょう。

乗れた!歩けた!更なるレベルアップに挑戦しよう!

さて竹馬で歩けるようになると、徐々に普通とは違った乗り方をしてみたり、レベルアップしたくなるものですね。

しかし、歩けるようになったから、次は片足ケンケン!など、急に難易度を上げても上手くいなかいものです。

出来る!を積み重ねながら、徐々にレベルアップできる技をご紹介します。

徐々に小さくして難易度アップ…地面に円を描いて回ってみよう

直線距離を歩けるようになったら、次にカーブを描いて歩く練習をしてみましょう。最初は大きな円に沿って歩くことから初めて、それを徐々に小さくしていきます。

円が小さくなればなるほど、歩幅も小さくしなくてはならず、バランスを取るのが難しくなります。

地面に円を描いてもいいですし、ママがしゃがんでその周りを回ったり、缶やペットボトルを置いてその周りを回ったり…

また、何本かの缶を並べてジグザグに進む、スラロームなど色々なチェレンジをしてみると面白いですよ。

前重心さえ出来れば簡単!?イルカ乗りに挑戦

色々な動きができるようになったということは、子どもはすっかり前重心で竹馬に乗ることを習得しています。

そうなると、実は足を置く場所は小さくても乗れるんです!

今度はいつも足を乗せている場所の反対側、小さい方に乗ってみましょう。これを「ペンギン乗り」という子ども達もいるようです。

また、片方ずつ違う場所に乗せることも。これは「イルカ乗り」と呼ばれていました。

前に出っ張っているのがイルカの頭で、後ろに出っ張っているのがイルカの尻尾でしょうか。子どもたちの想像力が微笑ましいですね。

一見とても器用な乗り方のように見えますが、基本の前重心が出来ている子どもであれば、案外簡単に乗れるようです。

むしろ、大人の方が難しく感じる乗り方かもしれませんね。子供たちの想像力と、楽しみながら成長していく姿を竹馬を通して再発見できますよ。

重心を移動させてキープする高度な技!片足ケンケン

最後に最も難しく、出来れば幼稚園でみんなの憧れの的になれる!?片足で乗ってケンケンをするという技です。

まずは普通に乗り、バランスが取れたら一本を手離し、片足だけになってその場でケンケンします。慣れればくるりと回ったり、自在に動き回れるように。

腕と足の力、バランス力、持久力も必要になります。最初は中々飛び上がれずに細かく刻むようなケンケンになるかと思います。

しかしここまで出来るようになった子供たちは、もう大人の余計なアドバイスは不要といっても過言ではありません。

ただただ励まし、見守っていれば、自らの感覚と力でメキメキと上達していくことでしょう。

  • 「すごいね!さっきより長くできたよ!」
  • 「頑張ってるね!お母さんビックリしちゃったよ!」

目標を高く掲げるよりも、その時その時、出来たことを一緒に喜んで、言葉と態度で示すように心がけましょう。

チャレンジする楽しさ!高さを上げる時の注意点

竹馬でスイスイ歩けるようになったり、技も出来るようになってくると、竹馬の高さを上げたいという子もいるでしょう。

どんどんあげて、自分の腰より高くなった所に乗って歩く子もいます。背が高くなって自由に歩き回れるのもまた、竹馬の面白さです。

そこで高さをあげる時の注意点を押さえて起きたいと思います。

思わぬ怪我の危険も…足を乗せるところは竹の節の上にセットして!

当然のこととも言えますが、高さを上げるときは必ず、大人が行いましょう。ボルトを締めたりするのが緩ければ、乗っている最中に足板が落ちたり、思わぬ怪我の原因になります。

また竹以外で出来たものであれば、好きなところで足場をセットできることもありますが、竹製の竹馬は必ず節の上に足場が来るようにする必要があります。

節があるとこで足板が下にずり落ちないようになっています。節のないところでは、例えおとなの力できつくボルトを締めても、乗っているうちにガクンと落ちてしまう危険が。

乗り始めは恐る恐る乗っていた子も、慣れれば大股歩きになったりと、足板にかかる衝撃が強くなりますので気をつけましょう。

しかし逆に、節の位置によっては、乗りやすい場所に足板がセット出来ない場合もあります。その場合は、一番下を少しカットしながら調節する方がおすすめです。

その高さ、地面から踏み込める?必要に応じて踏み台を用意

だいぶ乗れるようになったから…と、高さを上げた子供がいざ乗ろうとすると、また最初の頃のように乗れなくなる場合があります。

高さをあげたことで、地面から思いっきり踏み込まなければ足を乗せられなくなり、その時にまたもや恐怖心が出てきてしまうのでしょう。

恐怖心があると、前重心に保ちにくくなるので当然ですね。そんな時は、踏み台を用意してみましょう。

足板に乗り込さえすれば、またスイスイ歩けるはずですよ。そして「乗れる!」と自身がつけば、今度は踏み台がなくても自分の力で乗れるようになります。

子供の様子を見ながら、「踏み込むのに躊躇していそうだな。」という時は、無理に克服させるよりも、それが簡単になるように手助けをしてあげてみてください。

高さのある竹馬から降りる時は特に!周りに注意しましょう

高さのある竹馬での注意点は乗るときばかりではありません。降りるとき、乗っている本人以外への注意が必要です。

竹馬の足板が高ければ高いほど、そこから降りるときは高いところから飛び降りるような格好になります。

その時の竹馬の勢いもまた、激しくなっています。振り下ろすように倒れてくる竹の位置に、お友達がいては大怪我の元です。

上手に乗っているお友達がいると、近くに行ってみたり、話しかけたりしたくなるものですが、急につまずいたり、バランスを崩す可能性もあります。

もちろん高さが低くても同じことですが、「あの子は上手だから」と油断してしまう時こそ要注意です。

決して竹馬を乗っている子の前方には行かないようにさせたり、周りの大人が注意しておきましょう。

出来た喜びを分かち合おう!親子で取り組むことの重要性

いかがでしたでしょうか?お子様が竹馬に乗れない理由、乗れるようになるために掴むべきコツは見つかりましたでしょうか?

すぐに出来るようになる子、頭で理解できていてもなかなか思うように進まない子…子供の得意・不得意、または性格によってそれぞれだと思います。

しかし大人と違い、子供の成長は日々、目覚しいものです。諦めずに竹馬を手にしていれば、必ず乗れるようになります!

そしてその時、親は細々と口を出すのではなく、一緒に悔しがり、喜ぶことが重要です。

  • 乗れそうで乗れない時、悔しい子供の気持ちを受け止める
  • 少し乗れた時、オーバーなくらいに喜ぶ
  • 歩けるようになった時、次の技よりもまず、歩くことを一緒に楽しむ
  • 技が出来たらさらにオーバーに驚いてみせる

子供は親に褒めてもらうこと、親をびっくりさせることが大好きです。出来たその瞬間に、しっかりとリアクションをするように意識しましょう。

  • 「あ~!惜しい!悔しいね~!」
  • 「やったぁ!今乗れたよ!一歩進めたね!」
  • 「歩けるようになったね!じゃあ今度はあっちまで行けるかやってみよう!」
  • 「すごい!もうそんな事が出来るようになったの!?」

少し出来るようになると、ついつい次のレベル、その次のレベル…と目標を高くしてしまいがちなのが大人です。

しかし、子供の目線になって、出来たその時にしっかりと喜びを共感して、褒めてあげる事こそが大切なのです。

親子で一緒に頑張って乗り越えた!嬉しかった!という経験こそが子供の自信となり、また自ら、次の目標達成に向かって頑張るきっかけとなります。

ぜひ、竹馬を通して、親子の絆を深めつつ、子供の「やる気」を育みましょう。

みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    竹馬 楽しい!

  • みなみさん

    画像のように単3電池で付ける、

    書いてありますが
    画像載ってませんよ
    画像載せてあげて下さい

  • さん

    孫なんですが、竹馬が乗れないのです、少し怖がりです、孫と離れて暮らしてて今度私たちの所に帰ったらお婆さんに教えて下さいと言われましたが、私も乗れないからどのように教えればいいかわかりません。

  • 泣きたい気分さん

    保育園で子供が1人だけできないので焦っています。一時は出来てたのですが、保育園から竹馬を渡されて、休みの間に練習してきてくださいと…家で練習しても親だからか甘えて全然成長しません。1週間後披露会があってもうノイローゼになりそう

  • 土塩さん

    画像をみたいです。
    年長の子どもたちが本物の竹の竹馬で練習していますが何人もイボができているのが不思議です。竹との関係はありますか?

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